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猟罪図鑑 第15話「切り取られた顔」あらすじとネタバレ感想

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猟罪図鑑
画像出典 SHANGHAI LINMON PICTURES CO., LTD.
目次

あらすじ

高齢者詐欺の犯人逮捕に貢献した沈翊。杜城に改めて将来について問われるが、迷うことなく似顔絵捜査官としての道を選ぶのだった。北江分局で欠かせない存在になりつつある沈翊に、ある日、見合いの話が持ち込まれる。しかし沈翊は講義があり、代わりに杜城が見合いに行くことに。約束の場所に現れたのはある問題を抱えたモデルだった。

(C)2022 SHANGHAI LINMON PICTURES CO., LTD.

猟罪図鑑~見えない肖像画~ 2023.11.10現在のリンクです

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ネタバレ感想

胡志峰(フージーフォン)のいるホテルに単独で乗り込んだ沈翊。
お前は何者だと胡志峰にナイフを向けられ、地獄への案内人だと言って沈翊が見せたキャンバスには、髑髏が暗い渦の中に巻き込まれていく絵。

いやあ。ドラマだからね。胡志峰はちょいとその絵を見て、怯むけど。
一般的な犯罪者は、絵を見せられたくらいじゃ、何も響かないんとちゃうかなー。

絵に向かい、ナイフで突き刺してきた胡志峰。
瞬間、沈翊は笑うんだけど。
ナイフがキャンバスを突き抜けて沈翊に届く前に、胡志峰は飛び込んで来た杜城に取り押さえられました。
沈翊ってば緊張してフラついてるけどもっ。アンタ、こんな危ないコトして、瞬間ニヤリとした癖に、実はビビってたんかーいっ(笑)

胡志峰と張小雪(チャンシャオシュエ)は顔が似ていたらしい。
そうだったかな?
長年一緒にいると、口癖や表情が似てきて、表情筋やしぐさが似てきちゃうんだそうで。蒋峰(ジャンフォン)がこっそりとスマホ見ながら、偉そうにみんなに講釈たれてますが。
ほんっとに毎度この人ぁ。
沈翊がいつも専門的な知識で、すらすらと説明するのに感化されたんでしょ、そうでショ。
ともあれ、共犯者も判明し、無事逮捕となったようですよ。

許思文(シュースーウェン)は沈翊と一緒に、先生の家にいました。
母親の「夫の名は許意多(シューイードゥオ)」なんて付箋を見て、涙しています。
ケンカなどせず、もっと頻繁に連絡していれば、騙されなかったと呟いた許思文は、父さんの絵が欲しい、間に合うかと。勿論だと答える沈翊です。

追悼展の搬出の日、杜城は沈翊に、もしあの日、先生に説得されていたら?と尋ねました。
沈翊は、似顔絵師を続けると伝えていたよ、と答えます。
僕がいなくても警察は困らない、だけど僕の絵で、多くの人を救い、様々な悪に対抗できる。
僕の力も、ただ絵を描くより役に立つ。
沈翊の決意は固かったー。

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さて、無事に一件落着の後。
局内の廊下で電話を受けた杜城は、阿城~との声を聞いた途端、行かない!だって(笑)
電話はお姉ちゃんから。毎度パーティ等に誘われてるらしいよ。似合わないなー。

沈翊のほうは、菲(フェイ)さんに捕まって、見合いを勧められてました。
明日は講義があると逃げた沈翊は、そこでニヤニヤ眺めている杜城に話を振ります。杜隊長なら、明日は休みだ、と。
菲さんたら、誰でもいいのね。すっかり杜城が見合いに行くことになっちゃったわよ。
何溶月(ホーロンユエ)にまで、笑いながら頑張ってと言われちゃう杜城。お姉ちゃんの誘いは断ったのに、こっちはダメだったか(^m^)

だけど、どうやらこの話、ただ「誰でもいい」ではなく「腕の良い刑事なら、誰でもいい」だったみたいですわよ。

さて、翌日。
沈翊は、講義が始まってすぐ、趙暁旭(チャオシャオシュー)という学生を呼び、ステージに上げてヘッドフォンで音楽を聴かせながら、イメージを膨らませて風景画を描くよう指示してました。

