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猟罪図鑑 第13話「三ツ目の犯人」あらすじとネタバレ感想

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猟罪図鑑
画像出典 SHANGHAI LINMON PICTURES CO., LTD.
目次

あらすじ

沈翊は鳳池(フォンチー)派出所の管轄で起きた性的暴行事件の被害者・柳小葉(リウ・シャオイエ)と言葉を交わす。犯人には目が3つあったという彼女の証言に周囲は幻覚を疑うが、沈翊は小葉の言葉には根拠があると確信。派出所の警察官・小劉(シャオリウ)と共に、犯人の似顔絵作成に取り組む。自分の絵に自信を持てない小劉の姿に、沈翊は絵を学び始めた頃の自分を思い出す。

(C)2022 SHANGHAI LINMON PICTURES CO., LTD.

猟罪図鑑~見えない肖像画~ 2023.11.10現在のリンクです

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ネタバレ感想

眼鏡をかけて白衣を着て、回復の様子を見にきただけと穏やかに言う沈翊。最初こそ怯えていた柳小葉(リウシャオイエ)も、事件のことには触れない沈翊に、徐々に話を始めます。

だけど見てる私はですね、檀健次くん、やっぱ紙一重だなーと思った(笑)
このまーんま、豹変してやばいモラハラ夫とか、めっちゃ似合いそうなビジュアルだよねえ←
軍師連盟の司馬昭なんかも、カワイイ顔しておまっ…って感じでしたものね。
え、ええ、役者としての幅というコトで(^m^)

彼女がどんな考え方、感じ方をするのかを、少しの会話で理解した沈翊は、何もかも良くなるよと言葉を残して出て行きます。
感性寄りの言葉が多かった柳小葉だけど、判断能力等々に異常は感じられなかったもんね。

病室を出た沈翊は、廊下で待っていた小劉(シャオリウ)に、絵を描こうって。
それにしても、小劉がすごいんだよ。柳小葉の言葉を全て丸暗記してる。そう詳細ではないその言葉から彼女が描いたあの絵だって、かなり素晴らしい出来のはず。なのになんで上司の所長はそれに気付かないんだか。だから、小劉、なかなか自信が持てないみたいだよね。

その頃、北江分局に、沈翊の絵の先生だという許(シュー)先生がやって来ます。
本人は不在と聞き、沈翊の絵が見たいと、杜城に部屋に案内して貰う許先生。
部屋の作品を眺めながら、一番優秀な生徒だった、本当に残念だと。
先生は、行かなくては、と言って、沈翊を待たずに帰っていきました。

それぞれのパーツを別々に描いていた沈翊は、一人の顔ではないことに気付いてましたよ。
話して分かった柳小葉は、見たままの特徴を話すタイプではなく、直感重視で感受性が強く細部や大きさに拘る傾向。更に幻覚剤の影響で知覚が拡張され、時間と空間の感覚が曖昧になっていた。
つまり、集団暴行。

猟罪図鑑
画像出典 SHANGHAI LINMON PICTURES CO., LTD.

沈翊は、それぞれのパーツをちぎって小劉に組み合わせさせ、不足分を解剖学の観点等で予測しながら、3人の男の絵を描かせます。
その手順を説明しつつ、沈翊は自分が子供の頃、絵の先生に指導された時のことを思い出してました。
沈翊の教え方は上手いと思うんだけど、こんなふうに教えられたから、こんなふうに教えられる、そんな感じの映像だったんじゃないかなー。
小劉にとっても、似顔絵警察官として素晴らしい学びになったでしょうね。

小劉の描いた絵を、沈翊が描いたものだと誤解した所長は、大絶賛。
小劉、しっかり学べ、なんて偉そうに言うんだけど、実は小劉が描いたんだと知り絶句。沈先生の教え方が上手いんだと、言い訳がましく言うのを、ニコニコとうんうんと頷いてる小劉がカワイイ。
所長、悪い人じゃなさそうなんだけどねえ。小劉もそれは分かってるっぽいし。理不尽ないじめとかはしないものの、ぺーぺーのお嬢ちゃんを、その実力だけでは認められないタイプなんだね。

当日のコンパに出席していた男子学生を全員集め、所長が似顔絵と照らし合わせて連行した3人は、全員自供したらしい。計画犯。幻覚剤も見つかり、単独行動の多い柳小葉を狙い、犯行後の痕跡も消したんですってよ。ケッ。

ただ、最初に小劉の描いたパステル画にあった傷跡や涙型のシミは3人にはありません。
沈翊は、余計な部品が、何か別の記憶が紛れ込んでいると気付きます。

第四の男がいると、絵に手を加え始めた沈翊だけど、浮かび上がったのは蝶の絵。
これで蝶の絵をあぶり出すのはだね、ま、超人的でしょうよ。
沈翊の見えない力ね、この人にしかできないわってことで、納得するところ←

病室にいた柳小葉の母親に、蝶の絵を見せ、柳小葉に見せたいと言うと、母親は顔色を変え、やめてくださいと言います。
蝶は柳小葉のトラウマだったらしい。
というか、子供を狙ったもっと卑劣なヤツが隠れてたー。

母親が仕事をしていたので、放課後、課外授業を受けていた柳小葉。そこで蝶の標本を集めている男に乱暴されてしまった模様。コイツは教師じゃないのかな。個人塾みたいなものなのかな。
浮かび上がった青い蝶の絵は、その教室の壁にあった大きなオオルリアゲハみたいなオブジェ。
犯人が分かっていても訴えなかったのは、小葉に性被害者のレッテルが貼られてしまうから。母親はただ、引っ越すしかなかったと涙します。

沈翊は、保護者の多くは世間の目を気にして表沙汰にしないけど、恐れは悪人をのさばらせると言いました。
勇気を出して協力してください。子供達を犯人から守るために。そして小葉にも笑顔が戻るように。

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犯人の男は、未だのうのうと蝶の標本を展示してましたわよ。
沈翊は珍しい蝶を見てちょいと知識を披露し、男を喜ばせてから、ガラス棚の中のトレーを勝手に取り出します。
標本さ、ガラスの棚に入ってはいたけど、普通はトレーもガラスで蓋してないか?風で壊れて飛んでしまうような、繊細な羽なのに。あ、温度湿度紫外線管理のガラスケースだったのかな?

