あらすじ
複雑な家庭環境に育った威倫(ウェイルン)は、後先を考えず妊娠する妊婦を憎んでいた。それは、自分の家庭を壊した母親を憎むことと重なっていた。事件は解決し、小芬(シャオフェン)の葬儀を阿海(アハイ)にお願いする盛音(ションイン)。そして晴れて阿海は、社長になって初の給与を(ドゥオドゥオ)に手渡すことができた。そんなはいつものように降霊術を続け、ついに霊が乗り移る。
R.I.P. 霊異街11号オフィシャルサイトより
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ネタバレ感想
このドラマもあと2話でおしまいとなりますので、続けていっちゃおうと思います。
盛音の危機だしねっ。
黄威倫(ホアンウェイルン)が盛音に向かって包丁を振り上げた時。
銃声が響き、黄威倫は倒れました。
わーん、鍾刑事と阿海が間に合ったー!!!
なぜここにと盛音に言われ、言い淀んだ阿海がふと見ると、そこにはうっすらとほほ笑んだ小芬(シャオフェン)の霊が頷いてます。
でも、言っても信じてくれないもんなあ、盛音は。
黄威倫(ホアンウェイルン)は黙秘を続けているようですが、警察の調べで、今まで本人が語っていなかったことも明るみになっていました。
黄威倫は精神科に通院していたのかな、それを9か月前に突然やめており、同時期からバラバラ殺人事件が起き始めている。
10才の頃、母親が不倫をして妊娠、父親はそのショックで自殺。最初の殺人事件が起きたのは父親の命日。だから黄威倫は未婚の妊婦をターゲットにしていたらしい。
黄威倫は話し始めます。
二番目の被害者、李倩茹(リーチエンルー)は、本当は子供なんていらない、彼氏を繋ぎとめる手段だと言っていた。最初の被害者、趙辰馨(チャオチェンシン)も3回もの中絶経験があった。でも小芬、盛惟芬(ションウェイフェン)は違う、クズ女にならないよう助けてやっただけ。
助けようとしたヤツがあんな顔で刃物は振るわんよ
鍾刑事は阿海が頼まれた、小芬の霊からの伝言をちゃんと伝えてくれました。
小芬が謝っていたと。小芬に告白したようだけど、親友でいたいと言っていたと。
黄威倫は死人が何を謝るんだって言ってたけど、この内容を知ってる人物って多分いないはずなんだよね。しかも本当に死人からの伝言だもんさ。
鍾刑事は、黄威倫と小芬の仲良し写真を置いていきました。
鍾刑事が盛音に頭を下げて、私の判断ミスだ、すまないって謝ってるー。
1話のお嬢ちゃんに何が分かるんだ的な反応を思うと、変わったよねえ。鍾刑事だけじゃなくて、全員が変わったんだけどね。
そうだ、みんなで探偵社をやろう、捜査に協力して報奨金を稼ぐんだ♪って鍾刑事が言ったら、盛音が至極冷静に「なぜ私が?」(笑)そーね、お医者さんですもん。
でも探偵社顧問って副業も、意外にいいかもよ?
いくら友達がいないからって、一人で乗り込むのは危険過ぎるって、小言を言う阿海です。
でも、いくら友達がいないからってって(大笑) いや、多分間違いないんだろうけど。
なぜ鍾さんや俺に言わない、みんな力になりたいと…と言う阿海を遮るように、盛音がちょいとした爆弾を落とします。
「来ると信じてた」
いっやー、分からないでもないんだけど、そこまでの信頼は、命がかかってただけにある意味、異様に重たいですよ。単純に、わぁ、信頼されてるんだぁ♪で済まないセリフだなあ、言われたほうも。
もしくはただ「黙れ、小言!」だったんかもしんないけどさ。
小芬にも「説教はもういらない」って言われてたしなあ。意外と説教臭い元極道(^m^)
盛音は小芬の葬儀を阿海に頼みます。それから、ありがとう、このお礼は汁ビーフンで。
あの、日本酒がいっぱいある店だな。
阿海にペチンとやられると思って、目ぎゅっとしてた盛音は可愛かったね~
職場に戻った盛音の元に、荷物が届いていました。小芬から。
部屋にカップが1個しかなかった盛音に、縁に猫ちゃんのついたペアのマグカップ。
泣くよねえ、これはさすがの盛音も。
阿海の血腫も、ようやく消えたみたいです。
医師に霊が見えると言ったら、PTSDかもしれないから1度診察をと言われてしまいましたけど。でももしかすると、これで見えなくなっちゃうんじゃ?
