第15話 あらすじ
2012年のチーズ世界は、イチゴ世界の過去とは異なり、“前回のチーズ世界”の続きのようだった。裴之の父親は生存しており、紀江は林朝夕の弟となり、林兆生はその後も林朝夕が通う学校を転々として警備員を務めていた。しかし“前回のチーズ世界”では数学オリンピックで優勝したはずの林朝夕は、成績が下位に落ち込み、父親に抵抗する別人のようになっていた。林朝夕は前回の“集合写真”と同様、今回は“レコーダー”の情景を再現することが元の世界に戻るための条件だと推測する。
みるアジア

第15話 ネタバレ感想
🍓では、林兆生(リンジャオション)を殴って金庫の金を奪った犯人の包松(バオソン)の運転する車の中で、兆生の記憶が戻ってしまい、本人に向かってアンタだと呟いてしまったっていう、どう考えても危ない状況の中。
林朝夕(リンジャオシー)は、兆生がいなくなったことで、単身🧀に行こうとしていた裴之(ペイジー)を頼ろうと塔に入ってしまい、一緒に飛んじゃった。バカ。
ま、行動はどう考えてもバカだけど、必然性のある同行なんですけどね。この危うい🍓裴之は、ひとりだったら絶対に戻っては来なかっただろうから。話がここで終わっちゃう(笑)
それにしても包松、娘の親友の父で、自分も随分と懇意にしている相手を殴って金奪うロクデナシかよ。
さて、2012年の🧀、高校三年生に飛んだ2人。
🍓では裴之1組、朝夕3組の優等生だったのに、🧀では2人とも13組の最下位クラス。
朝夕は全く勉強せず、裴之はそんな朝夕の家庭教師をしてたらしいんだけど、朝夕と同じクラスになるために、毎回テストを白紙で提出してた。
陸志浩(ルージーハオ)や章亮(ジャンリアン)は1組みたいね。
保健室で目覚めた朝夕は、🧀の状況を包小萌(バオシャオモン)から確かめます。かなり違いが多いぞ。数学オリンピックでの優勝も、🧀朝夕は小萌に隠してたらしいし。
授業が始まっても戻ってこない隣の席の裴之を探しに、教室を飛び出した朝夕と、それを追う小萌。
校門の守衛室には兆生がいたよ。具合が悪いことを口実に、門を開けて貰って外に出る2人。
授業をサボって、胃がおかしいから何か食べて来ると言う娘にお小遣い渡すパパ、優し過ぎる。
その頃、裴之は大喜びで、飛び跳ねながら自宅に走って戻ってましたわよ。
昼時に突然帰って来た息子に驚きなからも、明るく迎え入れる母を見て、裴之は涙ぐみます。夜勤明けの父親も帰ってきました。
生きていて話ができる父親を見て、涙が抑えられない裴之は、自分の部屋の隅に隠れて嬉し泣き。

朝夕は兆生に貰ったお小遣いで小萌にラーメンを奢り、情報収集をしようとしたんでしょうけど。
言動のおかしさから、何が起きたか説明しろと言われ、1950年代の量子研究の話から始めるこの子は、賢いというよりやっぱりズレてる。ひとまず記憶喪失で押し通すことに。
小萌との出会いは高校一年、同じクラス。中学の成績は分からないけど、要するに勉強のできる子ではない。裴之は最初はトップ入学だった。
兆生は、朝夕の学校を追って転職している。更に花巻(ホアジュエン)が弟になっていて、林愛民(リンアイミン)だとな。
裴家の3人は仲良くお食事。裴之はご飯を3杯もおかわりしながら、チラチラと父親を見ています。
ただ、ここでも母親は勝手に約束してきて、章亮の父親に付け届けをし、章亮の親戚の警察局長の親友に、父親の転属を頼もうとしてました。父親は今の仕事に満足で納得していないのに、母親は、いつまで第一線で働くのかと。このやり方は🧀も🍓も変わらんな。
3年前、バイクで泥棒を追いかけた時、危うく死にかけたけど、ヘルメットのお陰で助かったらしいので、それで心配してるみたいだけど。
裴之は、夫婦喧嘩した後?と聞いたけど、🧀の両親はこの時、ケンカはしていませんでした。
それを聞いて、え?って顔になった裴之の回想。
🍓裴家では、中三の頃から裴之の希望に応じて、多分父親が大学の数学の本や問題集を与えてたのかもね。それを知った母親が半狂乱になり、本棚の本を引っ張り出して荒らし、止めようとした父親と大口論になってた。この女優さん、劉琳(リウリン)の迫力はものすごいよ、いつどこで見ても(笑)
