なんとか第5皇子から逃れて、青溟書院に辿り着いた魏知(ウェイジー)と顧南衣(グーナンイー)。
だけどさ、辛子硯(シンズーイエン)の態度がまあ、まためんどくさい(笑)
テストなのかもしれないけど、回りくどいんだよなー。
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所感 ネタバレです
お陰で黙って聞いてた南衣にぼそっと、悪人めと言われてるよ(^m^)

呆れてる顔(^m^)
このややこしいやり取りの中で、分かったことは2つ。
青溟書院は、賢者を尊び才だけを求めるので、高価な服装の者の試験は難易度が高い。だから前回、お金持ちの息子っぽい燕懐石(イエンホワイシー)は、門前払いだった訳だ。
もう1つは、青溟書院は皇帝の書院だけど、青溟の門を出た学生は皇太子の門下となる。
これ堂々と院首が言っちゃっていいんでしょうか。皇帝の作った教育機関の卒業生は、自動的に皇太子派閥って、まずい話だと思うよ。
東宮では、まじない人形を前に皇太子がすごい顔になってた。
皇太子からの命で、まじない師の策を弄したのは自分。でも用意した人形はこれじゃない。陛下の名を刻むほどの度胸はないって、辛子硯はビビッてる演技。
第5皇子を陥れようとしたのに背後から狙われてる?と不安な皇太子に、まさか、常海(チャンハイ)…いや、あり得ない…と呟き、離間の策も追加。からのー、趙王の後ろには燕王がいるんじゃ?って疑念もぶっこむ。
更に趙王には、まじない師の言葉として、燕王がカギだよと伝える。
大活躍なんだよなあ、辛子硯。回りくどいのも許してやるか(笑)
ストレートな人にコレはできないものね。
まんまと踊らされた第5皇子は、先日口封じしようとした魏知を探して証言させようとし、魏知の顔を知ってるのは楚王だと、寧弈を、第3皇子の件を餌に呼び出すことに。
寧弈は蘭香院で、もうじき復讐が成るというのに浮かない顔をした珠茵(ジューイン)に話しかけるんだけど。広い世界を見てみたいって言い出した珠茵。変なフラグの気がしてならないよぅ。

青溟書院には、先日門前払いだった、閔海(びんかい)燕家っていう四大世家の息子、燕懐石が、ボロを着て入って来てました。
燕懐石は、魏知が女性だって見抜いてた。男装で商売をしている女性をたくさん見てきたから、すぐ分かるんだって。さすがだ。だけどこの人の目は真っ直ぐ。きっといい人。
第5皇子に会った寧弈は、第3皇子の時に直接動いたのは自分だと白状させ、今度はオマエがターゲットなんだぜ?を思い知らせます。追い詰められた趙王は、またあのまじない師に会いたいと言い出したよ。
その頃、第2皇子は、背後に寧弈がいることに気付いてました。こっちのが強敵だなー。
辛子硯は皇帝に、皇太子の関与を仄めかし、陛下がまじない師になって趙王の本音を聞いてみては?なんて恐ろしいことを進言し、皇帝も了承したんだけど。
皇帝は、皇太子を試すために、代わりにまじない師の役をやらせるんだよねえ。これ幸いとばかりに皇太子は、第5皇子に毒杯を飲ませちゃった。うわ、あっけない。
でもそれで皇帝は逆に、全ては皇太子の企みだと気付いてしまう。しかも8年前の件も皇太子だと、寧喬(ニンチャオ)は無駄死にだと。像に自分の名前があるも知ってたのね。
寧弈と辛子硯にしてみれば、第3皇子の件も証言できる第5皇子が退場しちゃったのは大きな痛手。これで冤罪を証言できるのは、皇太子と常海だけになってしまった。ややこしい。
皇帝は、皇子3人に宦官を1人ずつ付けることに。ま、密偵だけど、人となりを理解して貰えれば、味方に引き入れることも出来るでしょ。腹黒い上に感情を制御できない人間には、無理そうだけどね(^m^)
一方、青溟書院では、魏知の利発さが際立ち、先生にも一目置かれ始めたところ。
本人は密偵のつもりだから厄介ごとは避けたいらしいけど、まあ性格上、無理よ。一応、南衣も冷静に止めるけど、この人は魏知が決断したことに対しては100%味方するし。
早速、授業で魏知にバカにされたと思った学生に絡まれる。これが公主なんだよねえ、韶寧(シャオニン)公主。皇太子と同じ故皇后の子。だから性格は推して知るべし。
立場を鼻にかけ、頭悪い上に思い込みが激しくて話の通じない子。ヤダヤダ。この子が、かなり長いこと、厄介なメンドクサ案件として立ちはだかってくるのよー。
一応公主も男装のつもりらしいんだけどさ。ほら、この違いを見て。
アイラインばっちり、まつ毛くるくる、シャドウしっかり。コレよコレ、辟易男装は(笑)
ここでは女性であることを隠してない衣裳だけの男装だけど、結局他のドラマの男装はほぼコレと同じなんだよね。

公主に難癖つけられていた馬方を助けた魏知。馬方がこっそり、彼女は公主だと教えてくれ、南衣のアシストも受けた魏知は、公主を押さえつけて、がっつり理詰めを展開。公主に謝らせました。
ものすごく魏知に感謝しちゃう馬方は、とっても素朴な子に見えるんだけど。
でも、南衣のアシストだと思ったのは、馬方でした。魏知に向けて玉を弾き、バランスを崩させて助け、公主に向けて玉を弾き、転ばせた。南衣は、馬方は相当な手練れだと言ってます。何者?
