あらすじ
沈天庶に恨みを抱く陸天曠は、「宿鉄法」より劣る技術で造った義手を、「宿鉄法」だと偽って沈天庶に贈る。その策略を見破った沈天庶は陸天曠の裏切りを確信し、報復として同じ方法で造った劣悪な武器を陸天曠に届ける。その頃、李晟と呉楚楚は、帝位を狙う兪聞止と沈天庶の結託を示す証拠を現朝の郭中丞(かくちゅうじょう)に届け、呉(ご)将軍の敵を討つための協力を求めていた。そしてついに、周翡と謝允、李晟、楊瑾(ようきん)、応何従(おうかしょう)たちは軍勢を率いて地煞山荘へ向かい、戦いを挑む。
ドラマ公式サイトより引用
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ネタバレ感想
陸天曠(りくてんこう)に殺されてしまった職人の遺体を前に、沈天庶(しんてんしょ)は職人の残した手記を見てます。
職人が宿鉄法で作った2振りの刀を、陸天曠と配下が打ち合わせても、刀は折れませんでした。
我らが江湖を統べる日は間近ですと、おべんちゃらを言う陸天曠に、刀を向ける沈天庶。
二心のある陸天曠は冷や汗(笑)でも沈天庶は、でかしたと言いました。
ま、お互いに信じちゃいないのは明らかですが、今じゃないと思ってるんでしょね、2人とも。
そこに、第三皇子、陳子琛(ちんしちん)は狩りに興じているとの知らせ。
うさぎに矢を放ち、林の中を追った第三皇子の前に、そのうさぎを抱いた沈天庶がいました。
皇子の配下はあっという間に倒され、あっさり捕まる眉毛…
私は陳氏を滅ぼす、手始めに殺すならおまえこそ最適と言われてしまいます。
あーあー、最後までこれかー。ま、いいように使われたキャラってことでしょうけどねえ。
鍛治場の傍らの牢に第三皇子を捕えて、沈天庶は職人達に武器を作らせていました。
江湖の一勢力が朝廷軍に勝てると思うのかって言う第三皇子だけど、陸天曠の手にした刀が、朝廷軍の鎧をさっくりと真っ二つにするのを見せられます。
沈天庶は、これは海天一色の宿鉄法を使って鍛えた刀だと言いました。
更に、兪聞止が兵を率いて北方から攻め寄せ、地煞と朝廷軍を挟み撃ちにする計画なんだそうだよ。
かつて陳氏は簫氏を滅ぼした、今度は地煞が陳氏を滅ぼす番なのだと。
そろそろちゃんと自分の立場を認識しただろうか、この人。
例え個人的にどんな間柄であったとしても、自分達の一族は、謝允の一族を滅ぼして天下を取ったのだと。毎度身勝手に泣きついて、助けて貰う相手ではなかったってことを。
沈天庶が、建康を攻めるためにはまず南陵だなんて、部下と話し合っていたところへ、陸天曠から新しい義手が届きます。アイツ…って顔の沈天庶。ま、信用してない。
沈天庶の命でやってる武器の製造は、書き換えられる前の手記に基づいて作ってるらしいよ。
それが書き換えられてるってことくらい、分かってた訳だ。
陸天曠から届いた義手は、今の義手で叩くと簡単に壊れてしまいました。
決裂決定的。
更に、職人を殺したのは陸天曠の陰謀だとの調べもついちゃってます。
その上、あの職人のおっちゃんは、現場に持って来ていたものだけじゃなく、部屋にも手記を残していて、双方は材料の分量まで違っているんだってよ。
沈天庶、怒り心頭。
ニセの宿鉄法で作った手甲鉤を作って、陸天曠に届けておけと指示します。
さてさて、李晟(りせい)と呉楚楚(ごそそ)は、朝廷の郭中丞(かくちょうじょう)に会いに行ってました。
兪聞止が皇帝の座を狙っていると告げた呉楚楚は、雍州(ようしゅう)の趙将軍と結託している証拠を提示します。そこには近々、地煞の大荘主と事を起こすと書いてあるらしく、謀反の準備であろうと。