外に出た父親の目の前に、二階の窓からヘルメットが投げ落とされます。ヘルメットは割れてしまってました。病気だと呟いて、出かけた父親。
そう、病気だったのよ。裴家の男子2人が、その現実を冷静に問題視するべきだった。冷酷でも現実的に対処すべきだった。だけど、このパパは脳筋…無理(笑)
これが原因だった訳だ。🍓で裴之父が亡くなった直接の原因は、ヘルメットが破損してたから。
ということは、🍓裴之父の死は、母親のせい。
ならその後の更なる異様さは、あの人自身が自分を責めているからってこともあるのか。高校の3年間、裴之はそんな異常な母のことも放っておけず、口論することはあっても、唯唯諾諾と従ってきたと。
とんでもない元凶だったわね。いつまでも父親に捨てられたと被害者ぶって、数学を敵と思い込んで暴走して、夫まで失う羽目になって。なのに、これほどまでに変われないとは。やっぱりドイツで精神鑑定が必要だったのは母のほうでしょ。気の毒な境遇かもしれないけど、若い子ならいざ知らず、いい年したこの母に同情の余地はないなあ。
既に気付いてたのかもしれないけど、裴之は父の死の真相に、複雑そうな表情。
朝夕も、自分を勉強させるために裴之は校長まで説得して13組に来たのに、🧀の朝夕は裴之と付き合ってはなく、朝夕は鄭天明(ジョンティエンミン)というクラスメートが好きだと聞いてました。
朝夕は小萌を残して、裴之の家へ向かいます。
ソファで眠る父親の白髪を抜いたりしてた裴之もまた、学校に戻ることに。
アパート前で裴之を見つけた朝夕は、2014年、ワールドカップの優勝国は?と聞きます。
前回は孤児院で紀江が、2022年冬季五輪の開催都市を聞いてましたな(^m^)
お互いに同じ時間軸に飛んだと分かり、父親が生きていた喜びを分かち合える相手がいたためでしょうね、感極まったように、朝夕を抱き締める裴之。
戸惑う朝夕に裴之は、父親に再会できた喜びを興奮気味に伝えるんだけども。
そこにあるのは、明らかな温度差。
これさ、クールなはずの裴之が初めて見せた、異様にエモーショナルな感情表現に驚いてるだけじゃない気もする。朝夕は一緒に来たはずの裴之を心配して探していたのに、裴之は朝夕そっちのけで父親に会いに来て、自分は後回しだったことへの戸惑いもないか?
でも最初から🍓裴之は父親の生存に囚われていて、朝夕のことは好きなんでしょうけど、優先順位は下だからねえ。その危うさに、朝夕はまだ気づいていない。
裴之のポケットに入っていたレコーダーを受け取った朝夕は、写真の時と同様、5か月後の録音時までに解明しないと戻れないと考えます。でも裴之は、こちらの世界の兆生のことを聞き、人間関係の違いもサラッと聞き、俺たちはこの世界で生きる、早く慣れようと言いました。
朝夕は5か月間のことだと思って聞き流してるけど、この言葉はもう裴之には戻る気がないから出た言葉のように思えるよ。
教室に戻ろうとした廊下で、2人に声をかけたのは、担任の解(シエ)先生でした。
合宿の時の、優しかった教官だけど、高校の先生になってたのね。🍓で裴之も数学オリンピックの合宿には参加してたから、覚えていたみたい。
学校を抜け出したことを咎められ、合宿の時はあんなに賢かったのに、今の君はと朝夕は言葉を濁され。
裴之はすぐに朝夕の成績は上がると言ったものの。
朝夕だけ先に帰され、残った裴之は、三味大学の数学科が君を欲しがっていると告げられました。余り嬉しそうじゃない裴之だけど。🧀でも、自分が数学を専攻するとどうなるかを考えてるのだろうか。
そんことよりって感じで、裴之は先生の机の上にあった、クラス写真を貰いました。
教室で朝夕が小萌から、もう1人の仲良し孫雯琪(スンウェンチー)や、他のクラスメイトの名前を教えて貰っていると、戻って来た裴之に呼ばれます。
クラス写真を朝夕に渡し、俺はもう覚えたって、ちょっと待て(笑)有能過ぎる。
学校ではクラス対抗のバスケの試合があるらしく、裴之は13組の選手。🍓でもバスケしてたっけな。明日は1組との試合なんだそうな。まぁた、めんどくさい章亮がなんかするのー?
