あらすじ
阿海(アハイ)の弟分の小虎(シャオフー)が授かり婚をすることに。一方、盛音(ションイン)の妹 小芬(シャオフェン)が突然姿を現し、二人は一緒にガン末期の父親の見舞いに行く。しかし、小芬は病院で待っていた母親と言い争いになり、盛音はそんな妹を自宅に住まわせることにする。ある日、阿海のもとを華(ホワ)兄貴が訪れ、ヤクザ稼業に戻るように促す。そして、もう1人阿海のもとに現れた男がいた。
R.I.P. 霊異街11号オフィシャルサイトより
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ネタバレ感想
悪夢に飛び起きると、右に小虎(シャオフー)、左に朵朵(ドゥオドゥオ)ってのもある意味怖いよね(^m^)
小虎は、子供ができて結婚するのを機に、極道からは足を洗うことにしたようです。でも独身最後のパーティをやるんだそうな。
盛音のほうにも突然、小芬(シャオフェン)が現れました。電話に出ないことにもトボケながら、久しぶりだから会いに来たって。腕に傷があるっぽいね。盛音はまず、父親の病院へ連れて行きます。
姉さんは、彼氏いないの?
死んだわ。
うおっ、いたんだ、盛音に彼氏(あ、失礼だった)
この話はあとで回収してくれるのかな。ちょっと楽しみ。
病院には、小芬の母親がいて、音信不通だった娘を叱ります。彼女も盛音が呼んだみたい。
家族の誰とも音信不通になって心配をかけまくっているっていうのに、病室に入った途端、笑顔でパ~パ~♪って言えちゃう末っ子気質みたいなの、ある意味羨ましいかもなあ。
でも小芬の母親、敏萱(ミンシュエン)は開口一番、「あの女は来てないの?」
またかよって話だったのか。盛音にしてみれば。
盛音の母と盛音を捨て、小芬の母と小芬と家庭を築いたと思ったら「その次」もあったと。敏萱は病室で父親を責めてますけど、傍らで聞いている盛音にとっては「どの口が」じゃないかねえ。
合併症が起きたらそう長くはないだろうと廊下で2人に告げる盛音は、娘としてというより、医者として伝えてるように見えます。
そこで親子ゲンカを始める2人。小芬は母親に反抗して家出して、あちこちに身を寄せてるようで、仕方なく盛音は小芬を自宅で引き取ることに。
ほらー、なんだかんだいい人なんだよ、盛音。
前回、李寧児(リーニンアル)に部屋を貸した時もそう思ったけど。
小芬は、言い訳の上手いちゃっかりさん。こういう人をどこまで許せるかの、お試し試験紙みたいな人ですよね。
父親が去ってから努力して医者になり、小芬が言う「本当に広い、ここなら悪くない」って部屋にも、誰にも寄りかかることなく自らの稼ぎで住んでいる盛音。なのに、ほぼ生物学上みたいな感じの父親の見舞いにも頻繁に足を運び、後妻や後妻の娘のことまで気にかけて面倒をみる。仕方なくとはいえ、これのどこが冷たい人なんだ。
あの猫のキーホルダーみたいなのも、哀しいよ。個人的にこういうの地味に刺さっちゃうんで。
いつ頃か分からないけど、盛音が小芬にあげたもの。それを放り投げてあったから保管していたもの。小芬はそれを見つけて、これ私も持ってたーと言います。それはあなたのよと言われても、ごめんでもなく悪びれもせず、とっておいてくれてありがとー。
どうでもよくて放り投げてた。盛音から貰ったものってことすら忘れてた。
人に何かあげる時って相手のことを思って選ぶし、喜んでくれるといいなって想いもある。ただこれも相手に期待してるって話で、だから空振りすると哀しいんだけど、盛音はどうなんだろう。本当に心を動かさない人だったら、保管なんかしてないと思うんだけど。
ただ小芬と敏萱の仲の悪さにも、何か理由がありそう。
阿海はまた、夏林梅(シアリンメイ)の元に顔を出してました。頼りになるんだかならないんだか分からないんだけど、阿海にとっては、誰にも言えないことを吐き出せて心が整理できる、ちょうどいい相手なのかもしれません。
