趙露思(チャオルースー)と呉磊(ウーレイ)です。
評判が良いらしいのは知ってたんですが、呉磊はどうしても飛流(琅琊榜)の摺り込みが強過ぎて。
大人になった呉磊くんは、ちょびっとだけ苦手だったんですよね。「長歌行」でも書いたけど。
「長歌行」でだいぶ払拭したとはいえ、二の足を踏んでいたのですが。
「蜀紅錦」の後、何作か見始めたんだけど、どれも、うーん…となって全部ストップしてしまったので、いよいよコレかなと。
で、なんだぁ、もっと早く見ておけば良かったー!となっております。
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所感 ネタバレです
何が面白いって、ヒロイン程少商(チョンシャオシャン)が普通の子じゃない。
年齢的にも精神的にも、多分まだ子供なんだなとは思うものの、学はなくとも地頭がいい。
虐げられたとしても、策を練ってやり返そうとして、きちんと実行するっていうね。
ドラマが始まる前までは、じっと耐えていたのかもしれないけど、ドラマが始まって状況が動き出してからは、サクサクとやり返していきます。
今のところ、そのテンポがいいんだよね。まだ10話まで見たところなんですけど。
戦乱のため、生まれてすぐに両親と離れた程少商(チョン・シャオシャン)は、母を嫌う祖母と叔母に育てられ、まともな食事も教育も与えられず、奔放に育つ。ある日、程少商の両親が帰還すると聞いた祖母と叔母は、慌てて程少商を田舎から呼び戻す。その道中で、賊を追っているという凌不疑(リン・ブーイー)に出会った程少商は、その場の機転で賊の居場所を凌不疑に知らせる。そして、待ちに待った両親との再会。しかし、他人の子供には優しく、娘である自分には厳しく当たる母に、程少商は失望する。
コンテンツセブン 公式
一方、程少商の度胸と機転に興味を持った凌不疑(リン・ブーイー)は、軍備品の横流しの真相を探ろうと、程少商の企みをバラさない代わりに、あるものを手に入れてほしいと程少商に協力を求める。こうして2人は、次第に互いを近く感じるようになる。
そんなある日、程少商と幼馴染の楼垚(ロウ・ヤオ)の間に縁談が持ち上がり…。
ただ、程家は両親共に将軍?で、母親も少商と双子の兄を産んですぐに、娘だけを残して、父親と共に、男の子達を連れて戦場に行っちゃってました。少商には、兄が3人いる模様。
祖母って人は、どうやら息子の昇進でいい暮らしができるようになった、ザ・田舎のおばちゃん。品はなく、出世している長男と三男ばかりをベッタベッタ可愛がり、嫁たちには塩対応。
そんなだから、家に残っていた体が弱く大人しい二叔父の、底意地の悪い嫁に、いいように動かされてました。両親が少商のためにお金を送ってきていても、それが少商のために使われることもなく、学ぶ機会も与えられず。
叔母の実の娘、程姎(チョンヤン)は、なぜか義叔母の実家で教育されてたみたいなんだけどね。
だから程姎は、母に似ず、大人しくて気立てのいい子なので、少商も結構仲良しになります。
少商は、自分だけ両親に顧みられず、いらない子なのかもと思っているし、祖母も義叔母も、信用ならない人間だと思っているし、信じられるのは自分だけだと思っている。
両親が帰ってきて、虐げていたことを隠したい祖母と義叔母に大慌てで呼び戻されたことで、環境が良くなるかもと期待してみたのに、今度は厳しい母親とぶつかることになる。
母親にしてみれば、ひとり残してしまった娘への罪悪感を抱えて戻ってくれば、自分の娘が学もなく、令嬢としての教育もされてなく、なのに悪知恵だけは回って、平然と人を騙したり仕返ししたりする子に育っていたショックで、慌てる訳だよね。
それでちょっと異常なくらい、少商を締め付け始めます。
こんなふうに育ったのは、少商のせいじゃないのに。周囲にいた大人が、ロクでもなかったせいなのに。出征してたとはいえ、人に預けっ放しで、10数年も放置していた両親の責任でもあるのに。
ま、資質はあったかもしれないけど、だとしたら間違いなく母親似でしょ。
しかもこの母、アメとムチの使い分けができない剛直な人なのよ。まずは、長年孤独に耐えてきた娘の心情を慮るのが先だろう、なんてことすら、できないんだよ。そこは母としてどうなんだろう。
その分、父親や兄達が一生懸命、甘やかしてくれるんだけどね。

