今のところ日本の動画配信サービスで見られる作品のみの記事です

「鳳凰の飛翔」【7】ずーっと噂だけだった閔海の常遠登場。あははっ、この人かあっ。

当ページのリンクには広告が含まれています。
鳳凰の飛翔
画像出典 百度百科

分かっちゃいたんですけどね。この人なのは。
でも、満を持しての登場って感じで。はー、どこで拝見してもふてぶてしいおっさんがお上手。
31話からです。

ちなみに、只今「光・淵」視聴中で、ブログ記事が遅れまくりー。

U-NEXT

「鳳凰の飛翔」視聴はこちらから U-NEXT(25.7.20現在)

目次

所感 ネタバレです

第二の、寧弈(ニンイー)に対する紋様謀略は失敗に終わりましたよ。
韶寧(シャオニン)公主と魏知(ウェイジー)を使って、体に紋様の出る薬を盛った癖して、自分は何もやってないと、魏知に潔白を証明させようとする姑息な第二。
確かに直接は何もしてないわね。指示しただけで。

皇帝が第二に、早く白状しろと言った時、常貴妃が入ってきます。
それまで黙って様子を窺ってた第七が、すかさず貴妃さまはお急ぎかと、なんて口を出すのもしゃらくさいなあ。
面紗をしたままの常貴妃に、皇帝は、この芝居をいかに演じ切るか見ものだな、と言い放ったわ。

面紗を外した常貴妃のおでこには、赤い赤焔紋様。
ホント、どうやって薬を仕込んだんだろねぇ。
みんなが驚く中、寧弈は、まさか貴妃さまも占壁(ジャンビー)と関係が?なんて嫌味言って、皇帝に叱られる(笑)

貴妃は美容に良い薬を公主と燕王妃に与えたら、こんなことになった、だって。
へえ。2人も連れて来てみたらいいんじゃない?
第二は、許柏(シューバイ)卿が言ってた紋様が、寧弈と占壁にあったから誤解してしまったと、自分は何も知らなかったテイを貫く気。
すかさず魏知は、許侍郎の罪を奏上。
魏知は姚丞相の下で学び直せってことで済み、第二はしばらくの間、禁足に。
でも以降、朕の家族への妄言は重罪と、皇帝は宣言しました。

泣き真似演技を続けていた寧弈は、皇帝に残れと言われても、早く戻ってこの紋様を消さなくては天下に笑われる、父上のお目汚しになるのも嫌ですと、とっとと帰っちゃいます。

承明殿の外では、公主が第二を捕まえ、あれほどの証拠があるのにと喚くけど、第二は公主をジロリと見ただけで、返事もせずに帰っちゃった。
そこへ第七が来て、声をかけます。
残念だったな、何の算段もなく六兄上が宴に来るはずがない。
憎しみは忘れろと言われても、公主は言うこと聞かない。自分を気にしてくれるのは七兄上だけ、なんて言ってるけど、いやあ、第二も第七も似た様なモンよ?

寧弈と魏知もまた。
なんと大胆なことをって言う寧弈。全部知ってたクセにね。
魏知も、あの汁物より毒茶のほうがより大胆だ、なんて言い返す。
何の毒かも知らずに飲ませて私が死んでしまったら、敵の思う壺だと寧弈は言うけど、魏知は死なないって知ってたしね。とは言っても、この悪びれなさも随分だわ。

そこに、やかましい赫連錚(ホーリエンジェン)が来ちゃった。
赫連錚は、占壁の件で抗議に来たのかと思ったら、それ本題じゃなかった。鳳知微(フォンジーウェイ)を側女にしたい、鳳知微も喜んで私の妻となろう、だとさ。こンの勘違い王子め(笑)
背中を流させ、足を揉ませたい、10人いる妻の世話をさせたいって、自分に手をあげた女を屈服させたいってコトね。なんっかムカつく。

でもそれを聞いた寧弈は、ほくそ笑んじゃって、鳳知微を困らせたいなら私が手伝おう、だってよ。更にややこしくなるじゃないのさー。
最初は陛下に婚姻を賜りたいと言ってたのが、寧弈の介入と魏知の態度を見て、陛下を煩わせるのはやめにしてくれたのは、まあ、一安心でしたけどね。