ちなみに章亮、とてもじゃないけど高校生には見えない老け顔よ…ゴメン
試合の応援で、朝夕と小萌と雯琪は、一緒にチアダンスを踊ろうとしてたみたい。
🧀朝夕は、そういうのを率先して嬉々としてやる子になってた。
でも🍓朝夕は違うからね。練習を逃げ出してしまいます。
この時、超カワ隊になるんだって言って、小萌と雯琪が「カワイイ」って日本語で言ってましたな(笑)
アヴリル・ラヴィーンの「Hello Kitty」ミンナ、サイコー、アリガト、カ、カ、カ、カワイイ!は、2014年の曲だったらしいけど、それ以前に「カワイイ」は世界的になってたんでしょうかね。
そういえば「陳情令」のメイキングで、肖戦と王一博が、かかか、カワイイって歌ってるのあるよね(^m^)
朝夕が家に帰ると、花巻が夕食当番でご飯作ってました。
🧀の朝夕は、怠け者だけど嘘はつかない、でもおっかない姉さん、らしいわ。

スターコンストとかいうのがあって、花巻はそれに出場するらしく、下手な歌を一生懸命練習してます。いや、ひどいな(笑)まさしく、オレのバイクーの人だ(^m^)
だけど花巻は、朝夕が勉強すると聞いて高校に入って初めてだと驚き、明日は姉さんが食事当番だよと言っても、いいわとサラリと言われて驚き。
🧀朝夕は、だいぶ花巻を尻に敷いてるらしい。
朝夕は兆生から、コンテストは朝夕が応募したんだと聞きます。
🍓朝夕が🧀から帰る時、自分が数学を諦めても学ばせてと言い残したことを聞いてみると、🧀朝夕はそんなことは言っていないと言い張り、勉強しろと言っても全く聞く耳を持たなかったらしい。かなり反抗的な娘に仕上がっていた模様。
裴之の家でも、母親は裴之がおかしいことに気付いていました。父親は全く分かってないけど。
そこに裴之がトランプを持って来ます。3人で遊びたいらしい。
始めようとした時、父親のスマホに兆生から電話。兆生のスマホを借りた朝夕から裴之へ。
こっちは順調だと言う裴之に、朝夕は、自分が反抗的で兆生から見放されていること、前回来た時の結果で花巻が弟になっていて、🍓ではこの時期、既に芸能活動をしていて売れていたのに、今の彼には何もなく、今度コンテストに出ると話します。
話しながら、背後の両親に目をやる裴之。これ絶対、親子団欒の邪魔だと思ってるだろ?(笑)
あちこちににじみ出ているこの温度差よっ。
第16話 あらすじ
裴之は父親がいる温かい家庭に溶け込み、幸せを感じる。イチゴ世界に戻れば父親を再度失うことになるため、このままチーズ世界に留まろうと林朝夕に提案するが、拒否される。章亮率いる成績上位の3年1組と、林朝夕と裴之が所属する成績下位の3年13組はバスケの試合で喧嘩になり、双方に過失が記録される。素行がよければ過失は取り消しになる条件だったが、その後さらにケンカ騒ぎを起こし、仲裁に入った生徒を骨折させてしまい、手術沙汰になる。
みるアジア
第16話 ネタバレ感想
裴之と相談したい朝夕に、明日学校で話そうと言って、案の定、さくっと電話を切る裴之よ。
さて、落ち着きのない男2人のいる林家の朝は慌ただしい。
それにしたってドタバタし過ぎだろう(笑)
朝夕をバス停まで送ると言った兆生の愛車は、電動自転車でした。バイクは朝夕に危険だと言われて、売っちゃったんですと。だけどスピードが遅くて、結局バスには乗り遅れ、遅刻。
みんなが何かプリントをしている時、席に着いた朝夕は、裴之に交通手段はと聞いたりしてると、解先生が、私は自転車、話に入れてって突っ込んできた(笑)やっぱり解先生、おもしろ(^m^)
教室を出たふりで、そーっと戻ってみたりしてる、ちょっと目を離すと自習もできない13組を纏める解先生の苦労が忍ばれます。
最初に中国の学校が舞台のドラマを見た時驚いたんだけど、教室の机の上、半分くらいのスペースに、教科書とか山積みにしてるんだよね。机、狭くない?ノート広げるのがやっとのスペースしか残らない。
朝夕は自分のせいで花巻の未来を変えてしまったと、責任を感じてる。裴之は、各世界の運命があると言いますが。
🧀花巻は、紀家との養子縁組を逃した時点で、前回早々に運命変わっちゃってるしな。今更って気もするけど?案外、幸せそうに林家の息子やってるし。
