あらすじ
突然狂暴化したタクシー運転手・朱豪(チュー・ハオ)を取り調べていた郭長城(グオ・チャンチョン)は、同じように狂暴化してしまう。一方、普段から強気の祝紅(ジュー・ホン)はいきなりおとなしくなる。人格の変貌は次々に伝染していた。沈巍(シェン・ウェイ)は原因を究明するため地界へ向かう。趙雲瀾(チャオ・ユンラン)は再度朱豪を取り調べるが、そのさなか、何者かが朱豪を殺害、趙雲瀾も拉致されてしまう。
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ネタバレ感想
タクシー運転手、朱豪(チューハオ)を調べた郭長城は、その体から出た黒い煙みたいなものにあたってしまいます。特調所に戻った小郭の態度が、明らかに変。日記に手を出そうとした祝紅を払い、楚を払います。人格の豹変というか、狂暴化ですね。
大学では、なぜか教授の教室に祝紅が座っていました。どうしたと、そっと尋ねる教授に対する祝紅の態度も、変。「姉御」じゃなくなってますよ。小郭が「白い子うさぎ」じゃなくなったように。
触れると伝染しちゃうのかな。そしたら、え、楚恕之も?
特調所では、教授にもぞんざいな郭長城と、所長に人が変わったような縋りつき方をする祝紅。首を傾げつつ、病院の成(チョン)先生の元に向かった所長は、廊下で妄想性障害の患者を目撃します。
ふと、それは伝染するかと聞きますが、まあ一般的な精神の病気は、流感のような伝染はしないよね、普通。例えば同居人が、メンタルに影響を受けることはあったとしても。
所長は、患者が落とした上着に入っていた領収書が、朱豪のタクシーのものだったと気付きます。接触してたよー。大人しかったのに、なぜか突然狂暴になっちゃった朱豪に。
妄想性障害の患者は、病院を脱走して、銀行強盗をやらかしたらしい。
海星鑑の高(ガオ)部長は、電話で事件の連絡を聞いて怒ってますが、そこに趙雲瀾パパ、趙心慈(チャオシンツー)が入ってきてトーンダウン。
似たような背格好の人物がたくさんの事件を起こしてるんだけど、犯人像がみんな違うと聞き、趙心慈は、多重人格者を疑います。
趙心慈にも電話が入って出て行こうとしますが、また発作みたいなのが起き、収まったら少し柔らかい人になってました。また中身入れ替わったかな。
特調所に戻った所長と教授は、そこでとんでもない人物に迎え入れられました。
楚恕之、いつも眉間に皺を刻んでいた仏頂面が、おかまちゃんになっておーるっ(^m^)
もうこれは、人格変貌の波及を疑う余地はないでしょう。特調所3人目。
あーもうっ!って感じの所長の叫びが、身につまされます。楚にとってあの人格は死より残酷かもって、真面目な顔で言う教授にむしろ笑ってしまったよ。
教授は地界へ資料を探しに、所長は朱豪に会いに向かいます。
悪ノリで楚の真似してみた所長に教授は、安心しろ、君だけは感染しない、だって。
海星鑑に行くと、朱豪もまた、逃げ出していた模様。
高部長は、所長に、趙心慈のことをもっと気にかけてやれと。根っから悪い人でもないのよね、なんだかなーと思うところは多いものの。
地君殿では摂政官も、特殊能力の進化と変異に法則はないので分からない、でも伝染が問題ならば、その根源を見つけて叩けばいいと言うんですが。そんなことは分かってるんだけどね。
摂政官の言う「あの場に居合わせたあなたなら」って何だろう。どの場?
特調所では、いつもより声も高い祝紅が騒いでいて、大慶も所長に冷たい。所長、二回目の、ンだぁーっ!!