-スポンサーリンク-

陛下は今日の騒ぎを、比較的正確に把握してました。
常家が海賊の首領陳紹(チェンシャオ)の調査を嫌い、皇帝に寧弈を殺させようとした、と。
表面的にはそこまで繋がってなく見えたけど、常家の親子と公主の策には違いない。あの親子、この時点で常家問題まで考えてたんかな?
それを知った寧弈は魏知のお茶で対抗し、危機を逃れた。寧弈を除こうとあがくだけ、常家の疑いは増す、と皇帝サマ。
その閔国公常遠(チャンユエン)は、大勢を連れて都に向かっているものの、病気と称して何度もゆったりと休憩を取り、時間稼ぎをしている様子。狸だね。

寧王府に戻ると、寧澄(ニンチョン)が倒れたフリ。寧弈のために薬を試し過ぎたとかで。
なんだか分からんが、寧清(ニンチン)と寧濯(ニンジュオ)が笑ってるー。

そうそう、やっと寧弈お付きの2人のお名前チェックできました。
それにしても、寧澄、寧清、寧濯って、全員、澄んでます清らかです濯ぎますって名前なんだねえ。
寧弈に付くようになって付けられたんだと思うと、つい深読みしてしまいます。

殿下に毒を盛るような蛇娘とは違う、ワタシの忠義心を見てくださいよぅ、みたいな寧澄に、寧弈は秋府の見張りを言い付けました。金獅の粗忽者が近いうちに現れるからと。
寧澄てば、まさかヤキモチですか?て。今の寧澄の行動こそが、ヤキモチっぽくない?

鳳凰の飛翔
画像出典 China Syndication Entertainment Co. Ltd.
カワイイ主従ズ。

でもこんなおちゃらけたやり取りの中でも、寧澄のヤキモチ講座?を聞いてる時の目線がちょちょいっと動く辺り、陳坤殿下、細かい演技してるよね。

で、秋府には既に粗忽者が来てました。
夫人が挨拶してると、秋玉落(チウユールオ)が乱入。鳳知微がまた戻ってきた、あの腹黒女と騒ぎながら。相変わらずバカだねえ。
夫人が鳳知微を呼びに行った後、代わりに懲らしめてやろうなんて言う赫連錚に、いそいそと話しかける秋玉落。
赫連錚は謎解きを仕掛けて、答えられなかったら側女にすると言います。考えの足りない秋玉落は、金獅の聖なる品だ、特別に一口食しても良いと、皮の小物入れを渡され、その気になる。
鳳知微が侍女南衣を連れて入ってきたのと、騙された秋玉落が塩を口にしてぺっとなり、大笑いされてたのと同時。
赫連錚でも、あの登場を見れば、秋玉落が残念な女子なのは分かる訳ね(^m^)

この聖なる品を、金獅でどう使うか当てて見ろと言われた鳳知微。
塩と梅は大任を担うと言われる、金獅の男性が求婚に使う品では?で、正解。
では、それを受け取り側女にならぬかと言う赫連錚を、南衣が手で押しのけました。
鳳知微は逆に、自分の出す問題に答えられれば、あなたの10人の妻のために背中を流し、足を揉みましょう、だって。このフレーズ、魏知の前で言ったのに、バレるじゃんか(^m^)

鼎の肉は塩梅で味を深め、美酒、杯を落つ
とげの草あれば、硬さを知るべく自ら口にす
それぞれの季節をお答えください。

こんなの即答できるの、寧弈だけじゃない?
答えられぬなら失礼します、はぁ、残念でなりません、て(笑)
しつこく追いかける赫連錚は、南衣と勝負することになっちったよ。
負けたら、塩を完食して、鳳知微をおばと呼ぶんですって。うははは。そんな条件聞いたら、結果はもう見えてるようなモンじゃーありませんか。

