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山河令 第23話「黄泉の路」あらすじとネタバレ感想

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山河令
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目次

あらすじ

沈慎は高小怜を救うと言って去り、昏睡から目覚めてそれを知った温客行は腹を立てるが、周子舒の言葉で心を落ち着ける。また、温客行は顧湘の曹蔚寧への気持ちを確かめると彼女を曹蔚寧に託すことを決心、清風剣派へと旅立つ二人を見送る。一方、少林寺が鬼谷討伐に乗り出したと知った趙敬は蝎王に「群鬼冊」を作らせて…。

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ネタバレ感想

山河令 登場人物 登場順一覧(21話~最終話)はこちらから。

ほんっともー、どーでもいいから出てって!(意訳です)、と言われた沈慎(シェンシェン)を見送る成嶺です。いい子ね。気を遣ってるわ。
それでも、温家にいくつも借りがあると言った沈慎の言葉は、深い後悔の上での本音には違いないんでしょうが。それを受け入れるか入れないかは、老温次第。声高に後悔を訴えても、それが贖罪とはならないことも、分かってくれたでしょうかねえ。

沈慎は、温家に大きな借りを作った五義兄弟の息子の成嶺が、四季山荘に入門したのを嬉しく思っている、成嶺が温殿に孝行すれば幾分かは埋め合わせになると言いました。
そういうことなら、成嶺も素直に頷きますわね。
沈慎は、高小怜(ガオシアオリエン)を見つけたら大孤山に連れ帰る、でもいつか自分が死んだら、結婚じゃなくていい、それでも小怜の世話をして欲しい、可能なら四季山荘に迎えて欲しいと言います。
結婚強要さえなければ、成嶺だって小怜がいいお姉ちゃんなのは分かってるもの、姉弟で仲良くできるわよ~。どうして最初から、こういう穏やかな手段でいけなかったんだか。

未だ目覚めない老温を、阿湘が心配そうに看病してます。
阿絮が、老温はこういうことが多いのかと聞くと、自分が幼い頃はよく寝込んでいたけど、今は健康体よと答えた阿湘。更に阿絮は、いつから一緒に居たのかって。物心ついた頃からだと言った阿湘に、では、いつその場所にと阿絮。阿湘はどの場所?と聞き返しました。
もうさ、すっかり「そう」なんだろうと。でも阿絮は、それ以上突っ込みませんでした。看病を代わり、阿湘を休ませます。

阿絮にがっちり手を握られながら眠る老温は、夢を見てました。過去の記憶。
老谷主は、ちび甄衍(ジェンイェン)を見込んで、手元で折檻しつつ、時期谷主候補として育てたってことか。孟婆湯を飲ませたからと安心してね。従順に従っているちび甄衍ですが、老谷主が去った後で拳を握るんですよ。こんなちびっこが、あの老谷主を謀って、内心では恨みを醸してったって、ひっじょーに残酷な話よねえ。うう。

目覚めた老温は、沈慎は?と聞きます。追い払ったと言う阿絮に怒るんだけど、阿絮は、沈慎は身勝手だが惑わされただけで、死に値する罪は犯していない、義兄弟達は良心の呵責に苦しんできたって言うんだけどさあ。
んー、それは第三者だから言えることだよなあ。だから何だ、良心の呵責に苦しんだからなんだってんだ!?って話だと思うよ、老温にとっては。

案の定、老温は沈慎は平然と両親の話をした、あの世へ送ってやるって怒ります。
憎むべきは、容殿に毒を盛った趙敬だ。他の者達は苦しんでいた。
まだ言うかぁ。前半はいい、後半は言っちゃダメだ。
私の父母は苦しまなかったとでも?悪人は苦しみ、善人は死ねべきなのか?
復讐できるなら、地獄に落ちても構わぬ。

山河令
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あ、ごめんっ…

さすがに阿絮も謝ります。ちょいと発言が無神経でしたな。
お前の私怨なのに、勝手なことを言った、許してくれ。
ただ手を汚して欲しくない。

そうだよ、こっちが先だよ。恨んでる相手も苦しんだなんてのは、火に油よ。
老温もようやく落ち着き、沈慎に手を下せば、命で償う機会を与えるも同然、生かして五湖盟の末路を見せようって。阿絮も、回復したら趙敬を成敗しにいくぞと。
老温、喉が渇いた、世話してくれ、だってよ。甘えてるよ、兄ちゃんに(^m^)

