タイトル通り、張楚嵐(ジャンチューラン)がかなり策略家の面を出してきた続編でした。
それにしても13話、短かったなー。「異人之下 アウトサイダーズ」の約半分ですもんね。27話だって、中国ドラマとしては短いほうだったけど。
それでも、この13話、いろいろと詰め込まれてはおりました。そして更に、3季に続く。
だー、いつ見られるかなあ。
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所感 ネタバレです
まず、短かったせいか、無駄なおちゃらけは、前回よりも少なくなってましたね。
あのテイストが好きだった方には、物足りなかったかもしれないけど、私にはこれくらいで丁度良かったわ。
ただ、ちょっと残念だったのは、諸葛青(ジューゴーチン)の中の人が変わっていたこと。
前半で、彼の内面がかなり描かれるんですよね。それを心配する王也(ワンイエ)との絡みも多かったからさー。

前回、ご先祖様諸葛亮も使っていた奇門遁甲をベースにし、諸葛家が得意としていた奇門の技で王也に負けたことは、時間が経つにつれてどんどん彼の中で大きくなっていったのかもしれない。
1季では、友達だよっ♪みたいな感じで終わってたのに。
そして諸葛青は、王也や楚嵐から見たら、ちょいと怪しい行動を取り続けることになるんだけど。
新しい演者さんに文句はないけど、王也と絡むと、どうしても1季の面影を引きずってしまった。
さて、物語はこんなふうに始まります。
“どこでも配達社”陸南(りくなん)区主任・廖忠(リャオ・ジョン)の遺体が発見された。使用された毒物が、まるで植物のように“成長”して体を内部から食い破ったかのような凄惨な状況であった。容疑者は“アルバイト”と呼ばれる特殊要員の陳朶(チェン・ドゥオ)。彼らの力を危険視した畢(ビー)取締役の発議により、本部は彼らを自分たちの指揮下に置くことを決定した…。
「異人之下 セカンドラウンド」maxam公式サイトより
各地区に一人ずついる特殊要員、アルバイトって立場は、徐三(シューサン)と徐四(シュースー)の父親、徐翔(シューシャン)が、馮宝宝(フォンバオバオ)を守るために作ったもの。
だから各地区の主任のみが監督するってことで、その素性は極秘扱いにできてたんだけど、この事件によって、畢取締役がアルバイトに対して強い疑念を持ち、全員を捕えて調査しようとするんですな。
本部に呼ばれた陸北支部の主任、徐四は、会議の場で必死に抵抗するんだけど。
それでも、社長が最初、結構頑張ってくれたのが有難かったわ。
コワモテ畢取締役(なんたって、慶余年の洪四庠だからっ(笑)に比べて、押しは弱そうだったけど、この人は昔の徐翔の事情に気付いてたっぽいね。
社長は逆に、この事件こそ、アルバイト達に任せるべきだと決定しました。
とはいえ、今回の任務の管理は全て本部が代行すると畢取締役。
そして社長も、アルバイト達が何か問題を起こした時は、アルバイト制度そのものを廃止すると。
だけど、アルバイト同士が一同に会したことはなく、全員が協力して事件解決に当たるのも初めて。
互いの正体を知ることに、徐三、徐四だけでなく、楚嵐も強い危機感を抱き、何がなんでも馮宝宝を守ることを第一目的として、陳朶の捜索に向かいます。
あ、陸北支部は、宝宝と張楚嵐、アルバイト2人いる?と思ったけど、楚嵐は社員だったのね。
集まったアルバイト達は、それぞれ癖が強くて凄腕なのは確か。
張楚嵐は馮宝宝のために、人が変わったみたいに警戒心を解かない。宝宝が次の標的にならないようにと、立ち回りを考えてたからなんだけど。
