陳拾兄弟の事情も、李餅&邱慶之(きゅうけいし)の過去話も、どちらも、あー、そーゆーことだったのかー…となりますな。やっぱり邱慶之は、ひとりで秘密を抱え込んでるんだなあとも思う。
でもさ、だったらさ、陳九も邱慶之も、もう少し別のやり方がさ?と、勝手に感じることは多いっちゃー多い。
U-NEXT版39話、通常版30話からです。
ちょっと魔が差して(笑)ゲームの「牧場物語」を始めてしまい…更にブログに間が空くことになっております。マイペース過ぎる更新状況。えへ。
▶ 「大理寺日誌~謎解く少卿には秘密がある~」視聴はこちらから U-NEXT(25.6.10現在)
所感 ネタバレです
明鏡堂の4人同様、追い出されることになった陳拾(ちんしゅう)。
荷物をまとめて出て行こうとした時、大理寺の登用試験に合格したと、腰牌が届きます。
陳拾の答案用紙を見た李餅が、これは合格するからと、合格したらすぐに渡せるようにと、事前に腰牌の準備を指示していたらしい。
そんなんを聞けば、間違いなく李餅はみんなを巻き込みたくないから追い出したんだと分かるわ。
陳拾が街を歩くと、周囲のお店の人達が、持ってけ持ってけと売り物を渡してくる。
大理寺とはいえ親しみやすい陳拾が、かなり街の人達に慕われてたって証よね。
神都を出て陳家村に帰ろうとしていた陳拾は、人相の良くない2人連れの馬車に乗せて貰います。ちょっと無理矢理感。
さすがの陳拾も怪しいと思ったようで、休憩の時に逃げ出そうとしたけど、まあ、あっさり捕まるよね。で、李餅に何を頼まれたんだと、詰め寄られるんだけどさあ。
何も頼まれてない、指示されてない。そう言っても信じてくれないんだよ。
そこに、孫豹(そんひょう)が飛び込んで来て男2人の上にのしかかり、その上に阿里巴巴(アリババ)、そして王七が積み重なる(笑)崔倍は困り顔で立ってるけど。

明鏡堂の4人も、李餅が陳拾に何か指示したんだと思ってました。で、自分達も手伝おうと。
李餅の考えが分からない中、それでも出来ることをしようとしてるんだけど、でもそれは陳拾も同じ。陳九が生前言っていた、自分が故郷に送った文を見ろという言葉で、きっと何か手がかりを書き残しているのではないかと思って、陳家村に向かってた訳だ。
さっきの2人は金吾衛。来仲書(らいちゅうしょ)の命で陳拾を捕まえ、李餅の動向を探りたかったみたい。しかもご丁寧に2時置きに連絡を入れてるらしいよ。
ってことで、孫豹、阿里巴巴は金吾衛に偽の情報を送って追っ手を引き離し、神都の李餅の元に向かう。王七、崔倍は陳拾と共に陳家村へ。何か見つけたら神都に戻ると、期限2日で二手に分かれることに。
その頃、李餅は秘閣で、呉亦人(ごえきじん)が言ってた通り、李稷(りしょく)が残した物を見つけていました。何かの地図のようなもの、礼部尚書の袖にあった刺繍の紋様、白い刀。
あの袖口が妙にアップになりましたもんね。何の模様なんだろうね。
陳家村は、馬車も途中で降りて歩かなくてはいけないくらいの山の中。
しかもあちこちに、トラバサミみたいなのが仕掛けられてる。罠にかかったウサギを助けて薬を塗ったりしてると、王七の頭のてっぺんのダンゴに矢が射かけられる。あぶねー。
矢を放ったのは、陳拾の従兄で村長らしいよ。従兄は大理寺だと言っても信じてくれず、なぜ戻ったと陳拾を責めます。お前たち兄弟は村を捨てた、陳九のものなど、何も残っていないとけんもほろろ。
陳拾は、故郷の話を懐かしそうに語ってたはずなんだけど、実際はちょっと事情が違ってた模様。
従兄ですらこんな反応なのに。陳拾、単純に人が良いってだけでは済まないお話なんじゃ?