呉楚楚は、兪聞止は自分の父を逆徒だと中傷し、呉家の者を大勢殺した不倶戴天の敵、お力添えくださいと郭中丞にお願い。
こちらは大成功のようですな。
郭中丞も、呉費将軍のことはよく知っていたみたいで、すぐに陛下に奏上して兪聞止を処罰すると言ってくれましたよ。
そして、周翡達。
応何従が四十八寨の兵達に、二時の間、煙幕の影響を受けずに済む薬を配って飲ませてます。
周翡、謝允、楊瑾、応何従、揃って地煞の本拠地へ。
沈天庶は、林の中に席を作って座ってますな。
陸天曠は、鍛治場の武器を南門に運べと指示した後、大荘主の椅子に座って、大荘主の座につくのは私だ、わはははは、なんてやってますが。
いやあ。アンタじゃ全然ダメっしょ。どんだけ身の程知らずに思い上がってるんだかさ。
周翡達の前で、地煞の城門が開き、侯右(こうう)が先頭で兵達がわらわらと出て来ました。
今まではこういう時、谷天顕(こくてんけん)だったんでしょうけど、もう地煞には陸天曠しか残ってないんだよなー。
周翡と謝允は、応何従からでっかい丸薬を渡して貰って、にっこり。
てか、丸薬だよね?火薬の玉とかじゃないよね?毎度中国ドラマの丸薬はデカくて紛らわしいな。チョコボールっくらいならいいほうで、これなんか、マカダミアナッツが丸ごと入ってるのかってくらいだった(笑)
向かってくる地煞。
走り込む周翡達。
みんなが戦っている間を縫って、周翡と謝允は中に駆け込みます。
沈天庶のところにも報告が入った頃、周翡と謝允は、鍛治場に到着。
そしてそこで待ち構えていた陸天曠と、捕まってるアホ眉毛を見ます。
驚きつつ、全く、なんでまたおまえは!となる謝允と周翡。
でも当然だわな。毎度毎度余計な邪魔ばっかりしてくれる。
だけどそれを見た陸天曠は、友を失う苦しみを味わわせてやると。
毎度、悪党はこうですよねえ。
そもそもアンタが先にやったから、因果応報で自分に返って来ただけなのに。それは棚にあげて、人を恨むのだけは一人前なんだよねえ。そういう理屈が通じないから悪党なんでしょうけど。鼻で笑っちゃいますわ。
愚か者めと周翡が言った時、沈天庶が義手で鐘を打ち鳴らす音が響きます。
謝允は周翡に、相手にするな、私に任せろと言いました。
周翡はその場を謝允に任せ、沈天庶を捜しにいきます。
すっかり解毒も済んで、もう推雲掌(すいうんしょう)も使えるもんね、謝允さん。
結構余裕な感じで、陸天曠と戦い始めましたよ。
それを目にした眉毛が驚いてる(笑)
外では楊瑾。
こちらも強いですよっと。
周翡は沈天庶を見つけました。
金色がかった義手は、宿鉄法で作ったものなんでしょね。自信満々な顔で振り向く沈天庶。
霍家堡(かくかほう)の牢獄でおまえを見逃した時は、こんな日が来るとは思わなかったと言います。
黙りなさい、命が惜しくなったの?と周翡は強気(^m^)
双刀一剣と枯栄手(こえいしゅ)は、ほとんど自分たち地煞山荘が倒した、おまえごとき小娘に我らの覇業は止められぬと沈天庶。
周翡は、なぁにが覇業よ、単なる悪行に過ぎない癖に、と。
それだけじゃなくて、あなたは卑しい恥知らずとまで言ったぞー。
小人の分際で天下取りの夢を見るなど、おこがましいわ。
沈天庶は周翡を、武芸に長けた奇才だとは認めてたのね。
だけど自分に刃を向けるなら、生かしてはおけぬと、向かってきます。
が、目の前に相手がいるのに、鐘を打ち鳴らす意味が分かりません(笑)
以前、部下達が耳を塞いでいたので、音にも何か威力が籠っているのかもしれないけど、こんなん、無駄な動きじゃね?
