あらすじ
張宇(ちょうう)を殺し逃げる際に、毒が塗られた武器によって負傷していた唐瑛(とうえい)は、なんとか司馬懿(しばい)の手を借り傷を癒す。その頃、曹操(そうそう)の息子である曹丕(そうひ)は、皇帝を尚書台から自らの屋敷へと移動させることを満寵(まんちょう)に持ちかける。満寵は早速、曹(そう)家への移動を提案するため劉平(りゅうへい)の元を訪れるが…。
三国志 Secret of Three Kingdoms 公式サイトより引用
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ネタバレ感想
ひとりで毒の除去が出来ないでいた唐瑛、仕方なく、訪れていた司馬懿を呼び、治療を任せました。漢王朝も大変だな、王妃自ら刺客なんて、それで大丈夫なのかぁ?って、とりあえず嫌味言っとく司馬懿さん。
一方、満寵の元にいた曹丕は、倒された兵士の傷から、刺客は腕の立つ女だと見抜いていました。その上、宮中や朝廷周辺の様子、劉備が徐州を取り、劉辟が汝南で反乱を起こし、鎮圧のため許都には兵がいなくなること、それら様々考え合わせることのできる人物のようです。
この息子も侮れんな。
しかも曹丕は、袁紹と皇帝が繋がっているのではとも考えています。楊修って袁紹の甥だったのか。だからこそ荀彧は楊修を引き立て、地位があればそれを手放すような目立つ怪しい動きは封じられると踏んだようですが。袁紹に通じてるかどうかは別として、充分怪しい動きはしてますよー。
曹丕の案で、監視のために、皇帝を曹操の屋敷に移動させることになってしまいました。きっと満寵は上手に持ち掛けると思うので、これは避けられませんね。
司馬懿は唐瑛に、知恵を使って楊俊を救ったことを話し、人を殺すことしか頭にない者とは違うってまたチクリ。
そこへ王子服が唐瑛を心配してやって来ました。王子服は剣客で有名な王越って人の弟らしく、唐瑛に武術を教えた人なのね?張宇の警備にもついてくれてましたよね。
この人、楊修の言葉の中にも時々名前は出るのですが、王子服は自分の兵を挙げればよいみたいな言い方だったので、司馬懿の言うように、董承の元にいる無官の武人ってことなのかな。
そして彼は、元々漢王朝のためではなく、唐瑛のために動こうとしたってことでしょうか。特別な感情を持ってそうだったもんね。でも、漢王朝のために動いている唐瑛は、王子服の手は取らないと決めてしまった模様ですね。
司馬懿を後ろに置いた唐瑛に追い出された王子服の内心たるや…
翌朝、劉平の元に楊修が来て、張宇と楊俊の件を伝えます。司馬懿が動いたことは言わないままに。鎧着てたけど、この人も出陣なの?
それでも、楊俊が無事だったことで劉平も一安心したでしょうか。手紙を握りつぶされた件は、張宇みたいなことはもう嫌でしょ?って伏寿に言われちゃいました。司馬懿が大事ならば、連絡などして巻き込むなってことだよね。
でも司馬懿は、とっくに自ら飛び込んで来ちゃってるんだけどもね。
そこへ満寵が、曹操の屋敷への移転の話を持ってきます。
でも劉平、さすがに少しは考えられるようになりましたか。伏寿が陰でほくそ笑むことができるくらいには。内心はどうあれ、満寵が平伏しましたからね。
だけど、ということで陛下の御身が大事ですから、安全な曹操の屋敷にどうぞ~となってしまいました。これで、周囲との連絡も思うようにはいかなくなりますよねえ。
劉辟討伐のため、出陣する曹仁を見送る満寵。曹仁の皇帝に対する言葉も、だいぶ不敬でしたわ。曹一族に共通するんだろうか、これ。満寵は曹仁が戻るまで10日、許都を守り抜くと城門を閉めました。
張家穀物店の司馬懿の元にも、皇帝が曹操の屋敷に移る情報が入ります。
同じ外見の馬車を20台、御者の服もお揃いで用意しろと番頭さんに指示してますが、何する気だろう。漢王朝は曹操との争いを表に出せない、司馬家を罰することはできないって。司馬家は結構曹操に近いところにいるんですよね。若い頃の曹操を引き立てたのは、司馬防だったみたいだし。
となると、楊俊が劉平を司馬家に預けたのはなんででしょうね。漢王朝の隠し子なのに、曹操派とも思われている司馬家に。うーん、そこがちょっと分かりません。
曹操の屋敷では、雪の降る中、梅の枝を手折って踊るお嬢さま。曹操の娘、曹節です。
周囲からしっかり守られた、何も知らない無邪気でちょっとお転婆なお嬢さまって感じかな。卞(べん)夫人からちょいと注意されても、お兄ちゃん曹丕の陰に隠れて、ぷうって。
この子の登場、かなり時間を使っていましたので、後に物語にぐぐっと入り込んでくる人でしょう、お兄ちゃんの曹丕共々。
あれ、劉平って18才だったんですか、ここで初めて出た?
ちなみに実際は、曹丕は劉協よりもかなり年下で、
劉平が18なら本来はやっと10代になった少年っくらいの筈です
董承も皇帝の移転には不安そうですが、拒めばますます満寵に疑われると楊修に言われ、なんだか上手いこと言いくるめられた感じがしますよねえ。
楊修、これ本気で成功させようとしてるのかな、なーんか怪しいよね、うーん。どうなっても、どっちに転んでも、周りが勝手に潰し合って、ひとまず自分は安泰、そういうことばっかり考えている人みたいに見えるんだよなあ。
曹操の屋敷前で挨拶を交わす、劉平、伏寿、冷寿光、卞夫人、曹丕、曹節。
伏寿と部屋は分かれてしまったものの、比較的穏やかな対面でした。劉平が使わせてもらう曹操の部屋は書物がいっぱいで、曹操が武力だけの人物ではないことがよく分かります。劉平は司馬懿との思い出の書物を見つけて、微笑んでます。本当に、いいお兄ちゃんだったんだね、司馬懿は。
それにしても司馬懿の子役の子は、笑っちゃうほど似ているよー(^m^)
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