パパと二兄、三兄。兄貴たちの区別がまだつかない。
娘と離れる時、どれほどの心の痛みを感じたかなんて、少商にはあずかり知らぬこと。それをまだ10代の娘が思い遣る必要なんてないんじゃない?母親のほうでさえ、思い遣れないのに。
物心ついて以来、両親からの気持ちは何ひとつ受け取っていないってのが、少商の真実。
祖母と義叔母のせいだったとしても、それだって子供の少商の両親への心証には、関係ないこと。そこに気を回してなんとかするのは、大人の仕事ですからね。
母親だって、あの祖母と義妹の心根に、全く気付いてなかったはずはないと思うんだけど。だからこそ、帰って来る時期をわざと遅く伝えて、日常の様子を探るために早く到着してみた訳でしょ?
要するにこの母は、長年人に預けて安心しきってしまっていた自分のミスと罪悪感に、正面から向き合えないんだよね。そのことを真っ直ぐ謝ることすら、できない。
それでいて、自分の娘ともあろうものが、コレでは…って思いが先に立ち、すっかり捻くれてしまっている娘に、調教するとかなんだとか物騒な言葉を投げつける。
その上で、クズな義叔母が実家に帰され、二叔父も家を離れることになると、残った姪の程姎が可哀そうだと、あからさまに可愛がって、少商の前で抱き寄せたりする。自分の娘にはしてやったこともないのに。
これを見て、ああ、この人に母親を求めちゃいけないんだと娘が思っても、何も不思議じゃない。というか、当然なんじゃないかな。だって10代半ばくらいの少女の設定でしょ?これ、大人でも心の中で線引きすると思うけど。
三叔父の嫁が、結構はっきりスバリと言ってくれて、ちょびっとすっきりしたわ。
ハイハイ、あなたは誰より公平ね、でも自分が公平だと周囲に知らしめるために、実の娘を思い遣らないなんて、滑稽でしかないわ、と。
言われりゃ、黙るけど、態度は変わらんのだよ。
少商もそうよね。母親に叱られても叱られても、自分や程姎が貶められたらがっつり仕返しする。
似たモノ母子ってことなんだろねえ(^m^)
多少のアタシって不幸♪感はあったとしても、私はやっぱり、少商より母親が悪手だと思うなあ。
廃材でブランコ作ってるの見て、あら、才能あるじゃない?とニヤリとしたんなら、余計な事してないで勉強しなさい!じゃなくて、考えたわねえ、上手いわねえと、言ってやればいいのよっ!

病弱なフリした実は逞しい娘(笑)
嫁と仲良し三叔父は、張天陽(チャンティエンヤン)でしたねえ。
とてつもなく強い印象を残してくれた「追風者」の後に、最近では「雪中悍刀行」でも見たけど、今回はとっても安心して見ていられます。もうね、ヴィラン枠やクセつよ枠の時とは全っ然、顔つきが違う。一瞬、誰だか分からなかったくらい。嫁も兄嫁にはっきりモノ申せるいい人だけど、三叔父も、優しくて話の分かるいい人。
張天陽を最初に認識したのが「軍師連盟」辟邪だったせいもあって、この人をただのいい人枠で使うのは、勿体ない気もしちゃったりするんですがっ(笑)でも、張天陽は好きなので、たまにはこういう役でほっとするものいいかな(^m^)
そういえば、妻に好き勝手されっ放しだった二叔父も「慶余年」宮典(ゴンディエン)、「少年歌行」洛青陽なんですよ。崔鵬(ツイポン)も、あっちこっちで見かけるけど、これほど弱々しい人を演じているのも初めて見たかも。
さて、そんな小商に関与してくる男性たちは3人。全員と早々に出会っています。
男主、凌不疑(リンブーイー)は、何やら訳アリらしい将軍。若くして手柄を立てた有名人だけど、郡主に言い寄られても、けんもほろろに突き放す、はっきりした人。
この人も自分の実家に、何か確執があるらしい。

