姑蘇藍氏
藍曦臣
姓・字
藍曦臣(ランシーチェン)
姓・名
藍渙(ランホワン)
通り名(号)
沢蕪君(ズィーウージュァン)
武器
朔月(シュオユエ)
裂氷(リエピン)
劉海寛(リウハイクアン)
1994.8.3 吉林省長春市出身 撮影時 23~24才
姑蘇藍氏宗主。藍家の長男で弟の藍忘機と共に、藍氏双璧と呼ばれる。
人当たり柔らかく穏やかで落ち着いた性格。規律に厳しい藍氏の中にあり、さり気なく周囲に気を配り手を差し伸べる優しい人で、周囲からの信頼も厚い。言葉少ない弟をよく理解し、本人も気づかない心の動きを察知する忘機翻訳機。聶明玦(ニエミンジュエ)、金光瑤(ジングアンヤオ)と義兄弟の契りを交わしており、この3人で「三尊」と称されている。裂氷(リエピン)を顎で吹く。
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ここからはネタバレもありの勝手なキャラ語りですので、ご注意ください。
初見から、ん?と思ってはいたのです。
いいんです、横笛より縦笛のほうがそこらへん目立つって分かっているんです。けど、な、ぜ、か、兄上、特にそれが目立つんですよねえ。
そう思って見るとそこしか目に入らなくなるので、ご注意ください。
さて、真面目にいこう。
兄上はとっても頼もしくて優しくて良心的な人で、厳格過ぎる叔父さまと周囲との緩衝材で、藍忘機にとっても姑蘇藍氏にとっても、なくてはならない人です。いろいろと気づいても騒ぎ立てることもなく、観察しながら必要とあらばそっと手を差し伸べる、ザ・助け舟。そこにいてくれるだけでほっとします。
なんですが。
最終的には、残念ながら兄上の罪も小さくはないなあと、そう思う事態になってしまいます。盲目的に信じてしまったってより先に、まず険悪になってた聶明玦(ニエミンジュエ)と金光瑤(ジングアンヤオ)を無理矢理結び付けちゃってますしねえ。当然そこには善意しかないんですけど。
良い人だから、行いが正しいから、それが全て間違いのない方向に向かい、周囲がみんな幸せになるとは限らない。勿論兄上だけの話じゃありません。魏無羨だって結局ひとつひとつは特に間違ってなくても、ああなった訳ですし。
後に口の達者な黒幕に言われるように、結局は世間知らずのお坊ちゃん育ちの道徳観には甘さがあったのでしょう。それが悪いとは言いません。環境によって経験が限られるのは仕方のないこと。けれども、世間を呪い、なりふり構わず這い上がってやると決意して姦計を張り巡らせた人物にとっては、赤子の手を捻るようなものだったと思います。
ただ、その徳にあてられた「彼」が恩義を感じていたのも間違いなく本当で、それだけは救われた感じもしますが、だからこそ、むしろ自分だけが特別だったって点に気づかずに見誤ったんですよね。結果的に兄上の手でああするしかなかったのでしょう。ここでも兄上、はめられてましたけど、それでもね。決着をつけなくてはならなかった。
藍曦臣としては、しばらく立ち直れなかったでしょうね。最後に、魏無羨と藍忘機、聶懐桑(ニエホワイサン)の3人が、藍忘機が仙督になったと話すシーンがあります。例え精神的に復活を遂げていたとしても、兄上は、様々なタイプの人たちが様々な思惑を孕んでいる大きな組織をまとめる頂点には向かない人かもしれません。優しすぎて。
演じた劉海寛は肖戦より若いんですよ。これもびっくりだよ~。
撮影には少し痩せてから入ったらしいんですけど、衣装をつけて並んだら、イーボーが小顔過ぎて自分の顔がでかく見える~って慌てて、更にダイエットしたようです。そうしたら面白くなっちゃって最終的に10キロくらい痩せたとか。なので注意して見ると、シーン毎に顔の大きさが違ってたりしますよ。
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