雑役達の仕事場を覗いた魏知と南衣は、そこの全員が、武芸に秀でていると気付きました。
その頃、寧弈は日中でも居眠りすることが増え、皇帝から派遣された呉(ウー)給使も、陛下も同じだと言う。皇帝のほうは、夜中に意識を混濁させ、護衛に切りかかったりしてるよ。こわ。
寧弈もまた、意識がないまま歩き回って、廊下や機織り機の前で寝てたりする。皇帝みたいなことにならないよう、寧弈は今後眠る時はこれで自分を縛れと、寧澄(ニンチョン)に縄を渡します。
皇帝との体調連動、そしてそれを皇帝付きの趙淵(チャオユエン)も知っているってところに、寧弈と辛子硯も辿り着いたぞ。半信半疑ながら。

確かに、寝ている時に何するか分からないのは怖い。
雑役達の後をつけていた魏知は馬方に、これ以上関わるな、おまえが殺されるぞと忠告されてた。
寧弈の密偵命令のせいで、青溟書院の不審を調べようと必死だからなあ、この子。困ったもんだ。
寧弈は侍医を脅し、皇帝の病の記録を閲覧。侍医の証言からも、皇帝と寧弈の病気が同時に発症するのは18年前からだと分かりました。
だけど寧弈にも夜中の異常が現れてしまい、夢の中で鳳知微に会い、襲い掛かっちゃった。
これ、何も知らない知微が、青溟書院に血浮屠がいたと慌てて報告に来て、ベッドで縛られてる寧弈の縄を解いちゃって、異常行動が出ちゃったっていう、なんだかなーな出来事だったんだよねえ。
皇帝の体調不良のための祈祷が行われる日、寧弈は自分も病だと欠席して青溟書院に行き、辛子硯から、これが無寐(むび)という毒の症状だと知らされます。最後には錯乱して死ぬんですと。でもこの毒は、数か月間、毎日服毒させなければ効果がないらしい。
それで寧弈は、毒を盛られているのは自分ではなく、皇帝かもと気付く訳だね。
一方、祈祷が済んだ皇宮では皇太子が、あの無寐の指輪を趙淵がしているのに気付きます。
挙動不審になる皇太子。これがバレれば弑逆の大罪。趙淵に指輪を売ってくれと焦って何度も持ち掛け、断られてました。
青溟書院では、魏知が数日前から消えていると報告が上がり、寧弈を縛っていた縄が発見されます。
これであの晩、本当に彼女が来ていたのを知る寧弈。正気を失っていて何も覚えていないと、めっちゃ後悔してるんだけど。思い出してー、血浮屠って叫んでたでしょー?