そこに現れた林静はいつもと同じ。でも、みんな感染させて教授と2人だけの世界に浸るの邪魔しないよ、だって。こういう直接的なセリフって、珍しいよね。
林静が新しい時計型の発明品を渡したら所長、マンガに出てくる麻酔時計かって、それ、コナンじゃーんっ。詳しい説明を聞く前に電話が入り、楚恕之ちゃんと郭長城サマが朱豪を捕まえたって。それも小郭が殴って!朱豪は元の人格に戻ってました。その間の記憶は無くなってるみたいね。
人から恨みを買っていないかと聞くと、朱豪は中秋節の夜のことを思い出します。
母親の具合が悪く、急いで帰宅しようとしていた。妊婦とぶつかりそうになったけど、撥ねてはいない。急いでいた朱豪は、そのまま走り去った。
そして事件を起こす前に乗せた、あの気持ち悪い男は、病院の多重人格者でした。わ、同一人物だって気付かなかった。同じ人だったのか。
そこで何があったか話そうとした朱豪は、飛んできた黒い羽根に首を刺されてしまいます。
鴉青(ヤーチン)でしょうかねえ。ふぅ。
急いで外に出る3人。楚・郭コンビと分かれて一人で探す所長は、多重人格の男に襲われてしまいました。でも咄嗟にキャンディを落としたので、それを見つけた楚・郭コンビ、所長が拉致されたことに気付きます。
そこに姿を現した、鴉青と王向陽(ワンシャンヤン)。多重人格者は、孔鯨(コンジン)っていうのね。
王向陽は、あの男を徹底的にいたぶってやるって言うんだけど、いつどこでそんな恨みを買ったよ。こうなったら世界中が敵だ!なんでしょうけど、うーん、気に入らないなー。
所長を拉致した孔鯨は、電気ドリルだのなんだの並べて、拷問の準備。人格は楚みたいよ。
でもさ、朱豪は人格が変わっていた時のこと覚えてなかったけど、この人は覚えてるの?銀行強盗した時の記憶、なかったよね?詳細設定どうなっとるん?
所長の叫びで違う人格に変わった孔鯨。所長はうっかり、別の体には乗り移れないしな、なんて言ってしまい、ヤバ…となったのですが、コロコロと変わる人格が時間を使ってくれて、教授が間に合いました。
前も思ったんですけど、白宇さん、首絞められる演技、お上手よねー?
そこに林静と楚もやって来て、目の前で次々に人格の変わる孔鯨にあっけにとられてます。
元々の人格はもう人を傷つけたくないから死にたいって言うんけど、すると即中身が変わる。そうこうするうちに、また黒い羽根が飛んできて、孔鯨は死んでしまいました。
教授が確かめると、孔鯨は普通の人間。どこから特殊能力を手にしたのか。功徳筆は筆の持ち主でもない普通の人間に、特殊能力を植え付けることもできるの?
孔鯨が死んだことで、楚も走り込んで来た小郭も、元に戻ったね。
けど普通の人間だと分かった時、林静が微妙な反応をしたよ。何か知ってる?
鴉青が孔鯨を殺したのは、最期に尊厳を与えたんだと。もう報いは受けたはずだと。孔鯨も王向陽の奥さんが亡くなった件に、何か関係してたんでしょうか。
功徳筆で王向陽は何かを空に描きました。夜尊の復活がかかっている、龍城につけた印はこれで30か所目、あと3か所で願いは叶う。んもー、訳が分からんぞ。
王向陽は復讐を終えたら、夜尊の贄になるってことだけは分かった。
地界の天柱の前には、呉天恩(ウーティエンエン)がいました。お前に操られるのは心の弱い者だけだと言う呉天恩に、夜尊は息子の呉暁君(ウーシャオジュン)と、かつて呉天恩が所属していた部隊の全滅事件を持ち出します。⇒5話参照。 この隊長の息子の件、まだ分からないんだよね。
誰の心にも弱い部分はあると夜尊。それは正しいけど、そこに付け込むのがヤらしいのよっ。
所長は成(チョン)先生に電話で、不完全な人格を補うために別の人格が出来るのなら、完璧な人格の人間が発症したら、周囲はそれに気付かないのかと聞いてます。うん、所長以外に変わらなかった人が1人、特調所にいたんだよねぇ。成先生の言葉はかなり重要でした。
人格変化の後でも周囲が気付かないのは、正常時の人格が偽りなのかも。
所長は手にした麻酔時計を見つめます。
信じたくないよねえ。でも疑ったから、先生に電話したんだよね?
