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「寧安如夢」見ごたえあったのよ、黒リンホーは。ただ前半はちょっと情報取っ散らかってて分かり難かったなー。

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寧安如夢
画像出典 百度百科

冒頭は、権謀術数を駆使して皇后にまで上り詰めたヒロイン姜雪寧(きょうせつねい)が、皇帝の死後、昔馴染みの謝危(しゃき)や燕臨(えんりん)の蜂起により、今までの人生を後悔して、もはやここまでと自決するシーン。
だけどそれは、白鹿(バイルー)演じる作家が書いている小説の中のお話。
作家は、ヒロインをこんな結末で終わらせたくないと、過去に回帰させ、同じ轍を踏まないよう、ヒロインのせいで不幸になってしまった人達を守るべく、奮闘していく話にしていきます。

作家と姜雪寧を、白鹿が演じているので、ちょっと誤解し易いんだけど、作家が小説のヒロインに転生しちゃう訳じゃない。そういうの、今までもありましたけどね。
あくまでも小説のお話が映像になってるってことですよね。最後にアレ(^m^)はあったけど。

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目次

所感 ネタバレです

面白かったんですよ。
面白かったのは間違いないんだけど、様々、尺のバランスが悪過ぎやしませんかい?ってのが、あっちこっちに散見。
ちょっと文句ばっか続いちゃうかもしれません。

寧安如夢
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姜雪寧皇后バージョン

回帰ものなので、過去と現在の映像が混在するんだけどね。
これがまた、めっちゃ分かり難かった。ほぼ半分近くまで、んー?どゆこと?がいっぱい。
これを書くのに序盤をもう一度ざっくり見て、やっと理解、みたいな。
その分、後半は結構な駆け足サクサク。

過去を小出しにし過ぎなんじゃないのー?
18才かな?その回帰ポイントまでの関係性は、回帰前後で変わらない訳だよね。
ならば、過去と現在とで共通している部分、せめて雪寧が田舎から都に出て来る時、なぜか謝危が同行して、その道中、何があったのかだけでも、4年前の回想シーンとして、まとめて見せて欲しかった。
あんな、切れ切れじゃ、意味分からんがな。謎を引っ張ろうとし過ぎて、視聴者置いてきぼりよ。

それにさ、隠したかったのはこの時、謝危がうわ言で呟いた言葉だったんでしょうけど、序盤でそれが分かったところで、謎は謎として残ったと思うんだよね。訳アリなのね、この人、みたいな感じで。
どうしても隠したいなら、言葉だけ有耶無耶な描写にするだけで良かったんじゃないかね。
謝危が訳アリ人物だなんて、回帰前の自決シーンでも、回帰後、4年後に姜家で雪寧に会ったシーン周辺でも、充分伝わってくるんだし。

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それとね、序盤の雪寧、ビビリ過ぎ。
回帰後、最初に謝危に会った時は、本人にしてみれば、ついさっき、目の前でコイツに殺されたようなもんだったってことなんでしょうけど、その後は、も少し落ち着け!だったよねえ。
それも、回帰前の記憶があるなら、回帰後は、実年齢プラス数年の経験値がある訳でしょう?しかも、陰謀張り巡らせて皇后にのし上がったってくらいの女だったんだから、ちょこっと近付かれただけで、ひえ~!みたいな反応、あり得ないわ。

あんまりにもビクビクするもんだから、逆に謝危に不審がられて警戒されて、必要以上に脅されるっていう悪循環。
その他の要注意人物に出会った時もそう。相手は公主だってのに、頭も下げずにじっと見据えてたり。そういえば、謝危にも、固まっててロクに挨拶できなかったわね。
回帰してくるまでの雪寧が、田舎者の出来損ない令嬢で通ってたとしても、アンタ、そんなんでどうやって周囲を蹴落として皇后にまでなれたの?と思っちゃいました。