老温は、行くのはお前が回復してからだと言います。ちょいと目を逸らす阿絮。自分が一番信じてないからねえ、自分が治るなんてこと。
人徳を標榜するが信義に背いている五湖盟、盟主の地位が非情な無頼漢の手に落ちたのも、応報。やつらの相討ちを眺めてるほうが、殺すより痛快だって言う老温よ。

そこに阿湘が飛び込んで来ます。阿絮は気を遣って、席を外しましたよ。
老温は阿湘に、倒れたのは孟婆湯のせいだと。やっぱりね。
龍雀(ロンチュエ)のところでもそうだったけど、記憶に触れる出来事があると具合が悪くなるのは、老温の記憶にはまだ、孟婆湯のせいで抑え込まれた何かがあるってことなのでしょう。秦懐章(チンホワイジャン)に用意して貰ったあの場所に、変装もして隠れていた甄如玉(ジェンルーユー)と谷妙妙(グーミヤオミヤオ)が、どうして殺されてしまったのか、そこ、まだ出てきてないですもんね。

さて、蠍王に捕らわれている、喜喪鬼、羅浮夢(ルオフーモン)と艶鬼、柳千巧(リウチェンチャオ)。未だ、敬様、敬様と呟く羅浮夢を、牢の外から見ている蠍王。え、こっちもまだ、趙敬とは別人かもとか考えてんのかぃな。まあ、そう思いたいんでしょうが。
でも別人なら、なぜ急色鬼(きゅうしきき)に暗殺を命じたのか。そうよねえ、あれ、于丘烽(ユーチウフォン)が、安易に脅しに行った直後でしたもんね。

中に入って羅浮夢の脈を診る蠍王は、錯乱は孟婆湯のせいかと聞きますが、柳千巧は、孟婆湯は執着を断ち切るだけで精神は壊さない、昔、患った離魂病が、何者かに刺激されて再発したのでしょうと答えます。
え、あの時のあれって、そこまで考えてたの?わざわざ会いに行って、錯乱させようとまで考えた?それともただの偶然かなあ。趙敬と関係があった頃は、離魂病になんてなってないよね、多分。捨てられて患ったのかもしれないけど、多分それを趙敬は知る由もなかったはず。

忘れたかったのは、浮気した男か?解毒する方法は?と蠍王は聞くんですが、柳千巧は全然それには答えてないぞ?(笑)
自分は孟婆湯を飲んでいない、自害する直前に羅浮夢に助けられ、やむなく鬼谷に入ったために、谷主が例外を認めた。
ちょ、おまえそれ、誰よりも孟婆湯が必要だろ?って蠍王に、覚えていれば二の舞を演じませんと柳千巧。
蠍王に怒鳴られても負けてない姐さん、素敵。覚えていたのに、なぜ于丘烽の元へ行ったと聞く蠍ちゃんのほうが動揺してない?思いとか情とか、この人の中にもぐるぐるしてるもんね。

博打に夢中になった者は、負けるほどのめり込む。心を差し出すより大きな賭けはない。賭けに負けて命を差し出す気だったが、羅様に救われ、数年生き長らえた。だから急色鬼に襲われた時、于丘烽の盾となって徹底的に負けようと思ったのに、天は私を勝たせた。

愚か過ぎる。なぜ鬼谷はお前のような「人」を育てた。

蠍ちゃん…この2人に、なんだかうっすらと繋がるものが見えるよ。
薄情司の意味を聞いた蠍王は嗤います。人は生まれつき薄情だ、男も女もない、誰もが裏切り裏切られる、不運な者の命など、もう要らぬ。

山河令
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「もう要らぬ」が可愛すぎたー(^m^)

孟婆湯の処方箋を探して渡せ、さすれば解放しよう。
そう言って、去って行く蠍ちゃん。すたこら。←そんな感じだった(笑)長居すると、自分の感情も揺さぶられちゃうからなっ。

甲斐甲斐しく老温の世話を焼く阿湘が、こちらでも、当時7~8才の老温がなぜ孟婆湯を飲む羽目になったのかと聞いてます。
私の記憶を消したい奴らがいたと老温。悪いな、思い通りになるものか。
老温の激しい恨みに、阿湘の表情も硬いですね、びっくりしたんだろうなあ。