その間に、学生達に彼の描いた絵を見せます。生徒間では一番評判が悪かったらしい、ちょいと不安になるような抽象画。生徒からのコメントには、彼の人格否定まで。
えー、そこまで?
不安定な気持ちでいる時に、それをキャンバスにぶつけたら、みんな結構ドロッとした絵になるんじゃないの?それを修了作品として提出するかどうかは別として。そこは確かに性格かもしれないけど(笑)

次に沈翊は、ホガースの「精神病院の放蕩息子」という絵を見せます。患者は誰かな?と。
身なりの確かな女性達は、患者ではないと学生の意見。正解でした。
当時、精神病院は参観料を取って公開し、運営資金に充ててたんですってよ。へえ。

と、そこで明らかに学生ではない、帽子を被った女性が手を上げました。
中央の半裸の人物は、絵の中で大きなスペースを占めている。タイトルにあるようにこれが放蕩息子で患者ではないのではないか、と。
これも正解。莫大な財産を相続しながら、賭博で一文無しになり、自殺を図って病院に送られた人なんだとさー。

で、ここからが沈翊の伝えたいことでした。
精神病院にいる者は異常なのか?
ホガースは、正常も異常も社会が決めたもの、社会は時に正常者を異常と断ずる、人は皆、他人を捌く権利を持つが、同時に常に裁かれていると言った、と。

猟罪図鑑
画像出典 SHANGHAI LINMON PICTURES CO., LTD.

そして、絵を描いていた趙暁旭のヘッドフォンを取りました。
彼はシューベルトのセレナーデを聴いて、風景画を描いていたんだけど。
それは、夜の睡蓮と舟の、とても静謐な絵でした。

さて、杜城のほうは、相手の女性が来るまで、ひとりで断り文句の練習してるよっ(笑)
そこに現れた女性、簫珊(シャオシャン)は、散水車をよけきれなかったと言って、髪を濡らしてました。だけど、予想以上に美人だったんでしょね、杜城の反応(^m^)

それでも杜城は、練習していた断りの文句を伝えてみますが、モデルの仕事をしているという彼女は全く怯まず。
濡れたから会社まで送って欲しい、着替えたい、寒いのと言われて、仕方なく車で送る羽目に。

沈翊の講義が終わり、学生達が帰る中、座ったままの帽子の女性に、沈翊は言いました。
似てます、杜城に。目元と性格も。
闖入者(笑)は、杜城のお姉ちゃんでしたよ。杜傾(ドゥーチン)さんというらしいよ。
にっこり笑って、さすがねと言ったお姉ちゃんは、警察官と並んだ姿は、狼の群れにいる猫のようだったけど、今日の姿は闘う画家だと言うのよ。

沈翊は、青いペンを白い紙の上に置き、何色に見えますかと聞きます。
薄い青に見えたペンは、黒い紙の上に置くと濃い青に見えました。
僕も同じ、どんな環境にいようと、ただの似顔絵師です。

弟が気に入る理由が分かったわと笑ったお姉ちゃんも、気に入っちゃったっぽいなあ(^m^)

で、一緒にお散歩してますよ。
杜家の事情を聞いてる沈翊。
若い頃の杜城は、分かり易く荒れていたこと。両親は多忙で子供に構う暇がなく、杜城は父親と話をしたいがために、校長先生の車を壊して親の呼び出しを狙ったこと。でも結局父親は秘書を寄こしたこと。

お姉ちゃんは沈翊に、杜城に刑事を辞めて欲しいと説得を頼んできました。
いやあ、お姉ちゃん、沈翊はそんなことしないよ。

お姉ちゃんは、杜城は警察学校受験を両親に反対され、反抗して意地を張って、家族の関心を引きたいために警察官になったと思い込んでる。
てかさあ、いくつだと思ってんのよ、弟。もうそんなガキじゃないでしょーよ。
杜城が警察官になったのは、雷一斐(レイイーフェイ)に救われて憧れて、決意したんだよ。
まあ、そんな話、お姉ちゃんにはしないだろうけどなー。

沈翊は、刑事になったのは自分のためだと思いますと言いました。
杜城は信念を貫く人間。己の直感、判断を信じ、決して妥協しない。人に左右されることもない。だからこそ、刑事になった。

お姉ちゃんは、30年側にいる私が弟を理解していないと言うのって言うけど。
だからさー、30にもなった弟なのよ?ただの反抗心だの、家族の関心を買いたいだので続けていけるほど、刑事は甘くないってことくらい、気付こうや。
いつまでも頭の上がらないお姉ちゃんに見せる顔と、隊長としての職場の顔は別よね。
確かに子供っぽいところはあるけどね。

