ウィリアム・フォンっていくつになったんだろうと思ったら、この撮影時、44才ですって。
「明蘭」顧廷燁(こていよう)は、とっても素敵でしたが、最近見ててちょっと脂みを感じるようになってて。いや、脂ぎってるとかじゃないのよ。でもなんだろう、もともと中性的じゃなくって、男っぽいタイプの人だからでしょうが、特に若い女性が相手役だと、どーにも漂うこってり風味。
でもこのドラマの場合は、相手役は景甜(ジンティエン)だし、役も皇弟でそこそこ落ち着いた年齢、更に犠牲になってしまった大勢の味方達のためにも、解明しなきゃいけない過去を抱えていて、自制心の強い性格だったから、さほどそれは感じなかったんですよね。
なので、あーそういうことかぁと。
彼もそろそろ静かにイケオジ枠ってことなのかもしれませんね。
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所感 ネタバレです
景甜は「流光城市」しか見てないんだけど、その印象がとっても強くて、きっちりしたクレバーなクールビューティのイメージ。
このドラマでの慕灼華(ぼしゃくか)も、同様にかなり頭はキレるし、信念と夢がはっきりしてる。でも、生き延びるためにはと、ちゃっかりもしてて逞しく、結構生き生きしたお嬢さん。屈託ない笑顔を見せたりもするから、若い設定なんだなとは思うものの、うん、設定より遥かに上には見えます。
だから実年齢は10才差くらいあるみたいだけど、ウィリアム・フォンの相手役としても、めっさ若いお姉ちゃん相手にしてる感じは薄くて、このカップルは据わりが良いなと思いましたよ。
そもそも公務員となって結婚せず自分の力で生きてくって夢を持つヒロインだから、キャピキャピじゃないし、いーい塩梅でしたわ。

江南一の富豪である慕家の七女、慕灼華(ぼしゃくか)。官職を目指して長年勉学に励んできた彼女だが、慕家の当主である父親によって決められた婚儀を目前に控えていた。父親が18人目の側室を迎え入れる日を狙い、侍女の郭巨力(かくきょりき)と共に家を抜け出した慕灼華は、科挙を受けるため都の定京へと向かう。
チャンネル銀河 灼灼風流~宮中に咲く愛の華~
定京に到着した慕灼華は、医術の才能を活かし、生活費を稼ぎながら科挙の受験に備えることにする。そんな中、彼女が偶然出会ったのは、南宸定王の劉衍(りゅうえん)。かつて3万人の軍を率いて国のために戦い、女子の科挙受験を実現させた張本人であった。その劉衍が毒に苦しみ意識朦朧としている場に遭遇した慕灼華は、善意から彼を治療してあげるも、逆に素性を疑われてしまい…。
ヒロインは元々慕琦(ぼき)って名前なんだけど、家から逃げ出して灼華と名乗るようになります。
正妻がいて、側室18人目って父親は、子供達の名前も顔も覚えてないような男。それでもみんなそれなりに養えてるのがスゴイっちゃスゴイけど、正妻がしっかりしてるからやってけてるようなもんだわね。
庶子の灼華は、亡くなった母親に医術を仕込まれてたんだけど、妓楼にいたらしいこの母の出自にも、謎があったりします。
早々に訳アリの定王劉衍と知り合うし、灼華も科挙を受けて官吏としての道を進んでいくので、その先には朝廷のゴタゴタが待ち構えていて、それらがいずれリンクもしていく。
中盤までの黒幕、周太后は「君子盟」でも皇太后だったねえ。こういう役がとてもお似合い。
科挙の同期、沈驚鴻(しんきょうこう)は鼻の人(ゴメン 笑)
彼が出て来ると、どうしても鼻にしか目が行かず…「夢華録」のアイツですよ。ヒロインを捨てた婚約者。