来仲書は、眠っている邱慶之(きゅうけいし)の腕から、金属のペンダントみたいなのを盗んでました。
邱慶之、背中に黒羅刹の暗器が命中しちゃってたから、かなり重傷?早く気付いてー。
と思ったら、来仲書が去った後、一枝花が入って来たよ。
邱慶之の枕元で、俺はお前を助けるべきか?だって。
この2人の関係もなんなんでしょね。
一枝花は以前邱慶之を、あいつはたいしたことないとか、バカにするみたいな口ぶりだったけど、邱慶之は一枝花に対して全く動揺もなく、煽るように歯を抜く仕草を見せたりしてたよねえ。
あ、そうそう、一枝花、やかましくって気持ち悪いので、よく見てなかったから、今までずっと気付かなかったんですが、この一枝花の中の人ったら。
「君、花海棠の紅にあらず」の姜登宝(ジャンドンバオ)演ってた人だったよ、京劇協会の息子。
「長月輝伝」にもちょびっとだけ出てましたが。クセのある役が多い方なのかしらね、汪汐潮(ワンシーチャオ)さん。どうやら「唐朝詭事録」の続編にも、クセツヨ役で出てらっしゃる模様です(^m^)
王七と崔倍は、陳拾兄弟が暮らしていた木の上の家に案内されてました。
嵐さえ来なければ、意外と快適そうだけど、村の中に家はなかったんか、この兄弟。
陳家村は山の中過ぎて畑が作れず、猟師ばかりの村なんだけど、動物を殺せない陳拾は狩りができなかったんですと。しかも自分ができないばかりじゃなく、村人が仕掛けた罠にかかった獲物を、いちいち逃がしてしまってた。…おい。それはどうなんだ。子猫を助けるのは分かるけど、ウサギなんかは立派に獲物、食料だよねえ。
陳拾は兄が村に住むのを嫌がったって言ってるけど、村にいれば陳拾がみんなに責められるから、いられなかったんだと思うぞ?狩りで生きてる村なのに、毎度可哀そうだからって理由で獲物を逃がされちゃー、村八分になるのは当たり前。
陳九は確かに、人と慣れ合えないコミュ障タイプだったかもしれないけど、半分は弟を守るためだったはず。半分はというか、村に居にくかったのは、ほぼ陳拾のせいじゃない?一匹狼は比較的どこにでもいるけど、委細考慮できない愚鈍で頑固な善意を押し付けて生業や生活の糧を邪魔するタイプは、どんなコミュニティにも属せないよ。悪意がないほうがむしろ厄介よ。
それだけでも陳九は、陳拾には優しい兄ちゃんだったのが分かるわ。
その頃、皇宮には、妖猫が出現してました。
これは多分、李餅だろなあ。
妖猫事件は解決していない。まだまだ捜査が必要なんだと知らせるために。
案の定、来仲書は皇帝に呼ばれ、お前が調べたんだろうに、また出たぞとお叱りを受けてます。金吾衛と大理寺兼任も、力不足ならば、優秀な李餅を呼び戻して職務を譲れと言われてしまう。
来仲書は、李餅を大理寺に戻すな、陳拾たちも始末せよと指示し、どこぞに出かけて行きます。
邱慶之の腕から盗んだペンダントみたいなのは、合図用だったのね。それを使って湖畔に置かれた鐘を鳴らすと、船がやって来て、来仲書の頭に袋を被せて連れてった。
皆さまにお目通り願いたいって言ってたので、この先にいるのが、黒幕集団か。
邱慶之はそこと繋がってた訳ね。礼部尚書もそうだったんでしょう。きっと上官璉(じょうかんれん)もその正体を知っていて、自分が罪を被ってるってトコかね。
川辺で休憩していた阿里巴巴は孫豹に、吸血事件の時の変な神像の話をしてました。
水到と渠成に調べさせたら、猫の頭に人の体を持つ子墟(しきょ)の神話だった。原型は風狸(ふうり)って獣らしく、不老不死で猫に似ている。像の顔が潰されていたのは、李餅が見せたくなかったからではないか。李餅には知られたくない何かがある。
阿里巴巴はこういうところ鋭いよね。人が余り注目しないところに気付いて、時々独自に調べていたりする。
その時、自分達を始末しろって文を持った金吾衛を見つけて気絶させた2人は、きっと李餅も危ないと、馬を奪って急いで都へ。
さて、陳家村。
翌朝、陳拾の家の近くに虎が出て、慌てて逃げ出す3人なんだけど。
それは、虎の皮を被った陳七でした。なんなんこの人…
村長は、陳拾の腰牌を見せたら、本当に大理寺の録事になってたのが分かって軟化してくれたけども。
陳拾兄弟に恨みを持っていた陳七は、村長が捨てた陳九からの文を保管してたみたい。でも兄弟には恨みがあるから、村周辺に出る猛獣を倒せば渡すとか言い出します。
でもさあ、目を潰された恨みって言うけど、先に陳拾を罠に落として兄弟を出し抜いたのは自分じゃん。仕返しをした陳九が、ハナから目を潰そうとしてやったのか、結果的にそうなっちゃったのかは分からないけど。
だけど兄弟の狩りの仕方もまた、一般的なものではなかったようで。
陳拾が小動物を助けてしまうので罠が使えないから、陳拾の血を囮にして猛獣をおびき寄せ、陳九がそれを仕留めていたらしく。そうやって手に入れた獲物を村人に渡して、陳拾が邪魔してしまった狩りの弁償をしていたらしい。
陳九の腕は確かで、陳拾を守るためと思えば、どんな猛獣に立ち向かえてたみたいだけど、そんな手を使わざるを得なかったのも、陳拾の尻拭いのためだよなあ。
それにこの人、肉食べてたよね。ウサギがダメなら、鳥だって魚だって豚だって狼だって虎だって、命あるものだけどな?
