第9話 あらすじ
親子鑑定の結果、林朝夕は“チーズ世界”の林兆生の娘だった。林朝夕・裴之班は章亮班に平均点で上回り、“キーマン”全員が脱落せずに最後まで残り、選ばれた5人が晋杯(ジンカップ)で優勝。“集合写真”が再現されるが、林朝夕と紀江は元の世界に戻れず、紀江は林朝夕と共に林兆生が孤児院から引き取ることになる。しかし2人はある“契機”で突然元の世界に戻るが、意識を取り戻した“イチゴ世界”の林兆生はアルツハイマーが進行し、20歳以降の記憶を失っていた。
みるアジア
第9話 ネタバレ感想
裴之(ペイジー)班と朝夕(ジャオシー)班の統合を認めて貰った12人。
兆生(ジャオション)の授業も、夜中に隠れてではなく、教室を使わせて貰えることに。その上、兆生を正式に講師として登録もしてくれたっぽい。
張叔平(ジャンシューピン)は、かなーり譲歩してくれましたねえ。
そういうことなら章亮(ジャンリアン)達も、兆生の授業、受けられるんかね?そこは出てこなかったけど。
カワイイのは、夜中に起きて出て行く習慣のついてしまった男の子たちが、寮の部屋の片隅に集まって、夜中も懐中電灯で勉強してるトコよ。偉いね。でも、目が悪くなるぞっ(笑)
最終試験の結果、12人の平均点は85.2点。章亮班の84.8点を越えました。やったね~。
陸志浩(ルージーハオ)なんて90点取りましたよ。花巻(ホアジュエン)も86点、平均以上よ。
裴之と朝夕は100点です。
これで、集合写真のメンバーは全員脱落なし。
晋杯(ジンカップ)の代表には、裴之、林朝夕、章亮、劉旭(リウシュー)、陸志浩が選ばれました。すごいすごい。あーんなに偉そうにしてた章亮の班からは2人だけだもんねー。
更に、親子鑑定も、99.9999%で親子だと結果が(^m^)
兆生は、最初の頃、朝夕が焦って話した、この世界に紛れ込んで来てしまった状況を覚えてました。それが本当のことだったから、父親だと分かったのか?と聞くんだけど、朝夕は、作り話だ、ただ夢を見たからだと「不思議の国のアリス」を交えて話してる。
朝夕は、誰が私を捨てたのか、鑑定の日に誰に電話をして聞いたのか尋ねるものの、兆生はまともに答えてはくれませんでした。お互い様だと言って。
確かに(笑)でもそこ、気になるよなー。
さて、晋杯当日。
みんなにワイワイと送られてる中、章亮も、代表に選ばれたのが満足だったのか、自分がリーダーだ!なんて目を三角にはしてない(^m^)
少し離れたところで、兆生と張叔平も、自分たちの時も興奮したなんて昔話。
何よ、アンタ達、小学生の時からの腐れ縁かいな。
この2人も一緒にバスに乗り、会場へと出発。
会場の外で待つ指導者たちは、ジャージの張叔平と長髪の兆生の風貌を見て、彼は指導者?なんて言い合ってますよ。
張叔平と知り合いだったらしい他の市の指導者が来て、安平(アンピン)市はいつもビリだなんて言うのよ。この人、顔は笑ってるのに、結構失礼。
彼は?と兆生のことを聞かれて、警備員だ、部外者だが時々手伝うなんて答える張叔平。
いつものように言い合いになっちゃう2人。聞いて来た他市の指導者に宥められる(笑)
会場内では、裴之が既に終わって、朝夕を見ていました。
目が合って、2人が立ち上がると、まだ40分も時間が残っていたらしいよ。
その後、章亮も立ち上がり、3人は会場を出て行きます。
朝夕が出てきて、兆生とハイタッチしたのを見て、自分も手を挙げたけど、朝夕が手を出してくれなくて、行き場のない手で耳を触る張叔平が、ちょびっと哀しー(笑)