手を使わず、足だけの勝負だったのに、あっさりと赫連錚は手を出しちゃった。
簡単に負けたな。
阿呆な秋玉落は勝負の条件すら分かってなくて、赫連錚が勝ったと思い込むけど、そこは赫連錚、潔かった。手を出してしまった途端、フリーズしちまいましたからね。
鳳知微に、殿下、手を使いましたねと言われて負けを認め、おば上、下座からご挨拶致します、て。
しかも従者にも、申し訳ないが自業自得と言われて、塩を食べる赫連錚だよ(^m^)
金獅では、おばも娶れるのですと捨て台詞を残して去って行きました。

皇帝は顧衍(グーイェン)に、日落(リールオ)族の神女を探させてたみたいだけど、日落族は滅び、神女もいなくなっていて、双生蠱の解毒方法は分からず。
回想シーンで、雅楽(ヤーロー)を見初めた時の口元の動きがキモかったなあ、皇帝サマ。
それにしても木製の塗香入れ、どんだけ大事にしてるんだ。

皇帝は寧弈を呼び、此度は悔しかっただろうと言葉をかけてました。
小さい頃、皇帝は寧弈をだいぶ可愛がってたらしい。だけどその後、母親に似すぎてるって理由で、遠ざけたらしい。
そんなこと今更言われても、あーそーですかーとはなりませんよ。

魏知は公主にも呼び出されてた。
本当にこの厄介な女、早々に切り捨てないと、てか、もう遅いか。
公主は未だ、魏知を使って寧弈を陥れようとしてる。魏知はなんとか断ろうとしつつ、今できるのは力を蓄えることだと囁き、面倒を後回しにする算段。味方ですよみたいなフリも続けるんだねえ。それが処世術なんでしょうが、相手が悪いよ。

常遠は、今度は足が痛いとか言ってきてるみたい。めんどくさっ。とっとと来いよっ(笑)
皇帝は、自分の馬と儀仗を与えて、入城させるよう指示しました。
更に宴の準備と、金羽衛の配備も指示。何かあったら捕らえる準備も万端です。

いよいよ常遠が入城。
寧弈も母親に線香をあげて、常家と戦う決意をしてます。

あ、常遠ね、「風起隴西」の李厳、「長安二十四時」の林九郎ですよっ。

-スポンサーリンク-

皇帝主催の常遠歓迎の宴に、寧弈は遅れて登場。
楚王としてではなく、御史台の寧弈として参りましたと言い、奏上します。
亜相、胡聖山(フーションシャン)が受け取って読み上げたのは、あの林任奇(リンレンチー)の奏上文でした。逆賊閔国公の10の大罪。

途中で第二が、濡れ衣だと邪魔に入る。
寧弈は、この奏上は林任奇を殺した海賊、陳紹(チェンシャオ)から手に入れたと言います。
間違いなく林任奇のものか、亜相に確かめさせた皇帝が、常遠の言い分を尋ねると、常遠は林任奇から弾劾されたことを認めました。
でも、陛下との情義は失せてしまったのかと演技してから、逆に林任奇を弾劾する自分の奏上文を提出。
用意周到で、のらりくらりとやって来た訳ですな。

寧弈はピーナツみたいな形の印のついた文を、常遠に見せます。
「首領陳紹、3日後に会いたい。儲け話がある、いつものところで」と書かれた文を押された「天下に不可欠な者」って印は、皇帝が閔国公に下賜した印らしい。だいぶ偉そうな印章ですコト。
これは閔国公が悪いと皇帝は言います。
常遠は、自分の罪、使うのが勿体無くて仏堂に供えていたものを、悪人に盗まれた、ですってよ。
寧弈は怒り、朝臣を殺した罪を印を盗まれたという過失にすり替えるとはって、糾弾するけど、常遠は閔海のあまたの民が証人だと、署名を提出。
どうせ、無理矢理書かせたものでしょ。まーったく、どこまで準備してきたんだと腹が立つ。

寧弈は、証人として陳紹を召し入れることを嘆願。
反対する第二だけど、亜相も他、何人もの朝臣も口をそろえて、閔海の民のためにも陳紹を証人として呼ぶよう、寧弈に味方しました。