周翡は飛んで来たでっかい鐘の上に飛び乗って、沈天庶に近付きます。
あの義手は、周翡の幽皇を弾いてるけど、幽皇は折れない、良かった♪
だけど義手から飛び出してる刃で、周翡は腕をちょいと切られてしまったよー。
門前で戦う楊瑾や四十八寨の弟子達。四十八寨の刀が、地煞の金色を纏った刀を折ってますね。
あの金色が入ったのは、宿鉄法の刀じゃないの?これもまがい物かい。
陸天曠とやり合う謝允も、全く遜色ない戦いっぷりです。
ふふふ、ご覧よ、眉毛。前朝の皇帝は本当はこんなに強いんだぜ(笑)
沈天庶と戦う周翡は、根気強く何回もその鎧に刀を入れ、鎧には徐々に刀傷が入っていってます。
謝允作の幽皇、おそるべし。
あの義手にはなかなか歯が立たないけど。
それでも沈天庶の顔に傷をつけ、周翡もお腹をちょっと切られちゃったね。
乱闘になっている門前では、応何従が煙幕を放ち始めました。
四十八寨のみんなは、丸薬飲んでるから大丈夫だよ♪
謝允は、陸天曠の手甲鉤にちょっと手こずってましたが、その手甲鉤が壊れてしまいました。
沈天庶のヤツめって言ってるけどさ、陸天曠。アンタが先にニセモノ贈ったんだから、同様贈り返されて当たり前よねえ。なんで貰ったの信じちゃったんだか。詰めが甘いな。
素手の戦いでは、陸天曠なんか、推雲掌を持ってる謝允の敵じゃありませんでした。
さっぱりと倒して、第三皇子を見、ちょぃと溜息で首を左右に振りっとする謝允です(笑)
お腹の傷が気になる周翡だけど、なんとか沈天庶の義手についた刃を斬り折ることには成功。
あのでっかい鐘も、幽皇は斬っちゃってますよ、すげぃな、おい。
周翡は幽皇を手に沈天庶の義手を掴み、懐に入り込みながらも義手を切断してしまいました。うほぅ。
咄嗟に、沈天庶に背中に掌を入れられたけど、くるくるくるっと回って振り向きざま、沈天庶を一突き。
いっやー、長かったなー、頑張ったなー。
門前は緑色の煙幕のお陰で、地煞達はへろへろ。この色、蛇毒の色なんでしょうかね(^m^)
楊瑾もだいぶ疲れてるけど、立ち上がっているのは四十八寨の仲間達のみ。
楊瑾と応何従を先頭に、みんなは中に入っていきます。
胸に幽皇が刺さったまま、信じられないといった表情で後ずさりする沈天庶。
疲れ果てて、傍らの階段に座り込む周翡。
沈天庶はそのまま絶命しました。
やって来た謝允が隣に座ると、もたれかかって、やったわと言う周翡。
謝允は、いとしい周翡、仙女のような美貌をわざわざ刀で傷つけるな、いっそ、君を私の妃にしてあげてもいいぞ、とか言う。というか、久しぶりに言ったねー(^m^)
だけど周翡は、断るわ、塞に帰って南刀を継ぐ、だってさ。こちらも通常運転(笑)
2人は寄り添いながら去っていくんだけど。
ねえ、沈天庶に刺さった幽皇、ちゃんと回収した?鞘は謝允が持ってたけど。
そんなところが気になってしまいましたわ。ふふ。
建康の町には早馬が到着し、地煞が南刀に滅ぼされたことが伝えられます。
喜ぶ町のみなさん。ようやく、よーやく、平和が戻りました。
ここからは後日談的な、みんなのその後、ですね。
それぞれ、納得の過ごし方(^m^) でも意外と長い。尺半分使ってます。
蓬莱では、だいぶ回復した李瑾容(りきんよう)が、周以棠(しゅういとう)に甲斐甲斐しくお世話されていました。透骨青(とうこつせい)でも、あれだけ解毒法を試行錯誤してくれた同明大師なので、澆愁花(ぎょうしゅうか)の毒くらいなら、なんとか手が打てたってことかな。
李瑾容は、周翡や李晟達に会いたいと言ってますよ。ダンナには素直に言えるようになったかー。
入ってきた同明大師が、なら戻れば良いと。
