あらすじ
隋州から届いた密書の暗号を解読し、彼の危機を察知した唐泛は、隋州の部下・薛凌(せつりょう)と共に吉安へ赴き、そこで偶然、汪植に瓜二つの男を見かける。隋州が黄景隆によって牢に入れられていると判断した唐泛は、無事を確かめるために自分も投獄されるように仕向けるが…。一方、成化帝の命を受けた汪植は、馬市を再開するため遼東を訪れるが、数百頭の馬が何者かに盗まれたことをきっかけに各部族が乱闘を始めてしまい、その対応に苦慮していた。
成化十四年~都に咲く秘密~ 公式サイトより
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ネタバレ感想
アイキャッチ画像はまるでジャッキー・チェンが主役のようですが、彼はプロデューサーです。
隋州兄さん、スーツ姿もカッコいいなー♪(でも集合写真にいつも丁容がいない…)
闞暾(かんとん)、夜墟(やきょ)、静邸(せいてい)
万通に言っても分からないでしょっ。
とはいえ、一応は話を通さなくちゃいけない上司なんでねえ、仕方ない。
万通さんは役者さんご自身の声なのかな、配音なのかな。このモーッとした感じの話し方と声が、役にとてもマッチしてるなーと思うんですよ。毎度毎度腹も立つんですが、なんかこう、いかにも使えない脱力する感じがさ ←
いずれにしろ、万通には隋州を助ける気なんてサラサラありませんからね。
追い出された唐泛は、薛凌と共に吉安に向かう算段です。薛凌なら7日だけど、ひ弱な唐泛では倍かかるらしい。ということで、薛凌が考えてくれたのは船での行程。
隋州のいる牢には、なぜか汪植が。
いる訳ないんだよねえ、唐泛のいる北京より北にいるはずの汪植が来れる訳がない。前回の二人の居場所地図参照。
隋州も最初は信じますが、少し話して別人だと見破ります。唐泛の名前を出してみて。
黄景隆を弾劾する上奏を誰が書いたのか、知りたいのはそこですね。そういえば前回の最後のほうで、部下イチもそれ言ってたかな。
汪植に酷似しているのは楊福という男でした。出自云々は分かりませんが、いずれ使えると見て黄景隆が手元に置いていたようです。楊福に拷問された隋州が牢に入れられると、牢の中には水すらなく、部下イチがイヤがらせをしに来ます。そういえば前回この部下イチに手を潰されたのは、錦衣衛の部下だったのかな。彼は無事なんでしょうか。
そんな隋州の元に、割れた茶碗に入った少しの水を差しだす手が。
吉安に入った初日に出会った、聶平(じょうへい)でした。
やっぱりいい子や~
さて、場面は夜の草原。
たくさんの馬を連れた馬丁が、暗闇の中、馬の係留地を探しているようです。パオが2つ設置されているのを見つけ、ほっとして柵内に入りました。
翌日、汪植の元に、4部族の馬、数百頭が一晩で消えたとの知らせが入ります。お陰で部族同士の争いが始まっていました。
係留地に向かうと、柵内には蹄の痕も何もなく、馬達がそこにいた形跡が全くありません。運んできた馬丁3人は疲れ果てて眠ってしまい、気付いた時はこの状態だったと言います。途中、嘘をついて女真族のせいにしようとしましたが、汪植に見破られました。女真族も、もし自分達が馬を奪って痕跡を消すならコイツラだって生かしてはおかぬって言ってますし。んな生ぬるいことするもんか的な。
あんな牧草地で、数百頭の痕跡を跡形もなく消すのは無理なんじゃないかな。ということは、ということですよね。真っ暗な草原の夜でしたし。首謀者は分かりませんが。
汪植は無事に馬市が開かれなければ誰にも利はない、馬は必ず明が見つけると告げて、ひとまず収めました。陳鉞(ちんえつ)将軍は、近年力をつけている女真族をこの機に捕えてはと言いますが、女真族がいることで三衛とのバランスが取れていると汪植は答えます。でも陳鉞は、三衛は金銭での懐柔が可能だが、女真族はそうはいかない。馬泥棒の件は、犯人捜しより各部族への牽制のほうが大切だと。大事になった時の辺境の危機を危惧しているようです。うーん、力関係、難しいことになってますね。
船を降りた唐泛と薛凌は、役人に通行証の提示を求められます。都で官船が盗まれたらしく。