で、陳紹が連れて来られるんだけどもー。
常遠は陳紹に、何やら腕輪を見せつけます。ああ、陳紹の母親のものか。人質に取ってると。
それを見た陳紹は動揺し、常遠のことを知らないと答えてしまいましたわ。
あのさー、陳紹さんよ、それくらい予測してなかったんかい。この人も詰めが甘い。おめおめと母親残して来たなんて。
しかもこの狸ですよ、腕輪を持ってるんなら、今更慌てても、既に母親はこの世にいない可能性のほうが高いよ。

だけど陳紹は、殺されたくないから楚王を騙し、閔国公を陥れた、自分を死罪にと言い出す。
陳紹を殺されてしまっては、全てが水の泡、必死で阻止しようとする寧弈。なぜか公主も、頭のいい六兄が海賊に騙されるはずがない、黒幕がいるはず、殺さずに取り調べをと言う。
常遠は、閔海の件は、自分に任せろと言う。
魏知もこのまま死罪にしてしまっては、楚王と閔国公が世間からそしられる、公平さを示すため、第三者に任せるべきと言う。

皇帝は、この件を第七、寧斉(ニンチー)に任せることにしちゃったよ。
うへえ、こうしてちょいちょい第七の存在感が増してく訳だ。
だけど皇帝もさあ、第二と常遠の目配せだのほくそ笑みだのを目の前で見せられて、よくもまあ、寧弈を叱り飛ばせたもんだね。でもそっか、事前準備されてひっくり返されるような詰めの甘いことをしおってって怒りのほうか?
寧弈の悔しそうな顔よ。
楚王殿下、成長しましたなあ、なんて言ってく狸に腹が立つ。寧弈、完敗の図。

鳳凰の飛翔
画像出典 China Syndication Entertainment Co. Ltd.

とぼとぼと帰る寧弈を、魏知がそっと後ろから見送りました。

常遠は、妹の常貴妃のところへ。
自分が都に呼ばれたということは、皇帝が常家を警戒し始めた証拠、これがあれば万一の場合に供えられると、何やら木箱を渡します。中身はこっそり見てはならぬ、だってよ。使うべき日が来たら、文で伝えると。
そこに第二も来て、3人で立太子の件で内緒話。常遠は、まだ第二には実績がないからと、兵権について触れましたね。なんとか貰う気でいる訳か。

-スポンサーリンク-

一方、髪を下ろしてやさぐれ中の寧弈のところには、辛子硯(シンズーイエン)。
心配した寧澄が連れて来たっぽい。いい従者ですよ。
でも、寧澄の思いとは裏腹に、やけ酒に付き合っちゃう辛子硯です。
子硯殿は正しかった、私の負けと寧弈。これも父上が諦めたせいだって言うのも忘れないけど。
辛子硯は、自分の助言に従わなかったからだなんてぇことは言わず、一緒に憂さ晴らししてくれるんだよ。この人を失っちゃダメだよなー。でも最終的にはね…なんだけど(涙)

取り調べにも陳紹は、全て自分が計画したとしか言わず、問い詰めると殺せ、なんですと。
第七は、何か分かれば却って厄介だと言ってる。常遠も寧弈も敵に回したくないから、と。
そこに、第七の妻が、王才人の元に寧弈が現れたと知らせに来ます。

香り袋がどうとかって話を寧弈がすると、王才人は泣き出して話にならず。仕方なく寧弈は、証拠の香り袋は処分されたようだが、まだ証人がいると言って去ったんだそう。
それを聞いた第七付きの太監、何か覚えがありそうだね。
このドラマでは太監じゃなくて、給使って言い方でしたっけ。
それにしてもやっぱりあの母親、まずいことになると、毎度たーだ泣くだけなのねえ。

第七の嫁は、どこかで見てる人なんだよね。もしかしたら「鎮魂」の沙雅やってた人かな。ちょっと調べても出てこなかったんですが。

第七付きの給使は、李才(リーツァイ)では?と言います。
街中で弩を使い、陳紹の仲間を殺した件か。
その頃、第七の使いからお金を貰ってる李才を、寧澄が捕まえてました。
明日、楚王が野遊びに招待すると主に伝えよって、寧澄カッコイイ。