陳拾みたいな人は、猟師の村にいちゃいけなかったね。ある意味、都に出て正解ではあったんだなあ。
とはいえ、なんとかその猛獣とやらを倒そうとする3人。
や、王七と崔倍は陳九じゃないんだから、陳拾が囮になったら全滅するわよっ(笑)
でもそこで陳拾は、誰かの気配を感じます。その素早さから、李餅だと思ったみたいだけど、一枝花だったよ。さらっとここまで来ちゃってるよぅ。そんで邱慶之は助けてきたんか?
陳拾の木の家に戻った3人のところに、村長たちがやって来ました。
陳七に謝りに来させたけど、みんなはいなかった、陳七の言うことを真に受けるなと。
それでも兄からの文を諦めきれない陳拾が、陳七の家に行くと、陳七は金吾衛を名乗る一枝花に、トラバサミっぽい罠を頭に仕掛けられてましたわ。こっわぁっ。
村人たち、こんな状況にならないと、陳拾たちが直面している危険に気付かないのは、まあ仕方ないっちゃー仕方ないけどねえ。
陳拾の機転で、一枝花は陳七を放し、陳拾を連れて飛んで行きました。
ここで陳拾もその目を見て、李餅と同類かと、李餅の変化はコイツが原因かもと気付いたよ。
それにしても一枝花の目的が分からないなあ。全部話したら遊べなくなる、とかさ。
何かを探していて、李餅達にちょこちょことヒントを与えて動かしているのだけは確か。

ただ、牢獄で出会った陳九には、少し違う感情を持ってたらしい。みんなが怖がる中、陳九だけはしっかり一枝花の目を見て、自分と同じ匂いがすると言ってくれたから。
陳拾に、兄貴は死ぬ前に俺に全てを話したと言われて、少し動揺を見せたし、目がちょびっと潤んでたんだよなあ。自分の正体云々を言われたからかもしれないけど。
どうやら、陳拾を都に呼び寄せる手紙も、一枝花が送ったものだったらしい。
陳九と殴り合おうとしたら、弟を理由に断られたから、弟を呼び出せばいいと思ったんですと。
おまえは殺さないとか、初対面だし、自分の欲しいものじゃなさそうだから譲るとか、でも李餅だって妖怪と変わらないんだからな?と念を押して消えるとか。
そんなんを見ると、普通の人間だったのに、化け物となってしまった苦悩が奥底に潜んでるっぽいのは分かりましたが。不老不死になって化け物と呼ばれて、周囲の人達はみんな自分を置いていなくなるとなれば、人の命を使って遊ぼうとするくらい歪むんでしょうかねえ。
そこに、命を救われて改心した陳七の案内で、王七と崔倍も駆けつけます。
陳拾が、李餅が危ないと慌てて伝えると、陳七は懐から陳九の文を出してくれました。この人、恨みはあっても一応心配はしていたから、死を覚悟したみたいな陳九の文を取って置いたらしい。
ここはお前の家だ、いつでも帰って来いとまで言ってくれたわ。ほぅ。
これで陳家村は一件落着か。
陳九の文は、死を予見したもので、神都には来るなと書いてありました。神都は人こそが獣だと。
更に、李餅も見つけた刺繍の紋章も描いてあったよ。
陳九は、陸城蝗(りくじょうこう)の一味と揉め事を起こして、牢に入れられたっぽい。餌食になりたくなければ、自分が獣になれと悟ってしまった陳九は、あの牢獄の火事で脱獄した後、黒羅刹となった。
神都に来ることになって何かあったら、この罪人番号と紋様の者を探して、黒羅刹の弟だと言え。陳九ではなくなっても、俺はお前の兄だ。
うーん、なんだかんだ陳拾を心配する内容だけでした。
紋様は描いてあったけど、それがどういう組織なのかは書いてない。
その頃、李餅は皇帝からの呼び出しを待ってました。皇帝の前で、上官璉(じょうかんれん)の供述は狂言だと言い、この事件の核心はと、自らに起きた異変を伝えようとした時、そこに乱入してきた来仲書。