陸中の黒管児(ヘイグアンアル)が言ってた、いつアルバイト仲間が次の標的になるか分からないから、馴れ合いたくないって言葉は、全員の心の中にもあったんでしょうが。
後ろ暗かったり訳アリだったりするのなんて、みんな同じだけど、状況によっては戦わざるを得ないってのも、みんな冷静に納得してたと思う。しかもめっちゃ強い。味方としては、とても頼もしい人達だけど、敵対するとなると非常に怖い。
楚嵐は危機感を持ち続けたまま、時折自分が反対派の立場を取って、集団の中の「理性」として存在し、みんなの感情が陳朶にシンパシーを抱くように仕向けてたっぽい。任務のターゲットっていう上から目線ではなくて、自分も陳朶と変わらない、同じアルバイト仲間という同等の立場なんだと。
宝宝にも陳朶と仲良くさせてたし。
だから最後は陳朶のために、みんなで協力しちゃうくらいにまでなった。

命令だからと、有無を言わさず陳朶を排除したって前例ができると、次に危ないのは馮宝宝だと思って画策してる張楚嵐の行動が、一番怪しかったよね(^m^)
毒に冒されながら歩き続ける壮絶な陳朶の最期を、みんなは心を寄せて見守っていたけど、楚嵐だけは冷静に観察してましたもんね。一応、上手くいったかなと。
陸東の肖自在(シャオズーザイ)が良かったですよねえ。
めっちゃ怪しい登場だったし、強い相手に対峙したいって抗えない欲求があるから、自分はおかしいんだ、みたいなコト言ってたけど。
なんちゅーか、力のある異人なんだもの、全然アリだと思ったわ。前回の有象無象連中のほうがよっぽど危なかったもん。
畢取締役は結果だけを見て、狂暴性を抑えられない者とか言ってたけど、なんのなんの。
理性的なとこも情緒的なとこも、ちゃーんと持ってたわよ。
無邪気な宝宝を眺めて、ふっと口元に笑みを浮かべたりしてさ。いい感じだったわ。
黒管児も、逃げる時、楚嵐抱いて走ってましたよね。笑っちゃったよっ。
西南の球児(チウアル)も、東北の二壮(アルジュアン)に姿を見せないと信用ならないと言ったけど、事情を知ったら素直に謝るしね。
球児は、全性の夏(シア)って、前回京劇役者で出て来たじいちゃんの技が面白いからと言って、弟子入り?して教えて貰ってたらしい。だからあの派手な化粧と羽なのか(^m^)
その行動を、畢取締役は危険と捉えてたけど、この子にとっては敵方とか立場とか、どうでもいいんだろうなと思う。アルバイトとして縄付けられちゃってるけど、彼の感性が捉えた興味の有無まで、担当主任は制限してないんでしょう。この子を使うためにはと。
西北の老孟(ラオモン)も、戦闘要員タイプじゃないけど、独自の力を持ってました。
何よりこの人は、陳朶を最初に廖忠と一緒に助け出した後、廖忠に任せっきりにしてしまっていたから、その結果の現状に酷く罪悪感を抱えてたんだけど。
その思いは、みんなの感情を操作したい楚嵐にとっても、かなり有難かったみたい。
陳朶は、子供の頃から体に毒を入れられて、毒物兵器みたいにされてた子。人間らしい扱いもされていなかったから、感情も持たない人形みたいな子でした。
保護した後、廖忠は、とても親身になって、彼女が毒を制御できるよう訓練させ、勉強させ、感情を取り戻す訓練をさせてた。お陰で陳朶は、アルバイトとして任務に当たれるくらいまでになったんだけど、結果、束縛して利用していたには違いない廖忠は、陳朶の中に育っていた感情までは計り切れてなかった。
廖忠を慕ってはいたけれど、自分の体に巣食っている毒は、表面化の制御は出来ても、徐々に陳朶の命を蝕んでいたらしい。
