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陳情令 第6話「志の継承」あらすじとネタバレ感想

陳情令
画像出典 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited.
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あらすじ

水行淵を退治し雲深不知処に戻った魏無羨は江澄たちと酒盛りをするが、その現場を藍忘機に目撃されてしまう。魏無羨は藍忘機を術にかけて酒を飲ませるが、すぐに酔い潰れた藍忘機は魏無羨の部屋で寝てしまう。翌朝、藍啓仁は大いに怒って魏無羨や藍忘機に重い罰を与えるのだった。一方、藍曦臣は罰の傷を裏山の冷泉で癒やしてはと魏無羨に勧める。冷泉に到着した魏無羨はそこで藍忘機に遭遇するが、なんと2人は冷泉の底へと引きずり込まれてしまい…。

ドラマ公式サイトより引用

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ネタバレ感想

夜、魏嬰(ウェイイン)の宿舎に、落花生を持って来た聶懐桑(ニエホワイサン)。
なんでそんなにコソコソしてるのかって、前回彩衣鎮(さいいちん)で買った天子笑よ。
魏嬰と懐桑は分かるけど、江澄(ジャンチョン)もいるんですね?あんなに眉間に皺寄せて、迷惑かけるなとか、面目がーとか言ってたのに、禁止されてる酒盛りには参加?

なぜか酒の好みで伴侶を探すんだな、なんて江澄が言いだしたんだけど、おまえの理想の伴侶だってどーかと思うぞってバラされてしまい、藪蛇(^m^)
天性の美女で、良妻賢母で倹約に努め、家柄も文句なく、口数も少なく物静か、有能過ぎず、金遣いも荒くない、って、おい。まあ、言うても少年の理想よね。だとしても雲夢江氏を支える妻って、もう少ししっかりはっきりした人じゃないと、難しそうだけど。でもこれだけでも、江澄って子が分かる気がします。有能過ぎずって辺りが特に。

わーわーしてるところに、藍湛登場。
あれ、今夜の藍湛は眉毛が太い(笑)そのせいか、研ぎ澄まされたナイフ感が薄まって、少年感もりもりです。かわいい← 見つかっちゃった3人の表情も三様で可笑しい。

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特に江澄ね~。世も末って顔になっとる(^m^)

せっかくだから酒でも飲んで、語り合おうって言う魏嬰も、雲深不知処の禁酒を知っているのに、よく堂々と言いましたね。今日は水行淵(すいこうえん)を鎮めたことだし、お祝いくらいって、甘えたオネダリ仕草までくっつけて言うんだけどさ。あれだけダメだっつってんのに、どうして許して貰えると思うのかのほうが不思議。

座学時代の魏嬰には、どうしてもこの感じが付きまとうんですよ。性質として、自由で何物にも縛られないというのと、すべからく規則を蔑ろにして、これくらいいいじゃんっていうのとは、根本的に違う。蓮花塢(れんかう)ではなあなあで済んだことでも、今は雲深不知処にお邪魔してる身。江澄じゃないけど、こういう言動は、へえ、蓮花塢ってそれで許されるんだ?いい加減なんだねって認識に繋がる。それは、門弟に他所様の規則を守ることも教えられない雲夢江氏ともなる訳で、江楓眠(ジャンフォンミエン)に恥をかかせることなんだけどな。
こういう部分がクローズアップされてしまうと、身勝手で傲慢なヤツとレッテルを貼られる訳です。

まあ、まんまと流れはそう向かうんだけど…そう考えると、江楓眠もさあ、勿論悪い人じゃないんだけど、導く人でもなかったんだよなあ。まだ出てきてないですけども。

当然、藍湛は許す気などなく、戒律堂で罰を受けよって言うんだけど、聞く気のない3人。藍湛は人を呼びに行こうとするんですが、その隙に2人は逃げ出し、魏嬰は藍湛にお札を貼って行動を制御してしまいます。
半目のまま、動かなくなった藍湛。この時点で既に鼻の頭、赤いんだけど寒かったん?
で、魏嬰が来いよって言うと、素直に卓の前に座るんです。この時、魏嬰、お?おお?みたいな顔してるんだよ。この法術って何さ。自在に動かす力があるの?それとも、藍湛にも内心の望みがあって、言われるまま素直に座っちゃったのかな。

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ぽよよよよ~ん。

そして、お酒を手渡されるまま、ぐいーっと一気に飲んじゃった。
魏嬰は全く顔に出ていないって言うんだけど、出てるでしょーよ、そんなメイクよっ。
と思った途端、ごんって。ごんってそのまま、テーブルに突っ伏す藍湛。
慌てたのは魏嬰です。ここで寝るなよーって言うんだけど。自分が酒に強くて人に強要する人は、本当に弱い人間のことが分からんのよね。操って飲ませたヤツが最後まで面倒みやがれ?

