顧九思(グージウスー)が周燁(ジョウイエ)に連れられて賭博場に行き、リスクの高い賭けをしていると聞いて、慌てて向かう柳玉茹(リウルーユー)。
最初はダメ夫がまたやらかした?と危惧して飛んでったんだけど、どうやら周燁の連れの尻拭いっぽい。
賭博場の主、西鳳(シーフォン)相手に負け続けていた顧九思なんだけど、妙に落ち着いていて自信満々に見えるのは、きっと何か策があるから、だよね。
▶ 「長風渡 ~あなたと綴る、運命の縁~」視聴はこちらから U-NEXT(25.12.2現在)
所感 ネタバレです
周燁の隣にいた、悠州節度使の1人息子范玉(ファンルー)は、見るからに子供っぽいねえ。
なのに、なんでこんな賭け始めちゃったんだか。
周燁は大事にしてるみたいだけど、バカ息子認定でOKかな、この子。
范玉の尻拭いで賭けをしていた顧九思は、余裕綽綽の態度で負け続け、心理戦に持ち込んでた。最後の一発逆転のあるルールだったみたいで。
それはまんまと当たり、勝ち続けていたはずの西鳳は破産のプレッシャーに負け、自分から勝負を降りて、范玉の負債も帳消しにしてくれましたわ。
帰りの馬車の中で、悲観的な自分は賭けを楽しめない、でも唯一あなたに人生を賭けた、離婚するまでは守ってくれるでしょうと柳玉茹に言われちゃう顧九思。気まずそうだな。
これは、え、もう離婚なんてする気ないんだけど…しょぼん…かな(^m^)
西鳳は洛子商(ルオズーシャン)の手駒。目的は范玉の囲い込みだったらしいけど。
洛子商の目的ってなんなのさ。
徉州だけじゃなく悠州にも手を延ばそうとしてる。顧家への恨みだけじゃないのね?王節度使を煽って徉州の地ならしさせて自分が乗っ取って、最終的に国を掻っ攫うみたいな?
中国ドラマあるあるで、最初は身近な問題だったのが、最後は朝廷絡みになること多いしねえ。
既に、顧家の後ろ盾として朝廷の重臣2人のエピもあるし、公主との婚約話もあったし。あれは、顧九思ママの義妹の夫、梁王が皇帝から金策を迫られて、顧家の財産に目を付けた計画だったらしいけど。そのアテが外れて、梁王は窮地に追い込まれたみたいなもんだしなー。
でもこの賭場の一件で、更に周燁と意気投合した夫婦。顧九思は義兄弟の盃を交わすことに。
顧九思はやっぱり頭が切れる設定ね。悠州の問題点もぱっと読めてしまったりする。
周燁から、悠州節度使の范軒(ファンシュエン)と周燁の父の大将軍、周高朗(ジョウガオラン)が、民思いであること等を聞いた柳玉茹は、先行きが怪しくなってしまった顧家の移転先に、悠州を提案します。
でもその前に、顧九思は楊文昌(ヤンウェンチャン)と陳尋(チェンシュン)と共に科挙の郷試。
ま、合格するんでしょう。あの程度の勉強でか?とは思っちゃうけどさ。そこは男主なんで。
試験後の、両親の会話はフラグだよねえ。
孫の顔を見る長生きする、なんてパパ…ドラマでそういうコト言っちゃダメなんだって。←
でも試験も終わって、財産も悠州に向けて運び出し始めたっていうのに、この期に及んでも、顧家が直面している状況と悠州移転話を息子に打ち明けられない親。どんなに人間的にはいい人達でも、親としてはかなりポンコツ。
ある程度の年齢になれば、だいたいの子供は、一人前扱いされることを喜ぶもんよね。いつまでも大事なことは何も知らされず、味噌っかす扱いっていうのは、信用も信頼もされてないんだなと思わせてしまう。守ってるつもりで、子供の健全な精神的成長を阻害してる。
可愛い可愛くないの話じゃないんだよなあ。先にいなくなる親は、残していく子供を一人前に育てるのが仕事なんだからさー。現代だってこの時代だって、そこは変わらんと思うわ。
ただ顧九思も、両親の態度を不審に思い、ちびっと立ち聞き。
何かあると思った顧九思は、狩りに行くのをやめて、柳玉茹が仕事をしている店舗へ。役に立ちたい、仕事を覚えたいと懇願してました。
ほらみろ。もっと早く状況が把握出来ていたら、自覚も芽生えてブレインにもなっただろうに。この息子、そういうところは結構な頭脳を持ってるみたいなのに。
