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君子盟 第27話「裏切りの一刀」あらすじとネタバレ感想

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君子盟
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目次

あらすじ

辜清章の策略により、張屏は皇太后殺害の犯人に仕立て上げられてしまう。一方、辜清章こそ真の天子だと知った太傅(たいふ)・柳羨(りゅうせん)は自責の念に駆られていた。そして辜清章の提案どおり、千秋儀(せんしゅうぎ)の落成式典と皇太后の葬儀を併せて行うよう手配する。蘭珏は辜清章の恐るべき陰謀を耳にし、国を守るため張屏を釈放すべきだと金吾衛の統領・曹征(そうせい)の説得を試みる。牢を出された張屏は、蘭珏と曹征に皇太后についてのある推理を語り始める。

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ネタバレ感想

皇城、宣政殿の前には、柳羨(りゅうせん)に呼ばれた朝臣達が集まっていました。
しかも外で待たされてるっていうね。

蘭珏の回想。
張屏を捕えた後、辜清章(こせいしょう)は、佩之(はいし)は私の期待を裏切らぬと言った。
これで本当に信じたかどうかは分からないけどなー。
皇太后が死んでも計画は続行、辜清章は己のものを取り戻すと言っているので、これは皇位ね。
で、その後、禅譲するんだって。群雄に帝位を競い合わせるんだって。
世の中の混乱は避けられない、というか、目論見はソレだもんね。雍国は消え去る。
皇太后が後生大事にしていたこの国の権力なんて、こうしてぶち壊せる。群雄割拠になるのもおもしろいじゃないか、くらいな感じ?

皇太后の葬儀で会おうと言った辜清章に、宮中にはお前の回し者がいるのかと聞く蘭珏。

これは、翻訳の言葉のチョイスなのか、そういうニュアンスのある台詞なのか。
本当の味方なら、宮中には協力者がいるのかって聞き方になると思うんだよ。
回し者って言い方だけで、この人、本当は味方じゃないんだなあって気付くよ?

辜清章は笑って、知らせを待てと言って、去って行きました。
こちらもね、本当に心を許していれば、仲間のことは伝えるのでは?蘭珏は危ういと思っているから、言わないんじゃない?

で、外で待たされている蘭珏の顔は、え、まさか、柳太傅(たいふ)を引き込んだ?と気付いた顔なんでしょか。太傅って役職は確か、天子の教育係みたいな立場じゃなかった?雍国天子の血筋の前には、30年育んできた情も関係ないってことか。

と思ったら、柳太傅。これは回想なのかな、今現在のことなのかな。
代々の皇帝の玉牒を保管している箱を確認すると、永宣帝の玉牒はありませんでした。
柳羨は、玉牒を作成した人のひとり。そこに責任を感じちゃったのね。
雍の太子を盛り立てるべく生涯尽力してきたが、相手は偽物だったなんて、滑稽だなって、真の天子が現れた今、太傅はどんな選択をする?って、辜清章の言葉が響いちゃってる。

外で角笛の音が響き、宣政殿の前のみなさんがざわついてるところに、柳太傅が出て来ました。
容体が突然悪化し、皇太后が崩御なさった。
陛下は国境にいらっしゃる、我ら臣下だけで葬儀を営まねばならぬ。

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柳羨は、千秋儀の落成式典と葬儀を同時に、明日の晩に行うと提案。
王勤が掟に反すると言います。皇太后とは不仲だったのに、最後になって妥協するのか、と。
でも柳羨の、故人は敬うべきだ、体面はお守りしたいって言葉に、王勤も退きました。
これ多分、辜清章からの指示なんじゃないかね。一緒にやれよと。

朝臣たちが帰って行く中、柳羨は蘭珏を呼び止めて囁きました。
真の天子が、皇太后の葬儀で即位なさる。段取りは既に天子から伺った。そなたが取り仕切れ。慎重を期すのだ、失敗は許されぬ。

ただ、蘭珏は禅譲の計画を知ってるけど、柳羨は知らされてないよね。即位までの駒だから。
雍の軍は遠征しているから、都の守りは手薄。ここで式典に招待されている各地の王達が帝位争いを始めれば、大変なことになっちゃう。

