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成化十四年~都に咲く秘密~ 7話 隋州の危機 ネタバレありのあらすじと感想

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成化十四年
画像出典 百度百科
目次

あらすじ

任務のため、吉安(きつあん)府へ赴いた隋州は、知府・黄景隆(こうけいりゅう)に会うなり、公正かつ厳格に事件を審理するその姿に深い感銘を覚える。獄中死の調査を進める隋州は、正義を守ろうとする黄景隆の姿勢にさらに敬服していく。だが、一見して平穏に見える吉安府が、実際は黄景隆の厳しすぎる刑罰の上に成り立っていることに隋州は気づいていく。黄景隆に都への同行を申し出る隋州だったが、出発の日、一行の前に現れた黄景隆は驚きの行動に出る。

成化十四年~都に咲く秘密~ 公式サイトより

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ネタバレ感想

鉄市から戻った唐泛。仕返しどころか、あっさりさっぱり返り討ちにあった模様です。ま、勝てるとは思えないよねえ。あのパチンコ、弾弓っていうんですね。

一方隋州は江西、吉安で美味しそうなビーフン(だよね?)食べてます。店の主人は、以前は治安が悪かったものの、黄知府が来てから全く問題はないと言います。
と、外では泥棒騒ぎ。薬代を払えず、持ち逃げした子供が捕まっていました。警棒?みたいなもので叩かれそうになったところ、隋州が止めます。隋州は名乗らないまま、一緒に捕まりました。

偵察開始~

知府(地方行政区画の長官)である黄景隆は、病気の母の薬代がなくて盗んだ聶平(じょうへい)を諭してから、1/10の金額でできる処方を教えました。それを1年分買えるお金を貸し、母に渡した後で窃盗の罪1年の服役をせよと言い渡します。刑期が終えたら、働いてお金を返すようにと。
聶平は感謝して、隋州にもきちんとお辞儀をして帰っていきます。この様子を見て、隋州も名乗りました。

ちゃんとした子だったね。余程困ってたんだなあ

隋州達に黄景隆が用意したのは安宿だそうですが、あれで安宿なんだね。キラキラ調度はないものの、そこそこキレイで広いのに。一般の地方官吏は都から派遣された者には、何かと媚びを売るものだと。ならば今のところ、清廉で公正な人のように思えます。隋州も、あの聶平への審理を見て、そう感じていた模様。

隋州が通信文を書き、伝書鳩に結びつけて飛ばそうとした時、黄景隆が訪れました。
なんとなく、通信文を見る黄知府の目が変ですね。自分のことをどう報告するのか気になってるのかもしれませんが、もしさっきの審理のままの人物だったら、もっと自然な視線になる気がしますケド。この後、部下に語るシーンも含めて、アウトな匂いがプンプンするんですよ、この人。
隋州は吉安訪問の目的を伝え、5年分の囚人の記録を要求しました。

その頃、唐泛は無駄なヒトリ作戦会議を繰り広げ、冬児に呆れられてます。でも行くんだ。しかも冬児まで連れてくんだ。
敏い冬児が、さっさと見切りをつけて先に帰った後、ドゥルラに見つかった唐泛。苦し紛れに投げつけた弾弓も奪われ、割った素焼きのツボの欠片、わざわざよく飛びそうな尖ったの選んだドゥルラに弾弓で狙われるという。あの欠片が本当に当たったら大怪我だぞ?

囚人の記録を確認していた隋州達は、収監後さして時間を置かずに亡くなっている囚人の記録をいくつか見つけ、牢の視察に向かいます。
牢を案内したのは、件の一番部下(名前なんだったっけ)。囚人達は皆、罪人として区別なくひとまとめにされていました。200人が限度のような牢に、500人以上が詰め込まれています。月の出費は200人分、囚人は罰を受けねばならない、自業自得だと涼しい顔でヤツは言いました。隋州がさすがに、唖然としてますね。