でもさっきの人が来て、君の生徒達か、落ち着きがない、きっとまたダメだなんて笑顔で言うのを、愛想笑いでかわす張叔平。彼もまた、この3人がいれば今年は!と期待満々なんだろうな。
てか、なんなんこの失礼な人は。
そして結果発表。
安平市代表は優勝しました。ふふっ。兆生がひゅーひゅーうるさい(笑)
5人のうち、3人が満点だったんですってよっ。ほうほう。章亮も頑張ったのね。
あの三味大学の曽(ツォン)教授からメダルを貰うメンバーたち。
教授は、裴之に、君が電話の子か?将来私の生徒になりなさい、なんて声をかけてくれてる。
合宿所に戻り、優勝に沸くみんな。そしていよいよ記念撮影。
朝夕は花巻と、正念場は目前だと話し合っていました。
朝夕が、紀江(ジージアン)、ありがとうと言います。あなたが楽観的で助かった、と。
でも紀江もギリギリだったんだって。かなり感情を抑えてたらしいよ。
エライねえ。って、大人の彼は芸能界なんて荒波の中で揉まれてた訳だから、確かにメンタルは朝夕より強いわな。
だけど紀江に、この世界の父親には二度と会えなくなるかもと言われ、溜息をつく朝夕。
だよね。🍓の兆生はアルツハイマー。🧀の兆生はまだまだ若くて元気。辛いところだな。
朝夕は兆生を呼びに行き、私に数学の才能はあるか、私が数学をやめたら怒るか、裴之のように賢くなくても私が好きか?と尋ねます。兆生は全て、当然だ、俺の娘だからな、と答えました。
兆生に抱き着いちゃう朝夕。
私がいろいろ知っているのは、別の世界から来たからと言うと、その世界にハートのクイーンがいる、泣くな、アリスちゃん、だって。
この人、何か知ってる訳?んー?
そこに裴之が呼びに来たよ。
裴之も、ここがゴールだったんだろうってのは、感づいてるよね。もう会えないかもしれないと、考えてるよね。切ないね。
朝夕が涙を拭って外に出ると、やっぱり裴之は、戻るの?もう会えないねと言いました。
朝夕は、戻るけど、別の私が現れる、この世界の本当の私、優しくて繊細で弱い子かもしれない、頼むわねと。
裴之は、分かった、約束は守る、って。
ここでさあ、こんなこと言っちゃったから、裴之は努力してしまうんだよねえ。
でも約束を守って近くにいればいるほど、🍓の大人朝夕と🧀の子供朝夕を比べてしまうという弊害が起きてしまう。🧀の裴之と朝夕にとってそれは悲劇になる。
また手を繋げる?と言って差し出された裴之の手を取って、朝夕は裴之と階段を降りていきます。
靴を履き替えに行って戻った兆生、それを見て、あのガキ、娘に触るな!警戒しよう、だって(大笑)
ここで裴之が「また」と言ってますが、先に手を繋いだシーン、なかった気がするんだけどな。
回想っぽいので、夕焼けの中、手を繋いでるところが出て来たけど。カットされたのかな、私の記憶違いかな。
さて、あの写真と並び順を確認し、花巻と手を繋いで集合写真撮影に挑む朝夕だけど。
何度シャッターが切られても、何も起きませんでした。
がっしりと手を繋ぐ2人を、横目で裴之が見ているよっ(笑)
何のためにやってきたんだと落ち込んでしまう2人。
でも2人で、この世界で頑張ってみようかと相談し始めます。
で、2人して兆生に引き取られることとなりましたわよ。花巻、朝夕の弟になる(^m^)
兆生の家に向かうタクシーの中で、仏頂面のままの花巻と、文句言ってる兆生と、宥める朝夕と。
その頃、集合写真を撮ったカメラマンが、写真を現像していました。
印画紙に画像が浮かび上がってきた時、朝夕はあの写真が光を帯びたことに気付きます。
手にした写真が砂のように崩れ始め、🧀での思い出が走馬灯のように遡って流れ、大人裴之の顔が瞬間映って。
2人は🍓の、あの壁の塔に戻ってきていました。