盛音の父親、盛少達(ションシャオダー)もそろそろの様子。敏萱(ミンシュエン)は阿海に葬儀を頼んで欲しいと言いました。
小芬の件を伝えるか伝えないか。難しいところですよね。盛音は、自分なら真実を知りたいと言い、敏萱は誰もが真実を受け留められる訳じゃないと言う。どちらも間違ってないしなあ。
下生(シアション)葬儀社で、小芬の葬儀の準備中、阿海は朵朵に警察からの報奨金を全額渡しました。素直に感謝を伝える阿海。ようやく、今まで朵朵が無給で頑張ってくれてたことへのお礼ができたー。給料、いつから貰ってなかったんだと思ったら、1年ぶりだって。
最初は退職金だと勘違いしてたけどね、朵朵
盛音と敏萱がやって来て、小芬の葬儀も無事に済みました。
ここで阿海が年長者はお焼香はいらないって言ってたんですけど、そういうしきたりがあるんですね、台湾では。どのくらいの差で年長者ってことになるのかな。盛音にはお線香、渡そうとしてたもんね。盛音はお別れを言って、あの猫のキーホルダーを供えました。
帰り際に阿海に、友達にも葬儀社紹介してと言われて、盛音、友達?あなただけよって。
前に友達がいないからってって言われたことに、しっかり言い返したのかな(^m^)
で、その唯一の友達を父親の病室に連れていく盛音。
お父さんは、以前言ってた「誰か連れてくる」だと思ったみたいですが、盛音の本音はどっちだったんでしょう。本題は葬儀、一応、男友達はいるのよが裏の意味かねえ?
だけど、ベッドの前で遠慮なく言い合う2人に、パパちょっと目を細めてましたね。いつも冷静で声を荒げたりしない盛音が、ちょびっとムキになって阿海に言い返してるのは、微笑ましいもん。
その頃、朵朵はどこかの屋上でひとり、コックリさん。本当は危ないって言いますよね、あれ、素人がやみくもにやるとさ。なんかに憑かれたっぽいなあ。
そしてびっくり、葬儀社の事務所に、盛音パパ!
もう家族が心の準備をと言われる状態なのに、連れ出しちゃったよ。まあ、盛音パパがどうしてもと頼んだのでしょうけど。きっと最後の願いだろうって、聞いてあげちゃったんだろな。
あ、そうか、パパ、お酒飲みたかったんだ。さすがに阿海はあげなかったね。
他にやりたいことはと聞かれ、パパは昔の同僚や友達にも会いたいと口にしました。
でも家族が世話をしてくれる、羨ましいですよって言う阿海に、夫としても父親としても失格だったとパパ。ま、それは間違いないけど、それでこの現状は幸せだと思うよ。
そこに、懺悔の時間?と皮肉を言いながら盛音が。悪戯が見つかったやんちゃ坊主2人。
でも盛音は一応は叱りつつ、パパにお酒を飲ませてあげました。
おまえと飲むのは初めてだ。
私が成人する前に、父さんは家を出た。
うははは、まあ、仕方ないよねえ。これくらい受け留めなさいよ。
当時きっと、何一つ、ぶつけなかった娘だろうよ。
でも、阿海に迷惑だから、今度飲みたいときは、病室でこっそり飲みましょって。
阿海は久しぶりに、占い師の夏林梅(シアリンメイ)のところに行き、もう来ないと伝えたみたいです。え、なんで?
阿海が葬儀社社長の名刺を渡すと、夏林梅は急に何かをキャッチしてしまったよう。身近な人に危険が迫っていると。でも阿海はいつものことだと思って、真剣に聞かずに行ってしまいました。でもこれ、朵朵のことを拾ったんじゃないかな。
やっぱり朵朵はおかしくなっていました。
無断欠勤したうえに、あのお店でお酒を飲み、仕事は辞めるから未払いの給料を全額払えと。
話を聞くうちに、阿海はこれは朵朵ではないと気付きます。失恋して自殺した霊が朵朵に乗り移っちゃったみたい。あー、厄介だなあ。
阿海は、朵朵に乗り移ったモニカという霊の言葉も拾いました。朵朵はモニカが自殺した場所で、降霊術をしてしまったらしい。
阿海は慌てて夏林梅の元へ行きますがアテにならず、鍾刑事に電話で最近飛び降り自殺がなかったかを聞き、現場の屋上へと向かいます。でも除霊はできないんだよねえ。
屋上にいた朵朵。霊は、今度は阿海の体を乗っ取ろうとして首を絞めます。
去り際、阿海は夏林梅から、除霊するには本名を呼べと聞いていたみたい。
阿海は夏朵朵(シアドゥオドゥオ)と言いますが、口にしなくちゃいけなかったのは、霊のほうの本名だったよう。首を絞められながら、阿海が、先生!と叫ぶと夏林梅が現れ、どうして知ったのか、黄千梅(ホワンチェンメイ)、彼女の体から出て行きなさいと、霊の名前を呼びました。
阿海と夏林梅のお陰で、朵朵に取りついた霊は抜けていきました。
我に返った朵朵。おばあちゃん子だった朵朵は、早くに亡くなったおばあちゃんが近くにいて、何かを伝えたがっているような気がしていたと言います。それでどうしても霊が見たかったんだねえ。
阿海は、降霊術なんか二度とするなって怒りながら、先生がいなかったら…と口にして、あれ?夏林梅は?とな。夏林梅、消えてしまったよ。やっぱりか。
朵朵が見せたおばあちゃんの写真は、夏林梅でした。
初対面で阿海って言うし、本名知ってるし、子供の頃に出会った時と、全く変わってなかったものねえ。見守ってくれていたんですね、近くで。朵朵のこれからのキーパーソンになりそうな阿海のことも。もしかして最初に会った時から、霊だったんか?
現れたのには意味がある、話を聞いてあげて、か。
阿海は、今度墓参りに行くときは誘え、だって、ふふっ。
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