こちらもいつクズに変貌するのかしらんと思っちゃったけど、類まれなる才能の持ち主だったのに、子供の頃から抱え続けた愛のために、その相手に絡めとられて道を踏み外していく人だった。
哀しい流れだったけど、彼は何度も踏み留まるチャンスはあったよねえ。
ただ、途中でちょっと気付いちゃった。ほんの少し角度が違うし大きさも違うんだけど、ウィリアム・フォンも比較的似た鼻をしてやしませんか?
この微妙な、ほんの少しの差で、一見した印象って違ってくるのねえ。
しばらくの間、助けたはずの定王には疑われ、女性の科挙受験が認められて会試に挑みに都に出てきているのに、同じ受験生たちからは、女だてらにって目で見られたり、受験生とはいえ家出してるので、生活費も稼がなくちゃいけなかったりって中、度胸と才覚で着実に夢に向かって突き進んでいく灼華。
会試を突破し、殿試も探花(3位)で合格するものの、官吏になってからも先輩たちに侮られたりね。
ま、黙ってやられてるタイプじゃないので、今回はどうやってやり返すのかなと、結構楽しく見ていられました。定王って後ろ盾がつくようになると、着々と出世してくしね。灼華を認めて、いつの間にか味方になってた同僚ズも良かったし。
灼華のお仕事関連と、定王を陥れようとする陰謀問題がベースにあって、少しずつ、いやもう本当に少しずつ、2人の距離が近付いていきます。
定王はだいぶ大人だからガツガツしてないとはいえ、割とちょいちょい匂わせてはいるんだけど、何より官吏の女子は結婚したら退職って決まりがあるし、身分の差も大き過ぎるので、灼華のほうは多少揺れても決意は固い。こんだけ苦労して夢を叶えて官吏になって、楽しく仕事してるんだもの、と。
面白いのはそのうち、定王のほうが、夫じゃなくていいから、愛人でいいからって言い出す。
いやあ、アッパレだった、これ(笑)
若くて地位も力もない男の子が言うんじゃないから、そんな言葉にも重みが増すってもんで。
女性の自立ってところをテーマにしていたのは「夢華録」もそうだったけど、こちらもそれが根底に流れてましたね。
かわいいサブカップルもいたし、2人がじっくり時間を使って信頼関係を築いてく過程も描かれてはいたけど、ラブラインよりも、同期の孫雲謙の悲劇だの、沈驚鴻のねばっこさ(笑)だの、第一皇子の成長だの、師匠や実家周りの事件だの、周囲の人々の苦悩や葛藤も、結構盛り込まれていて、面白かった。
あ、定王大好きで付き纏いまくって、ワタシがこんなに想っているんだから、少しくらい想ってくれたってーっていう、アルアル脳内のめんどくさい妹のいる孫雲謙。
「星漢燦爛」の楼犇(ロウベン)でしたねえ。この人「墨雨雲間」にもいたよね。顔は整ってるんだけど、ちょっとクセのあるタイプなので、役柄もそういうのが多いんでしょか。
北涼の耶沐憬(イエムジン)も、田朔(ティエンシュオ)だったよ。この方も同じく、だわね。「鳳凰の飛翔」しかり。
全くの余談なんですが、今、Netflixで放映されている「逐玉」ってドラマが本国と同時配信だとかで、かなり人気のようで、張凌赫(ジャンリンホー)がものすんごく注目されてるっぽいのですが。
ヴィランの所業が結構酷いらしく、本国でも相当な言われようのようで、役者さんが謝罪動画を出したってのを、だいぶセンシティブに捕えちゃってる方もおられるみたいで。でもあの動画の最後、彼、ほんの少し、にまっとしてたよね?
それで思い出したのは「追風者」の時の張天陽(チャンティエンヤン)の謝罪動画。王一博を傷めつけちゃって、どーもすいませんでしたーってのがあったんですよ。
張天陽もクセありの役柄が多い人だけど、あの動画を見て私は思わず笑っちゃって、ますます張天陽って役者が好きになったんだけどなあ。宣伝かも保身かもと思ってもね。
主役は演技力の確かな脇役やヴィランがいてこそ輝くなんてのは、言わずもがなでしょと思うのは、私がいい年のおばちゃんだからなんでしょうかね。演出の酷さだって、演者ではなく制作サイドの責任だし。
それでもかのお国は、なんかっちゅーとすぐ大騒ぎする、きっと年齢層低いんだろうファンダムの言動が役者の立場に与える影響もバカにならないらしいし、実際にいろいろ起きてもいるから、怖いと思うのも分かるんだけどね。
さてさて、周太后の後ろに隠れて最初から様々糸を引いていて、周太后を陥れるのも一つ大きな目的だったのは、序盤、聖女扱いで出て来てた公主サマ。

最初の出会いで、灼華の事情を察してサラリと助けてくれはしたものの、なんとなく表情がさ、うーん、本当にこの人は良い人枠でいいんだろうか?と思っていたら、やっぱりか。
こんなに頭のいい人なんだから、もっと他にやりようがあったんじゃないのとは思うけど、復讐を心に掲げてしまったら、もう仕方ないんでしょうかねえ。復讐だけでなく、特大の野心も持ってたからね。
確かに序盤の第一皇子はダメぼっちゃんだったけど、その後、結構彼も頑張ったよね。
最初に皇子達の教育係を務めた灼華への態度は、まーったくめんどくさいなあ、思慮の浅いガキんちょめ!だったけど。でも叔父である定王大好きだし、定王も可愛がってたし、自分の至らなさを自覚してからは、正しく灼華の才覚も認めて、なんなら横恋慕もして(笑)それでも、恋敵が全く自分が太刀打ちできる要素のない叔父だと分かってからは、嫉妬しながらも随分と気持ちを抑えて偉かった。

その上最後は、ちゃんと裏工作も周囲を騙すお芝居もできる皇帝にまでに成長してたもんなー。
あ、3人いた皇子たちのうち、自分の手を汚さない姑息な子は「長風渡」のハンタマでしたな(^m^)
第一皇子と灼華の功績を自分のものにしてしまった頃から、公主の黒さが徐々に表に出始めます。
亡くなったとされていた婚約者を想っている設定も、ただのフリ。死んだ許嫁を想い続ける悲劇の善良公主の仮面のため。沈驚鴻を拾って育て、思い通りに動かせる駒として使うのだって、拾ったの自分も子供の頃だよね。いつから計画してたんだかと思うと、末恐ろしい。
実際、あの豹変っぷりは恐ろしかった。ほんにお上手でございました。
これはそうだな、頭の回転の早さでピンチを次々と切り抜けていく灼華のお仕事出世話と、自身も厄介な陰謀に巻き込まれつつ、灼華を見守る大人の王弟@時々子供っぽく拗ねるのはご愛敬(笑)が、身を引くの引かないのなんてあるある騒ぎも交えつつ、力を合わせて目の前の荒波に立ち向かう物語。
ラスト数話で、えっ!ってな状況にもなりますが、大丈夫、最後はすっきりー♪です(^m^)
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作品情報
- 制作 2023年発表 40話 腾讯视频
- 原題 「灼灼风流」
- 原作 「曾风流」随宇而安
- 監督 温德光、齐虹
- 脚本 汪洪、长夜、冯舒雯、余堃、牛雨桐、右耳、何况
- 撮影期間 2022年9月21日~2023年1月11日

人物相関図





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