やっぱり、子供の頃よく寝込んでいたのは、孟婆湯に抗った代償。最近過去を思い出す出来事が多くて、再発しているのだろうと。いつか頭痛で正気を失う時が来るかもしれないけど、それ前に、仇敵を皆殺しにしてやるって。阿湘がものすごく心配してるー。カワイイ。
老温は、心配するな、その日が来る前に、おまえを誰かに預けるって言うんだけど、阿湘は、怒ってるんだって言うのよ。旦那様は育ての親、話してくれたら復讐を助けたのにって。

助けは無用と言う老温は、曹蔚寧(ツァオウェイニン)を好きかと聞きます。
誤魔化そうとした阿湘に、好きでないなら殺すと言い、動揺した阿湘を見て、好きなのだな、ならば明日、清風剣派へ向かえと言いました。莫懐陽(モーホワイヤン)は切れ者、清風剣派なら安心だと。

私を捨てるのですかって、阿湘がかわいいよぅ。
老温は自分がこれから向かう黄泉の道に、阿湘を道連れにはしないって決めたんだね。だから安全なところに遠ざけようとしてる。人の道に戻れと。「曹蔚寧は心底気に入らないが」には、笑っちゃったけども。

でも、ここでようやく口にできた阿湘の不安は、老温にも通じるものでしたよね。老温ですら、目が泳ぐ。
曹蔚寧から、瑠璃甲は高崇(ガオチョン)から莫懐陽の手に渡ったのではないかと聞いて、旦那様のために同行することにした。でも、曹蔚寧を好きになってしまったから、怖くてたまらない。曹蔚寧が優しいのは、自分が本当のことを隠して騙しているから。バレてしまったら、嫌われるかもしれない、殺されるかもしれない。旦那様だって、周⼦舒(ジョウズーシュー)にバレたら、殺して別の友人を作りますか?

老温は、欺き通せ、私が呼ばない限り、もう鬼谷とは関わるなと言いました。
瑠璃甲があるかもしれない清風剣派を、老温が狙うのではないか、でもただ曹蔚寧には無事で生きていて欲しいだけと願う阿湘に、清風剣派にも手を出さないと言う老温。瑠璃甲もいらない。そもそも瑠璃甲は、復讐計画の口実に過ぎなかったって。

厨房で料理していた曹蔚寧を、呼び出した老温です。
パパが娘を託そうとするお話よ。切なくて思いが籠っていて、泣けるんですよう。

私は年端も行かない頃に、阿湘を拾った。
初めて粥を与えた時、唇を火傷させたよ。

山河令
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火傷させちゃったんだ。それなのにあの子ってばさ…

阿湘の幼少期は出て来ませんが、容易に想像ができますよねえ。ちび甄衍、きっと慌てたんだろう。ごめんごめんって思ったんだろう。そしてそれをしっかり覚えている子なんだよ。
自分が生きるだけで精一杯だったから、煩わしくて何度も捨てようとしたけど、阿湘は言葉も話せない頃からどこにでもついて来て、火傷させられても捨てられないために笑いかけてきたんだって(涙)

そんな阿湘が、命を救った恩義に対して、侍女として仕えると言い出したこと。
でも、今になって、むしろ救われたのは自分のほうだったと気付いたこと。
老温は、阿湘を守り育てることで、人としての心を残すことができたのね。鬼谷で特に女性達を守ってきたのも、それがあったからでしょう。2人共、どれだけ互いを心の支えにして、寄り添い合ってきたかがよく分かる。

私と過ごしたのに、真っ直ぐな子に育ってくれた。阿湘は私の妹分、私が育てたから娘のような存在だ。私を慈しんでくれた者は少ない。その者達には命を賭けて恩返しをする。阿湘はその一人だ。
だから幸せになって欲しい。私の願いはあの子が平穏に暮らすこと。
曹蔚寧、お前に頼めるか?
だが約束してくれ、決して阿湘を裏切るな。今後何が起きようと守ってやれ。生涯幸せにして欲しい。できるか?

