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「シン・ウルトラマン」を見てみた(できるだけネタバレなしの方向で)

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シン・ウルトラマン

ブログに書くのは初の日本ものです。
初代ウルトラマン、ウルトラセブン、帰って来たウルトラマンくらいまでのリアル世代なので、映画公開時から気になってはいました。ゴジラの方はさほどでもなかったのですが、ウルトラマン、仮面ライダーは弟と一緒にかなり見ていましたので。そういえば庵野さん、2023年公開予定でシン・仮面ライダーも作っておられるそうですね。
その「シン・ウルトラマン」が11/18からAmazonプライムビデオでの見放題配信、おお~!となって早速、視聴。

映画『シン・ウルトラマン』公式サ...
映画『シン・ウルトラマン』公式サイト 4.12 Blu-ray&DVD『シン・ゴジラ』の製作陣が、あの“ウルトラマン”を描く。混迷の時代に生きるすべての日本人に贈る、エンターテインメント超大作。

で、いきなりのっけの画面にやられました。
水に溶かした絵の具がぐるぐるするみたいなあれ。懐かしかったなあ。ウルトラマンがウルトラQのオープニングを突き破って出てくるあの感じ、こちらは、シン・ゴジラを突き破りました。
ロゴの手書き風の感じも踏襲ですし、効果音も昔のものより洗練されているのかもしれませんが、あーこれこれという既視感。

この作品は、こういったオマージュがあちらこちらに散りばめられていて、マニアの方にはたまらーんってところが多いらしいんですが、そこまで詳しくない私が、ん?と思ったのは、あと数か所くらいでしたか。

予告動画 東宝MOVIEチャンネル

実は日頃、40話だの50話だのっていう中国ドラマを見ているため、作品のテーマにもよりますが、2時間前後の映画だと、人の関係性って部分の描写はどうしても薄くなりがち。そこに物足りなさを感じて、最近余り映画には食指が動かなかったのです。
実際、この作品も、斎藤工さん演じる神永という人物が元々どういう人だったのか、ウルトラマンと融合してどう変化があったのか、さらっと過ぎてしまった感はありました。冒頭10分の描写では少なく、途中で神永自身の思い等の挿入もなかったので。そもそも人とあまり関わらない変人みたいな、早見あかりさん演じる船縁の言葉があったくらいかな。あ、西島秀俊さんの班長、田村も、何かちらっと言ってたかな。ならば分からなくても仕方ないかっていうくらい。
人間を学習途中での、長澤まさみさん浅見との、明らかにおかしな会話は面白可愛らしかったですけどね。

でも少し後で、古巣の公安の人物と情報交換する場面があるのですが、ん?神永の記憶は継承されているの?という疑問が残りました。なら、対人間用の細々も分かるんじゃ?

ただ、神永のほうの変化ではないのですが、ウルトラマンのほうには変化が現れます。
初登場時は同色のライン模様のある全身銀色なのですが、神永と融合した後は、ライン模様が赤に変わります。血の色ってことなのでしょうね。人と混じった証。それがエネルギーが枯渇していくとまた色が変化します。カラータイマーが無くなった代わりの、ビジュアルでの判断材料かな。上手く考えたなあ。

あ、もう1シーン面白かったのは、一生懸命本を読んで「人間」を学習した神永が、赤ラインになって2体目の禍威獣を倒した後。
何食わぬ顔で戻り、そこに仁王立ちになっているのですが、その時の表情がね。
浅見とアイコンタクトした後だからなのか、ちょっと得意そうに見える顔なんですよ。大きく表情は変わらないのですが、「どうよ」って吹き出しつけたくなるような。
浅見としては、肝心なところでいなくなったオマエが、なんでそんなに得意げなんだ?だと思うんだけど。可愛いとこあるじゃないか、ウルトラマンって思っちゃったよね(^m^)

視聴後で見知ったところによると、神永と浅見に軽いキスシーンがあったのがカットされているんだとか。
うん、なくて良かったでしょう。この流れでそれが入ったら、は?となったと思います。
最終決戦に送り出す前らしいのですが、それがエール代わりなのだとしたら、ちょっと浅見って人物像の勘違いに見えたのではないでしょうか。制作側のね。余り説得力はない。
浅見自身は、初見からウルトラマンを美しいと思い、アイコンタクトのできる知的生命体だと感じて、惹かれてはいるんですけど、その惹かれ方は種類が違うんじゃない?

なので、キャッチコピーの「空想と浪漫。そして、友情」の後半は、少々、描き切れてないかもしれません。
でも「ウルトラマン、そんなに人間が好きになったのか」という台詞があるのですが、地球人のようなレベルの「情」というものの介入しない外星人が、人間という存在を好きになる、守りたいと思うようになる、自身の生命を渡してでも彼を生かすことが仲間達の思いにも応えることになるってところで、その点はそれなりに納得できました。なぜそれほどまでに入れ込んだ?って、非常に凡庸な人間の一人としては思うけど←

人が兵器として巨人化できるとしたら。
難しい問題をぶち込んで来たなと思いますが、種として未成熟な人類は間違いなくやらかすでしょうね。ただあのUSBメモリから、目の前の最大の困難を解決した人間の力は、間違いなく彼が期待したもの。それに賭けてあれを残したと思うので、その後の流れは、そうなるよね…でした。メンバーの物理学者演じる有岡くんも、なかなかいい味出してました。
それにしても、ここでゼットンとはねえ。


あまり知性のなさそうな禍威獣2体の後、現れたザラブ星人の声が津田健次郎さんだったのには、ほう~っ、どんな役でも良い声だぁ♪となりましたよね、個人的に。
で、次のメフィラス星人にはもうね(笑)

今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」をずっと見ているんですけど、三浦義村役の山本耕史さんが暗躍すると(いろんな意味で本当にとんでもない暗躍キャラなんですよ、すごいんですよ)、Twitterではみんなが、メフィラス、メフィラスって口走るのが、これでようやく分かりました。これはどう考えても言いたくなるわ。それくらい、うわあ~…っていう、それを的確に表現する言葉が出て来ません。

山本耕史さん、いつの間にこんな怪しく素晴らしい俳優さんになっていたのか。
「一つ屋根の下」から、なかなかアップデートできていなかった私が悪いんですが。

主題歌を歌われた米津玄師さんの曲も好きで、「M八七」も散々聞いてました。
テレビドラマの放映当時は、M78星雲から来た宇宙人という設定だったんですけど、円谷プロの初期段階の構想では、M87だったらしいんですよね。それは以前から知っていたので、曲のタイトルが「M八七」と知って、うお、と思っていました。
ちなみに、米津さんは最初、M78で作られたようですが、上記の内容を聞き、87としてはどうですかって言われて87にしたんだそうですね。

さて、映画のラスト。
皆さんが気になることは同じではないかなと思います。
この神永は、一体どういう神永なんだろう。

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