時間を確認しても、タイムラグなく同じ時間に戻れたっぽい。
でも、別のパラレルかもしれないと、急いで朝夕の家に向かう2人。
パソコンで調べると、紀江は間違いなくアイドルの紀江でした。
嬉しくなって抱き合っちゃう2人よ(笑)カワイイ。
この時間差は多分、🧀の花巻の処遇のためだよね。あのまま放って来ちゃったら、彼は🍓の2人のせいで、紀家への養子縁組も逃したまま、ひとりで孤児院に残ることになっちゃう。それはいくらなんでも可哀そう過ぎる。
そこに、小萌(シャオモン)から兆生が目覚めたとの電話が入り、2人は病院へ。
呼びかけても反応のない兆生を心配する朝夕と、いきなりやって来た紀江に驚いて喜んじゃう小萌(笑)
本物?って、つんっとつつくのが可笑しかった。
兆生は突然目覚め、朝夕の友達の小萌のことも分からなかったらしい。
トイレに行くというので、外まで付き添うと、中で悲鳴を上げて座り込んじゃってた。
鏡を見て。自分の、中年のおっさんの風貌に驚愕して。
兆生はどうやら、20才の学生だと思い込んでいる模様。
今は2018年と聞いて、トイレで失神してしまったんですと。
それから、ベッドに運んだら起きたけど、以降ずっとこの状態なんだって。
まあ、その感覚で40代の自分の顔を見たら、ショックだよねえ。
相当怖いよ。呆然自失よ。無反応にもなるわ。
朝夕と2人になっても、全くかみ合わない会話。
医者と話をさせると、数学の計算力は往年の素晴らしさそのまま。でも5分前に言った料理の名前は覚えてないみたい。
そして、完全に自分を、1993年の20才の数学の天才大学生だと思ってる。
医者は、外傷の治りは良好だけど、数年前の交通事故でアルツハイマーを発症し、この半年で病状は悪化、殴られたことで脳神経を損傷し、脳に鬱血もあり、認知機能に障害が出たとの見立て。
外傷は治っても、認知障害は残り、治療の望みは薄いと。
そこでまた、診察室に残してきた兆生が悲鳴(笑)
医者のパソコンを見て、たまげたらしい(^m^)
でも数学の天才なので、こんなものはニセモノでは造れないことは分かってる。
だから今が1993年じゃないことも、朝夕が自分の娘だってことも、そっちが本当なのだろうと、兆生の理性が理解しようとしていました。
結婚はしていなく、母親は朝夕を産んですぐ亡くなってしまったこと、だから今、数学には携わってなく、会計士なのかと、絶望的に理解していく兆生。
なんだか切ないなあ、これ。
んでまた、雷佳音(レイジャーイン)が、上手いんだよねえ。
やっと🍓に帰ってこれたと思ったら、更なる試練って感じですが。
🍓と🧀の違いをヒントに、朝夕は更に頑張るんですよ。
そして次回、ようやく大人裴之の登場です。
第10話 あらすじ
ショックでフリーズする林兆生に、紀江が“2018年にタイムリープした”と嘘を付くと、林兆生は現状を受け入れ、発展を遂げた“未来の世界”をエンジョイする。“チーズ世界”での情熱と、“イチゴ世界”の父親の言葉を思い出した林朝夕は辞職し、大学院で数学を専攻することを決心し、ボクシングジムのコーチになっていたフード姿の裴之と偶然再会する。数学をあきらめた裴之は帰国後も林朝夕を避けていたが、そんな彼に林朝夕はストレートに想いを伝える。
みるアジア
第10話 ネタバレ感想
P対NP問題は解決したか、俺の研究は成功したかと尋ねる兆生に、まだだと思う、何を研究していたのか知らないと朝夕が言うと、ならば失敗だ、俺は天才だと思っていたけどと、更なるショックを受けてしまう。
病室で、🧀世界の話や、兆生との思い出話をする朝夕。