大師からお許しの出た2人は喜びます。大師は、たまには会いに来いと謝允に伝えてくださいって。
蓬莱にも、謝允の解毒が出来た話は伝わってるんでしょうか。
四十八寨の長老堂では、李妍が何やら楊瑾に目配せ。ん?となってる李晟。
李妍は楊瑾に言わせたかったみたいだけど、言えないヘタレ楊瑾。
仕方なく李妍が、南境に行くわと。
そうかと言ってから、バカを言うなって怒鳴る李晟。
まだ幼いって李晟は言うけど、李妍は幼くないでしょうよ。そう言って甘やかして、ちゃんと躾けてこなかっただけでしょ。そんな李妍も、周翡や呉楚楚を見て、途中からちょっと意識変わったよね。
なんとか説得しようとする2人に、李晟も、決心したなら行けばいいと言います。
だが、必ず俺に文を書けと。
兄ちゃんに抱き着く妹。
自分も抱き着こうとする楊瑾を、ばしっと阻止した李晟は、李妍を大切にしろ、もしものことがあれば君を殺すと言って、達者でなと行ってしまいました。
中庭で書物を虫干ししている呉楚楚のところに来た李晟。きっと寂しくなっちゃったんだろうけど、そこで呉楚楚に、久しぶりに山を降りたくなった、足りない武術書を探してくると言われてしまいます。
君まで下山するのかっ!?って(笑)
李妍のことも聞いた呉楚楚は、みんないなくなるとプンプンしている李晟に笑います。
ちょんちょんつついてからかってる。
下山するってのは冗談だったんですってよ。武術書なら先達が届けてくれるから、行く必要はなかったみたいだけど、これきっと、李妍のことはとっくに知っていて、兄貴をからかったんだわね。意外とやるな、楚楚たん。
わざとからかったなーって、むかあっとした李晟は、今後は周翡や李妍と付き合うなと、めっさ心の狭いことを言います。嫌よ、離れたくないと即答されて、私か周翡達かどちらか選べと、おーいっ(大笑)
呉楚楚は考えるふりをして、あ、書物の整理をと言って、いなくなっちゃいました。
はっはっは。李晟を選ぶと即答してくれない(^m^)こりゃ、尻に敷かれるね。
周以棠が思過斎(しかさい)に戻って来ました。
残していったあの碁盤もあります。
碁盤の前に座った周以棠のところに、謝允。
思過斎が胡天瑛(こてんえい)に襲撃された時、この碁盤も崩されてしまってたけど、謝允が復元しておいたんですって。ただ完全には戻せていませんと言う謝允に、笑った周以棠は、次の一手に苦慮したが、答えは実に簡単でしたと言います。
この詰碁が解けたのですかと驚く謝允。
周以棠は碁盤の石を手でざっと払って崩し、問題は碁にあらず、過去に拘り過ぎた頑固な私が悪いのです、陛下はよくご存じのはず、と。
古い局は捨てるべきですと、白石を箱に戻します。
民を守り、戦を終結させたので、安平軍の兵士達は、一旦家に帰すことにしたそう。
兪聞止は、陛下より死を賜ったんですって。最後、全然出て来ませんでしたわね。
大薬谷の村人は村に戻り、地煞の生き残りの兵達は朝廷軍に編入されるんだってさ。
太平の世が長く続くことを祈るばかりですと周以棠。
ただ、モデルとなっている陳は、30年ちょっとで隋によって滅ぼされちゃうのよね。
ま、あくまでモデルですけどね。
そしてパパは、強情な娘を宜しく頼みます、なんて言ってるー。
大薬谷に落ち着いたのかと思ってた応何従は、旅を続け、立ち寄った村で村人達を診察しながら、太白山の孫思邈(そんしばく)という人を探していました。世に名の通った優れた人物に薬王経を渡して、役立てて貰うつもりなんでしょね。偉いぞ、応何従。
綦母懐文(きぶかいぶん)という匠のところには、周翡から、宿鉄法が届けられていました。
この人、どこかで見たことあるな。謝允が鍛治場借りた人だったっけ?