即位をなんとかして阻止しないとと、地下の武器庫みたいなところで蘭珏はウロウロ。
そこに、金吾衛の曹征(そうせい)将軍が入って来ました。呼び出したのかな。
将軍に、犯人は張屏ではなく辜侍医ですと伝える蘭珏。
あの場で庇ったのは、辜侍医の計画を探るため。彼こそが鏡湖先生。皇太后を負傷させて治療の名目で近付き、応熹(おうき)や曹将軍などの腹心を遠ざけた。目的は千秋儀の落成式典で大乱を起こすこと。
自分と張屏は、その陰謀を阻もうとしてきたが、辜清章が皇太后を殺めてしまった。

曹将軍は、張屏の言い分と同じだと頷きます。ああ、良かった。話が早くて。
残り3話で、そう拗らせないよね(笑)
それに張屏も、重要なことに気付いたけど、蘭珏がいないと話さないと言ってるんですって。

と、そこに張屏が連れられて来ました。
張屏は、辜清章が皇太后を殺したのはおかしいと言います。
いつもすぐには殺さず、相手を苦しめて弄ぶやり方なのに。
今回も、手の込んだ策略を練り上げてきたはずなのに。

顔を火傷した皇太后を直接見たのは、劉太監と辜清章だけ。
しかも劉太監は新任。だからきっと劉太監は辜清章の回し者。
辜清章は皇太后を攫った後、偽物とすり替え、バレないように偽物の顔に火傷をさせた。
今日殺されたのは偽物で、本物の皇太后は生きている。

張屏の台詞で、声も出せなくなったって言ったけど、声を止めたのは張屏の鍼だよ?(笑)
辜侍医ではないなって、張屏が来た時、喋ってたもんね。声は出せてたぞ?

蘭珏も、世の中が乱れるのを皇太后を招いて一緒に見たいと言っていた疏臨(そりん)は、皇太后を簡単には死なせないと思い及びましたよ。
そこに、辜侍医がどこにもいないと熊梟(ゆうきょう)が報告に。
既に辜清章は計画に着手し始めているはず。早く本物の皇太后と辜清章を探さないと。
ってことで張屏は解放され、金吾衛、蘭珏、張屏が手を組むことに。

曹将軍は一応、長年側についていた応熹太監を熊梟と共に、皇太后の亡骸確認に行かせます。
皇太后は産後、水痘を患ったけど、薬を飲めば母乳に影響が出ると侍医を呼ばなかったんだそうで、そのことは応熹しか知らないんですって。だから本物の皇太后には、水痘の痕があるんだって。

でも、お顔を見てお別れを言いたいと応熹が縋っても、劉太監に追い出されてしまいました。
戻ってきた応熹の証言からも、辜清章が見つからない熊梟の報告からも、やはり火傷皇太后は別人疑惑が膨れ上がります。
蘭珏と張屏は、千秋儀の図面を借り、千秋儀の台座の窓から外が見られると気付きました。
修繕用の地下通路は皇宮の暗渠に繋がっていて、外からも行き来ができることも。
それって、皇城と千秋儀と外と、ふっつーに人が行き来し放題ってことじゃんか。何やってんの、工部。
張屏と熊梟が地下通路から皇太后探し、葬儀を仕切る蘭珏は、できるだけ時間を稼ぐことに。

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張屏は、葬儀の時に知らせがなければ、自分は戻らぬと思ってくださいと言い残します。
案ずるな、その時はどうすべきか分かっていると、蘭珏。
さて、正念場って感じよ。

翌日。千秋儀の前の広場は葬儀の色。
自宅で準備をしながら蘭珏は、旭東達使用人を解放しようとしていました。
旭東は、世の中の悪を見過ぎて自暴自棄になっていたのを、仕官したばかりの蘭珏に拾われて9年なんですって。御恩は一生忘れませんと言う旭東に、恩返しは済んだと蘭珏。倉から銀子を持ってきて、流雲や使用人たちに分け与えろと。主に何かあった時は使用人も連座になるのは、蘭林の時に経験済だしねえ。
でも旭東はお側にいますって言うんだよ。だよね。覚悟を決めて動こうとしている主を、旭東は見捨てないと思うよ。