夏林梅はお金を取らず、高志海(ガオジーハイ)と、阿海をフルネームでも呼びました。何者なんでしょね、この人は。
葬儀社は告別式の依頼がないので、収入が途絶えている様子。警察からの依頼で遺体を引き取るのは、仕事と言っても収入には結びつかないのね。この間みたいな報奨金とかがたまに入るくらい?や、ちゃんと契約して貰おうよー。
そこへ電話。またきっとお金にならない警察からだね。
今回は朵朵と共に出動した阿海。少々時間の経った遺体の回収のよう。
直接的な映像ではないものの、想像力豊かでデリケートな方は要注意のシーンかも。
普段考えることってないですが、こういうお仕事をしてくれる方々がいるんだよねえ。そうだよねえ。
監察医の盛音は慣れたもので、平然と阿光に報告してますが、傍らで阿海は吐き気を抑えるのに苦労してます。普通はこうなんだろうさー。
しばらくして退勤しようとした盛音、まだ座っている阿海に汁ビーフンおごるって。
…似てるかもと思えば似てるんじゃない?(笑)
阿海は食事の前に盛音と一緒に、小虎への出産祝いを買いに行きます。
純粋な子供は好き、癒されるという盛音に、死人以外興味はないのかとと暴言を吐く阿海。
こういう偏見にずっと晒されてきたんだろうなあ、盛音は。
一方、病院の廊下を母子手帳を手に呆然と歩く小芬。先のシーンで、無計画に子供を産むのは無責任って盛音の言葉がありましたけど、ここにその無責任な子がいたよ。
そしてまた、小芬は出て行きました。猫のキーホルダーを置いて。
阿海の葬儀屋には、兄貴分の華(ホワ)がやって来て、いつ戻るんだって。
うーん、戻らなくちゃいけないのかー、極道に。
最初に小虎が言ってたエビ釣りって何かと思ったら、そういう釣り堀みたいな施設があるんですね。そこで独身最後のパーティの小虎。阿源(アユエン)を待っているみたいだけど、阿海を撃ったという頬に傷のある男を見かけ、追いかけます。男は車で去ってしまい、急いで阿源に電話をしようとしたところ、後ろからエンジン音が。わー小虎ーっ!
翌日、プレゼントのベビーシューズを手にデスクにいる阿海を、ガラスの向こうから見ている小虎。顔色悪いね…そうなんだね…
そこへ小虎の彼女、静玟(ジンウェン)が。昨夜から小虎が帰ってきていないと。家の中にいたはずの小虎は、今度は静玟の後ろにいました。振り向いても静玟には見えていない。阿海は悟ってしまったよ。
小虎の霊の案内で向かった草むらに、黒いビニール袋に包まれて小虎の遺体は捨てられていました。阿海を不審な目で見ている警察関係者がいますね。初めて出て来た人だな。
盛音の検視結果は、はねられた後に撃たれたことが致命傷と。
鑑識に出すはずの銃弾をこっそり持ち去って阿海が外に出ると、華兄貴や阿源から囲まれます。阿源は紅蓮(ホンリエン)の仕業だと決めてかかって殴り込みに行きそうな勢いでしたが、華兄貴が止め、まずは小虎の葬儀をすることに。
でも静玟は阿海達を恨んでしまいましたね。葬儀も自分がやるから手を出すなって。
静玟がいなくなった後、部屋の隅で場違いな笑顔で手を振る小虎。ファンキーな霊だよ、まったく。阿海の複雑そうな顔ったらないわ。
今までの霊に比べて、小虎とはスムーズにコミュニケーションがとれてるのは、阿海が慣れたのか、生前の関係性なのか。
でも小虎自身、はねられたところまでの記憶しかなく、はねた相手も見ていないし撃たれたことも分からないみたい。ただ小虎は、携帯の着信音みたいな音を聞いていました。どこかで聞いたことのある音のよう。はあ。知り合いってコトか。
葬儀屋の一室の祭壇に線香を上げて、阿海は昔のことを思い出してます。小虎と阿源と3人で細々とやっていたところに、楊勇華(ヤンヨンホワ)から声をかけられて、極道の道に入ったんだねえ。
そこに、阿海が銃弾を持ち去ったことに気付いた盛音がやって来て、次回に続くっ。
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