慌てた男に、警察を呼ぶぞと言われて、さっと公安の身分証を見せる沈翊。
呆然とする男の前で電話をし、見つけました、必ず厳罰にと言ってから、そうだ、小葉に宜しくと口にします。それを聞いても、男はピンとはきていない模様。たくさんやらかしていて、いちいち何年も前の子の名前なんて覚えてないんでしょうね。ケッ。

ここへ来たのは解放するためと言って、沈翊は手にしたトレーを窓の外の外気に晒します。
標本の蝶たちは、バラバラになって風に乗って散らばっていきました。

北江分局では、前回杜城が沈翊の部屋で描いた絵が、なぜか張り出されてましたよっ。
酷い絵だとみんなが笑う中、沈翊がやって来て、これは僕かな?と。
特徴を掴んでいる才能があると言われて、喜んじゃった杜城だけど、冗談だと一刀両断。
ふっふ。沈翊先生、ちゃんと冗談で意地悪もできるのね、笑顔のままで(^m^)

部屋に戻った沈翊に、杜城が許先生が来たことを知らせます。
すぐに電話しても、先生は出ませんでした。
絵をやめ、警察官になる時のメールのやり取りを見返す沈翊。
才能を惜しんでくれた先生だったけど、自分で決めたことだと、当時の沈翊はその手を振り払ってました。まあなー、あんな事件に巻き込まれちゃったからなあ。

路上で壁に落書きしていた子供の沈翊の才能を認め、絵を教えてくれた先生の記憶。
先生から基礎をきちんと学び、その才能を開かせて貰ったんだね。本当に慈しんで貰った記憶。

もう一度電話をすると、出た相手は、電話の所有者は海で溺死した、家族をご存じですかと言いました。

その余りの憔悴ぶりに、北江分局のみんなも驚いてますよ。
何溶月(ホーロンユエ)の元で検視結果を聞き、入水自殺だと説明されて、遺体と対面。
自分のことで精一杯で会いにも行けなかった間に、こんなに老いていたのかと、涙します。

部屋ですっかり動かない丸い背中を見ながら、勤務できる状態じゃないから帰宅させてと何溶月。
気持ちは分かる、俺も同じだったと杜城。
だけど何溶月は、あなたとは違うと言い切っていなくなったー。笑っちゃったー。
杜城はその棘?に気付いてなさそうだけど、そういうトコだよ(^m^)
アンタと違って、沈翊は繊細なのよっと、言い捨てられたのよっ(笑)

でも杜城の心の中には、別のことが渦巻いていた模様。
あの時、杜城は許先生に、沈翊を自由にしてくれ、芸術に返してくれと言われていました。
で、すみません、無理ですと即答してた。

猟罪図鑑
画像出典 SHANGHAI LINMON PICTURES CO., LTD.

才能を評価するは分かる。でも彼には人の本質を見抜く力がある。ただの似顔絵師じゃない、優秀な警察官としての才能がある。そして彼はこの仕事を愛している。あなたにも分かっているはず、教え子の選択を尊重すべきでは?と。
ひゃだ、杜城、すんごい沈翊をかってた!

沈翊は家にも帰らず、先生の最期の場所となった海の絵を描いてました。
砂浜に残された、奥さんの車椅子も。2人は一緒に海に入ったのね。
杜城が来て、あの日先生は絵を続けろとおまえを説得に来たと伝えました。

翌日、先生の家に向かう沈翊と、後ろから見守るように少し離れてついて行く杜城。
玄関の鍵の隠し場所まで知ってる沈翊。昔からずっと同じところだったのね。植木鉢の下。

家に入ると、沈翊が自分の作品を焼いた時の、先生の怒りがフラッシュバック。
お前が焼いたのは、私がお前を育てた10年の歳月だ、失望したぞ、と。

うーん。気持ちは分からないでもない。
この子こそと見込んで、手塩にかけて育て、素晴らしい才能を開花させた弟子。
だけどその想いまで、弟子が一身に背負わなくてはならないものなんでしょうか。
当然恩義は感じていたとしても。本当にその才能を惜しんだのだとしても。
そこまで言われたら、呪縛としか。

家の中には、ボケが進んでいた奥さんのための付箋がいっぱい。
「夫の名前は許意多(シューイードゥオ)」とかね。
子供の頃の沈翊と一緒の写真も、だいぶ大人になってからの沈翊と一緒の写真も、飾ってありました。
ボケてしまった奥さんが、沈翊を息子の思文(スーウェン)だと思い込んじゃってたこととかも思い出して。

だけど、先生のアトリエに入った途端、沈翊の表情が少し変わります。
目に入る絵は、自分が昔描いたもの。
布のかけられていたキャンバスの絵には、自分のサインがしてありました。
そしてそれはあの時、沈翊自身が焼いてしまったものだった。

模写なのだとしたら、サインまでは真似ないよね。
先生は、弟子の沈翊の絵の贋作を作ってたってことか?

何?もしかして、お金?
先生の自殺にも関係してくるんでしょうねえ。
や、弟子、さらに辛くなるね…

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