だけどもう王節度使の元には、洛子商の手配で武器も集まり、徉州制圧の準備が進んでます。
徉州は裕福な商家が多いから、根こそぎ潰して没収してしまえば、資金には困らない。節度使みたいな役人でも、個人で武力制圧して州を乗っ取ったりする乱世ってことなのね。
洛子商は戸部からの密書なんかも持っていて、やっぱり既に朝廷の官吏にも手を延ばしてる。その上、顧家が悠州に逃げるんじゃないかと、推測も出来ている。
ヤバイ。間に合うといいけど。
一方、柳玉茹は、実母も悠州に連れて行こうと、没落した母親の実家を見に行くってテイで母親と共に向かい、説得中。
ただなあ、顧九思パパがまたなんか思わせぶりなコトを言ってる。母君の実家も津陵か、とか。
昔おてんばで、塀を乗り越えて隣の家に遊びに行き、ちょっと年上の男の子と仲良くなってた柳玉茹も、思い出の木の穴に隠してあった石を見て、それが以前洛子商から差し出された月長石だと気付くんだけど。
これで見ているこちらは、母実家の隣の、訳アリ息子が洛子商だったかと、だから洛子商は、柳玉茹への執着を持ってるんだと、すぐ分かるんだが。
でも、隣家の娘だった柳玉茹ママですら、洛家に男の子はいなかったと否定しちゃった。ってことは彼は、とことん表に出せない子として、秘密裏に育てられたってことよね。根っこ深そうだなー。
洛家と顧家の因縁を知ってるっぽい顧九思パパは、津陵に洛家があったことも知っている。まさか隣が柳玉茹母の実家だったとまでは気付いてないけど。
そしてこの父親は、こういう話は絶対に息子には打ち明けない。
と思ったら、洛子商の回想シーン来た。チビ柳玉茹とチビ洛子商。
洛家の主人から、自分の娘が弄ばれた上に出来た子供だなど知られてはならんと、人に名前を名乗ることも許されてなかったんだねえ、洛子商。確かに可哀そうだけども。
その相手が顧家の誰かだったってこと?でも顧九思パパじゃない気がするよねえ。
そんな器用なというか(笑)ロクでもないこと、出来る人じゃないと思うけどな。
柳玉茹と接触してしまったことを、洛家の主人に怒られ幽閉されたところで、洛家が火事になり、洛子商の母親も犠牲になっちゃったのね。主人も死んだのかな。
あ、ならば柳玉茹の母実家が火事で没落したってのも、隣家からの貰い火かいな。なんてこった。
そのせいで、ママと柳玉茹は柳家であの仕打ちですよ、全く。
その後、洛子商は物乞いになり、通りがかった柳玉茹にお菓子を貰った。チビ柳玉茹は、その子が洛家にいた子だとは全く気付いてなさそう。
それにしてもこのチビ柳玉茹はカワイイなあ。オマセな表情がものすんごく上手いの。
洛家の屋敷で名前が言えなかった洛子商は、奇麗な石を渡したら、私のことを忘れない?と柳玉茹と約束してた。幽閉されちゃって約束は果たせなかったから、再会した時、月長石を渡そうとしたと。でも受け取って貰えなかったから、わざわざ津陵まで行って、あの木の穴に入れた訳だ。
残念ながら柳玉茹は、そんな約束なんてすっかり忘れてしまってますけど。
思い出を涙目で振り返る洛子商は、誕生日の柳玉茹のために、10万本の花火を用意してました。
多分、この謀略で顧家に嫁いだ柳玉茹の命も奪わざるを得ないから、ってことなんでしょうかね。
でもさ、翌日、今まで誕生日なんてほとんど祝って貰ったことのない柳玉茹を、顧九思をはじめとした顧家のみんなが盛大にお祝い。
ここ、めっちゃ可愛かったわ、白敬亭(バイジンティン)が。噴き出したわ。

科挙の合格発表の日だったけど、顧九思は柳玉茹を楽しませることを優先し、悪友たちと闘鶏場に行ったり、乗馬したり、花火したり。その時、夜空には洛子商の用意した花火が大量に上がってました。
だけどその頃、顧家には、兵を引き連れた王節度使のバカ息子王栄(ワンロン)が。
顧九思パパは家族を先に逃がし、王寿(ワンショウ)と共に、残って足止めをすることに。
柳家にも兵達が乱入し、柳家当主は一瞬で殺されてしまいましたな。
柳玉茹ママと侍女が逃げ出そうとしてるところへ、あの月夫人と子供達。