妖猫事件の容疑者が見つかったから、急ぎ李餅の力を借りたいと。
同時に、朝廷の老臣からの文も皇帝の元に届きました。あ、あの紋様が描いてあるよ。
朝廷の老臣。なるほど。そこが黒幕か。
皇帝はすぐにその文を握り潰しながら、来仲書の依頼を承諾しました。
老臣達、目の上のタンコブってことね。2人が出て行った後、怒り狂って文を踏みつけてるわ(笑)
だけどこれ、来仲書の罠だったよ。
船でどこぞに行ったのは、この紋様を使っている老臣達の拠点だった訳だ。更に黒幕たちは、李餅が半猫なのを知っているってことだね。
来仲書は李餅を檻に閉じ込め、何やら粉をかけて李餅を半猫姿にしてしまいます。わあ。
だけど、半猫になった李餅の身体能力については聞いてなかったのかね。
李餅はあっさりと来仲書を捕まえ、盾にして牢から出て行こうとするんだけど。
金吾衛の兵が突き出した剣が、来仲書を刺しちゃった。え、これで退場?

この造形はちょっとイマイチかなあ。うちの猫、もっと鼻高いよ?(笑)
牢内でそんな騒ぎが起きているところに、すっかり元気になった邱慶之が。
え、一枝花が復活させたってことね?
でも外に逃げ出した半猫李餅は、待ち構えていた邱慶之の矢に射られてしまうという。
邱慶之ってば、李餅…って呟いてるんだよ、顔は布で覆ってはいるけど、半猫姿を見て。
この人は、李餅が猫になった、あの時の全てを知ってるんじゃない?
とすれば、最初の頃に部屋に侵入してきた猫に弓を向けたのも、李餅だと分かっててやった?しかもさ、一枝花に半猫にされたのなら、弓が命中しようがナンだろうか、不老不死だと知ってたってことか。
屋根の上を逃げる李餅に2本目の矢が刺さっちゃって、屋根から落ちたのを見た時、邱慶之は瞬間、あっ!て顔になりつつ、追えと指示してますよ。追った先にはもう李餅はいなかったけど。
狭い路地みたいな場所に倒れていた猫李餅を見つけたのは、陳拾たちでした。
え、早かったね、陳家村から戻るの。しかも孫豹と阿里巴巴も合流してます。
そこにいたのは、赤い官服をまとった猫。半猫じゃなくて、倒れてたのは、猫よ(^m^)
崔倍が、まぁお…って呟いてるのがカワイイ。
王七が、これが李少卿なのかって驚いてるのを、陳拾が認めると、孫豹はすかさず、カッコ良過ぎる!て。
阿里巴巴も嬉しそうだし、王七は猫の英雄だ!凛々しいとか言うし(笑)
ホントね。全く心配には及ばなかったってコトよ。
ここまでの間の関係性が出来上がっているからこそ、なんでしょうけど。
崔倍がようやく、命の危険は?と聞いたけど、陳拾は平然と、ないよないよってさ。
陳拾…以前はもう少し心配してなかった?(笑)
気を失ってる李餅を匿って隠れた5人。いつの間にか李餅は、人間の姿に戻ってます。
だからあんなに鼻が利いたのかと王七が言えば、風狸の伝説はやっぱり本当だったと阿里巴巴。
父君の死後、猫人間になったのは、歯を抜くのが好きなヤツが関与してるのだろうか、陳家村に現れたのもヤツでは?と崔倍も。
自分と徐虎(じょこ)が黄沙峪(こうさよく)で遭遇したことにも関係があるだろう、きっと少卿は、知られたくないのと我々の身を案じて追い出したんだと、孫豹も。
風狸は子墟の伝説だし、一枝花が残した書き付けも子墟の文字だったし、陳拾を掴んで飛んでったのも目の当たりにしてるし、ようやくみんなも、全部繋がってるのに気付いたよね。
ただ、陳拾は全てはみんなの推測だから、本人に聞いてと答えてます。
他人の秘密を勝手に自分が話せないって辺りは、ちゃんとしてるのね、陳拾。