孔鯨の部屋の現場検証に、大慶、小郭、林静。いつも外勤を嫌う林静が、今日は希望して来たんだって。なぜ普通の人間だった孔鯨が特殊能力を得たのか、科学的な興味だって言うけど、なるほどね、調べたいことがあったのね。それ、もしや…って心当たりがあったってコトよね。
とか思ってる間に、林静、見つけちゃったねえ、注射器だよねえ。
これ、欧陽教授が激怒していた、研究所で紛失した1本じゃ?林静、研究所と繋がりがあったりする?科学の子だから、あり得なくはないんだよなあ。自然科学も機械工学も化学も、全般人並以上の知識があるよね、この人。普通に研究者としても一流なのでは?
教授と2人の世界の邪魔しないって変なこと言った時も、俺は元から存在感ないしって言ったのよ、林静。そう仕向けてたっていう、コレも前フリなのか?そういえば、楚と海星鑑に行った時も、門前払いした警備の人とアイコンタクトしてたよね?えー。コレ、決定?
注射器を隠そうとした林静でしたが、小郭に声をかけられ、注射器は渡さざるを得ませんでした。教授は、孔鯨の体に注射痕があったと言ってたみたい。
もしこれが研究所から流出したもので、そのせいで孔鯨がああなったのなら、あの研究所、ヤバくない?そしてそれを指示したのは所長パパだぞ?
小郭は孔鯨のお墓参りもしてますよ。そこへまたあの黒い服の女の子、東南(ドンナン)が来ます。顔色の悪い東南は、私が死んでもお参りしてくれる?と言って、倒れてしまいました。
東南は、郭長城が今までその死に関わったいろんな人のお墓に、花や食べ物を供えていたのを見てたんですね。李茜のおばあちゃん(1話)にあげたヨーグルト、来蘇(ライスー 7話の作家)にあげたトムヤムクン麺、祖馬(ズーマー 24話のゲーマー)にあげたチョコ。
小郭は、元気になったら買ってやるって言うんだけど、東南は自分の死期を知っているみたい。郭長城の行動をおせっかいって言いつつ、でも人間って素敵だわって。
郭長城、ありがとうと言って、東南は亡くなってしまいます。
亡くなった東南は、しゅうっと鴉の姿になりました。そこへ鴉青が飛んできます。敵だけど、東南を看取ってくれて感謝するって。
東南は、体が弱く孤立しがちだった鴉族の子で、自分の死期が近いと知り、この墓地で暮らしていたようです。笑った顔を初めて見たという鴉青。東南、この間も笑ってた気がするけどな。小郭だけは特別だったか。
優しい人間もいるのねって鴉青は言うけど、そんなんいっぱいいるぞ。鴉と見れば石を投げるヤツもいるかもしれないけど。鴉青が世間知らずなだけよ。
鴉青は、鴉族は受けた恩は必ず返すといい、貸しを作った証だと羽根型のペンダントを差し出します。大抵の願い事は叶えられるから、願いが決まったら教えてと。
小郭はもうその場で、夜尊と手を切り改心して欲しいと願いました。
東南に免じて今日は見逃す、口を慎めと言って、鴉青は去ります。なんだぉ、嘘つきー。
小郭、きっとここに、東南のお墓、作ったんだろうなあ。
久しぶりに自宅に帰ってきたらしい、所長と教授、でも教授の部屋が焦げ臭いみたい。
侵入者か!?
ってところで、次回。近いうちに林静回がありそうですね。
そういえば、なんで所長はうつらなかったんだろうー?
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