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君子盟 第28話「皇太后の葬儀」あらすじとネタバレ感想

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目次

あらすじ

宮中では皇太后の葬儀が行われていた。しかし儀式の最中、納棺されたはずの皇太后の遺体が、摩籮族の冤罪(えんざい)を訴える血書を纏い、殿外に出現する。朝廷は大騒ぎとなり、柳羨は玉牒(ぎょくちょう)を根拠として辜清章を真の皇子だと宣言。新たな皇帝として迎えようとするのだった。辜清章の真の狙いを知る蘭珏は、短剣を振りかざして辜清章の即位を阻もうとするが、失敗に終わってしまう。万事休すと思われたその時、死んだと思われた張屏が姿を現す。

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君子盟 2024.7.10現在のリンクです

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ネタバレ感想

皇太后の葬儀。
扉を開けた外には、何人もが転がっており、その真ん中に皇太后の亡骸が座っていました。

扉を開けたヒゲの男がさ、確認もせずに、外にいた者達が一瞬で死ぬとはって言ってますが、別に死んでないんじゃね?

ただ、棺に入れて蓋に釘を打ったはずの皇太后の亡骸が血書を纏って外に座っている。
じゃあ、棺の中にあった遺体は?だよね。
ドラマは瞬間移動ができる世界観ではないので、葬儀の準備をされて棺に入れられた体と、今、外に置かれている体は別物のはず。
ならば外のは偽物で、棺の中のが、眠らされてる本物でしょうね。
ああ、だからか。本物は顔に火傷を負っていないから、棺の中身は本物でも、準備中、間近で応熹(おうき)に見られる訳にはいかなかったんだ。

よくもまあ、こんなヤヤコシイこと考え着くよっ(笑)

ヒゲが、皇太后が纏っていた血書を持って来ます。
30年前、皇太后が回生陣と偽って、重病の皇子と民間の子供をすり替えた。
摩籮族の巫女は事実を知って耐えきれず、瀕死の皇子を連れ帰って我が子同様慈しみ育てた。
20年前、巫女は皇子を宮中に返すため、中書侍郎蘭林に相談した。
皇子の生存を知った皇太后は、悪事の発覚を恐れ、我が子の殺害を命じた。
摩籮族は全滅させられ、蘭林も一門取り潰しの憂き目に遭った。

我が摩籮族は死にきれず、怨霊として世を彷徨い続けている。
皇太后が我が子を殺め、摩籮族を滅ぼした罪は重い。
骸を荒野に晒すことで、冤罪を訴える我らの魂は癒えよう。

血書には全ての真実が書かれてた。本物の皇子は死んでないケド。
黙って聞いてる柳羨も、これに気付かなかった自責の念に駆られてるんでしょうか。
お、初めて季文(きぶん)が喋りましたよ。
皇子を殺せば皇族の血筋が途絶える、柳太傅(たいふ)の言葉は全て真実なのか?だって。

柳羨は辜清章の前に跪き、玉牒をお見せくださいと言いました。
辜清章は、皇太后が玄機(げんき)に自分の生き埋めを命じた時、玉牒も燃やすよう命じたけど、落雷に怯えた玄機は逃げ出してしまい、玉牒は養母が手に入れたと言います。
それ自体は間違いではない。でも張屏ママは玉牒を聖湖の中に隠して、それを見つけて持ってるのは張屏なのよ。だから今、辜清章が出したのは偽造したもののはず。
皇太后と私の手型だと言うんだけど、皇太后のは、攫った時にいつでも取れたわな。赤ちゃんのはどう作ったんでしょね。

受け取った柳羨は、当時作成の場には、王勤(おうきん)と竇方(とうほう)もいたからと、2人にも見て貰います。でも、柳羨も王勤も竇方も、その場にいたからと言って、手型を覚えてる訳でもないよねえ。
保管箱の中に玉牒がないことの衝撃で、偽造されたのを本物と思っちゃった感がなきにしもあらず。
司天監の少監にも鑑定をして貰うんだけど、赤ちゃんの掌紋と辜清章のものは一致したと言うんだよ。この人にも粉かけたのかしらん。

ちなみに、手相観の観点から言うと、手相の線は、特に利き手は変化していくので、赤ちゃんの時の掌紋と大人の掌紋とでは、手相の線は違っていて当たり前、同じ人は滅多にいないはずです。指紋なら別だけど。