常海とどうするどうするの騒ぎをしていた皇太子は、青溟書院の者に命じ、趙淵を殺させると口走りました。やっぱり血浮屠か。青溟書院の彼らは、皇太子が匿ってた血浮屠だったんだわ。
常海は、このまま静観すればいいと。だけどそれには皇太子が大反対。育てて貰った恩を仇で返せない、人倫に背く畜生のような考えだって。ほう。血を分けた兄弟はよくても、親だけはダメなんか。
瞬間きょとんとしてから笑い出した常海は、皇太子を試したみたいな言い方してるけど、どうかなあ。
あの指輪は趙淵が持っているのに、寧弈まで体調が悪いのはおかしい、もしや無寐だと気付かれているのかもしれないと、先手必勝の手に出ることにしたみたいだけど。
この人達、毎度、考え過ぎて余計に動き過ぎて、墓穴を掘ってる気もするね。
皇帝も寧弈も、昏睡状態みたいになってますよ。
寧弈の病室でお茶を入れていた趙淵は、指輪の赤い石から何かが滴るのに気付きます。
良かった、自力で気付いてくれたっ。
貰いものだがと寧弈がくれた時のこと、皇太子が妙に焦って売ってくれと言って来たこと。
いろいろ繋がってしまいましたな。
目覚めた寧弈も同時に、趙淵の態度で気付いちゃったかな。
皇帝の元に戻った趙淵は、皇太子が皇帝に、無寐の毒の話をしているのを耳にします。
古い本から似た症状を見つけたので、お知らせに来ました的悲痛な顔でな。
でもさすがよね、ダテに長年皇帝に付いてない。すぐ騒がない。自分も罪になるからでしょうが。
皇帝の体調不良につき、皇太子が監国、姚丞相が補佐となり、皇太子の要請で、青溟書院の管理を寧弈に一任すると決まった時、趙淵は、わざわざ皇太子と寧弈の前で指輪を出してつけ、私が最も許せないと思うのは、陛下を悩ませることだと言って様子をみてますわ。
その頃、魏知と南衣は、雑役たちに捕まってどこぞに放り込まれてました。頼みの綱の南衣は、眠っていて意識がないよ。
辛子硯と話す寧弈は、あの晩、鳳知微が血浮屠を見つけたと言ってたことを思い出します。
かつての血浮屠は皇太子の手先、青溟書院の雑役として身を潜め、南衣がケガをして捕らわれている。
辛子硯は、突然皇太子が青溟書院を押し付けてきたのは、罪をなすりつけるため、陛下が皇太子を監国にしたのは監視のため、これは吉報だと言うけど。知微の身を案じる寧弈は、救うことしか考えられない。ただの駒のためにご破算にする気かと言われても。
皇太子の元には、雑役のボス、あの馬方の父親が来ていました。
寧弈を殺すかと聞きに来たみたいだけど、皇帝に疑われている今、手を下せば薮蛇。
常海は、魏知だけは生かすなと言って返します。
寧弈は部下に魏知の救出を命じました。
それを、皇帝から派遣された呉給使が盗み聞きしていて、寧澄(ニンチョン)に引っ立てられてきた。
だけど寧弈は、辛い立場だろうと呉給使を庇い、でも人には心があり、心には正義が宿る。報告するか否かは自分で考えろ、罰を与えたりはしないと言います。呉給使、すっかり籠絡されたかも。
魏知のところには、馬方が来て助けようとしてくれます。それではおまえが殺されると魏知は言うけど、頭領の一人息子を殺しはしない、早く逃げろと。
薬で眠らされている南衣を藁で隠し、魏知だけを逃がそうとした時、血浮屠たちがやって来る。
寧弈の命を受けた2人も、馬を飛ばしてる。この2人、よく出て来るんだけど、まだ名前が分からん。
馬方は、必死で父親に抵抗してくれました。これは自分自身のためだ、もう、操られるだけの刺客のままでいたくない、と。この子は血浮屠と言っても、大成王朝を知らない年齢だしね。
血浮屠の1人が手戟を構え、扉を開けて魏知を狙った時、馬方は身を挺して魏知を庇い、手戟をその背に受けてしまいました。えー(>_<。)
この子、公主に謝罪させた魏知の行動が、すごく嬉しかったみたいだねえ。唯々諾々と従って来た自分の生き方を、改めて考え直してみようと思うくらいに。うう、いい子だったのに(涙)
馬方は、父が無事でいられるよう頼むと言い残し、魏知を逃がします。