ベッドに寝かされた藍湛、目、開けてますね。
普段は上から目線の藍の二の若君が俺の手に落ちるとはなーって、アナタ、それ天然発言です?
更に魏嬰は、魏兄ちゃんと呼べなんて言ってみる。
素直に魏哥哥って言う藍湛に、うひっと喜ぶ魏嬰。
次に抹額に触れようとして、本能で避けられる。
抹額が曲がってると言われた藍湛、飛び起きて直そうとします。めっちゃ可愛い(^m^)
手伝おうとする魏嬰の手を払って、触れていいのは父母と妻子のみだって。

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か、可愛すぎてっっっ。

ここでちょいと語り合う2人です。
藍湛、だいぶ正気に戻ってるんでしょうか。
そんな堅物だと嫁も来ないぞとか言われて、それもよいって言う藍湛に、魏嬰、親の話までしちゃうんだよね。父親がそんなんだったら、母親もさぞ退屈だったろうだとか。
あのな、ボク。まだお子ちゃまだから分からんのだろうが、余程関係性が悪くない限り、親の悪口言われて嬉しいヤツはいないよ。自分が亡くなった両親の悪口言われたらどう思うか、考えてみ?

母はいないという藍湛に、んなバカな、石から生まれたとでも?ってこれは西遊記からかな。
でも、目を伏せている藍湛を見て、あ、こいつも両親いないのか、悪いこと言っちゃったなって、ようやく思い至る魏嬰は、自分の話を始めます。

4歳の時、両親は死んだ。物心はついていたはずだけど、思い浮かぶのは野良犬に追いかけられる光景ばかりで、両親の面影なんて忘れてしまった。唯一覚えているのは、ロバに乗る自分を支える母と、前を歩く父。母の冗談に笑う父。

お互い天涯孤独か、飲もう♪って、いや、藍湛には兄上と叔父上がいますよぅ。

翌朝。清談会からもどった藍啓仁(ランチーレン)と話す藍曦臣(ランシーチェン)。
思った通り、清河でも同様の事件が起き、被害者の首には赤い筋が浮かんでいるとか。
藍曦臣も、碧霊湖での一件を報告。魏嬰の予測では、摂霊と関係があるのではと。
叔父上、魏無羨か…って。

その頃、魏嬰の部屋を叩く人がいました。
飛び起きた魏嬰だけど、ベッドから転がり落ちる寝乱れた藍湛の姿に、笑いを堪えきれない。
でも美しいのよぅ。ごろりんって転がり落ちるんだけど、それでも寝てるんだけどっ。
ここはスタッフ、美しい藍湛を撮るのに頑張ったね?

そして引き続きの藍啓仁と藍曦臣。
叔父上、魏無羨、蔵色散人(ぞうしきさんじん)の子か、どうりで悪知恵が働くはずだって言うのよ。兄上はそれを聞いて笑ってます。堅物の叔父上は若い頃、多分自由奔放だったんであろう魏嬰の母に、だいぶ苦い思いをしたらしいんですよ。ドラマでその詳細は語られないんですが。なんだよもー、あいつの子かよーって感じが、相当苦手だったんだろうなあと思われる。

そこへ、魏嬰達が酒盛りをしていたと報告が。笑う兄上ですが、そこに藍湛もいたと告げられて驚愕。不届き者って、怒る叔父上。

仁王立ちの藍啓仁と、ハラハラした感じで立つ藍曦臣の元に、真っ先に跪いた藍湛。
私の過ちです、どうか重い罰をと言います。魏嬰は、自分達は家規に背いたけど、でも藍湛はって言い訳しようとするんですが、藍啓仁から、黙れと怒鳴られてしまいました。
謹慎したそばから騒ぎとは、雲深不知処をどこまでかき乱す気だ。
これは言われても仕方ないだろね。

でも叔父上、うっかり、いくら母親が蔵色…と言いかけちゃったので、魏嬰、母を知ってるんですかっ?って食い付く。でも少々気まずそうな叔父上に、また黙れと言われてしまいます。