王硯パパ王勤は慎重派みたいだけど、柳羨が話をどんどん進めちゃいます。
真の天子を元の地位に戻すべき、群臣を率いる太傅として、陛下のご即位をお祝い致しますと。
たださ、柳羨はどっちにつけば自分の身が安全か分かるな?みたいに言い方したわね。太傅でもそういう言い方で人を操ろうとするんだねえ。
けど太傅がそういうのならと、跪く人達が増えてくよ。王勤、竇方、蘭珏以外は次々に。
そして、そんな朝臣たちを心で嘲笑うみたいな辜清章の顔。

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王勤が、葬儀の日に即位なんて掟に反すると言うんだけど、柳羨が、礼部侍郎の考えはと蘭珏に振りました。辜清章が振り返って視線を送る中、この場で意を唱えるのは無理だわー。
蘭珏は、歴代の典籍に前例がありますと言いました。王勤も竇方も、息を飲んで黙っちゃう。

棺の前で蘭珏が、礼部として辜清章に皇帝の上着を着せます。
だけどその背後に立ち、蘭珏は袖の中から短刀を出して握りました。
張屏に言った、すべきことは分かっているっていうのは、張屏が間に合わなければ、辜清章を刺し違えてでも止める覚悟をしてるよってことだった訳だ。

だけどその殺気を、辜清章に感づかれてしまいました。
後ろからなんだもの、そーんなに振りかぶらなくても、低く持って体当たりするだけで良かったのにと思うけど(笑)しゃーない、蘭珏は文官だ。
振りかぶった手は辜清章に握り取られ、すかさず周囲の人達に取り押さえられてしまった蘭珏。

だけど辜清章の表情がかわいそだったなあ。
危ういとは感じてたかもしれないけど、まさか蘭珏が自分を殺そうとまでするとは思ってもみなかったんだろうなあ。復讐モンスター化しちゃっててもこの人は、蘭珏だけでなく、張屏の命だって奪いたくはなかったみたいだし。

唯一の親友のお前まで、私を殺そうとするとはと叫ぶ辜清章。
他に道はないと蘭珏。
私には皇族の血が流れる、今日の即位は決まりきったこと、誰にも止められないと言いながら、ぽろっと涙を零す辜清章。玉座に付く私をその目で見るがいい。
心の友にまで裏切られた瞬間だねえ。切ないヒールだ、ほんと。

辜清章はちょっとやさぐれた感じで(笑)玉座に座り、柳羨が冕冠(べんかん)を乗せようとした時。
お待ちをと声がして、陳籌に支えられた張屏が入ってきました。おおおおおっ!
すり替えなどなかった、辜清章は真の天子ではない。

はい、ここで回想シーン。
熊梟(ゆうきょう)に刺されたはずの張屏は、何で死ななかったのか。

暗渠の扉を閉めた僅かの時間に、張屏は考えた。
辜清章と対峙したら、熊梟に裏切った芝居で自分を刺して貰うように。
張屏は死んだと思った辜清章が階段を上がっていった途端、さくさく動き出す陳籌と熊梟。
お腹の短刀を抜き、お酒をかけて火を点けて止血してるよ、痛い痛い痛いっ(>_<。)
熊梟も、自ら刺せというヤツなんて初めて見た、豪胆だと言ってるわ。武官の熊梟は、上手に急所を外してくれた模様。
全員でただ捕まってしまうよりは、全力で死んだふり。全力過ぎるけども。
辜清章にとって、3人の中では自分が一番のキーパーソンだと分かってたからできたことよね。
なんとしてでも国が滅ぶのは阻止しないとって一心だったけど、でもあの時の辜清章の反応は本物だったと思うので、それはそれで切ない。まあ、今までの事件の数々を考えれば、お互い様だけど。

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で、今ココ。

柳羨が、では玉牒のことはどう説明すると言います。
張屏は本当の玉牒を持ってるんだけど、それは言えないのかな。
棺を開ければ、玉牒の真贋が分かると答えました。
封じられた棺は開けられぬという柳羨と、なぜ確かめないのですかという蘭珏。

張屏は意識を取り戻した後、怨霊役の人達が暗渠の中を移動してったのを見てました。
今日の出来事は全て、辜清章の仕業だと陳籌。
劉太監が、一瞬で遺体を外に出すなど人の力でなせるワザではないと言うんだけど、だから棺が空なら確かめてもいいじゃないかと張屏。
恐らく中には皇太后がいます。外の骸とは別の、本物の皇太后です。