…盗んだんだ、薛凌。借りたって言い張ってるけどもね。仕方なく陸路へと変更です。
隋州のいる牢の中の環境は劣悪でした。ネズミ捕って食べようとして喧嘩になってるし。壇上にいる偉そうな数人は、ほんの少ししか配られない食料を独り占めするし。でもみんな軽微な罪で捕まった人たちで、極悪人なんて僅かだと聶平は教えてくれました。
酒と女と美食を堪能していた楊福、黄知府と部下イチに踏み込まれます。汪植は宦官、女郎買いなどしないという黄知府に、汪植は特別だ、歓意楼に出資していると楊福は言いました。
ここで初めて出たんじゃないですかね、汪植が歓意楼のオーナーだというのは。
楊福も、最後は黄知府に罪をなすり付けられて自分は死ぬんだと分かってるんですね。
広寧では毎日部族間のケンカが絶えません。
汪植は丁容と共に、馬の係留地を調べていました。再度、馬市の延期を提案する将軍、ちょっとキレかけてますかね。汪植は、順天府の唐泛なら解決できるだろうと呟きます。でも唐泛、今、南部に下ってまーす。
あれ、なんとか吉安に着いたのかな、唐泛と薛凌。隋州が捕まっているなら、ストレートに役所に行くのは下策、宿屋に聞き込みだと言いながら、お腹が空いては動けぬ唐泛です。薛凌、呑気な唐泛に呆れて、自分が宿の聞き込みをしている間にオマエ一人で食っとけと。
そうは言ってないけど、そういうコトだろ
それにしても唐泛、運がいいと言うか、引き寄せ力、半端ないというか。
唐泛が入ったのは、隋州も訪れたあの食堂だったというね。お、お客さんも都から来た人かねー?の流れで、隋州の情報を得ます。
更にそこに現れたのは、偽汪植!
目が合っても反応のない偽汪植に、唐泛は咄嗟に目が不自由なフリをして店を出ます。
顔を合わせて同時に「大変だ!」の唐泛と薛凌。なんかいいコンビ。
宿屋は、隋州達は2日前に離れたと言うのですが、隋州の馬も伝書鳩の籠も宿に残されていました。唐泛のことを知らない偽汪植が吉安にいることへの疑惑で、唐泛は隋州は黄景隆に捕まったと推測し、牢に入って確かめることにします。袋を3つ薛凌に渡し、作戦開始。
泥棒だー!
隋州のいる牢には、また食料が運ばれてきました。
ま、黙ってる隋州ではありませんでしたね。あっという間に牢内を制圧してしまいます。
さて、本物の汪植の元には、女真族の代表がやって来ました。
通訳とは真逆の、汪植を蔑む言葉を発し続ける女真族の代表。通常の3倍出すなら馬を売ってもいい、ですと。まだまだ続く侮蔑の言葉に、汪植も女真族の言葉で反撃。あははっ、汪植すげぃな。言葉が通じてたことに驚く代表、杖刑100回。
息子を杖刑にされたことに怒ってやって来た女真族の長も、理屈で汪植には勝てません。汪植は、ダメ息子のせいで身を滅ぼし部族そのものの衰退を招いてしまった、過去の女真族の雄を引き合いに出し、同じようになりたくないでしょ?討伐されますよ?策。あの息子もだいぶ口が過ぎましたしね。
女真族を味方に引き入れた汪植は、女真族に有利な陛下への報告とこの嫌疑を晴らす助力とを引き換えに、馬市が開催できるよう再度馬の提供を約束させました。
一方、陳鉞には飼い葉の線からの追跡を指示します。
泥棒だー!の後、唐泛と薛凌は黄景隆の前で審理を受け、さくっと唐泛は牢に入ります。
隋州は、せいぜいあと半月で黄景隆は自分を消すだろうと告げました。救出策の期限は2週間。
唐泛の指示通りに潔白を訴えに来た薛凌は、黄知府の部下イチに賄賂を要求され、こちらも指示通りにお金を払います。無事に釈放された唐泛は急いで遼東に向かうことに。汪植に助けを求める?そりゃあ、双方願ったり叶ったりの好都合。
とにかく時間がないため、北鎮撫司で馬を用意しようと急ぐ2人の元に、万通からの捕縛命令が。官船を盗んだ罪ですって。んもー万通!けど命令を受けて来たのは一応、薛凌の仲間でもありますし、唐泛が共犯でないなら薛凌のみでとしてくれました。捕縛は免れたものの、なんとか馬を用意しないとと焦る唐泛、そこに冬児の一言。
ああ、あそこか、あそこの馬だなー?(^m^)
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