蓬莱を尋ねた謝允と周翡は、海辺に王麟将軍のお墓を建てます。
天下泰平の世を作るため、王麟将軍は命を捧げた、方法は違ったかもしれないが、ひとまず実現したと謝允。
んー、ずっと単に簫家の梁を復興させるためだと思ってたけど、違ったのかー(今頃 (笑)そういや、安平軍は王麟将軍のその遺志を受け継いだ軍でしたっけ。
幸せそうに肩を寄せ合って、海を眺める2人です。
しっかし、たっくさんの人が儚くなっていったことよ…
武芸者達から感謝されつつ、彼らを送り出した呉楚楚の元には、次の武芸書が届けられます。うちとこの難しい武芸書、ぜひ読み解いてくださいって感じで、その道で有名になりつつあるのね、呉楚楚。
礼を返す姿も堂に入ってましたわ。
李徵の廟の前に立つのは李晟。
そこに、盗賊が略奪してるって知らせ。李晟は、麓の民を守るために指示を出してます。
呉楚楚がたくさんの武芸書を持った弟子達とやって来て、武芸大会を開くって聞いたけど、武芸者を塞に集めるの?よそ者集めて大丈夫?それに武芸書の読み解きだって終わってなーいと、李晟に手伝わせる約束を取り付けてる(笑)
やっぱり尻に…(^m^)
蓬莱の周翡のところには、李晟からの文。
柳家荘で、武芸の大会を開くんだそうで。あら会場は変えたのね、呉楚楚に言われて(^m^)柳家荘なら、うってつけですわね。それで慌てて、南刀の周翡を呼び戻して体裁を整えたいみたいなんだけど、ま、李晟のことは助けなくちゃと周翡。
謝允は李晟をいっぱい褒めます。武芸の腕は先達と比べると劣るけど、若い世代では群を抜いているし、頭もよくて年長者の受けもいいから、妬む者も現れるだろうと。
それを聞いて、は?李晟を妬む?って態度の周翡に、謝允は、なんでそんなに李晟を認めないんだと言います。血気盛んな年ごろなのに、あれだけ謙虚なのは、余程厳しい環境で育ったのだな。
遠回しのからかいだけどね。
李晟だって、こうなるまでには随分とめんどくさい性格してましたのよっ。道長の指導や王夫人達の尊い犠牲の上に、成長してきたのですよ。全て周翡は知ってるからねえ。
とはいえ、周翡もちゃんと李晟に協力はするつもり。
そしたら今度は、侠女さまがこんなに優しいなんてってからかって、まあ、幸せなドタバタ(笑)
追いかけて捕まえた謝允の喉を、猫にするみたいに周翡がすりすりするのが可愛かったな。
その後。
四十八寨には、学堂が出来ていて、そこで謝允が子供達を教えていました。
山あいの広場では、周翡が子供達に武芸を教えていました。
これはもう、めっちゃ落ち着くところに落ち着いた感。
授業中にさぼってコオロギを戦わせてる子供達の前に、一際大きいコオロギを放り込む先生とか、ものすんごく謝允らしいわよ(^m^)
思えば李晟は、呉楚楚といい周翡と謝允といい、かなり頼もしいサポートがいるよね。
今や大薬谷応何従も小薬谷楊瑾も仲間だし、羽衣班(ういはん)霓裳(げいしょう)夫人や行脚幇(あんぎゃほう)徐舵主(じょだしゅ)、柳家荘のように、味方になってくれる有名門派も多い。
李徵や李瑾容みたいな武芸でのカリスマ性はなくても、仲間と力を合わせれば、ひとりじゃ出来ないことでも成し遂げられるっていうのは、なんだかんだテーマのひとつだったのかもしれません。
だから序盤、それぞれのスタンドプレーが目立ったのかもねえ。
ラストは江心亭で洗墨江を眺めながらの2人の会話でした。
魚老の守っていた江心亭は、いいところだよね。
いやー、51話、途中ちょびっと中だるみ?とか、いい加減もっとサクサク動けとか、なきにしもあらずでしたけど、何より「ヘラヘラ笑っている王一博が見たい」欲は、かなーり満たされました(^m^)
今のところ、彼がこういう軽妙洒脱な人物を演じているのは、これだけですもんね。現在の志向はドラマではなく映画のようなので、今後、古装でこういうタイプのイボくんに出会える可能性はちょっと低そうだしなー。そういう意味でも、ファンは必見!だと思います。
意外と尺を長く取ってた、その後のみなさんのシーンも、まあ、登場人物が多かったし、ほっこりさせて貰ったし、これはこれで良かったかもね。
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