なのに朝夕は、授業中に裴之とメモのやり取りをしてまで、花巻に後ろめたいなんて話。ここまでグズグズ気にしてると、ちょっと偽善的に見えてしまう。
そんな内職がバレて英語の先生に叱られ、音読をさせられるんだけど、罰になるどころか、🍓朝夕はスラスラと読んでしまいます。
休み時間、裴之からあのレコーダーを借りた朝夕は、必ず元の世界に戻ると言うんだけど、裴之は、この世界で生きてもいいと思わないか?と。
自分たちは人生を選択するチャンスを与えられた。家族が揃っていて、三味大学で数学を学べる。ここには失ったものがある。なのに、なぜ間違った答えを選ぶ?
朝夕は、今は幸せだけど、元の人生を生きるべき、病気の父を失いたくないと答えます。
裴之は、それも分かるけど、戻れば自分はまた父を失う。二度も失う勇気はないと。
時間はあるから考えようと言われた朝夕は、解先生の数学の時間、🍓での出来事を思い出し、ごめん、私達は戻るべきと書いて、裴之に渡しました。
午後はバスケの試合。
1組と13組の応援が既にモメてる。高校生がこんな子供っぽい揉め事になるんか。私の高校時代って、こんな感情剥き出しにして人前でケンカする人達、ほとんどいなかったけどなあ。
よく見ると、それを止めてるのは陸志浩(ルージーハオ)なんだよねえ。
やりたくなかった朝夕だけど、小萌に押し切られ、仕方なくハーフタイムの間に、チアダンスを踊っちまいました。ちゃんと踊れてるじゃん(^m^)
陸くんが妙に嬉しそうなのは、🧀でも小萌に目をつけてたんだろうか(^m^)
裴之も、うっすら笑顔で手拍子。

ただ後半戦、1組の坊主が鄭天明に体当たりし、転んだ鄭天明がスコアボードをひっくり返してしまいます。13組37点、1組45点だったんだけど、スコアボードは13組33点にされてました。抗議すると、坊主は言いがかりだと言い出し、鄭天明は怒り。
裴之が37点でしたと言うと、章亮が37点でもいい、それでも勝てるって言い方をする。
4点やるよと言われて怒った鄭天明を、坊主が突き飛ばして、すっかり乱闘だわよ。バカだねえ…
ってか、スコアボードのところにいた生徒は、全部分かってて黙ってる訳か。
1組と13組の選手たちが並ばされ、その間を歩くのはなぜか張叔平(ジャンシューピン)。
ちょ、校長になってた(笑)
朝夕も並んでいるのを見て張叔平は、君もケンカか?と聞きます。朝夕は証人としているらしい。ついでに、いつから校長に?と聞いたら、先月から…報告が必要か?なんて反応を貰う(笑)
🧀の張叔平は🍓に比べて、過去にいろんな交流してるしね(^m^)
朝夕が明快に説明するんだけど、1組の坊主が章亮が37点でもいいと言ったと言います。
朝夕は、それは13組が嘘をついているような言い方だったと。それに抗議したら突き飛ばされた。
張叔平が章亮に聞くと、ヤツは13組が点数を誤魔化したといいやがる。
裴之が静かに、先生、発言したいと言いました。
13組の37点、全ての得点状況を覚えている。
嘘だろと言う坊主を無視して、すらすらと答える裴之。得点選手と背番号、プレー状況も言えますと。
だけど坊主は、確かに点数は間違っていたかもしれないけど、13組が先に殴って来た、だと。いやいや、オマエだよ、お前が先に鄭天明を突き飛ばした。でも突き飛ばしたけど、殴ってないんだとさ。
しっかし、相変わらず章亮の周囲は汚いヤツが揃ってるな。
また言い合いになったのを、張叔平が怒鳴って止め、先に1組を帰しました。
張叔平は、バスケではなく成績に拘れと言い、13組を処分すると言う。朝夕が1組が悪いのに13組を処分するのか、見ていたみんなが証人、意見が分かれれば成績のいい生徒を信じるのか、成績と人格は違う、1組の態度はあなたでも我慢できないはずと、立て板に水。傍らで裴之がうっすら口元を緩めてる(^m^)
張叔平は、その口、小さい頃から…って。小学生に言い込められたもんねえ(大笑)
教室に戻った13組、教壇で演説してた鄭天明に、解先生は拍手しつつも英雄気取りかと叱ります。
でも解先生は、正直に答えろと質問しました。
どちらが先に手を出した。
1組!