張屏は熊梟と一緒に暗渠へ。
警戒しながら歩いていくと、後ろから陳籌が現れたっ。
蘭珏から頼まれたんですと。張屏の服を持って。赤い官服のままでしたからね。
早く帰れって言う張屏に、陳籌は、せっかく来たんだ、お前を守るって。張屏、ちょっとニヤついちゃった。嬉しかったんだーねー(^m^)
蘭珏からは他にも、辜清章は子の刻に即位するつもりだとの情報が。急がないと。

外では鐘が鳴り、国葬が始まりました。
式を進めつつ、蘭珏は張屏の首尾も気にしているよ。

暗渠の中は風が吹いていたり、蜘蛛の巣だらけだったり。どっちに向かえばいいのか分からないんだけど、新しい蜘蛛の巣の様子から、張屏は千秋儀の方向に気付いたみたい。陳籌が、人がいたって騒いだのも、もしかしたら準備中の辜清章の手下かも。けど、あんな大声出したら、人が忍び込んでるのバレバレだわよ、陳籌くん。

葬儀は着々と進み、棺に釘が打たれています。

暗渠の張屏は、何かの匂いに気付きました。
鬱金香の軟膏が壁についてる。え。例えば使った人達がいたとして。それが壁につくかぁ?
ま、いいか(笑)
そして床には、零れ落ちた水銀。
それらは、遺体の清めに使うものらしい。

でもそこで、張屏達は石弓で狙われましたわよ。
上手いこと扉があって、それを閉めて隠れたけど、時間の問題っぽい。
張屏は何か考えています。何か打開策を見つけているらしいぞ。急いでっ。
間もなく扉は壊され、3人は捕まってしまいましたわ。

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千秋儀の台座の窓から外を見ていたのは辜清章。
やっぱりここに隠れてたんだね。陛下と呼ばれて、辜清章は振り返ります。

辜清章が階段を降りて来たところに、張屏達が捕まっていました。
もう一息だったのか。千秋儀の下までたどり着いていたのに。

おまえは賢い。だが愚かにも私と敵対した、これ以上情けはかけられないと辜清章。
読みが外れたな、ここに皇太后はいない。

その時、短刀を構えた熊梟が、振り向きざま張屏を刺しちゃった。
うわあ、絶体絶命っ。でもこの人、長刀も持ってたわよね。狭い所だから短刀にしたの?
ただ、その瞬間を見た辜清章の顔よっ。
驚きと痛ましさの滲んだ顔なのよっ。
この人は張屏にはさほど情はなさそうだと思ってたんだけど、これを見ると、一緒に育ったチビ義弟のことは、それなりに心に残ってたっぽいなあ。大事に育てて貰った養母の息子だからねえ。
っていうね、顔をしてるんだよー。復讐モンスターなのに時々、うっかり素が滲んでしまった…みたいな顔をしてくれるんだもんなー。ホント、哀しいヒール役がお上手です。

この間、中の人、汪鐸(ワンドゥオ)さんの何かのインタビュー動画を見たんだけど、結構、陽キャみたいで(笑)自分で自分のことを、ちょっとだけ才能ありまーすって売り込んでて、妙に可笑しかったんですよ。でも別の所では、演技の専門教育を受けた訳ではないから、日々現場では勉強だみたいな謙虚なことも言ってたらしいですが。

慌てて熊梟を突き飛ばして、張屏を抱え込む陳籌。
熊梟は辜清章の前に跪き、陛下に拝謁します、これは即位のお祝いです、と言いました。
辜清章は、信じられないって顔なの。何を勝手なことをしてるんだっていう。
もし、蘭珏と張屏が自分に敵対したとしても、こういうやり方はしたくなかったのかも。
陳籌に掴みかかられても、何も手を出そうとせず、辜清章はフラフラと張屏に歩み寄り、手を添えました。

苦若、見たか?
世の中は、これほど醜悪だ。
奴は命惜しさに、あっさりお前を裏切った。
こういう者たちを、命がけで救うのか?