翌日、配下を大勢連れてやって来た寧斉(ニンチー)。
にこやかな顔で迎えつつ、足元には人の入った麻袋を置いてる寧弈(笑)
中身を確認させた寧弈は、ソイツは人を殺したが、命令に従っただけだから死罪には出来ぬ、ただ少し懲らしめたと。これで陳紹の仲間の仇は討てたし、七弟も安眠できよう、だって。実行犯は返すからってことね。

寧斉は、どうしてこんな回りくどいことをするのかと尋ねます。皇帝は自分を使って陳紹を殺したいのでは?と理解している第七。
寧弈は、皇帝は全て分かっていて、お前を試していると仄めかします。
巨大な権力を恐れず、正義を重んじて陳紹を許すか、常家の暴威に屈服し、正義を顧みずに皇子でありながら常家の犬に成り下がるか、全てはお前の考え次第だ、と。
納得したって寧斉は言いますが。こちらも、兄弟の化かし合いみたいに見えるねえ。

結局、陳紹は密かに寧弈の元に連れて来られました。
寧弈は、誰かを人質に取られているのだろうと理解してました。
常遠を告発しようとした陳紹の勇気を称えつつ、このまま閔海に戻っても手遅れだろうと言います。ならば、己の命を大切にし、敵を法で裁く日を待て。
寧弈に感謝しながらも、それでも帰らねばと言う陳紹に、寧弈は閔海、曁陽(ジーヤン)府の知府、梁是友(リャンシーヨウ)を紹介して送り出します。

第七は皇帝に、陳紹の処刑が済んだと報告。裏側の処置も皇帝は知ってるのかな?
皇帝が第七に頼んだのは、誰にも属していず弱みを握られていないからだと言います。
いやいや、王才人経由で脛に傷持ちだし、それを把握されて寧弈にも、ねえ?(笑)
皇帝の、そちは素直で心が和むなんてぇのも、第七がそう思わせてるだけだしさ。
常家に母親が虐げられて振り回されて、ただのボンクラな田舎者では生き残れないと、気付いちゃった結果ではあるけど、既にだいぶ前から、歪んだ表情見せてるもんな、この人。
知らぬは皇帝ばかりなり。

その皇帝サマは、片が付いたから、明日、みんなで打毬をやろう、だってさ。
翌日、寧弈は現れませんでしたよ。呉(ウー)給使が、みかんの食べ過ぎで腹を壊したって伝えに来ます。
それを聞いて、自分の腹に手をやる皇帝サマ(大笑)楚王府に柘榴を届けるようにって。
柘榴って、下痢にいい生薬なんですかね。

-スポンサーリンク-

打毬勝負は、第二と第七。
第二が勝ったけど、第七は花を持たせたのではあるまいか?

皇帝の元には姚丞相が来て、林任奇におくり名を与えてくださいと訴えてました。礼部は常遠を怖がって、おくり名を考える気もない模様。
皇帝は、「閔(あわれむ)」のおくり名を決めてくれました。
そこに常遠が来たとの知らせ。
皇帝は、輿を用意して常遠を乗せるよう指示。頼む側としては、恩を示さないと、だって。
退出しようとしていた姚丞相、ぴくっとしてたね。皇帝が常遠に気を遣ってるから。

皇帝は魏知を呼び、閔国公は朕に敵意を抱いているはずだと言います。
魏知は、自分は閔国公に賛成すればいいのか、反対すればいいのかと聞きます。
皇帝の答えは、堂々と反対せよ。朕が守る。

古狸同士の化かし合いみたいな謁見だよね。
常遠は、異様に遜りながらも、同行させた第二を虎威軍の総帥にしてくれと頼みます。自分が自ら教え導くから、と。
真意を気取られないよう背を向けた皇帝は、一応笑ってみせました。
そこで魏知が、閔国公の申し出は甚だ不当ですと。
気色ばむ第二と常遠。皇帝は魏知に分を弁えよと、一応は言う。
魏知は、陛下は文武両道、なのにその陛下の息子である皇子に自分が教え導くとは、陛下より自分が優れているというのか、と。
皇帝に向かって平伏しつつ、言いがかりだと笑う常遠と、魏知は伯父上と父上との関係を悪化させようとしている、腹黒い魏知を厳しく処罰してくださいって言う第二だよ。