外野がいちいちウルサイけど(笑)張屏は辜清章を真っ直ぐに見ながら話してます。
外の骸は偽物で、最初から外にいた。
まず辜清章は、宮中に潜入するため、呪禁科(じゅごんか)で皇太后をすり替えた。先日亡くなったのは偽物のほうで、身を清めたけど納棺はされず、劉太監や手下の手で運び出された。だから暗渠に、遺体の清めに使う鬱金香油や水銀があった。遺体についていた鬱金香油が壁にくっついてたのは、運ぶ際に遺体を、しかも皮膚を壁にゴシゴシしちまったってことだろうか(笑)床の水銀は遺体を落っことしたのだろうか(^m^)
手下達は鬼を装って騒ぎ、暗渠から偽物の遺体を運んできて血書と共に置いた。
半月楼で攫われた本物の皇太后は、身を清めた後、生きたまま納棺された。

全部張屏に暴かれてしまった辜清章は、斜め下を見たまま固まってる。
そこに、応熹と熊梟が、女官を捕えて入って来ます。本物を納棺したと白状した、と。
柳羨びっくり。すっかり騙されて踊っちゃったもんなあ。

曹征(そうせい)将軍の一声で棺が開けられ、中には顔に火傷のない本物の皇太后がいました。息があります。
てか応熹さんよ、自分ではぷるぷるして顔の布に手を出せず、熊梟にやらせましたね?(笑)

辜清章は、ここまで来たのにって思ってるのかなあ、俯いたまま、にーっと笑ってます。
張屏が、体の動きを封じるツボの鍼を抜き、すぐに回復なさいますと言ってる側から、皇太后を目を開けました。

応熹に手を取られて玉座のある段に登った皇太后は、目の前の辜清章のことは完全に無視して背を向け、私は生きているのに、なぜ急いで葬儀を行うのかと嫌味一発。
柳羨が、皆の前でお答えください、辜清章は本物の皇子なのでしょうかと聞きます。
辜清章は、実の母がなんと答えるのか、聞いてやろうじゃないかの構え。

皇太后は、この謀反人が自分に働いた行いを見ていただろうと答えるんだけど、柳羨は、不敬だろうが本物の皇子なら雍の君主に変わりはないと言います。
黙ってしまった皇太后。さすがに違うともそうだとも、すぐには言えないのね。いずれにしろ、下手を打てば自分に返ってくるからね。

すかさず蘭珏が張屏に、棺を開ければ真贋が分かるといったなと振ります。
張屏は、玉牒がいかに精巧でも、ある一点だけが合わないと答えました。
辜清章の見せた玉牒は、皇太后を攫った後に押したもの。30年前当時に押した時は水痘を患った後で、水疱の膿がついたままだったから、本物ならばその膿が乾いた塵の痕跡が残っているはず。侍医と応熹くらいにしか知らされなかったそれを、知らない辜清章に完璧な偽造はできない。

再度お調べくださいと張屏が言うと、諦めたように立ち上がった辜清章は、その必要はない、この玉牒は偽物だと言いました。
瞬間、皇太后が反応したなあ。この人には、背後に立つ人物が本物の息子だと分かってるもんねえ。

よくも私を騙してくれたなと柳羨。
皇太后は曹征に、この者を捕えよと言うんだけど、辜清章は、私があなたを攫い、大芝居を打った理由をなぜ明かさないのですかと言います。曹将軍も、止まってしまう。
皇太后にはやっぱり何か言えない秘密があることを、みんな気付いてるんだよね。辜清章が、ここまで大掛かりな謀略を実行してきたんだから、真相はそう単純じゃないことも。

辜清章は張屏を呼び、真実が知りたいのだろう?なぜ話を止める?と笑います。
まあ、そうなんだけどね。
張屏も蘭珏も今や全てを知っているけど、でもそれを言ったら雍国が崩壊するしー。
もう少しだけ、辜清章のやり方がマイルドだったら、上手く転がったんだろうか。これだけ頭の切れる優秀な人だったのに。
あー、でもそうしたら、今の陛下がー。あーあーあー、難しいねえ。