君達を信じよう。校長に話してくる。
これだから、解先生はいいのよねえ。
張先生、この対応は不公平ですと、解先生。張叔平は、私が校長になってから初めて先生と呼んだと言います。
へえ、解先生ってば、一か月の間、校長を認めてなかったの?言われてちょいと気まずそうよ?合宿の時の経験で、そのやり方に疑問でも抱えていたのかな。
ケンカ両成敗、成績で判断しないでくれと訴える解先生に張叔平は、成績と人格が違うのは分かっている、この機会に13組に刺激を与えたいって言うんだけどさ。そこは混同すべきじゃないよ。
解先生も、それでは彼らの善悪観を破壊すると言います。
必死で訴える解先生を見て、張叔平は、ふっと笑っちゃった。
君の見た目は柔らかいパン生地のようなのに、中身は鉄の塊だ、だって。
えらいよ。
恐縮です。
褒めてない。
なんだろな、この2人(笑)
ただ、張叔平は朝夕の意見を気にしていました。ほぅ?
子供の時のように怒っていますが、彼女は無関係と解先生。
張叔平は、そうだな、効果があったかと呟きました。
あー、なるほどね。🧀張叔平は、その後の朝夕の変化に不甲斐なさを感じてたんでしょう。少なくともあの時、自分が認めた少女だったのに。再会してみれば、才能を無駄にして、みたいな感じかな。
結局張叔平は、1組の生徒も含め、今回の処分はケンカに参加した全員の過失、でも素行が良ければ学期末に記録から消すと決めました。
最後に張叔平は、朝夕を上手く指導してくれと言います。才能があるのに…解先生、微笑んだわ。
1組でも先生が叱ってました。
あの嘘つき坊主がまた、彼らが先にやったと言うから、間近で全部見てた陸志浩は振り返ってる。
こっちの陸くんは、朝夕や裴之との、あの濃密な経験のある陸くんだからなー。
ただ、優等生として甘やかされ、奢った考えを持つ生徒が多い1組は、過失が記録されることでビビッちゃってるよ。
🍓の高校時代は退屈だったけど、🧀の今は悪くないと言いながら、朝夕と裴之が仲良く下校してます。裴之は、朝夕のダンスを、可愛かった、別人かと思った、自然だったって。
だよなー、🍓の頭でっかち朝夕を思えば。
朝夕は単純に照れテレ状態だけど、こうして裴之は🧀いいよな、ね、🧀どうよ?って、朝夕を洗脳しようとしてるよね。

バス停には、1組のメンツが集ってました。処罰なんぞ受けたこともない彼らは、13組の持つ逞しさはないんだよね。父親に叱られることや、留学予定がなくなるかもしれないことを恐れてます。
頭がよければ、13組になんか何をしても自分たちは大丈夫と思っていたんだろうけど、高3にもなってコレは程度が低い。父親から校長に圧力をかけるなんて言ってる章亮、アンタもあの経験から、何も変わっていないの?
そこに朝夕たちが歩いて来ちゃった。
章亮は裴之の前に立ち、失望したよと言います。朝夕のために13組に行ったと思っていたのに、13組を助けた。
や、全然分からない、その理屈。やっぱり高校生になっても、頭のいいバカだったわ、この子。
裴之は朝夕に、章亮は面白いヤツだ、中二病が続いてるって(笑)
まさしく。精神的に子供のまんまの証拠だよね、こういう言いがかり。
試合の経過を話しただけだと言う裴之に、またあのアホ坊主が裏切り者だと言う。裴之はオマエみたいなガキんちょの仲間じゃないぞ?