場面は広々とした草原に変わります。馬車で草原を行くのは汪植。馬車の中では丁容が汪植に周辺地域のレクチャー中。丁容は丁容でめっちゃ有能なんですよねえ。

三代皇帝永楽帝の頃から明の支配下にある三衛、朶顔衛(ウリヤンハイ)、福余衛(オジエト)、泰寧衛(オンリウト)の総称がウリヤンハイ三衛。頻繁に遼東に侵攻しているも、明はオイラトとの戦いで疲弊しており、こちらは野放し状態。
女真族は、現在の九代皇帝成化帝になって、明と朝鮮に討たれたものの、近年、軍馬確保のための馬市が開催されたことで、牧畜を営む女真族の生き残りの元に資金が入り、再起を図ろうとしていると。

この際、遼東、江西、オイラト、ウリヤンハイ三衛、女真族、調べてみました。世界史苦手だったから、全く位置関係すら分からなかったので。

遼東は、遼河の東、韓国に近い、朝鮮半島の付け根の北西に飛び出した半島周辺。半島は北京と緯度は似たようなものですが、周辺部族との関わりを考えると、ここでは半島より北の想定でしょうか。
地図は現在の遼寧省です。

江西は、海に面してはいないけど緯度は台湾に近い南方で、米食文化地域。だから、黄元米果やビーフンみたいな米粉料理が出てくる訳ですね。
地図は現在の江西省です。


オイラトは今でいうモンゴル系の遊牧民族で、成化帝の時代は大きく北方に勢力を広げてました。チンギス・ハンの興したモンゴルとは元々は別の部族。
ウリヤンハイ三衛はオイラトより東側で、ロシアとの国境付近に居住していた遊牧民族。
ここら辺の遊牧民族は、今はひっくるめて蒙古族ってことでいいのかな?
女真族は満州周辺の民族で古くは金という大国だったものの、チンギス・ハンに侵攻され次第に縮小していき、以降モンゴル周辺を制圧した国や明の統治下に置かれた部族で、後の満州民族。
明朝は漢民族、次の清朝は満州民族の国家なので、あの特徴的な髪型は、清朝の愛新覚羅家の皇帝なんかもそうでしたけど、この流れなんですね、ほう。


さて、汪植を迎えに来たのは、ウリヤンハイ三衛と女真族の使者です。明の広寧の使者も少し遅れて並びましたが、広寧守備の長、陳鉞(ちんえつ)は来ず、城門の上から入場する汪植達の行列を見下ろしていました。
ガッと馬車の扉を開けて、多分わざと持ち場を離れず警備を続けていた門上の陳鉞をねめつける汪植。貫禄あるなあ、これで17才て。

汪植歓迎の宴会が開かれ、広寧の官吏がゴマをすります。
汪植はとびきり地位が高いですけど、要するに中央から来るエライさんには、こういうもてなしをするのが慣例ってことですね。片や隋州のほうは、という。

アヒルの丸焼きの中から琥珀みたいなギョクが出てきたよー。
その他の贈り物もみんな立派です。

そこに遅れてやって来たのは陳鉞。甲冑も脱がず礼もせず、明らかに不遜な態度で座ります。仕事中だから酒も飲まぬと。きっと国のため天子のために国境を守る、真面目で勇壮な将軍なのでしょう。で、宦官ごときにって偏見も強いと。けど汪植は、そういうタイプの武人にも嫌というほど出会ってきている筈で。自分は小物の宦官、でもこの地を気に掛ける陛下が自分に儀仗を持たせた、儀仗は陛下の来臨同然、それを見下ろしたなと、にこやかーに言いました。
遼東の守備はつらかろう?(罷免したっていいんだぜ?)ですかね。

さて、こちらは唐泛。ドゥルラの家の門に向かって、出てくるまでここを動かないぞと叫びます。流石にもうシツコイし、めんどくさいチワワだなあ。
仕方なさそうに出てきたドゥルラとウユンプラガ。一生謝罪はしないが仕返しの機会をやると。ウユンプラガの目が半分呆れながら、子供をあやしてるみたいに見えるよ。こちらは動かないから弾弓で3回打つ機会を与える、当たっても当たらなくてもこれで終わり、だそうな。
まあ、当たりません。くいっくいっと指でもっと近くに来ていいぞ、とやられ、3回目は至近距離。小さな子供でも当たるわ。でも唐泛、まともに女の子に向かって攻撃なんか出来ないんだよ、結局は。くっそー状態で上に向かって弾いた玉が、結局ドゥルラの頭に落ちてきました。