あの世界に行った時、怖くてパニックになったけど、父さんが力をくれて、父さんの言葉を思い出した。
大丈夫、なんとかなる、絶望するなとか、結果に関わらず、努力と経験は裏切らないとか、本気で何かをしたいのなら、いつ始めても遅くはない、とか。
兆生が朝夕に与え続けていた言葉は、偉人の言葉等々、子供には結構哲学的だったんでしょうな。だから数学を諦めた時、哲学科に行ったのかなー。
でも、おまえは数学や裴之を諦められるのか?とも言われてました。その時は、兆生の言葉も自分の心も誤魔化して、スルーしてた朝夕。
🧀での経験と、🍓での今の状況の中、朝夕は決心してたんですね。
父さんは正しい、何事をするにも周りに流されたり損得で考えたりするのはよくない、辞職して数学を学ぶ。裴之に会って告白する。断られてもいい。父さんの世話をして、自分の世話もする、と。
朝夕と紀江に連れられて退院した兆生。
自宅も覚えてはいないんでしょうね。反応なし。
紀江は、医者を変えてみるかとか、人を雇おうかとか、いろいろと気遣ってくれます。
朝夕が、最近父と私がお世話になってる、感謝してるって言うんだけど、紀江は戻ってきてから、君が他人行儀で戸惑うってさ。
朝夕も、🧀ではあなたは芸能人じゃなかったから、少し慣れないって。だからなんとなくギクシャクしてるのね。
紀江としては、外見はあのキョンキョン少年だったけど、中身はコレのまんまだった訳だからねえ。でも朝夕は外見も態度も、子供時代よりおとなしめに成長してるけど、紀江は、めっちゃ変わってるからなー。これっだけ違っちゃえば、朝夕が態度に困るのも分かるわよう。
朝夕は、辞職して大学院を受けることを決めたと紀江に告げ、紀江に兆生を頼んで、離職手続きに向かいました。
甥との見合いを持って来た高主任には、嫌味を言われちゃったけど。
きっと今までは何か言われても、言い返す強さは持てなかった朝夕だったんでしょうが、だから見合いも断れなかったんでしょうが、今度はしっかり自分の意見を言い返して、笑顔で去って行きました。強くなったね。
高主任は、「家族の名において」の賀梅(ハーメイ)の中の人でしたねえ。子秋(ズーチウ)ママね。どこかで見たことあると思ったわー。最初は気付かなかったけど。シーンは被ってないけど、子秋だった張新成(チャンシンチョン)もこっちにもいますよっと。
ここで小萌の父親が出て来ます。麻雀と金の話題しか普段しないみたいな父親らしい。でも兆生の容態を聞いて見舞いを持っていけと言いつつ、見舞いの金も渋るようなオヤジ。
兆生と2人残された紀江は、声をかけても反応なしの兆生を持て余しつつ。
そこへマネージャーの陸(ルー)くんから電話が入ります。これね、陸志浩(ルージーハオ)なんだよねえ。
そんで中の人は「慶余年2」で、肖戦の後に言氷雲(イエンビンユン)役になった呉幸鍵(ウーシンジェン)です。
普段の言動が言動らしく、女のところにいるんだろう、もうスキャンダルは起こすなと苦言を言う陸志浩に、証拠として兆生と一緒の写真を送る紀江。
これは父の友人だと言って電話を切った途端、父って?と反応する兆生。
は?って驚く紀江がおもろ(^m^)
帰り道、朝夕が小萌に、兆生は家で紀江に見て貰ってると電話していると、道路の向こうにタクシーを止めようとしている裴之発見。
小萌は紀江のことをうるさく聞いてくるけど、朝夕はもう4年ぶりの裴之から目が離せません。
電話を切り、慌ててタクシーで追う朝夕。
裴之はスポーツジムに入ってったらしい。
朝夕が中に入ると、大きな裴之のボクシングの試合のポスター。え、天才少年、ボクサーになってた?