一も二もなく、曹蔚寧は天にかけて誓っちゃいました。

あの怖い怖い温客行に、これだけ真剣に言われて、ノーが言えるヤツはいねーすよっ。
バレても絶対に裏切るなと、裏切ったら殺すって釘をさしてるあたりもさー(^m^)
誓う必要まではなかったとか、言ってますけどもね。誓えば、反故にした時に祟られるのが当たり前の世界か。
曹蔚寧はまだ知らないから、さくっと誓っちゃったけど、でもこの人はバレたとしても、そりゃあ勿論悩むでしょうが、最終的には阿湘を選ぶよね。だってその境遇を知っちゃったもの。好きでそこにいた訳じゃなく、捨てられて拾われて、生きるために必死でそこに食らいついてた、老温と肩を寄せ合ってなんとか生きてきたんだってことも、分かっちゃったもの。まあ、まだ阿湘が何かを隠していることにも、気付いてるっぽいですけどね。それでも、誓ったんだよなあ。
とはいえ、そうなった時に阿湘を選ぶってことは、自分の経歴とを天秤にかけるってことになるんだろうなあ。あの優しい師叔や師兄とも。

ようやく微笑み合って、手を握り合った老温と曹蔚寧。
老温、初めて曹蔚寧に向けて笑顔を見せたんじゃない?
そこに、ずっと聞いてたんでしょうねえ、ふぅ、やっとひと段落ついたか~的に、阿絮が現れます。物騒な義父だなあ、阿湘を突き返されるぞ?って、ホントよ~(大笑)しかも、盗み聞きじゃなくて、正々堂々と聞いてたぞって、あーた(^m^)
でも曹蔚寧に、義父は俺に任せろと言う阿絮。お前をいびったら懲らしめてやろう、だって。

あ~、ほんっとにいいシーンでした。阿湘の告白からここまで。
これをさ、最後まで見た後に思い出すと、また泣けるんだよねえ…阿湘役の周也(ジョウイエ)ちゃんが、コンサートの舞台でかなり役を引きずっちゃってたっぽいのもよぉく分かります。また後で探しますけど、この2人の現代転生みたいなCM映像もあるんですよね。

いい娘婿を見つけたな、だが阿湘を送りつければ、嫁ぎ先で煙たがられるぞって言う阿絮。
させるかと老温。
でも、なぜ今、慌てて阿湘を人に託したかを阿絮は訝しがり、老温は、自分には寄る辺ができたからだと誤魔化します。

そこへ、厨房に1人残された成嶺が、鍋焦がしたよー、ご飯が作れないよーって。生活能力のない坊ちゃん育ちめっ(笑)
あいつがいる限り、楽隠居はできないぞって笑って、阿絮のお酒を奪って飲む老温なんですけど、飲んですぐに吐き出します。酒というより酢だぞって。
阿絮、味覚まで薄れてきたみたいなのよ。でも、人里離れた場所に名酒はない、我慢しろ、四季山荘に着いたら、梅林に埋めた酒を振舞うからって誤魔化しました。

山河令
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老温は見誤っているぞ。生活能力がないのは、実はもう1人いるのだ(^m^)

梅林に食い付く成嶺。鏡湖山荘には杏林がありましたもんね。でもここ、成嶺がいい仕事してます。それぞれが隠したいことから、上手いこと話を逸らせる役目。
老温も、これからみんなで四季山荘に行くんだって話になると、心から嬉しそうな顔をするんだよね。チビ甄衍時代から、周⼦舒と一緒に四季山荘で暮らすことを、夢に見てたと思うもんなあ。それがようやく叶うのに、同時に、命を賭けた復讐最後の仕上げを考えている。蠍王と結託して汚れ仕事をさせられている無常鬼達のせいで、そろそろ鬼谷そのものが危ないことにも気付いているのでしょう。だから薄情司の女の子達も鬼谷に戻ることを禁止したし、阿湘も遠ざけようとしてる。
そうなったらこの人は、復讐さえ遂げることが出来ればこの人は、鬼谷の谷主として討伐されてもいいと思ってる感じもするよね。

阿絮は、四季山荘にあるのは梅だけじゃないぞって言いました。
四季、花は常にあり、天下の事情を知り尽くす。

趙敬の元には、少林寺を率いる慈穆(ツームー)大師からの書状が届いていました。趙敬、ご機嫌で、やって来た蠍王の手腕を褒めます。仙霞派(せんかは)の生き残りが、嵩山(すうざん)の少林寺の門前で三日三晩跪き、少林寺に助けを求めたのだそうで。慈穆大師は、各派に鬼谷討伐の号令をかけ、五湖盟にも参加の要請が来たんですって。
だけど趙敬は、相手にするものかと言います。五湖盟が鬼谷に襲われた際、知らんぷりした偽善ばかりの各門派。自分達が標的となって慌てても、五湖盟を引っぱり出せると思うな。私を出馬させたければ誠意を見せて貰おう。