頭領よ、息子の命を返せって叫んでるけど、やったのアンタの部下。
知らせを聞いた皇太子は、魏知も血浮屠も全部始末しようとしてますよ。
機織りをしていた寧弈の元には、常海が蘭香院に向かったとの知らせ。
魏知は蘭香院の下働きだったから、逃げ込むと踏んだんでしょう。確かに今の魏知には、そこしか逃げ込めるところはない。寧弈のことは、あの晩、自分を殺そうとしたと思ってるだろうし。
魏知から話を聞いた珠茵は、寧弈は皇太子の罠で悪夢に苦しんでいただけ、すぐに楚王府へと言うけど、遅かった。常海が血浮屠を連れて来てしまった。
魏知を気絶させて、戸棚に隠した珠茵。でも逃げ切れないと、腹を括っちゃったんだなあ。常海に、朱承勝(ジューチョンション)はご記憶に?私の父ですと。恨みつらみを口にし簪を振り上げるけど、取り押さえられてしまったよ。この時の常海の言い草。どれほど悔しかっただろう、珠茵(涙)
そこに楚王が来たとの知らせが入り、常海は、魏知を探すのを諦めて珠茵の腹を刺して逃げて行きました。あああああ。
常海はそのまま帰っていったけど、血浮屠の頭領は、少しだけ開いていた戸棚に気付いちゃったね。
南衣は青溟書院で保護され、魏知は頭領に連れられ、息子の遺体の前にいました。
魏知は、私のせいで死んだ、私を殺しても構わない、でも本当の悪人は皇太子だと言います。
皇太子にかなうはずがない、生き延びるだけでいいという頭領。でも魏知は、用済みになれば捨てられる、汚れ仕事を請け負った者を皇太子が生かしておくものかと言うよ。ほんそれ。頭領、甘いよ。
でも魏知に、彼は死ぬ間際、あなたの無事を願ったと言われて、ぴくっとする。私の死であなたが助かれば、彼に顔向けができる。
それを聞いた頭領は、くずおれます。
魏知に、私の遺体を母の元に届けて欲しいと言われた頭領は、秋明纓(チウミンイン)と聞いてびっくりしちゃう。だよねえ。元ボスの嫁だからね。ならこの子は元ボスの子供。こりゃ、殺せない。しかも、宗宸(ゾンチェン)先生の名前まで出てきちゃった。
頭領は、全てを理解し、魏知の簪を抜きました。
深夜の青溟書院には、寧弈が。辛子硯に警告をするためだって。
今後は万事注意を払え。珠茵が常海に殺された。今後ヤツらとの争いは表面化する。
青溟書院の裏手から、火の手が上がりました。
頭領が息子の遺体を焼いたんだね。それを魏知の遺体のように見せかけて。だから簪を抜き取った。
表向き、魏知の遺体のように偽装しなければ、いつまでも魏知は皇太子に狙われるから。
呆然とする寧弈だけど、化け猫には9つの命があるんだって、知微が死んだなんて信じない。
泣いても叫んでも構いませんって言う、主を思う寧澄の気持ちが良いわ(涙)
だけどフラフラと戻った寧弈の前に、うずくまる知微がいました。
珠茵に説明はされてたけど、知微はあの晩、自分を助けずに殺そうとした寧弈に恨み言。
寧弈の力になろうと青溟書院に行ったのに、行かなければ血浮屠に会うこともなく、罪もない2人が、自分のせいで目の前で死ぬこともなかったってことだよねえ。
知微が助かっただけで奇跡だ、悪いのは自分だと言って、寧弈は知微を抱き締めました。
だけどまあ、しばらくは、自分のせいでって思い詰めるんだろうなあ。
と思ったら。
あの人たちのために、何かしなくちゃと来たぞ。立ち直り早い。てか、そうしないと罪の意識に潰されちゃいそうなんでしょうが。
血浮屠の件をどう利用して皇太子を倒す?と聞かれ、寧弈は息を飲んで、特に計画はないと言いました。巻き込みたくないからだわね。
だけどそれを聞いて、知微は立ち上がり、南衣を探して辛子硯を殺す、て(笑)
寧弈も、辛子硯を監視してくれと頼んだ手前、皇太子の犬ではないと言っても、自分と繋がってるとは言い難かったでしょ。つまらない嘘つくからだよー。素直に心配だから、青溟書院に身を隠せと言っとけばよかったのよー。