朝夕がジムの人に声をかけられていると、二階から裴之が下りて来ました。
階段の途中で立ち止まっちゃう裴之と、見上げる朝夕。久しぶりって呟くみたいに言葉を交わす2人。
さすがに気まずそうな裴之を見て、初めて緊張してると朝夕が言うと、裴之は、初めて君の家に行く時も緊張してた、心の準備をして隠してた、と。
裴之は留学中、朝夕の手紙も受け取っていたけど返事は書かず、8か月と27日前(そんな正確にっ 笑)に戻っていたけど連絡もしなかったんだってさ。
裴之はここで、ボクシングのコーチをしていました。以前からお父さんに教わってはいたみたいね。
裴之は、数学を捨てたから朝夕のことも遠ざけたみたいなことを言います。
思い出は美しいけど、これが現実だ、と。
私は思い出?と言った朝夕は、昔の私なら涙を堪えて立ち去る、でも今日はやり方を変えると言って、ボクシングのリングに上がります。
みなさん、私の話を聞いて。
彼は裴之。私はずっと前から彼が好き。
びっくり目の裴之。(張新成は元々びっくり目だけど(笑)
裴之の知る🍓朝夕は、こういう子じゃなかったでしょうしねえ。
でも交際はしてない。
高校卒業後、彼は勝手にドイツに行って、今日再会できた。
もう彼を逃がさない。ここに会いに来るから、彼を見張って。彼が逃げたらみなさんの責任よ。
あはははは。これは裴之じゃなくても驚くな。
ジムのみんなは、拍手で賛同してくれてます。
朝夕はそれだけ言うと、抱えて来たダンボール箱を持って帰っていきましたよ。
サンドバックで練習しながら、裴之はお父さんに教えて貰ってた子供の頃を思い出してました。
裴之パパは相当に強い選手だったと、ボクサーを辞めてしまったことを惜しむ、于(ユー)さん。
どうやら裴之ママのお母さん、義母の要望で警察官になったんだって。なるほどね。あの強いママの母親の意向かよ。ボクサーとなんて結婚させないわよってか。
裴之は、父親が強かったことを知り、自分もボクシングをやりたいと言うんだけど、パパに趣味でいい、お前は勉強しろと言われました。それもママの意向よね。
そんなこんなを全て吹っ切るように、パンチを叩きつける大人裴之。
数学を捨て、ボクシングに向かったのも、裴之の心の闇が関係してるっぽいね。
確か🍓パパは、早くに亡くなっているはず。あのママだったら、多分息子に縋って支配しようとするだろうしな…中国ドラマによくある母のテンプレ。でもそうでなきゃ、あの女優さんを配さないっしょ(笑)
だとしたらきっと裴之は、そこから逃げた。多分、逃げざるを得なかった。
朝夕が急いで家に戻ると、紀江が機転を利かせて、兆生を落ち着かせていました。
自分を20才だと思っている兆生が、紀江のスマホを見て異変に気付いたので、家電やパソコンを見せて、おじさんはタイムリープして2018年に来たと言ったんだそう。兆生はそれを信じたんだって。だからもうフリーズしないし世話もし易いと。で、目標を持たせて、それをクリアできれば戻れることにして、平穏に暮らし、徐々に現実を受け入れさせればOK。
だから今、兆生はご飯を食べながら1994年のワールドカップをパソコンで見てるんだって。
嘘に気付いたらと不安になった朝夕も、前回はパソコンに驚いて我を失ったけど、今は大人しく映像を見て楽しんでることを思い、紀江の機転を受け入れます。自分では考えもつかなかった、と。
紀江、あっちでもこっちでもいい働きをしてくれるよねえ。
そして時々、朝夕をじっと見るのは、心が動いてるからだよねえ。
ある意味、吊り橋効果だったとしてもさ。
練習を終えた裴之は、朝夕との会話を思い出してました。
ふぅむ、細身ですらっとしてると思ってたけど、張新成、結構良いカラダしておられる。
海外の俳優さん達はみんな、体作りがすごいよなー。
裴之はジムの中に部屋があって、住み込みみたいだね。
机の上には、缶に入った子供の頃の家族写真。その上に乗ってるのはUSBメモリ?