そんな彼は、早くも1話で、自分に容疑者のヒントをくれた小商の利発さに気付き、しかもそれが小商の身内だったにも関わらず、突き出すようなことをしてくれた小商に興味を持ち、最初は顔も見てなかったってのに、早々にベクトルを向けます。
とは言っても序盤は、小商が迷惑がっても上手いこと絡めとって、自分に協力させるよう仕向けたりするんだけどね。
凌不疑の部下の兄弟が、あっという間にボスが小商を気にしているのに気付いてるのも可笑しい。
二番手は楼垚(ロウヤオ)かな。
優しく穏やかな性格みたいだけど、かなりきっつい許嫁がいて、2人は上手くいってなかった。婚約は解消することになり、街中で助けてくれた小商に惹かれていきます。

三番手は袁慎(ユエンシェン)。
人気者の公子なんだけど、自分に全く興味がない小商に、逆に興味を持ったみたいね。

あと、父親の友人の万家の娘、万萋萋(ワンチーチー)が、小商と仲良くなります。
万家の老夫人は、小商の利発さにも気付いていて、凌不疑に頼まれた小商が自分の部屋に忍び込んだお陰で、自分が機転を利かせることができ、万家が危機を脱したことに感謝してはいる。でも、底意地の悪い女たちに壊れかけの橋を渡るよう誘導し、みんなが乗った橋が落ちるよう仕向けたのは小商だと気付いてもいる。侮辱されたから仕返しをするってことに異論はないけど、そういう悪知恵の働く娘だってことは、母親の元漪(ユァンイー)にも知らせないといけないと、告げ口しちゃうんだな。
お陰で母親から棒打ちの罰を受けた小商は、驊県に赴任していく三叔父夫妻に同行し、母親から離れることになります。
母曰く、二度とこの子を躾ける気はない、だそうで。
良かったじゃない、早々に離れられてと思っちゃったよ。
それに対する小商の言葉は、今の言葉、約束ですよ?(笑)
そう言われて、二の句が継げなかったね。娘は既に自分を見限ってることに気付いたかな。
この母に、娘への愛情がない訳じゃないのは分かるけど、意地っ張りの上にきつ過ぎるのよね。
意地っ張りはお互い様でしょうけど、年齢や関係性を考えれば、先に折れるべきはどちらか。
三義叔母の言った、自分が公平だと周囲に知らしめたいために、娘にきつく当たるってのが、ホント、その通り過ぎて。それって娘のためじゃなく、自分のプライドのためってことでしょう?
ワタシは道理を違えないちゃんとした人なのよっていうさあ。最初から拗れてる母娘関係を修復するのには、そんなの一番不要。
まあ、大人だって感情が言うこと聞かないってのはあるけどね。周囲の大人達がみんな、やり過ぎだ!って向かって来るから、余計に引っ込みつかなくなっちゃったんでしょうけどさ。

いつもは宥め役の夫にも、ちょこっと言われてましたわね。
この父親も、妻を矢面に立たせて、自分が娘を慰める役をしようとしてたけども(笑)
いつ関係修復が成るのでしょうねと思ったけど、どこぞで拝見したところによると、だいぶ終盤なんですってね。しょーがないなあ。
そういえば、この母、どこかで見てるなと思ったら「浮図縁」の栄安皇后でしたねえ。
だけど小商は、母に告げ口したのは凌不疑だと思っちゃうんだよなー。
まあ、ここで、万老婦人が暗躍してたなんて、気付く訳ないか。
明らかに男主は女主に興味を向けてるよね?みたいなのは匂わせつつ、彼は彼で自分のやることに勤しんでるから、程家の家族問題と、小商の悪知恵反撃が、おもろっ!で10話まで。
脳内お花畑ドラマじゃなくて、面白いです。
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作品情報
- 制作 2022年発表 56話 腾讯视频
- 原題 「星汉灿烂」
- 原作 「星汉灿烂,幸甚至哉」关心则乱
- 監督 费振翔
- 脚本 邹越、安以陌
- 撮影期間 2021年7月26日 ~ 2021年12月17日

人物相関図





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