このシーンの公式メイキングがあるのですが、叔父上、いくら母親が藍湛…とか言ってしまい、王一博が笑いを堪えてぷるぷる。カットがかかって噴き出してました。俺が母親だってーって(笑)

魏の若君と違い、家規は知っていたはずだって兄上が藍湛に言うのですが、魏嬰だって知ってましたよー。魏嬰は、藍湛は俺に無理矢理飲まされたんだって言うんだけど、藍湛は、私の過ちですって言い張ります。

ふと思ったんですけど。藍湛、騒がしいのを注意しに行ったんだとは思うんだけど、これまでのことで、やっぱり魏嬰に興味を持ってたよね?仲間達とわいわいしてるのも、なんとなく覗いてみたい気持ちもどこかにあったんじゃないかなあ。だから法術もあったけど、そんな気持ちの動きがあの一気飲みとなってしまって、自分でも心に隙があった、自分の過ちだって思ってる、とかさあ。

首謀者、魏嬰は戒尺300回、藍湛も同罪、残る2人は見せしめとして50回。
びっしびっしと叩かれて、みんな体を屈めるのですが、ぐっと耐えている藍湛がすごい。

師姐に、なんで昨日に限って阿羨とお酒なんて?と聞かれた江澄。そうだよね。魔が差したってヤツですか。ま、忘機も同じね。へろっへろの魏嬰ですが、さすがの師姐も、いい教訓だわ、我慢しなさいって(笑)

師姐に甘えながら歩いていた先に、藍曦臣が。
昨夜はやり過ぎたなって兄上。叔父上も逆上して重い罰を与えたのだってさ。うん、逆上だったね。そもそもコイツはアイツの息子って先入観ありの。冷静な判断ではなかったものの、一度ならず家規に背けばこれくらいの罰になるんだぞって、見せしめにはなったでしょう。

戒尺による背中の傷は、癒えるのに半月かかるんだそう。ひー。
でも兄上、早く傷が癒える場所を教えてくれます。
魏嬰が母親の話を聞くと、藍啓仁と蔵色散人が学友だったことも教えてくれました。
叔父上は品行方正だったが、ご令堂は…君と全く同じとしか言えぬ。

陳情令
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江澄が笑ってるよ。

だから叔父上が厳格でも恨まないでくれ。叔父上とて、髭をたくわえるのは苦労しただろう。

最初はこの最後の言葉が分からなかったんですが、その昔、叔父上は魏嬰ママにヒゲを切られちゃったらしいよ(^m^)
これは原作者の裏話的設定のみのようですが、藍啓仁のせいで江楓眠と魏長沢(ウェイチャンゾー)が危ない目に遭って死にかけたのに、藍啓仁は規則通りにやったと謝らなかったから、蔵色散人が怒って髭を切っちゃった。それを根に持ってるのね。原作者のSNS投稿に書かれていたらしいのですが、残念ながら元投稿は探せず。

その頃、温情(ウェンチン)は温若寒(ウェンルオハン)に向けて、報告を送っていました。法術で。すごいなこの術も。碧霊湖、水行淵、白瞳現る。
これだけで、そういうことだったかと分かる温若寒もすごくない?それで、陰鉄は水の中にあるって、温情に伝えたみたい。

魏嬰が藍曦臣に教えて貰った冷泉に行くと、先客が。藍湛が入ってたー。そりゃそうか。でも藍湛は急いで服を着ちゃいました。それにしても魏嬰の、ぽぽぽいのぽいっ的な靴と靴下の脱ぎ方よ。
白いもやもやが一面に漂っているから温泉みたいに見えるけど、冷泉ですからね、冷たいのよね。冷たい、寒いと、静かに入っていられない魏嬰が一歩近づくと、一歩距離を置く藍湛の鼻についた水滴は、魏嬰が飛ばしましたか?(^m^)

最初はムカついたけど、手合わせでは二度も引き分けたし、俺は自分が認めたヤツと友達になりたいって、毎度のことながらぐいぐい来る魏嬰に、藍湛は、断ると一言。更に服を脱ごうとした魏嬰を見て、出て行こうとします。藍氏は男同士でも肌は見せない、素肌に触れないんでしょうか。それとも藍忘機が潔癖なんでしょうか。
それを見て脱ぐのはやめた魏嬰は、蓮花塢に来てくれたら、蓮の実や菱の実を摘んでやるなんて言うんだけど、藍湛、行かぬ(笑)
じゃあ、すごい秘密を教えてやる、雲夢は美女が多いんだ。
それをすごい秘密だと、藍湛が喜ぶと思ってる辺りさあ。