汪植さまご一行歓迎会のほうでは、俸禄について汪植が探りを入れ始めます。薄給であることを訴える官吏。安月給が豪華な貢物できる?一瞬映った陳鉞将軍の目が眇められました。推して知るべし。

汪植は涼しい顔で高価そうな贈り物を眺めながら、聞いた話ではある地方官吏が…と、お金の不正な流れについて明らかにしつつ、諸兄は違うと信じている、陛下に成り代わり感謝申し上げると頭を下げました。ウリヤンハイ三衛の代表達はすっと頭を下げましたが、おもねっていた広寧の官吏はちょいとギクシャクしてましたね、背後からの絵でしたけど。

更に、贈り物の明細も全て記録し、国庫に納めると汪植は告げます。証拠はいくらでも上がる、でも今回は見逃してやると言われたような官吏はもう首根っこを掴まれたも同然でしょう。静かににこやかに鮮やかに、それを成し遂げた汪植でした。
黙って事の成り行きを見ていた陳鉞将軍、仕事中だから酒は飲まぬと言っていた彼が、一献差し上げたいとの汪植の言葉に、盃を飲み干しました。

成化十四年
画像出典 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO.,LTD.

陳鉞将軍が汪植に下った瞬間ってことですねえ。おもしろい♪

翌日、非礼を謝罪した陳鉞に、汪植は遼東の情勢を尋ねます。
表向きは各部族とも従順ではあるものの、自分の土地での馬市の開催を狙っている様子。朝廷はウリヤンハイ三衛と女真族の牽制の意味で広寧での開催を決めたけど、女真族の本拠地に近いため、部族間に緊張が生じている模様。遼東の守備に従事して長い陳鉞は、馬市の開催は時期尚早であるとの意見です。

とはいえ、馬市開催は軍馬調達のために必要であるとの陛下の判断であり、汪植に下された任務。過去の歴史から軍馬不足による危険性をあげ、汪植は陳鉞を立てつつ頭を下げました。頷く陳鉞将軍は、広寧を守るため、馬市に武器携帯を禁じる命を勅使の名で出して欲しいと頼み、交渉成立。頼もしい味方を手に入れた感、ビシビシですね。汪植、人たらしでもあるよね。

東さんの店では、唐泛、冬児、薛凌が隋州の帰りを待っています。ほう、隋兄さんは家族だから頼ってもいいんだってー。
隋州からの伝書鳩が届いたらすぐに知らせて欲しいと、薛凌に頼む唐泛。これが功を奏します。元は自分のためだったんだけどね、唐泛。

その頃、隋州は牢の惨状に疑念を抱えて、黄景隆の元を訪ねていました。
ここで繰り広げられた黄景隆の考え方。うーん。分からない← 多分、最初は至極真っ当で真面目な官吏だったのかもしれませんが、様々な人や犯罪を見てきたことで、その真面目さが厳罰方向に特化して歪んでいったのかなあ。
隋州は多くは語らず、都への同行を依頼しました。
黄景隆、隋州が手を付けなかったお茶に視線を投げましたが、何、ここで既に毒でも入れてたんすか?考え過ぎ?

一瞬入ったシーンでは、黄知府に「言っただろう、俺を生かしておけば役に立つと」と言ってる男がいました。独房みたいなところに入れられてた様子。特別な囚人?

翌朝、城門で黄知府を待っていた隋州は、捕まってしまいます。罪状何にするのかと思ったら「錦衣衛を騙った」か。皇太后の親族で有名な隋百戸を。無理が過ぎるわー。
毎日都に通信文を送っているだろうって、部下イチ(もうコイツはこれでいい)、やっぱりどう報告されてるかが一番の心配事なんですね。偽物だったら別に中央に伝わる心配もないのに、破綻してる。

唐泛は、弾が当たって痛かっただろうなって、いや、全然痛くないよ、あんなの。
もういい加減ドゥルラの話はいいんだけど、唐泛がなぜかあの乱暴娘にほんわか惹かれてるので仕方ない。惹かれる余地がどこにあったんだかと思いますがねえ。

そこへ薛凌が隋州からの文を持ってきます。
読んだ途端、隋州が危ないと気づく唐泛、流石の頭の回転です。けど、そんな暗号考えて記した隋州もすごくない?あの文字の羅列を見ても、さっぱり分からない。←他のドラマの主人公並みに。

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