あらすじ
唐泛が間借りしている大家の侍女・冬児(とうじ)が、自分は間もなく身売りされると唐泛に告げる。不憫に思った唐泛は冬児を慰め、必ず自分が身請けすると約束するが、大家の妻は身請け金を大幅に吊り上げてしまう。冬児の身請けどころか、間借りの部屋もなくした唐泛は、新居を探すと共にその費用も工面するはめになる。翌日、事情を知った隋州は、しばらくの間、自分の屋敷に仮住まいをするよう唐泛を誘い、唐泛は大喜びで隋州の屋敷に行くが…
成化十四年~都に咲く秘密~ 公式サイトより
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ネタバレ感想
冒頭のシーンが好きです。
「なぜ私なんだ」って裴淮(はいかい)先生。
山羊を前にして可愛い2人。山羊も可愛いし。
そうか、それ、山羊に聞こえるとダメなんだ、ぷ。
ま、二人に出来る訳もなく、一命を取り留める山羊。
あれ、韓草の死因の東廠の毒のことは、唐泛まだ知らなかったっけ?
西廠を訪れた隋州は、牢の中で苦しんでいる人達を見ます。これは宮中の使用人達でしょうか、鍼を打たれて眠れない拷問を受けている模様。韓草に毒を盛ったのは誰か、どういうルートか、汪植が調べているらしい。隋州は汪植のやり方に怒ってましたが、汪植はどこ吹く風ね。
ホント17才なんだよねえ。ちなみに隋州は30で、唐泛は22ですね、設定。後宮で11年も揉まれながら生き延び、尚且つ出世しているってのは只事じゃないんでしょね。
その晩。冬児が泣きながら唐泛の元にやってきました。大家が南に転居するにあたり、使用人達は解雇、冬児は売られてしまうようです。大家の奥さんは、5両で買った冬児の値段を50両としました。唐泛にはすぐに用意できる金額じゃないけど、歓意楼に売られたらもっと高くなるよー。
でも翌日、屋敷からもう退去しなくてはならなくなった唐泛。すったもんだの末、持ち家、単身、立地良しの隋州の家に転がり込むことに。山羊をバックに、やたらとワザとらしい交渉してましたけど、あれで隋州もよく諦めてOK出したもんだよなあ。いくら韓草事件のために知恵を借りたいとはいえ。
だけどね、あの言いたい放題やりたい放題は全然笑えないですよぅ。勝手に人の持ち物外に出してみたり、置き場所変えてみたり、台所、めちゃくちゃにしてみたり、もー、ほんっとこういう人、無理だあ。ちょっと注意すると逆切れして騒ぎ立てるのも、腹立つ。いくら頭はキレても、これだけポンコツなのってどうなのよぅ。
こんな本気で嫌悪感持つ人っていないのかな。ドラマだから誇張してるんでしょうし、往年の香港映画にもこんな感じのハチャメチャな人いたような気がすると思うんだけど、昔っから笑えないし、好きになれなかったんだよねえ。こんな表現いらないよぅ。
ただ、山羊引いて歩いてる姿は変に似合ってて可愛かったね。
白いヘロヘロにーさんと白いちびっこ山羊。
あ、ちょっと前後してしまいましたが。
隋州の人の好さと多大な歩み寄りにより、住処を得た唐泛が順天府に行くと、またあのお騒がせ、ドゥルラとウユンプラガが来てました。こっちもさあ、ホントに。ハナっから喧嘩腰じゃなくって、ちゃんと話し合いなさいよ、全く。唐泛も長々引っ張ってないで、とっとと誰かに修繕依頼して返してしまえー。
なんてドタバタしているうちに、冬児は歓意楼に売られてしまいました。
慌てて歓意楼に行くと、女将、200両だってー。
最初から素直に事情を話して隋州に頼めばいいのに。余計な仕事を増やして尚且つ頼み事。隋州の警戒顔、ドン引き顔が可愛かったから、まあまあ、よしとしときましょう(何様でごめん)
「そんなことか」っていう隋州兄さんが、頼もしいったららありゃしません。
歓意楼には部下を連れた薛凌(せつりょう)が向かいました。
おお、いい手でしたね。錦衣衛と面倒を起こしたくない女将、50両であっさりと冬児を手放しました。
あの惨状の厨房を途方に暮れつつ仕方なく片付けてる人に向かって、散らかした元凶が、腹減った、早く飯作れと暴言吐いているところに、薛凌と一緒に冬児が帰ってきました。
うんうん、頑張ったねえ、良かったねえ、冬児♪大口開けた泣き顔も可愛いよ。
んでさ、あの厨房から出てきて、よかったなって言える隋州兄さん、どんだけできた人なのかしらー。さすがの唐泛もお礼を言いました。
で、ご飯シーン。
粉から麺を打って作ってますねえ。卵も片手で割ってぽんって。いいな、あれできないんだよな。それにしてもこれ仕事後ですよね。どれだけマメな人なんだろうか。うちにも欲しい、隋州。
そして、自分はとことん傍若無人なクセして、冬児にはきちんと挨拶させる唐泛。そういうこと、分かってるのにねえ。
これからは兄さんと呼べという隋州。いい兄貴だ。うん、スイダーガ(隋大哥)、タンダーガ(唐大哥)、って素直に言う冬児もいい子。ついでに大哥って言う唐泛に、隋州のいやーな顔も、わ、か、る。
更にお風呂。これはサービスショットと捉えても良いのでしょうか?隋州、さすがにいい体してましたね。湯舟に浸かってても薄ーい唐泛のほうは、見たら申し訳ない気になっちゃったけど。今後もこうして隋大哥の受難は続く、と。ご愁傷さまです。
さて、隋州もようやく唐泛を動かすにはご飯という餌を吊るして、仕事をしなければ、報告しなければ、食べさせないことだと気づいた模様。
で、唐泛を伴い、参内することになりました。
広ーい紫禁城の中、迷いそうですねえ。あちこち案内して貰ったあと、本当は直接皇太子に謁見したいという唐泛。一介の官吏が会えるわけはないのだけど、隋州がいればなんとか、してくれましたね。皇太后にお願いして。一応、唐泛が科挙試験で優秀だったことも皇太后は覚えてくれていました。
皇太子も大切な学友のため、韓草がいなくなった直前の話をしてくれます。休憩の時、万貴妃からの差し入れの緑豆汁が届いたが、皇太子は服用している湯薬との相性が悪いと言われ、自分の分も韓草に飲ませたと言います。
そこに万貴妃がやって来ちゃいました。ああ、皇太后と一触即発感ビシバシ。
井戸に身を投げた陳福林の情報を丁容から聞いていた汪植の元にも、皇太子の元に隋州と唐泛が来て、皇太后と万貴妃も揃っちゃった件の報告が上がります。間に立てるのは皇帝しかいないと、急いで皇帝の元に向かう汪植です。素晴らしい助け舟~。
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