その時、冷泉の底に何か異変が。
いち早く気付く魏嬰ですが、振り返ったところで泉の中に引きずり込まれてしまいます。藍湛が振り向くと、魏嬰が消えてる。急いで避塵(ビーチェン)を手にするんですが、藍湛もまたじゃぶーんっと泉の中へ。

転げるように落っこちたのは、冷えきった地下洞窟のよう。寒潭洞(かんたんどう)って場所なんですが、まだ名称出てないですね。
入っていくと、奥の白く凍った卓の上に琴が置いてあります。藍湛はスタスタと近付くのですが、魏嬰も近寄ろうとすると、琴から攻撃波が飛んできました。魏嬰だけに向かって。
少し考え、弦殺術だと言う藍湛。琴は藍湛を藍氏だと認めて、攻撃して来ない様子。藍湛は避塵を飛ばして、弦殺術から魏嬰を守りました。

ふと見ると、抹額ウサギがたくさん。最初、全然ウサギの抹額が分からなかったんですが、よーく見ると額が水色に光っていますね。

そこで、魏嬰が閃いてしまいます。
藍湛、抹額を貸してくれ。
藍湛も即ピンと来て、飛んできた時には既に抹額を外してるあたり、いいよね。察しの悪い相手だったら、いちいち説明しなくちゃいけないけど。なんちゅーか、実力拮抗感。
藍湛が抹額の両端を、魏嬰の左手と自分の右手に巻くと、予想通り、琴は弦殺術を使わなくなります。

ようやく琴に近付けた2人ですが、すぐに手を出そうとした魏嬰を、触るなと止める藍湛。貴重な琴で法力も宿しており、弦殺術を使うってことは、藍氏祖先の遺物だろうと。

実はあたくし、ここでさらりと嘘をつく魏嬰に呆れまして。
よそんちのご先祖の貴重な遺物と言われ、見るだけだ、触ったりしないと言ったそばから、手を出すんですわ。は?触ったりしないって、言葉も終わるか終わらないかで手を出したよね?
2回とも藍湛に避塵の柄でビシッと止められて、諦めよ、祖先のものを軽々しく扱うなって言われたら、手にしないと分からないって言うのよ。
なるほど、この子、息を吐くように嘘をつくのね。これでちょいと、座学時代の魏嬰が苦手になっちった…

わちゃわちゃはまだいいんですよ。酒盛りだって、ダメだと言われればしてみたい年頃ってのも、分からなくはない。英雄病だしね(後で、そんなに英雄になりたいのかみたいな台詞も出て来ます)、それで俺はこんなことをしてやったぞって、自慢するんだよね。これくらいいいじゃんと言われても、ちゃんと躾けられてない子なのね…はぁ…とも思ってやろう。
でもコレはダメだ。モノは先祖の貴重な遺物、家宝みたいなもんだ。子孫でさえ、触れずに敬意を持って扱おうとしてるのに、嘘をついて、へへ、触っちゃった♪ってやっていいものじゃないよね?これくらいいいじゃんは通用しないよね?
ってところでまた、教育ということをしみじみと考えてしまうのだよなあ(笑)奔放な資質は分かる、だけど最低限のマナーはある。江楓眠が出てくる時、またこの話をしそうですm(_ _)m

私に任せよと言って、藍湛が琴の前に座ります。ふつーそうでしょ。子孫の仕事でしょ。
藍湛がその琴で問霊をすると、琴は応えます。問霊は姑蘇藍氏秘伝の術なんですね、弦殺術同様。それを藍湛は受け継いでいると。

陳情令
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今回はいろんな藍湛を堪能してください回かな?

あの方だと藍湛。眉毛に白い氷がついてるのが可愛い。
その時、洞窟の中に声が響きます。仙山を殺し、陰鉄を葬れ。
五大世家が、どこかの門派を滅ぼそうとしている声のようでした。ここで2人は初めて「陰鉄」という言葉を知ります。この声は古い想念って感じ?