この選択に悔いはないと言う張屏。
今にも死にそうな宋威龍(ソンウェイロン)くんの演技もスゴイな。この目の焦点が合わないっぷり。

醜悪な世にも母のような人がいる。
母はこの結末を知っても、お前を救うはず。

皇太后はどこにいる?
あやつにふさわしい場所にいる。観劇の最中だ。

そこで張屏は涙を流して脱力しちゃった。
えー!いやいやいやいや。死んでないっ。主役はここで死なないっ o( ̄^ ̄)o

辜清章は張屏の頬に手を添えて、苦若、義母さんに会ったら伝えてくれ、じきに義母さんたちの敵が討てると、と言いました。
がっ。あたいの目が釘付けになったのは、この親指の長さっ!細長っ!以前から手の華奢な指の長い人だなとは思っていましたが、この親指はっ。繊細な交渉上手の親指ですわー。

私、手相見なもので。
ああ、でもこれで納得しました。先に書いたインタビュー動画ですが、インタビュアーの女性をテンポ良く言葉で詰めて、あなたは友達を連れて必ず私の出た映画を見に行くんだよ?ってやってたわ。うんって言わせてたわ。まんまだわ。

熊梟に羽交い絞めにされていた陳籌がその手を振り払い、駆け寄って辜清章を突き飛ばします。
それでも辜清章は怒らない。
陳籌に掴みかかられて、力いっぱい罵られても、涙を流してされるがまま。
自分も殺せと騒ぐ陳籌を取り押さえた熊梟に、命は取るな、張屏の埋葬をさせると言います。
そして上を見上げ、じきに子の刻だと呟いた顔からはもう、後顧の憂いがなくなってましたわ。
そうか、張屏だけが最後の心の引っかかりだったか。蘭珏からは手を組むと言われてるし。
辜清章はもう、泣き叫ぶ陳籌を振り返りもせず、階段を上がっていきました。

葬儀の場では、棺に釘が打たれても、張屏達から何の連絡もないことに、蘭珏と曹征(そうせい)将軍が目を合わせて不安そう。
間に合わなかったか、失敗したかと蘭珏が思い、皇太后をお見送りします、棺をお運びせよと声を上げた時、柳羨がそれを止めました。

重要な方が皇太后に別れを告げておらぬ。
皇太后の実のお子だ。真の天子は流浪しておられた。

ざわつく皆さん。
千秋儀の方向から、静かに辜清章が歩いて来ます。
辜清章が蘭珏にチラリと視線を送って、皇太后の棺に手を置くと、柳羨が陛下に拝謁しますと言いました。
意味の分からないみんなに、柳羨はこちらは先帝が皇太子に立てたお方だと。
竇方(とうほう)や王勤が、意味が分からず、謀反かと言い出すのも分かるよ。
柳羨は3代の陛下に仕えて、2度も天子の教育係を務めたんですと。雍に忠心を尽くして50年、皇家をお守りしたい一心だと言うのですよ。
つーかさ、おっちゃん、もっと順序立てて説明しないと、誰にも伝わらないわ。

その時、外で千秋儀のカラクリが動き出し、子の刻を伝えます。
みんなが振り向いて外を見る中、辜清章だけは棺に向かったまま、嘲笑してますわ。

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あっ。曹征将軍と共に蘭珏の隣にいる人、どっかで見たことあると思ったら、科挙の時の礼部員外郎の季文(きぶん)でしたね。ずっと台詞のなかった人だ(笑)

子の刻が告げられた途端、強風が吹きました。
室内の蝋燭も消え、なぜか扉が全部閉まってしまいます。
うん、始まったね、辜清章劇場。
外ではあの摩籮族の笛の音がして、扉の格子部分にたくさんの人影が集まり、扉を引っ掻くみたいに両手を挙げてガリガリする訳だ。ヒゲの男が、鬼だぞ!って叫んだけど、ふむ、お前も回し者か?
室内の朝臣たちはビビッてたりするけど、これ、伴月楼でやってるお芝居みたいなもんよ?作・演出、辜清章。

そんな舞台を眺めながら笑う辜清章を、横目で見ている蘭珏。
鬼の手のシルエットが下がって消えたので、さっき鬼だと叫んだ男が、フラフラと扉のほうに歩いていきます。やっぱりこの舞台の役者だったな、この人。
ヒゲの男が、扉を開けた途端、目の前に誰かが座っていて、男は、なぜ皇太后がここにっ!と尻餅をつきました。

ふむ。座らせられていたのは偽物かな?例えば眠らせていたとしても、本物を外に置いておくことはしないだろなあ。だとすると、棺の中にいたのが眠らせられていた本物でしょうか?
種明かしはいつだーい?

ドラマはあと2話です。

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