あらすじ
李飛・李游を捕らえるために賊として潜入した隋州。2人は仲間を集め、銭荘で強盗を行う計画を立てていた。昔は辺境を守る兵士だったという賊たちの身の上話を聞き、隋州は彼らを救いたいとの思いを強くする。強盗決行の日、現場には薛凌たち錦衣衛が張り込んでいた。ところが何かあると察知した万通により捕縛作戦は失敗し、隋州はやむなく賊たちと共に逃走することに。賊たちは歓意楼に逃げ込み人質をとるが、なんとそこには汪植が…。
成化十四年~都に咲く秘密~ 公式サイトより
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ネタバレ感想
偽隋州一味、いよいよ両替商襲撃、秒読みとなって参りました。
隋州の顔なー。
この人達、悪事に手を染めてはいるものの、特に兄貴分の李飛の考え方や彼らの辿って来た境遇は、隋州には理解できることが多いのでしょう。なんとか最悪の事態になる前に止められないかと、頭をひねっているんだろな。コトを起こしてしまえば死罪は確定でしょうが、未然に防げれば追放くらいにはしてやれるかもしれないし。でもこれだけ詳しく境遇を語られちゃうと、ドラマ的にはフラグだよね。
歓意楼では、汪植と女将が溜息合戦です。汪植、まだ陛下ショックが抜けないのかな。
女将は、美も知も芸も兼ね備えている新しい妓女、青歌を手に入れるのに5万両払ったんですって。国庫の穴埋め、汪植の危機の時は6000両でも出し渋ってたらしいのに。オーナーの危機より妓楼の目玉を優先する、さすがの商売人ですな。
あの時、女将がするっと出していれば、鶏缸杯騒ぎは無かったんですけどね
李子龍も以前から歓意楼を利用はしていたんですね。なら汪植の店だってことも、とっくに知ってた訳だ。というか、きっとそんなことを知るのは朝飯前なんだろうな。李子龍の情報網もとんでもないですよね、何でも知ってる陛下並み。
一方隋州。ちょこりちょこりと翻意を促しているんですが、無理そうですね。更に、金が入ったらどうするって、今後の夢まで語られちゃったよ、一層バカでかいフラグが立ったよー。おまえはと聞かれた隋州、金が入ったら、隋州はこの世から消える、だって。
北鎮撫司。ああ、厄介なヤツが出て来たぞ、万通です。
人がいなくて静かなのを不審に思ってますよ。薛凌が隋州の指示で人を集めて出たんですね。だー、事前にバレてしまうとは。余計な手出しをしてくるよ、コイツはまた。
両替商の入り口周辺、露店の店主を装ったたくさんの見張り。
既に李飛達は店内奥に侵入し、両替商に刀を突き付けていました。命までは取らないよう止める隋州を、店主がじっと見ています。知ってたのかな、隋州のことを。
脅された店主は、床下から金を出します。李飛達が急いでお金を詰めている頃、店の外では薛凌が隋州の指示で、店から出たところを一網打尽にするため、待ち構えていました。
隋州を先頭に店から出る李飛達。構える薛凌達。
合図いつ?早く早くっと思ったところに、いやあー、万通が来てしまったぁ!サイアクだー。てか隋州指示おっそーいっ。仕方なく一緒に逃げる羽目になっちゃったじゃないのー。
そして逃げ込んだのが歓意楼。
入る直前、隋州、ああーっもぉ、って顔になってたね
ちょうど帰ろうとしていた汪植も中にいて、当然賈逵もいて。
外は錦衣衛が取り囲んでいます。薛凌が頑張って状況を説明しますが、万通はどうしても隋州を一味として一緒くたに始末したいですからねえ、こりゃ好機♪としか思っちゃいません。
走って追いかけるのすらヘロヘロで、へたってたクセにっ
万通が、傍らにあった汪植の馬車を見ました。中に汪植もいる。一石二鳥が脳裏を過ったわね。そこへ丁容もやって来ましたし。
中では李飛が、違和感を感じていました。
ストレートに李游(りゆう)に名前を聞かれた隋州。
「隋州だ」
李游もそこそこ手練れだったのでしょうが、隋州には全く歯が立ちません。でもその間に、李飛は女将を人質に取っていました。拘束されても隋州は、彼らを救うために説得します。今ならまだ辺境での兵役で済む、大勢の人質がいたところで、錦衣衛は意にも介さずに突入してくると。
錦衣衛にいた人が言ってるんだから間違いないのよー、しかも外にいるのは話の分からん万通なのよー、聞けよー。李飛はともかく、李游はダメだな。
その時、万通が外から声を張り上げました。
王督公には傷ひとつつけるな、さもなくばお前たちを極刑に処す。
丁容が気色ばみます。わざわざそこに汪植がいることを知らせた訳ですからね。
更に万通は射手を呼び、犯人も人質も委細構わず、歓意楼の中に矢を射かけました。
上記宣言したのだから、万が一、汪植に当たっても不運な事故であるってか。
慌てて逃げる客のひとりを、小弁子が切ってしまいます。自分のしたことに呆然としている小弁子。傍らの隋州の顔も悲壮感でいっぱい。
汪植は階段を上がり、バルコニーから姿を見せます。喉元には刀。
そこに東廠の尚明もやって来ました。
汪植がいるのに矢はまずいだろうと言われて、万通が「うん…」って、しゅんとしたのも束の間、ここは火攻めにすべきだ、だってよ。すぐに煙で燻すと言い換えましたけどね。
さすがの万通も「はあ?」って言ったよっ。
信じられんって顔の丁容を、尚明が裏に引き入れました。
汪植がいなくなればお前が督公だって篭絡しようとしているんですが、丁容の表情は分かりにくいですねえ。ただここで、その可能性にうっかり気付いちゃったって感じかもしれません。
事件は唐泛の元にも伝わりました。
毒と解毒剤の影響でフラフラですが、唐泛、行くつもりですね。
騒ぎの中、汪植も賈逵も隋州も、そっと着実に動く準備をしていますよー。
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