沈翊、相手への理解の深さは時間では計れないって、言い切っちゃった(笑)
お姉ちゃん、よく怒り出さなかったね。

さて、簫珊を事務所まで送った杜城は、上がらない?と誘われて、話があるんだろうと言います。
店の室温は25度あった、寒くはない。故意にここに連れて来た。
見合いをしたのは、俺が刑事だったからだ、と。

おお、戸惑った顔で言いなりになったみたいに見えたけど、さすがだ、しっかり観察も怠ってなかったー。
簫珊はあっさりと認め、悪いと思ったけど、他に頼れる人がいなかったと。
連れて来られた事務所には、写真のパネルが置いてあり、全部、彼女の顔の部分だけが切り取られていました。

パネルは、有名なカメラマン曼迪(マンディー)という人の撮った写真展用のもので、必死でモデルを勝ち取ったのに、当日会場に入ると、自分の写真だけ、この状態だったのだと。それが3日前のこと。
写真展は中止になり、警察に通報もしたけど、新開発地区だったために監視カメラの設置もなく、犯人は見つからずじまいなのだそう。
会場は深夜0時に施錠されるので、犯人が忍び込んだのはそれ以前ということしか分かっていない様子。

杜城は、顔だけ切り抜くなんてまるで斬首だ、君に相当悪意がある、放置すると傷害事件に発展する恐れがあると言っちゃったから、簫珊はもっと憂鬱になるわね。
でもさあ。うーん。例えば、いけ好かない女の顔だけ切り取ってやれと思うのなら、あんなにキレイにカッター使ったりするかなあ。まるでスクラップブックに貼り付けるみたいな切り取り方。
恨みとか悪意なら、顔に下品な落書きするとか(笑)グチャグチャに切り裂くとか、しない?

だけど簫珊には、ライバルがいました。
舒浅浅(シューチェンチェン)というらしいんだけど、確かにライバル心満々で、こっちの方が相当ヤな感じの女じゃん。だけど、どうやらアリバイがありそう。
そこに、簫珊との契約を解除して、舒浅浅を専属に決めたらしい写真家の雷(レイ)先生って人が顔を出し、簫珊には目もくれずに出て行きます。ん?曼迪と雷って、同一人物?

簫珊は、絶対に舒浅浅だってプリプリしてるんだけどね。
その時、杜城は、簫珊を尾行して写真を撮っている男を発見。
上手いこと2人で角を曲がり、付けて来た男を捕まえます。カメコみたいなヤツだね、ファンらしいんだけど。カメラ小僧ってか、カメラ親父だよね(^m^)
男は連行されますが、簫珊、愛してるとか叫んでてキモイ(笑)
だけど、犯人はこのおっさんではなさそうです。

沈翊とお姉ちゃんが歩いていると、カフェにいる杜城と簫珊を見つけてしまいました。
沈翊が杜城の顔にヒゲつけるみたいにガラスにくりりんヒゲ描いて、外から2人で笑う(笑)
中の2人は深刻な顔で話し合ってるのにっ(^m^)
てか杜城、なんで姉ちゃんと沈翊が仲良く一緒にいるんだ?顔。

猟罪図鑑
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ということで、事件を考える頭脳が増えました。
写真を見てお姉ちゃんも、恨みかしらと言うんだけど、沈翊は、やっぱり切り口のキレイさに気付きました。本当に怨恨かな、と。

何やら本を見て興味深いと言った沈翊は、そのページを開いたまま、離席します。
気になった杜城がそのページを見ると、芸術家が写真を切り取りコラージュするのは、新たな価値と表現をー、なんて書いてありましたよ。

ふっ。沈先生、既に気付いてたけど、自分では言わずに、女性と一緒の杜城に花を持たせようとしたんだな?(^m^)

戻って来た沈翊に、面白いだろと言われて、杜城は、なんのことだとトボケてるけど、沈翊にはお見通しだよねえ。笑っちゃってるもんねえ。見たダロ、気付いたダロってな。

店を出て、お姉ちゃんは杜城の代わりに沈翊をパーティに拉致していきました(笑)
杜城は、簫珊に、周囲に芸術家はいるかと聞きます。
ま、アイツだよね、あのカメラマン。有名なのかもしれないけど、なんか妙にうだつの上がらない感じのさあ。