そんな彼女が、碧游村の村長の馬仙洪(マーシェンホン)に出会ってしまい、治せると聞かされて希望を持ってしまっても、自由に憧れてしまっても、何も不思議ではなくてさ。馬仙洪の言うことは、妙に怪しいと判断できるほど、世間慣れしてなかった訳だし。
当然廖忠はそれを許そうとはせず、陳朶は自分の思いをないがしろにされていると思い、廖忠に原始の毒を注入してしまう。でも殺そうとしたんじゃなく、自分の解放と引き換えに解毒すると交渉しようとしたんだけどね。
それでも廖忠は最期まで頷かず、そのまま亡くなってしまったってのが真相。
多分普通の情緒を持っている子なら、ギリギリのところで助けたんじゃないかと思いはする。でも陳朶は陳朶で、廖忠に対して、自分はただの駒なんだと絶望してしまったっぽい。
そういえば、陳朶が可愛がってて昔の友達の名前を付けてた陳俊彦(チェンジュンヤン)ってワンコ、馬仙洪は大黄と呼んでたんだけど、あれ「蓮花楼」のワンコ狐狸精だったのかな。あの子も大黄って名前の犬でしたよね。
そういえばあのワンコじゃない陳俊彦は、本物の宇宙人だったんだとか?

ワンコの顔、判別つかず…
この馬仙洪ってのが、なんというか、悪人ではないんでしょうが。
異人じゃない一般人も「炁」を有するようになれば、人類みな平等だなんて理想論をぶち上げてたけど、ヤカラみたいなのにまで、異能を使えるようにしちゃうのはねえ。
本物の力の強い異人たちはみんな、心身の修行をした上で力を使っているってのに。
どこでも配達社は、異人は全人口の何パーセントまでじゃないと、世界の均衡が崩れるってシミュレーションまでして、管理してたのに。
修身炉は楚嵐が壊したけど、まだまだ謎は残ってる。
馬仙洪の記憶を奪って、修身炉を作らせた姉ってなんなのさ。
王也が気付いていて楚嵐と馬仙洪に言った、宝宝と姉から離れろってなんなのさ。
馬仙洪と会話した楚嵐だけが気付いていた本当の危機は、また甲申の乱に関係するらしいけど。
そういえば王也は元々、内景を見て、楚嵐がヤバイと思って前回現れたんだったっけ。
今回も、楚嵐ほどではないけど、馬仙洪も危険だと感じてたわね。
捕まった馬仙洪は、姉の手引きで逃亡。
馬仙洪自身は少し記憶を取り戻し、自分の記憶を奪ったのは姉だと気付いたけど、自分を操っていた彼女の本当の目的はまだ知らない。
ただ、宝宝のために楚嵐がしたことは、会社にとっては爆弾を抱えてしまったようなもんだった。
今までのように一匹狼の立場であれば、万が一の時は、捕獲者と獲物の形にできたけど、彼らに同族意識が芽生えてしまえば、彼らが団結してしまえば、会社の脅威にもなり得る。
そのことに、畢取締役の懸念が正しかったと社長も気付いてしまった。
楚嵐は社長と交渉して、馬仙洪の背後の黒幕を調査しようとしています。
ただ社長は、もし宝宝が脅威となれば、立場上庇えないと明言。更に内心では、宝宝が黒幕をおびき出す餌になると考えている。
ラストに出て来た、全性の初代掌門、無根生(ウーゲンション)。
ここで、王也が楚嵐と馬仙洪の内景で見たみたいな列車が出て来ました。
無根生は亡くなっていたっぽい宝宝を抱いて、列車で二十四節谷ってところに向かった。
無根生、王伝君(ワンチュアンジュン)でしたねえ。
3季もまた、面白くなりそうなんだけどーっ。
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作品情報
- 制作 2025年発表 13話 优酷
- 原題 「异人之下之决战!碧游村」
- 原作 「一人之下」米二
- 監督 许宏宇
- 脚本 陳仕澍
人物相関図





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