第3皇子の死後、信じるのは辛子硯だけと言った寧弈。私は信用してないのねと言われて、信用されたいなら、計画を話そうと。
だけどね、さっきの今なんで仕方ないとはいえ、知微は、たとえどんな計画でも決して無辜の命を奪わないと約束してくれと言います。
これねえ、こういう世界の中では、言うは易し行うは難し。そう心がけていても、巻き込まれてしまう無辜の命は、皆無とは言えないんだよなー。
了承した寧弈も、それでも、悪は根こそぎ断つと約束してくれと言います。
例えば、母親が宗宸先生が、天盛を倒し大成を復活させようと企んでいるとしたら、彼らは寧弈にとって悪となる。どう見てもそこまでは出来そうにないでしょうが。
珠茵の遺体は、かねてよりの本人の希望通り、河に流したらしい。
それを、やっぱり呉英(ウーイン)給使がこっそり聞いてました。
いるのだろう出て来いと、寧弈は叫びます。
私には確かにはかりごとがある。8年前の巫蠱の件で巻き込まれた大勢の無辜のため、生涯忠義を尽くしながら陥れられ、皇陵にも入れぬ三兄の雪辱を果たすため。この天下に必ず知らしめる。善人は報われ、悪人にし鉄槌が下ると。天下の是非を二度と逆転させず、無実の罪を着せられる民を二度と生みはしない。それが私のはかりごとだ。
呉英はやっぱり微笑んだよ。喜んで、殿下に付き従いますと。
次に皇太子が立てた計略は、有能な人材発掘のテイで青溟書院に皇帝を呼び、その場で血浮屠に自分を傷つけさせ、寧弈のせいにするというもの。はーあ。
だけど既に頭領は、皇太子に不信感を抱いているし、辛子硯だって黙って見てはいませんよ。
元血浮屠の顧衍(グーイェン)を頭領に会わせます。
裏切者と言われた顧衍は、私が裏切り者ならお前はなんだと。そうね、人のことは言えない。
顧衍は、血浮屠を裏切ったのは顧家の子孫を守るため、今日来たのも、兄の血脈を守るためだと言います。魏知を殺そうと躍起なのは皇太子、魏知を生かすには皇太子は死ぬ必要がある。
顧衍は、明日、青溟書院で楚王を殺すふりをして皇太子とのつながりを暴露しろと言いました。
頭領は、楚王は仲間を生きて都から出せるかとだけ、聞いてるね。自分は覚悟を決めたね。
さて、青溟書院。
皇帝はここを建てた時、天盛に有用な才子を選ぶため、擢英巻っていう3つのお題の書いてある巻物を渡したらしい。でも3題とも解けた人物は未だ出て来ず、無双国士っていう特に秀でた頭脳を持つ人物に与えられる称号を得た人はいないんだとか。
学生達が集まって難問に取り組むんだけど、常海が見張ってるんだよねえ。邪魔だなあ。
血浮屠たちは、お茶を入れて回ってます。
時々学生の中で先頭に立ってるのは、姚丞相の息子なんだね。淳于(チュンユー)家って将軍らしきとこの息子もいる。この2人はモブ学生の中で、ぴょこんと身長も飛び抜けているので、きっと今後もちょこちょこ出て来て活躍すると見た。
姚丞相の息子、姚揚宇(ヤオヤンユー)が一問目は正解するものの、その後はあえなく敗退。
呆れた皇帝と怒る皇太子に、辛子硯は、推挙したい者がいるが容貌が醜いという(笑)
容貌など関係ないと言う皇太子に、寧弈は反対意見を唱え、それでも連れて来いと皇太子に言わせます。私は止めたのに、皇太子がどうしてもと言うからって形を作ったね。
で、その人物はベールのついた笠を被って現れました。ま、魏知な訳だ。
魏知は2問目まで正解し、3問目はその場で皇帝が問題を変えました。
寧弈もハラハラする表情を隠せないほどの難問を、魏知はサラサラと答えます。
その答えに、寧弈なんか感動して涙ぐんでるし、皇帝も素晴らしい、よくぞ申したと大絶賛。
皇太子は血浮屠を待って辺りを見回し、第2皇子はアレは誰だって顔してるし、第10皇子は素直に感心してますな。
皇帝は、かくの如き抱負を抱く学生が醜いはずがない、天盛の無双国士の顔を見せよ、と。
ふふっ。傘を外した顔を見た皇太子の驚きよ(^m^)もう殺せない。あはは~。
しかも寧弈に向かって、卑怯だぞ、だって。
寧弈選手、この顔だ(大笑)

はぁぁん?