朝夕が慌てて、また騒ぎを起こせば退学になるわよと言うと、一番ビビッていた黒メガネが、彼女の言う通りだ、慎重になろうと章亮に囁くんだけどねえ。
章亮は、裴之こうしよう、1組に帰って来い、彼女のためなら、僕も勉強を教える、て。
ヤだコイツ、めんどくさい。
朝夕は背を向けて、裴之に6人倒せる?なんて聞いてる(笑)
倒せるけど子供だし、怪我が心配だと裴之。
バカ坊主を振り切って、2人は走って逃げ出すんだけども。
しつこい章亮たちは追いかけて来ます。てか、なんのために追って来る?頭のいいバカの考えることは全く分からないな。
その途中に、陸志浩が立っていました。
ひとり遅れていた黒メガネを捕まえて聞くと、追えと言われて、訳も分からず参加しちゃう陸くん(笑)
余りにもしつこいので、立ち止まった裴之は、上着を脱ぎ、仕方ないやるかと振り返り、振りかぶったんだけど、いつの間にか参加していた陸くんに止められました。
陸志浩、いいなあ。
章亮は裴之に無視されるから腹が立ってる、裴之、相手してやれよ、て(大笑)
陸くんの仲裁で、なんとか収まりそうになったところに、朝夕を知ってるらしいガラの悪い男達が来ちゃった。🍓朝夕は相手が誰だか分からないんだけど、男は大頭(ダートウ)と言ったぞ。孤児院時代の仲間か。あのでっかかった子か。
慌てて陸くんがまた間に入るものの、思い出せない朝夕は何も言えないまま。
大頭が先に殴りかかってきたので、仕方なく裴之が大頭の腹に一発入れてしまいました。
ということで乱闘。はーあ。
乱闘になってから、彼は孤児院の友人だと朝夕も叫ぶけど、アンタ、遅すぎるわ。
そんな中、突き飛ばされた陸志浩が坂道の階段下に落ちてしまいます。腕を怪我しちゃったみたいだ。
大頭、それを見て驚いて逃げる。え、この程度でビビる?乱闘騒ぎになれば、怪我人が出てもおかしくないのに、それをアンタらが先に仕掛けたのに。とんだ不甲斐ないチンピラだな。
その頃、郵便室では校長、張叔平が何やら資料を読んでいました。
どうも張叔平は、兆生を塾の講師にしたいらしい。🧀ではある程度、関係性が修復できてるからね。でも兆生は、20年研究してきたNP問題を捨てきれないでいました。講師をしてしまうと、研究に割く時間が取れないと。
張叔平は、おまえのためじゃない、子供2人はもうすぐ大学、学費がかかる、現実を見ろと。
張叔平が学費は俺が出しても?と言った時、兆生と張叔平とに、それぞれ電話がかかって来ました。
どちらも同じ件だわね。
てか、張叔平、学費を出してもいいと思うくらい、そんなにも朝夕を買ってたのかっ!
可哀そうに陸志浩、骨挫傷のため右手を手術だそうで。
夢は外科医なのに大丈夫?と陸ママ。確か小学校の担任だったわね。
医者は回復次第ですって言ってますが、手の機能が奪われるほどの骨折には見えないけど?
陸志浩の病室には、陸ママ、章亮ママと章亮、張叔平、兆生、朝夕と裴之。
章亮ママは、彼が転んだ状況を誰も見ていない、うちの責任ではないと言います。
でも章亮は、俺のせいだ、裴之を追いかけたからこうなったと言いました。おや?自覚はある?
張叔平が他の生徒はどうしたと聞くと、章亮は関係ないから帰した、俺の責任だと。
一見潔く見えるけど、つい疑ってしまうよ。自分ひとりならいくらでも圧力はかけられる的な目論見もある?章亮ママは慌てて、事故だと思いますなんて言ってますが。
じっと聞いていた陸ママが怒りました。自分の息子ならそう言えるのかと。息子が章亮は友達だから、これは事故だよと言ってるんだけど。
言い争う母親たちを見て、そっと兆生と朝夕、裴之は出て行ってしまいます。気付くと張叔平だけが取り残され、ちょっと焦ってる。この人ってば、こういう間の悪さがあるよね。毎度兆生が張叔平だけ誘わないからなんだけども(^m^)
それにしても陸くん、あんなにいい子なのに、貧乏クジ引いちゃって、可哀そうだよなー。
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