よく分かりませんと蠍ちゃん。私も分からなかったけど、趙敬が説明してくれました。
しぇあよ、お前は世事に疎すぎる。ぁぃ、すみませんと言いたくなったよ( ̄▽ ̄ゞ

鬼谷は江湖に現れて以来、五湖盟を目の敵にして悪事を働いた。
そんな中で英雄大会を開いても、集まるのは雑魚ばかり。高崇の英雄大会には、八大門派の掌門は誰一人来なかった。江湖の名門や正道派は、利益と名誉の双方を欲する。名門や正道派にも鬼谷を討伐させたければ、名分と利益の双方を盛り込まないと誘い出せない。
ほう、なるほど。高崇には、利益なんてところは頭になかったわねえ。

いそいそと馬に餌をやってる曹蔚寧を眺めて、阿湘はまだ決意しかねている模様。住む世界が違うって憎まれ口を叩いていた時、お着換えした老温達の登場です。阿絮も成嶺も着替えてるんだけど、毎度ぱっと違いが分かる老温ほど、その差が分からないよ(笑)

阿湘の肩を抱いて、この侍女は用済みだ、3銭で買わないかって言う老温。欲しければ代金を払え、返品は受け付けぬ。始まった小芝居を、横目で見てる阿絮です。
旦那様のバカァってなってる阿湘を見て、見ただろ?使用人の癖に主を罵ったぞ、値引きしよう、1銭半でどうだ?だってよ。うちの阿絮も有能だが、たった3銭だぞ?って言うもんだから、成嶺が笑う。あれだね、李ぼーぼーの時の話だよね。渡し舟代3銭の借りで、成嶺を任せられちゃったあの時。
成嶺には笑わないでよっ、阿絮には旦那さまを止めてよって言う阿湘ですが、さらりと、無理、って笑いながらの阿絮に言われてしまいます。老温は、狂暴な娘だ、ただで贈ろう、持って行けって。
なんだか、可愛らしい小芝居だったなー(^m^)
老温、寂しくって堪らないのを、こんなやり方で誤魔化したんダロ、そうダロ?

趙敬は蠍王に「群鬼冊」を作って武林に配布してくれと言ってます。
これ、鬼谷鬼衆カタログ、みたいなヤツね。似顔絵付きの。
驚いた蠍王が、それが広まれば、鬼達はもう使い走りくらいしかできなくなると言うと、趙敬は、少林寺も参入してきた今、機は熟した、鬼達はもう用済み、あとは獲物が罠にかかるのを待つだけだって。
ん?趙敬の獲物って?趙敬が狙ってるのって瑠璃甲だよね?「群鬼冊」なんか出されたって、別に莫懐陽(モーホワイヤン)は痛くも痒くもないわよ?
分かるか?と言われて、首を横に振る蠍ちゃん。うん、私も。

趙敬は扉を閉めて言いました。
鬼谷を滅ぼす際、鬼衆が外にいては困るだろ。

あー、なるほど。
「群鬼冊」でうかうか江湖を歩けないようにして鬼谷に閉じ込め、口封じも兼ねて一気に漏れなく討伐しようってことか。たとえ鬼達が苦し紛れに、趙敬に騙されたと言ったとしても、そんなことは誰も信じない。むしろ中傷して貰って、機を見て高崇とは結託していなかったこと、江湖の分断を図って五湖盟に罪を着せたことを証言させれば、江湖の各派は五湖盟を疑ったことを後ろめたく思う。その思いに乗じて、自分が各派を率いて鬼谷を滅ぼせば、自分の人徳と威光はさらに増す。
んまー、相変わらず謀に関しては、とんでもない才能ですな。だけど、これはさっき言ってた利益には余り関係ないんじゃない?

蠍王に煽てられて、ご機嫌な趙敬ですが、内心では、未だ急色鬼からの連絡がないことを気にしています。于丘烽にやられたとは考えにくいが…と。
うん、彼は蠍王にとっととやられてるからねえ。そのことも、こっそり喜喪鬼と艶鬼を保護していることも、蠍ちゃんは義父に言う気はなさそうよね。

次回は、ようやく3人が四季山荘に入りまーす。

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