掌返しで助けてくれと言われて、断れる柳玉茹ママじゃない。
葉家もまた同様、踏み込まれて、大奥様が刀を抜いてました。
楊文昌と陳尋からの知らせで、事態を知った顧九思は、柳玉茹を陳尋に託し、急いで屋敷へ。
陳尋は文人の家で、屋敷も郊外だから、今いまの心配はないけど、楊文昌は商家だから、一家そろって逃げろと指示。咄嗟によくそこまで情勢を読めたねえ。
だけど柳玉茹は、洛子商の部下の鳴一(ミンイー)が来て、単身洛子商の元へ。
洛子商にしてみれば、最後まで柳玉茹は助けたかったのにってことなんでしょうが、今夜で顧九思はいなくなると聞いて、柳玉茹は慌てて走り出します。
逃亡用の船に付くと、顧九思と顧九思パパだけ、いなかった。
遅れてきた柳家迎えの馬車には、月夫人親子だけ。馬車が転倒し、柳玉茹ママは崖に落ちてしまったと月夫人は言うけど。月夫人の目付きは、それだけのことじゃないわね。
顧九思と顧九思パパ、柳玉茹ママを待てないまま、顧九思ママは出航を決断しました。
でもさ、いつ書いたんだか、船上で顧九思の離縁書を渡された柳玉茹は、こっそり小舟で港に戻っちゃいましたよ。
殺し合いの始まっちゃった顧家の前。王寿は強いけど多勢に無勢。
そこに顧九思が飛び込んで来て、ヒャッハー中の王栄を人質にして盾に。
だけど既に王栄なんか見限っていた王節度使は、平然と矢を放たせ、王栄は的になっちゃったよ。とんでもない親子だわ。
顧九思のほうは、傷を負った父親を必死で逃がし、師匠王寿と共に戦ってたけど、自分も負傷してしまったところに、馬を飛ばした柳玉茹。
なんとか顧九思を乗せて逃亡できたけど、昨日やっと馬に乗れた子が、もうこんなに巧みかいっ!ま、いいや。
王寿はそのまま、その場で見事な大往生を見せてくれました。ううう。辛いな。
2人を命がけで匿ってくれたのは、以前柳玉茹が窮地を救ったことのある万店主。
万店主から、顧家の店は全部焼き払われ、逃げ道から逃がしたパパも宝飾店の中で亡くなっていたと聞かされます。玉佩だけを形見に残して。うう、こっちも助からなかったー。
更に洛子商は、顧九思をおびき出すために、楊文昌を斬首にしようとしてた。
ちょ、びっくりだよ。登場した時のあの3バカの1人が、こんな亡くなり方するなんて。
助けられないと分かっている顧九思は、それでも最期を見届けたいと、隠れて広場を覗き、赤い布を窓から飛ばしました。以前一緒に見た布。楊文昌は気付いてくれたね。
だけどそれで、洛子商も顧九思がどこかで見ていることに気付いちゃった。
それでもなんとか逃げ出せた2人だけど、囮になってくれた万店主が犠牲に。
もー待って。こんなに関係者がバタバタ亡くなるドラマだったなんてっ!
2人は逃亡を助けに来てくれた陳尋と共に、郊外のあばら家へ。
陳尋は葉家も見に行ってくれて、全滅したと教えてくれました。あああ。
葉世安(イエシーアン)だけは不在で助かったらしいけど。そういえばあの人、手紙貰って徉州に向かってたよね。こっちもマズイね。のこのこ姿を現して、捕まるんだろなあ。
2人は徒歩で、砂漠のある清州を経由して悠州を目指すことに。
でも出発直前、陳尋が用意してくれた荷物の中に、科挙の合格発表の紙が入っていました。陳尋、街に貼られていたのを剥がし取ってきてくれたんだね。
顧九思、解元合格だよ、一等賞だよ。や、上手く行き過ぎだけど(笑)
だけど喜んでくれるはずの、見返せるはずのパパは、もういない。
顧九思を泣かせてやる柳玉茹だけど、この子、自分の母親の崖落ちも内緒にしてるよね。自分だって泣きたいでしょうに。
でも、中国ドラマの崖落ちだから。一縷の望みは残ってる。
その頃、皇帝の元には、梁王が武力蜂起したとの報告が入ってました。
徉州王節度使は、見つからない顧九思にやきもき。清州に手配書を出すことに。
更に案の定、徉州に戻って来た葉世安は、捕えられてました。
王節度使は、葉韻(イエユン)を慰みものにしていて、兄妹を互いに庇い合わせ、名家の御曹司として名高い葉世安を配下に付かせることで、あの葉家の公子でさえも…と周囲に知らしめようとしてた。