すると背後から、陰鉄は不吉よ、言及せずとも良い、と言いながら女性が歩いてきます。
抹額をしています。数代前の宗主、藍翼(ランイー)でした。

その頃、藍啓仁と藍曦臣も、いなくなった2人を探させていた模様。慎重な忘機は魏嬰と違って無茶はしないと思うが、冷泉で姿を消したとなれば…って、心当たりがあるんですね。
というか、大騒ぎじゃないですかっ。座学の学生もみんなで山を探していますよ。
あれ、師姐の校服の差し色が水色に変わってるー、ラベンダー色だったのにー。

山歩きに慣れない師姐、江澄に任せて少し休んでから、川べりに立った時、足が滑って転びそうになります。それを支えたのが、金子軒(ジンズーシュエン)。あらま、後ろに蘭陵金氏(らんりょうじんし)の門弟達が並ぶ中、2人の世界にっ。んもーどー考えても、かねこけん(違)、意識しまくりじゃん。

さて、寒潭洞では藍湛が、姑蘇藍氏、藍湛が藍翼殿にご挨拶をって、しっかりと拝礼していました。それを聞いて魏嬰も、目の前の人が姑蘇藍氏唯一の女性家主で、さっきの弦殺術を考案した人だと気付きます。キッとなった藍湛に、抹額で繋がった手を引っ張られて、あっ!って自分もご挨拶。

藍翼が抱き上げて撫でるウサギさんのオデコには水色の光。
ウサギは、この寒潭洞で寂しくないように飼っているのだそう。でも藍翼の霊力が弱まる一方だから、よく逃げ出すんですって。

藍湛は、他界されて何年も経つのになぜと聞き、魏嬰も、陰鉄と関係があるはずと言います。
そのことは、生涯最大の過ちだったという藍翼。だから代償として残った霊力を使い、陰鉄を抑えているのだと。
手を広げたそこに、陰鉄の欠片が現れ、琴の上に浮かびます。
禁紋封印の効力も徐々に薄れ、自分の霊識も弱まる中、あなた達が来たのは天意なの?と呟いた藍翼は、説明してくれました。

数百年前、陰鉄はまだ欠片ではなかった。それを作ったのは、当時一面の仙山だった、夷陵の乱葬崗(らんそうこう)を拠点としていた薛重亥(シュエチョンハイ)。彼は、最強の国師として有名だったが、なぜか突然、陰鉄に怨念を吸わせて人々を犠牲にし、更に古の妖獣、屠戮玄武(とりくげんぶ)を操って、仙門の衆派を虐殺し始めた。その暴走は止まらず、五大世家は協力し合い、薛重亥討伐に立ち上がる。
たくさんの犠牲を払って薛重亥を討ち、屠戮玄武を鎮めた後、夷陵仙山は屍ばかりの乱葬崗となる。

陰鉄に霊識を吸われることが、摂霊。陰鉄は本来、天地の気を吸う至玉だったが、薛重亥が人の霊識を吸わせたために怨念に満ちてしまい、浄化ができなくなっていた。五大世家は陰鉄をいくつかの欠片にして、霊脈の豊かな地に隠し、後世に伝えぬよう決めた。

魏嬰は、陰鉄が本当に天地の気を吸収し、それが使えるのならと言い出します。
この考え方は、藍啓仁との話の中で魏嬰が主張したことと同じですね。そしてそれは、当時の藍翼も考えたこと。陰鉄の欠片の1つは雲深不知処にあると信じて文献をあたり、この寒潭洞で見つけて封印を解いたものの浄化は叶わず、それどころか再度の封印も出来なくなってしまい、仕方なく自分の霊識で抑えつけるしかなかった。それをこの人は、生涯最大の過ちだったと後悔し、死しても尚、残った霊識を使って陰鉄を止めていた。

藍翼は、姑蘇藍氏のために身を捧げようとしても、女性の宗主ということで周囲からいろいろと言われていたんですね。だから姑蘇藍氏の繁栄のために新たな道を模索して、陰鉄を手懐けてみせると、友人の抱山散人の反対を押し切ってまで。いわゆる若気の至り。
当時の私はあなたと同じく人の意見に耳を傾けなかったって、言われてるよ、魏嬰(笑)そしてそれが大きな過ちだったってことよね。先人の失敗談、よく聞いとけー!なんだけど、ま、繰り返す訳ですよねえ。この藍翼と抱山散人の関係は、そのまま、魏嬰と藍湛に被るからなあ。あ、ちなみに、薛重亥や陰鉄、藍翼のエピソードはドラマオリジナルです。

次回は天灯のシーンと、師姐の件~。

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