子供の頃、裴之パパが天才の息子に大学の数学を勉強させてみたことを、ママが異様に怒り、夫婦喧嘩になったことを思い出してました。
パソコンに向かった裴之が再生したのは、何かの音声。
直前の映像は、アスファルトの上に落ちたヘルメット。
事故の事情聴取の音声っぽい。この声は兆生かも。
娘と一緒に歩いていた。
後ろから、車の大きな音が聞こえてきた。振り向くと、斜めから迫ってきた。
娘が俺を引っ張り、助かった。
それから車が…ぶつかった。
兆生のアルツハイマーの原因となった事故と、裴之パパの亡くなった原因って、同じ?
てか、この裴之は🍓?
考えたら、最初にあの集合写真をポストに入れたのは裴之です。
🍓の裴之には入手できるはずもない写真。
だからポストにあれを入れたのは、🧀裴之ってことになる。
朝夕達がパラレルに飛んで戻って来た時、🍓時間の経過はなかった。
ならば、あの🧀裴之が、まだ今ここにいてもおかしくはないけど、どうなんだろ。
…ややこしい(笑)
てか、まず天才🧀裴之、どうやってやって来た?
と考えると、だね。彼は朝夕の言葉を忠実に守り、そして🧀朝夕に失望して、どうしても🍓朝夕に会いたくて会いたくて…やらかしたのでは?あああああ。
パソコンを楽しんでいた兆生は、家の中の小物や写真、パソコンのデータから、朝夕を娘だと理解していました。追いつかなかった感情が、紀江の策で宥められると、あとは回転の速い頭脳と理性が納得した模様。本当に扱いやすくなってるー。
だけど更に進んで、2018年の世界に興味津々、興奮状態になっちゃって、外に出てみたいと言い出しました。
普通に考えて、タイムリープって、自分の体まで年取ってるってことはないんじゃないの?と思ったんで調べましたら。やだ、これ筒井康隆の造語ですかっ。昔々、いっぱい読んだよ。
タイムリープの設定の中には、その後の別の人の小説の中でのものだけど、意識だけが時空移動し、過去や未来の自分の体に乗り移るってのもあったらしい。ほおおおお。タイムトラベルとか、タイムスリップとはちょいと違うんだね。知らなかった。
ならば。
子供時代、🧀朝夕に🍓朝夕が入っていた時、本物の🧀朝夕の意識はどうなっていたのか。
そして、何を考えているのか、だよね。
外に出た兆生のいーい笑顔。
本当に雷佳音はお上手ですわよ。笑っちゃう。おっさんが可愛くて(^m^)
ショッピングセンターやゲームセンターで、無邪気に楽しむ兆生。
朝夕も紀江も笑顔になっちゃう。ちょっと呆れつつ。
時代の変化を驚きながら楽しむ兆生に、戻らなくてもいいわと朝夕が言うけど、いや、戻る、社会に貢献してから享受すべきだと、そういうところは変に真面目。
なぜ未来に来たのか、任務があるはすだ、果たさないと戻れないと。
だいたい思惑通りだけども。これ、🧀に行った朝夕と似た思考よね。朝夕は戻る可能性のために必死だったけど、兆生は果たすべき任務だと考えるところが、娘より真面目だ(^m^)
帰りのタクシーの中、お礼を言う朝夕に、また他人行儀って言う紀江。
完全にベクトルは朝夕に向いちゃってますが、裴之を見つけたと言われて、瞬間、くっと止まる。
ボクシングのコーチをしていた裴之は、まるで別人だったと朝夕。
彼とどうする?
どうもしない。4年も経った。まるで他人。ドイツで何かあったはず。
それを聞いた紀江は、知るべきだと言ってあげちゃうんだよねえ。いい人ね。
完全にライバルになる相手だけど、そこはきちんとさせておかないと、後々引きずるってことかな。
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