まあ、それも洛子商の計略でしょうけどね。
さて顧九思と柳玉茹は、今にも死にそうな逃避行中。
柳玉茹は自分の食べ物を減らして顧九思を生き延びさせようとし、顧九思は途中の砂漠で、自分の血を飲ませて柳玉茹に水分を与えようとし。
血って、大丈夫なんすかね。分からんけど。
命からがら悠州までたどり着いたところで、倒れてしまった2人。

でも悠州の周燁が、船で到着していた顧九思ママから事情を聞き、2人の逃亡ルートを読んで捜しに来てくれましたよ。
本当にこの人は、2人にとって、なくてはならない人になったねえ。今後もずっと助け合っていけるといいんだけど。というか、そうなるんでしょうね。真面目で情に篤い周燁の性格考えれば。
苦難の後のラブラブ時間を経て、2人は家族の待つ望都へ。
再会を喜ぶみんなだけど、夫の死を受け入れられない顧九思ママと、母親を思い出してしまうから、顧九思ママを義母上と口に出来ない柳玉茹と。
ここでようやく顧九思も、柳玉茹ママの崖落ちを知ります。気を張ってた柳玉茹も、ようやく大泣きできて、復活かな。
ただ悠州では節度使が清廉で、賄賂が効かず、開業の申請も順番待ち。商売再開の目途が立ちません。
更に周辺の州が不穏で、商人も流民も大量に入ってきてるらしく。
顧九思のほうは、虎子(フーズー)って物乞いの子供に流民たちを集めて貰い、悠州の状況を聞いてました。虎子は顧九思の情報屋になったね。
顧九思ママから、家業の一切を任された柳玉茹と、節度使が民から慕われていることを知った顧九思は、悠州での足がかりのために、全財産を寄付することを同時に思いついてました。
あ、この辺りで、あの惨劇の晩、柳玉茹が洛子商に会ったことを聞いた顧九思も、王節度使を背後で操っていたのは洛子商だったと気付きましたよ。元から怪しかったけど、ここではっきりと、要注意人物認定。
2人は、今まで働いてくれていた番頭や店の従業員達にまとまったお金を渡して、徉州の商家としての顧家の解散を決断します。
流民が増え、食べ物が不足する中、食糧を生み出すでもない金を持った商家は、暴動のターゲットになる未来もある。しかも自分達はよそ者。ならば、まずは財産を将軍に寄付して軍費等に役立てて貰い、ここでイチから始めようとした訳だ。顧九思は役人にして貰うことも考えてました。
それでも顧九思ママと、苦楽を共にしてきた番頭さん達との別れは切なかったねえ。
そしてまた、ここであの晩のもうひとつの真実も判明。
崖に落ちそうになった柳玉茹ママが、ギリギリのところでぶら下がっていたのを、柳玉照(リウユージャオ)が必死で助けようとしていた時、月夫人と柳玉映(リウユーイン)がそれを止めて、柳玉茹ママを見殺しにしてた。
まあ、雨の中、あの状況で女3人に人ひとり持ち上げる力があったかどうかってのはあるけど、帯とか縄とか見つけて、みたいな機転を利かすことも一切考えず、ただ立ち去ってますからね、月夫人と上の娘。
まだ母親にさほど毒されていない末っ子息子の柳玉茂(リウユーマオ)は、自分を可愛がってくれた大夫人を見殺しにしたことがトラウマになっちゃってる。
ただこの真実は、まだ回想シーンなので、柳玉茹は玉茂の態度が変ってことしか、気付いていません。
節度使の范軒は柔の人、大将軍の周高朗は剛の人。
范軒は深読みするけど人を見る目があって、一度見込めばとことんの人。周高朗は比較的単純だけど猜疑心が強い。まあ、2人揃ってバランスが取れてる感じ。いいバディ感。
顧家の寄付話も、全財産ってところを深読みし、どんな野心を隠しているのか、どんな官位を求めるのかと、2人は来るなら来てみろ状態で迎えるんだけど。

顧九思が求めた仕事は、衙役(がえき)でした。一番下っ端の警官みたいなところかな。
顧九思ママ、全財産で県令程度じゃ面目が立たないって、結構身の程知らずの発言(^m^)でも賄賂が普通に効いてた徉州では、そんな感じだったんでしょね。
顧九思は、官位が低いと面目を失うけど、高いと警戒される、衙役を志願して貸しを作りつつ、自分の力でのし上がらないと、本当に民を助けようって志も認めては貰えないと言います。