そこに寧弈と第七が来ます。
立つが良いと言われた常遠。さっきまではへろへろで、皇帝の手を借りてやっと立ったのに、今度はひとりでさっさと立ったわよ。
皇帝と魏知は、ウィンクし合ってる(大笑)

なんの騒ぎですかねえ?みたいな感じで話に入ってきた寧弈。
常遠に、皇帝の訓戒にしっかり耳に傾ければ、陳紹の時のような恥をかかずに済むと言われた寧弈は、おじ上はなぜ私の過失に拘るのですかと聞きます。
天盛の朝臣はみな、おじ上が強大な力を持つと知っている。そのおじ上でさえ、何年かけても海賊を掃討できない。海賊を根絶させなければ、晩節を汚しますよ。
そっちの方が、よほどの失態じゃねーかって話ね(^m^)

魏知がすかさず、御史台に就任した楚王殿下は悪を正してきた、官吏達にも良い影響が及んでいる、これも陛下のご指導の賜物、陳紹の件は些細な過失です、と言う。
寧弈も、ぐっと顔を近づけて睨み合っていた常遠に、そう、些細ナンですヨ、みたいにね。
でも皇帝に、いい加減にせよと言われてしまった(笑)
ちょいっと嫌味を追加すると、ささっと皇帝がストップをかけるなあ(^m^)

皇帝は、申し出は熟考すると躱し、寧川を不孝者にしたのは自分、したがって今日3つの決定を下すと言います。

朕は自分の罪を認める。今後は皇子たちと心を一つに、天盛の繁栄を目指す。
皇子間の不公平を無くす。今日より寧斉を魏王に封じる。
今後、皇太子は立てない。跡継ぎを書いた詔を金匱に入れる。朕亡き後、遺詔に従い新帝を立てよ。

これにより、朝廷に平和が訪れるだろうと言った皇帝は、常遠に、心置きなく海賊の掃討に励むが良いと言いました。
にっと笑う寧弈です。

-スポンサーリンク-

第二は考え込んでました。
ポンが、あ、刑部尚書の彭沛(ポンペイ)ね、慰めに来るけど、第二は、火遊びをしているのは父上だと。寧弈も魏知も皇帝の後ろ盾があったから、強気で糾弾できた。皇帝は常遠を廃そうとしていて、そのせいで自分も一蓮托生になりかねないと、第二は危惧してる模様。
強力な後ろ盾だと思っていたものが、あっさり反転してしまうからねえ。ふふっ。
第二は、なんとか遺詔に描かれた名前を知ろうと画策を始めます。
もし自分の名前だったら、自らの手で常家を滅ぼす。
自分の名前でなかったら、火遊びしている者を自滅させる、と。うわ、皇帝も狙うかー。

一方、寧弈と辛子硯。
寧弈もまた、皇帝が誰を陥れるつもりなのか分からないと言う。
いずれにしろ、これは絶好の機会だと辛子硯。
心が一つか確かめようって、2人して掌に文字を書くんだけどさ。カワイイんだけどさ。
寧弈は「順」辛子硯は「假」。「假」には、一時的とか嘘とかの意味があるようで。
そこからなぜか寧弈の嫁取りの話になったぞ?胡亜相の孫娘、姚丞相の娘、淳于鴻(チュンユーホン)の姪、誰を娶っても股肱の臣を味方につけられると。
味方につければ遺詔に描かれた名前が寧弈になるのかとか、じゃあ3人娶れば朝廷を掌握できるとか、え、3人?いやー病弱な殿下の体が持たぬやもしれずーとか(笑)

鳳凰の飛翔
画像出典 China Syndication Entertainment Co. Ltd.
え、嫁3人?一人でもめっさ大変だよ?