当の李餅は夢を見ていました。
自分を矢で射抜いた邱慶之。
初めて出会った時も、奴隷宮から逃げ出してきた邱慶之は、李餅に短剣を突き付けた。
それでも李餅に庇われ、お菓子を振舞われ、そのお礼に李餅が興味を持っていた子墟の文字の書いてある羊皮紙を持って来た。
子供邱慶之役の子、誰かに似てるなーと思ってたんだけど、分かったわ。きゃりーぱみゅぱみゅの旦那サマ、葉山奨之に似てる気が致しますよ。

その後も、助け、助けられ、仲良くなっていく2人。
邱慶之が奴隷宮からの脱走者だとしても、盗みなどせずに真っ当に自分で稼いで生きていることを認め、自分の友だと言い切っていた李餅。
だけどある時、邱慶之は川で採った魚の腹から出て来た玉のついた短剣で、偶然にも人を刺してしまいます。相手が邱慶之の腰に差してあった短剣を奪って襲って来たから、抵抗しようとしただけなんだけど。
相手は、町のみんなからみかじめ料を奪っていたならず者。被害届は出ていても、役所も賄賂を貰って見逃してたヤツ。
それを李餅が大理寺の印章を持ち出して助けたことから、李稷(りしょく)の知る所となり、李稷は李餅にきちんと罰を与え、邱慶之に与える労役の罰は、李府の使用人になればいいことにしてくれました。李府に仕えるなら家族のように接する、と。パパかっこいいな。
一緒に仲良く成長しつつ、ぐんぐん才能を発揮していく邱慶之。
頭も良かったみたいだけど、武芸の腕もかなりのものに育ちます。
体の弱かった李餅は、時々ちょこっと羨ましそうな顔してたね。
以前、李餅と邱慶之がお財布を投げ合ったり、阿吽の呼吸で食堂で子供を攫ってた男を捕まえたりしてたのも、この頃からやってたことだったんだなあ。2人で悪人を捕まえて、ズダ袋に入れて大理寺の前に落っことしとくとか(笑)だからあの時も、打ち合わせも何もなくても、さらりと連携行動ができた訳ねえ。
それを知ると、あの時の言葉の少なさが逆に胸熱じゃないかー。
そんな時、邱慶之が、子墟討伐兵募集の張り紙に目を留めたのを見ていた李餅は、邱慶之を羽ばたかせようとその背中を押しました。李府にとらわれず、やりたいことをやれと。必ず将軍になれよと。
この時の李餅は、自分は長生きできないと思っていたから、ただ親友を送り出すだけじゃない思いでいっぱいになってたんでしょうね。きっとそれは邱慶之にも伝わっていたはず。
それなのに。
でもこれならやっぱり、邱慶之の本音のところは変わってないわよ。目的のためよね。
邱慶之の旅立った部屋には、あの魚の腹から出て来た短剣が残されていました。
その短剣を邱慶之の胸に突き立てる夢。邱慶之が、なぜか一枝花に代わる夢。
李餅が目覚めると、李餅の手と自分の手を藁で繋いでいた陳拾も飛び起き、明鏡堂のみんなも驚いて目覚めます。
さて、ここから全員が秘密を共有して反撃開始と、いくかな。
まだまだ山はありそうだねー。黒幕の目的、一枝花の目的、そして邱慶之の目的。
全部、分かってきたようで、まだはっきりしてないもんなー。
ということで、U-NEXT版41話、通常版31話まででした。
まとめ記事、各話記事のあるドラマ一覧はこちらから⇒作品概要と一覧
単発記事の中国ドラマはこちらから⇒華流その他
タイトルリストはこちらから⇒50音順リスト
複数記事のあるドラマ一覧は、カテゴリーから選択してください。
作品情報
- 制作 2024年発表 全36話 爱奇艺 (U-NEXTでは48話)
- 原題 「大理寺少卿游」
- 原作 「大理寺日志」RC
- 監督 王威(尚食)
- 脚本 魏思远、黑玉、姜来

人物相関図

コメント