柳玉茹も白粉を売る店舗を借りようとしているし、本当に2人ともイチから頑張ろうとしてるよ。
そして案の定、范軒は、すっかり顧九思を認めてくれちゃいました。周高朗はすぐに音を上げると懐疑的だけど。2人は顧九思が原石か否か、賭けまでしちゃってるよ。楽しそうに。
ただねえ。寄付の話は内緒にしているので。
顧九思は徉州イチの金持ちの息子で、後ろ盾は周燁将軍ってことで、まずは上役の黄龍飛(ホアンロンフェイ)から図に乗るな洗礼を受け、同僚からも、そんなボンボンは使えないと爪はじき。まあ、確かに世間知らずで失敗ばっかなんだけどね。でも最初の王兄貴との仕事は、王兄貴のほうがボンクラだっただけだと思うけどな。
あ、黄龍飛は、どこかで見てるなと思ったら「追風者」の孔令崢(コンリンジョン)だよね、多分。
ただ黄龍飛は、民や国への想いも確かな人で、自分の世間知らずを痛感して、泣き言も言わずに励む顧九思を見直してくれたし、顧九思も内心で尊敬してたっていうのに。
アホぼったんの范玉がさあ、顧九思の思いも知らずに、権力を笠に着て、懸命に頑張っている顧九思の努力を台無しにしやがった。お陰でせっかく信用され始めたのに、節度使の息子に告げ口したとみんなから憎まれてしまった。
あーもう、バカ息子認定は間違ってなかったよ。父親があんなにデキた人なのに、なんなの、この考えの足りない息子は。
柳玉茹のほうは、白粉を独自の調合で作って、化粧箱にも工夫して、ようやく店をオープンさせたんですけどねえ。周燁にも一式プレゼントして、母親に使って貰うことで周高朗将軍の奥様も使ってる、みたいな宣伝効果も狙いつつ。
とはいえ、将軍の奥様は、様子を見てたのかな。化粧品は気に入ったらしいけと、なかなか店に来てはくれず、店は閑古鳥。でも顧九思がちょいと周燁に上手いこと言って、来店を促してくれました。
お陰で店は繁盛しだしたもののー。
悠州には、化粧品市場を牛耳っている趙(チャオ)の旦那ってのがいて、こりゃ、絶対にひと悶着あるよね、の様相。
実際に、クレーム捏造されたけど、まあ、そこは柳玉茹が毅然と対処致しました。ふふっ。
このクレーム付けに来た人って「惜花芷」の花芷ママでしたね。ほんっとに役者さんって、いちいち別人でスゴイ(^m^)
趙の旦那も、あっちゃこっちゃでお見かけする。反派が多いけど「少年歌行」では雷無桀のじいちゃんだったね。
周燁のほうも、併州節度使の娘との縁談話が入って来ます。
政略だから、周燁は断れないと諦めてる。自分の理想の女子は、自分と共に戦場を駆けてくれるような人だから、そんな人はなかなかいないしと。いや、ちゃんと相手を調べろやー(^m^)
三男坊の周燁は、身分の低い側室の子なんだね。その上、あの真面目な優しさを、大将軍の父親は不甲斐なさだと感じて、認めてくれてないっぽい。あんなにしっかりしたいい息子なのにぃ。結構この大将軍、視野が狭いかも。
このドラマ、親子関係の様々なパターンが、あちこちに織り込まれてます。
顧家、柳家、洛家、王家、周家。葉家の親は出てきてないけども。
多分范軒と考えの足りん息子の范玉にも、何かあるんでしょう。ここまで見ただけでも、親はデキる人だけど、息子は余り頭良くないってのが、分かるもんなあ。
コイツの考えの足りなさのお陰で、顧九思が次回冒頭、迷惑を被るのよぅ(怒)
ここまでで20話。
お話はさくさく進むけど、内容は結構盛りだくさんなのでは?
まとめ記事、各話記事のあるドラマ一覧はこちらから⇒作品概要と一覧
単発記事の中国ドラマはこちらから⇒華流その他
タイトルリストはこちらから⇒50音順リスト
複数記事のあるドラマ一覧は、カテゴリーから選択してください。
作品情報
- 制作 2023年発表 40話 爱奇艺
- 原題 「长风渡」
- 原作 「长风渡」墨书白
- 監督 尹涛
- 脚本 白锦锦、席如远、沈念青、孙霁雯
- 撮影期間 2022年6月15日 ~ 2022年11月7日

人物相関図





コメント