寧弈と辛子硯のこういうシーンは、本っ当に良いんだよなー。
趙立新(チャオリーシン)さんが殊の外お上手で。封殺…くっ…惜し過ぎるよ(涙)

だけどここで寧弈が、鳳知微を思い浮かべてるのが、辛子硯にも分かったよねえ。
ただ賛成はしてくれないですが。顧衡(グーホン)の娘だと思ってるしね。敵同士になるしね。

辛子硯は皇帝に謁見しに行きます。
そしていきなり、罪を認めます、だって。
自分は少保を仰せつかったが、廃太子が謀反を起こして処刑、青溟書院の学士も自分に従わなくなった、院首の責は重すぎる、解任してください。

辛子硯って人をよーく知ってるんでしょうねぇ。最初っから、芝居がかった姿勢で話を聞いた皇帝サマ、反省の色が全く感じられないって言う(大笑)
本来の目的はなんなのだ、だってよ。
陛下にお仕えしたいと言った辛子硯は、光録大夫って官職を貰いました。
それはそれで嬉しかったみたいだけども。
辛子硯は更に「天盛志」の編纂で難題に直面しているから、解任を申し出た、徳を備える者に青溟書院の管理を任せて欲しいと言って、皇帝に、既に目星をつけてるな?と言われる(笑)
辛子硯は、無双国士、魏知を指名しました。
何を企んでいると言われても、そこはお得意の、立て板に水の喋りで押し切る(^m^)
皇帝も、そちは腹黒いからなとか言いつつ、魏知がどれだけできるか試してみようと思ったらしいよ。

魏知は最初は嬉しそうではあったけど、こんなに早々に戻されたら、陛下の怒りを買って罰を受けたと思われると甘えて、皇帝から司業に封じられ、2等級の昇進と令牌をゲットしました。
甘えられて、カワイイ反応見せられて、皇帝サマ、嬉しそうだったね。趙淵(チャオユエン)も笑顔でしたわ。

とはいえ、家に帰った魏知は、断らせないための昇進と令牌だと感じ、何か裏があると深読み。
確かに辛子硯が何を考えて、魏知を青溟書院に戻そうとしたのかは、分からない。
燕懐石(イエンホワイシー)と2人で考えてると、南衣が、本人に聞けという。そのとーり(笑)
魏知は燕懐石から「大成閔海風物志」って書物を貰い、それを「天盛志」の編纂に悩む辛子硯への手土産として、真意を確かめに行きます。

たださあ、ほんっとーに分かり難い人だからー。
率直に言ってくれと魏知が言うと、辛子硯は、自分は冷酷だから魏知なんて石ころは邪魔になれば蹴とばすけど、見捨てられない人がいるから、ひと思いには蹴り飛ばせないのだと答えました。
ややこしくなった朝堂からは避難させる、だけど嘘っこの婚約者として寧弈と出会った頃とは、状況が違うんだからな?って話ね。
辛子硯の言った「この子帰がずば、其の家人に宜しからん」ってのは、詩経の「之の子 于に帰ぐ 其の家人に宜しからん」をもじったものみたいですな。
寧弈はアンタを気にしてるけど、今となっては、アンタが楚王に嫁ぐのはダメだからね?と。
釘を刺された魏知は、石ころに恋心はないと告げました。

うーん、今回は3話分、33話までです。
次回から、魏知は青溟書院。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 テレビブログ 華流・アジアドラマ(韓国以外)へ

まとめ記事、各話記事のあるドラマ一覧はこちらから⇒作品概要と一覧
単発記事の中国ドラマはこちらから⇒華流その他
タイトルリストはこちらから⇒50音順リスト
複数記事のあるドラマ一覧は、カテゴリーから選択してください。

作品情報

  • 制作 2018年発表 全70話 爱奇艺
  • 原題 「天盛長歌」
  • 原作 「凰権」天下帰元
  • 監督 沈厳、劉海波
  • 脚本 路怡、邹越、蘆菁、王佩、邱永懿

人物相関図

鳳凰の飛翔 人物相関図
画像出典 チャンネル銀河
よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次