スーツを着せられて、パーティに参加させられている沈翊。
お姉ちゃんは、こういう場で積極的に顔を売り、交流を広げてるらしい。親の事業でも継いでるんでしょうか、それとも独自に始めたのかな。この人なら余裕でやれそう。
会場には、前回の事件で協力して貰った、銅城(トンチョン)社の陳舟(チェンジョウ)社長もいました。
にこやかに挨拶し合ってるけど、今、わざわざこの社長が出て来たってことは、今後、何かの事件にこの人、関係してくるんでしょね、多分ね。

簫珊は杜城と一緒に、カメラマン雷先生のところへ。
雷浩(レイハオ)ってのが本名で、曼迪ってのは芸名なんだろうか。
写真展の会場に行き、簫珊の顔を切り取ったのは、やっぱりコイツでした。
なぜと聞いた簫珊に、君への賛美だと杜城が答えます。

傍らのテーブルの上には、ハサミや糊、何かを切り取った紙片が散らばってました。
杜城は壁のカーテンに気付いて近付き、それを開くと、出て来たのは、コラージュした簫珊の写真達。
てか、いっぱい集め過ぎてて、キモーイ(笑)

コイツは、初めて会った時の簫珊の厭世的な雰囲気に惹かれたのに、簫珊は売れるために世間に迎合し始めたと言い出しました。
僕のミューズは永遠に心の中に仕舞っておく、だとよっ。

はー、身勝手な男だな。
アンタだって売れるための写真は撮ってきただろよ。あんな最低なモデルを専属にしてるくらいなんだから。騒ぎを起こして、頑張ってる簫珊の評判を落とすとか、あり得ないわ。
そんなに簫珊が大切なら、世間に迎合しなくても、自分の専属の仕事だけで食ってけて有名になれるくらいにしてやれよ、売れてるカメラマンなんだろー?
見た目のぱっとしなさは、こういう心根に繋がってたのね。

パーティ会場の沈翊から電話が入った杜城だけど、電話は、横から口出した酔っ払いお姉ちゃんの、早く来なさいで切れてしまいました。沈翊、事件の話もまともに出来ず(笑)
杜城は、簫珊の食事の誘いを断って、パーティ会場へ。
フロアで元気に社交しているお姉ちゃんには声をかけず、二階の回廊で飲み過ぎて休んでた沈翊のところに行った杜城は、無理するなって、そのグラスをさっと飲み干します。

見抜いてたろと言われた沈翊は、何でも悪意に取るから解決が遅れたと言いました。
刑事の習慣だ、仕方ないと苦笑いする杜城に、沈翊は、昔からの悪癖だろと。
人の関心を引く時も最悪の方法を取る、て(笑)
やーっぱり沈先生、言う時は結構辛辣よねー(^m^)

お姉ちゃんから聞いたかと気付いた杜城は、優しくされても従うなよ、俺の友達をすぐたらし込もうとすると言いました。
沈翊ってば、僕も友達か?と。
杜城が意表を突かれて返事ができないうちに、沈翊はお姉ちゃんを見下ろして、やり手だな、どんな場面でも堂々としてると言います。

杜城は、姉貴は万能だが俺を心配し過ぎると言いました。
怖いもの知らずの杜城でも、お姉ちゃんだけは例外なんだってよ。
子供の頃に、ケンカ相手が大勢家に押し掛けたんだけど、お姉ちゃんの名前を聞いただけで、みんな逃げてったんだとか。おまえは運がいいと言って(大笑)
子供の頃から周囲を牛耳ってきたのか、お姉ちゃん(^m^)

姉の自慢かと沈翊は笑い、確かに運がいい、特別な絆を皆が持てる訳じゃないと。
そうだなと言った杜城。
姉貴に、蒋峰(ジャンフォン)、李晗(リーハン)、何溶月(ホーロンユエ)、閆(イェン)さん、張(チャン)局長。それに、お前もいる。俺たちは友達で仲間だ。

自分の名前が出てこなかったから。
沈翊はちょいと俯いてたけど。出て来て逆に驚いたかなあ。
だけどやっとねー。やっと言葉で伝えて貰えたわねー。

今回は絆の回、かな。
お姉ちゃんも杜城と沈翊も。そして多分あの社長、今後何かありますよっていうね。

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