張屏は、昨年の科挙で鏡湖先生を名乗り、挙子らを騒がせたこと、皇太后を連れ去り簒奪しようとした全て、帝位に執着した軽はずみででたらめな行いだ、と言います。
辜清章は、ふーん、なんだかんだ言っても、根幹には触れられないんだなーって感じで、すると摩籮村や蘭家の話も私の作り話なのか?って言うのよー。それを言われると、蘭珏も張屏も大きく出られない。あの血書で双方の冤罪は晴れる訳だし。

辜清章は、苦若よ、嘘が上手くなったな、成長したものだ、と笑います。
玉座の段から降りかけた辜清章は振り返り、皇太后に、今宵、皇宮中の曇花(どんげ)があなたのために咲きますと言いました。
血霧の毒を覚えていますか?埋葬人は、毒の完成のために利用し、私が自害させました。
毒は花粉に仕込みました。開花と共に都中に広がります。
ご安心を、吸い込んだものは痛みを感じず、幸せな幻の中に居続ける、そして笑みを浮かべ、硬直して死ぬ。

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微笑みながら穏やかに話す辜清章だけど、摩籮村のみんなの姿を思い出してもいるのかなあ。涙目で。
10才なら、周囲に溶け込んでなくても、人の良い村人達のことは知ってたはずで。
それもこれも全て、我が子ですら殺そうとしたこの人のせい。間近で対峙して、こんな人の息子なんだな、自分は、とか、思ったりもしてるのかな。その心に、ひっかき傷くらいは残せたかな、とか。
嫌って嫌って絶望しているはずなのに、それでも一縷の望みに縋りたい、愛されたかった、大切だったと言って欲しかった、謝って欲しかった、って雰囲気をバリバリ感じてしまうのは、私がすっかり中の人贔屓になってしまったからだろうか(^m^)
背を向ける瞬間だけ、鋭い視線を残して、辜清章は皇太后から離れていきます。

途中で皇帝の上着を肩から落とした辜清章は、開花を操作することなんかできないと言う張屏に笑って、袖口から摩籮族の笛を出し、力いっぱい吹きました。
合図か、合図なんだな。きっと手下が曇花開花の操作を開始する。

曇花の傍らにいた兵士が、顔に亀裂をつけ硬直して亡くなってました。
大変ですと兵士が駆けつけ、周囲のみんなが慌てて出口に詰めかける中、ひとりニンマリと笑う辜清章。
我先に逃げていく官吏達。

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蘭珏が振り返ると、辜清章と皇太后が消えていました。

あー、まんまとやられました。
ま、いいんだけどね。皇太后なんか、辜清章にくれてやろうや。
せめてそれくらいは、小龍の好きにさせてやろう?
彼が生き残る道は多分もうないから。一緒に陛下の目の上のタンコブも連れてっておくれ。

それよりも、高い場所にある皇城から、低い街中に漂い落ちる血霧の毒。
都中のみんなを避難させないと、大変なことになります。
金吾衛の2人が皇太后を探しに出ようとするのを一旦止め、張屏は鼻と口を覆うよう伝えました。

開花している曇花の土を確かめた張屏は、土に硝石をまぜ、水を撒いて冷やして開花させたのだと突き止めました。涼しい夜に咲くんですって、あの花。
そういえば昔、真夏に蕾の月下美人を貰って、夕方から夜にかけて咲くのを見ていたことがあるけど、だから夜に咲くのね。気温が少し低くなってから。

街中でもあちこちで人々が硬直しちゃってました。あああ、可哀そうに。
今、そこで話していた人が、数歩先で亡くなってるのよ。とんでもない毒だよ。

金吾衛も、今は皇太后を探すより民の避難を優先。
まず高台に向かうか建物の中に入るよう、誘導します。
でもあの三角巾みたいなのじゃ、完全に毒は防げないわよねえ。しないよりマシだけど。
ま、ドラマドラマ(笑)

次回、最終回です。
私はこのドラマ、ブロマンス味とか、なくても全然いいなと思って見ていたんで、へえ…くらいの感覚だったんですが、そこに注目していた方々は、は?なんですと!?になったらしい、衝撃の事実が最後に判明(^m^)
絶対に検閲対策用シーン削除後の付け足しだと思われますが、最初からその環境があったとしてのこのドラマの場面の数々だったとしたら、私はやっぱり好きになれないわ、と思っただけ(大笑)

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