あらすじ
唐泛に促された汪植は、立春の大典を中止するよう皇帝に申し入れるが、あっけなく却下されてしまう。それを聞いた唐泛は、いざという時に皇帝を宮殿から連れ出すことを提案し、汪植もこれを受け入れる。迎えた大典の当日、宮中は嵐の前のような静寂に包まれる。ところが昼間の宴会が無事に終わったその時、空一面に数々の花火と天灯が舞い上がる。予定にない天灯に異変を感じた唐泛と隋州は、皇帝と民を守るため、汪植と共に次の計画を実行に移す。
成化十四年~都に咲く秘密~ 公式サイトより
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ネタバレ感想
罠に落ちた時点で、やられるんだろうなとは思いましたが、どうして誰も博浪と唐泛についていなかったのか、そこだけが不思議でした。屋根突き破ってくるとは思わなかったんでしょうけど、ならあの現場に限っては、全員の認識ミス采配ミスでもあるのでは?
とは言え、あの唐泛の姿はな…困った子だよ。暴れても騒いでも、うっかり爆発したら自分だけじゃない大惨事になるとはいえ。
それにしても随分と杜撰な持ち去り方をするもんだ、オシュ・テムル。びっくりするわ。その上、あの変な薬。捨て身専門の特攻部隊を作ってるんでしょうけど、人の命をなんだと。
けど戦争ってそういうことか。昭和の時代に日本軍もやりましたもんね。私の大叔父が神風特攻隊で、終戦日の翌日が出立予定だったので生き残りました。本人はその話は一切しない人だったけど。
汪植の怒りは妥当なもんでしょう。悪いのは李子龍なんて百も承知だけど、それでもこれは怒りをぶつけられても仕方ないなあ。いつもはぶつける側だけどね、唐泛。隋州が優し過ぎますよね。
青歌の元に駆け込んだ唐泛は、そこで李子龍と会ってしまいます。
全て見透かされて、ぐうの音も出ない。
やっぱり李子龍の手元にあった博浪はあれひとつだけだったんですね。
唐泛が思うより、李子龍はギャンブラーだったってことですか。官吏と商売人の違いかな。
隋州達と汪植達は都中を捜索していますが、ないんだよ、もう城内には。
目を覚ました唐泛、こんな時でも食べ物の匂いを嗅いで笑えるのねえ。
隋州は徹夜で捜索して、朝帰宅してすぐ朝食を作ってくれたんですね。んもう、おかん通り越してますよ。隋州も冬児も優しい優しい。
でも西廠に行ったら、汪植が厳しい厳しい。大典中止はあり得ないし、博浪を李子龍がどう使ってくるか分からないし、汪植も追い詰められてますからねえ。
唐泛は将軍に会いに西廠の牢へ。
将軍によると、オシュ・テムルは罠に嵌ったと。野心見透かされて、上手いこと危険なところの使いっぱだもんね。将軍は自分の手でオシュ・テムルを成敗するから牢から出せと言います。汪植、聞いてくれるかな。
丁容による博浪講座。
将軍の件を真っ直ぐ汪植に伝える唐泛に、隋州も加勢。
確かに現状、将軍は西廠の牢にいるのが一番安全。むしろ危険を冒して、オシュ・テムルに立ち向かおうとしてるんですよ。明のために。
汪植も、なんかもうこの際だ、になっちゃったかな、好きにしろって言いました。
将軍も失敗して博浪も見つからない最悪の場合、大典の中止か陛下を外に出すしかありません。どちらも難しいんですけど、唐泛に言われて、一応汪植も陛下に言ってみる。勿論、怒られる。避難を口にしても、逆賊のために自分が逃げ隠れなどと怒られる…頑張れ、汪植っ。
汪植はその後の陛下の言葉に感じ入ってたみたいなんですけど、あれこそプレッシャー半端ないですよね。おまえが側にいる、とか、この状況で言われちゃうの。
で、汪植は万貴妃の元に向かいました。
もし万策尽きた時は、陛下を安全な場所にと、言質とったー。
これで陛下を移動させる時は、万貴妃の協力が得られるってことですね。
唐泛は、裴淮に唐瑜と澄、冬児を任せて、都から脱出させようとしていました。これから何が起きるか分かりませんからね。唐泛の周囲にいるだけでも危険です。
ぴりっぴりした中で大典は始まろうとしていました。
唐泛の後に雲和に赴任した盧さんも来ていて、相変わらず可愛いおじさんでした~。盧さん、お気に入り♪ 偶然来ていて招かれたって嬉しそうにしてたのに、大事な式典だから失敗は許されないって唐泛が言ったら、あ、じゃ、私は失礼したほうが…って、もーこの謙虚さよ。いい人だぁ。
昼間の式典は何事もなく無事に終わりましたが、この静けさがやけに不気味です。
その時、暗くなった空に花火と天灯が。花火は王憲の話の時にも出てきて、式典ではよく使われるもののようですが、天灯の情報は入っていません。唐泛はそこに博浪が吊るされていることに気付き、隋州と共に汪植の元へ向かいます。
絵面はとーっても美しいんですけどねえ…
万貴妃と汪植と唐泛達と、話は既についていたのですね。
計画を実行しようと言って、唐泛は汪植に緊急時に見ろと巾着を渡します。汪植はそれを懐に仕舞って、2人に頭を下げるんですよー。孤独な人生だったが、2人には感謝しているって。
やだー、変なフラグ立てちゃダメですってーっ
これから汪植がしようとしているのは、いわゆる「万死に値する」こと。結果的に何事があってもなくても命をかける行為。更に自分の身も危険。ひとこと言っておきたくなってもおかしくはないんだけど、そこで2人に感謝を伝えるってさあ、もう、汪植ぅ~。
室内では、夜の部の宴会が始まっていました。
3バカ上司達が視線を交わし合ってるけど、外は博浪がぶら下がった天灯でいっぱいなの。爆発したら、皇城もろともあなた達も一巻の終わりなんだけど、気付いてないのかな。李子龍はキミ達の命なんかモノの数にも入れてないよ。
宴会場の陰には、万貴妃がスタンバイしていました。陛下がある程度飲んだ頃、万貴妃と汪植が現れ、陛下に睡眠薬か、酔いの回る薬か、を盛ります。みんな、命をかけて陛下を守るつもり。
唐泛達の博浪爆発阻止作戦が始まります。
このがっちり握手がとっても良かったな。唐泛の手、かなり骨ばってて男性的な手ですね。
ウユン達、弓の名手4人が丁容によって牢から出され、城壁に立ちました。
確保しといて良かったよねぇ。天灯に吊るされた博浪を、空にあるうちに撃ち落とす作戦です。
ここでねー、出たんですよ出たんですよ、久々に丁容の「あぁ!?」
堪能させて頂きましたー♪ふふっ♪
汪植は陛下と共に歓意楼へ。
隋州は花火の打ち上げを阻止してから、打ち落とされた博浪の残骸回収。
まず行った花火の現場にはオシュ・テムルがいて、戦闘となっております。
さあ、明で4本の指に入る弓の名手達。
腕の見せ場ですよぅ!
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