魏知は、偶然ある秘密に気付き、顔を隠さなければ殺されていた、こうして謁見を賜ったのも、罪を訴えるため、命を賭けて血浮屠を告発しますと言いました。
その時、血浮屠たちが乱入してきます。
皇太子はわざとらしく皇帝の前に立ちはだかり、寧弈は魏知を庇い。
頭領は手戟を皇帝のいる方向に放ちます。寧弈が頭領に向かっていって怪我をし、驚いて止めようとした魏知を突き飛ばした頭領。皇太子が剣を持って向かうも、まあ、勝てやしないわな。
魏知は必死で南衣をの名を叫び、飛び出してきた南衣が、皇帝へと向けた頭領の剣を寸前で弾き飛ばしました。
転がる頭領に掴みかかり、投降してと言う魏知。もう遅いと叫んだ頭領は、後ろから寧弈の剣に貫かれます。
ただこの時、決して背を向けて逃げ出そうとせず、正面を向いたまま、むしろ一歩前に出て、この襲撃を自分の目でしっかり見届けようとしていた皇帝の姿は、印象に残りました。いろいろあるけど、そこいらのボンクラ皇帝じゃないのも確かなんだなあ。
でも感情的な魏知は、これでまた無辜の民をどーたらで拗らせるのか。分かっちゃいねーな。
この人、アナタを助けてはくれたけど、刺客として18年、皇太子の政敵を殺し続けてるんだから、決して無辜の民じゃない。この人が始末してきた皇太子の政敵のほうが、どれだけ多くの無辜の命があったかって話よ。いくら息子の最後の願いだったとはいえ、寧弈にしてみれば根こそぎ断たねばならない悪の1人。もはや頭領が生き延びる術はなかったし、本人も死に場所を探してたんだと思うよ。
血浮屠の刺客達は数人生きて捕えられ、18年前から皇太子に青溟書院に匿われて刺客として働いていたことを自供。それを顧衍が報告しました。皇太子、焦って顧衍を蹴とばし、寧弈と2人で自分を陥れる気だとか叫ぶけど、皇帝に怒鳴りつけられた。
まあ、皇帝にも真相は分かってると思うけど、一応、皇太子と寧弈を謹慎させます。
頭領は、宗宸のところにも魏知の素性を確かめに行ったんだね。宗首領と呼んでました。顧衡(グーホン)のことも首領と言ってたので、血浮屠で2人は同じ役職だったのか。
頭領は、この18年、息子のためだけに生きてきたけど、その息子が顧首領の子を庇って死んだのも何かの定め、自分の不義に対して天罰が下ったのだと言ってた。死に場所を求めている、とも。だよね。
それで宗宸は、魏知を守り、寧世征(ニンシージョン)を襲えと命じたのか。
だから頭領は、皇太子の筋書きとも、顧衍の筋書きとも違う行動をした訳だ。
改めて宗宸は、血浮屠の令牌で、南衣に知微を守れと命じました。
さて皇宮では姚丞相が、魏知の素性が分からないと、不安がってます。皇太子とも寧弈とも関係がありそうだけど、故意に身分を隠しているようだと。
皇帝は、ならば猶更、2人を謹慎させている間に、六品の朝華殿学士の職を与えて、せっかくの人材だから自分が手元に置くって。相当、気に入っちゃったみたいね。
皇帝は顧衍を呼んで、8年前の巫蠱事件について調べるよう命じます。そのやり取りを、謹慎中の2人にも流すようにと趙淵にも命じて。
魏知を不安に思いつつ、青溟書院で勅命を告げた姚丞相。そこに偶然、襲撃の調査を命じられた秋尚奇(チウシャンチー)がやって来た。
秋尚奇は、ちゃんと魏知と呼んでくれます。魏知も、伯父上ではなく叔父上と呼び、これで姚丞相も一安心かな?
魏知は問い詰めようとする秋尚奇をちょいと脅しつつ、今の自分は魏知だからと、サラリと逃げて行きました。
簡潔に書こうとしたけど無理だったー(笑)
これで19話の中盤までです。
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作品情報
- 制作 2018年発表 全70話 爱奇艺
- 原題 「天盛長歌」
- 原作 「凰権」天下帰元
- 監督 沈厳、劉海波
- 脚本 路怡、邹越、蘆菁、王佩、邱永懿
人物相関図

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