なのに、自分が陥れて報復は受けてたらしい燕臨に対してだけは、結構自然なんですよねえ。
燕臨は何としてでも助けたいチームだったからなのかもしれないけど、燕臨だって謝危と一緒に皇宮に攻め込んで来たじゃないのさ。なんで謝危だけを、悪の親玉認定してビビッてるのか。謝危だけ、回帰前も背景が分からなかったからかもしれないけど。

あ、冒頭、皇宮に進撃してくる燕臨は、一瞬、陳哲遠(チェンチョーユアン)に見えてしまった。
通常シーンでは全然違ったけど。

寧安如夢
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ってな訳で、雪寧の頭が切れるはずの設定に、序盤はちょいちょい首を傾げてました。
ちょっと前に、「墨雨雲間」の薛芳菲(せつほうひ)みたいな人を見ちゃってたからかなあ。

「墨雨雲間」といえば、こちらの王星越(ワンシンユエ)も楽しみにしてたんですけど、うーん、とにかく真面目で愚直な官吏役だったので、あんましパッとはしなかったなー。
ヤンデレ黒リンホーの印象が強過ぎたからかもしれない(笑)

何よりまず張遮(ちょうしゃ)は、立ち位置が分からないんですよ。過去の雪寧との関係性が。
真面目で清廉な官吏なのは確かで、だけど過去では、皇后雪寧を信じ、口車に乗せられる形で動いたことで陥れられ、斬首だったっけ、宣告されて牢に入れられてました。

この時の彼には、密かに皇后雪寧への想いがあったから、自身の信念を捨ててでも雪寧の望みを叶えて手を貸したってコトなんですかね?でも、さほどの描写はなかったよね、握りこぶしが映ったくらいで。
回帰後は、関係性も変わってるので、確実に想いを寄せてました。謝危にめっちゃ阻止されてたけどね。

それにしても、おんなじ顔なのに「墨雨雲間」蕭蘅(しょうこう)の時の傲岸さが影も形もないんだから、役者ってすんごいね。

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雪寧自身の張遮への想いも分からなかったのよ。
過去、彼を騙して裏切った罪悪感だけなのか、過去の時点で既に気持ちがあったのか。
でも、想いがあったのに、相手が処刑されるような陥れ方、する?最期に命乞いはしたけど。
そこら辺が分かり難いのに、回帰後は、ちょっと異様なくらいの接近の仕方をする。
堅物張遮が、金継ぎみたいなのしてるところに、わざとべったりくっついてみたり。その態度、一体何がしたいん?
皇后にならない今回は、張遮を狙ってもいっかなーみたいな、浅はかな女にしか見えんかったよ。

寧安如夢
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この前かな、べーったりくっついて、張遮に避けられたのは。

自分のせいで罪を背負った相手を、今度こそ守りたいと思うのなら、節度を保って付かず離れず見守って、危険には極力近付けないように、みたいなコトにならない?
だって謝危にロックオンされてる雪寧自体、危険物(笑)なんだからさあ。
回帰後、想いを寄せたんだとしても、あんなに粉かけといて張遮がその気になって近付いて来たら、焦って切り捨てるしさ。まーた、ちょいと可哀そうなコトになってるじゃないの、アナタのせいで。

ご学友エピや、平安王周辺エピが長かった割に、全体的に描写不足が多かったですよねえ。

本当は側女の娘だったけど、雪寧と入れ替えられて嫡女として育ってた雪蕙(せつけい)に関してもそう。
この子、かなり大した娘なんですよ。

そんな境遇だと知れば、どう考えたって内心は動揺しているはず。そこに感情的な雪寧が現れて、ケンカ売るような刺々しい態度を取られても、感情を露わにすることなく淡々としていられる。
実母のことも、口には出さずにただ仏堂で祭っているだけ。本当は聞きたいこともあるだろうに、様々考え合わせればと、それすらも口に出さないと決めている賢明な周到さ。
本妻はむしろ雪寧にそっくりなくらい感情的で口の過ぎちゃう人なんだけど、そんな母親に育てられたにも関わらず。
回帰後、雪寧自身、雪蕙こそが皇后の器だったんだと納得したシーンがありました。

過去では、後に皇帝となる皇太弟、沈玠(しんかい)と雪寧は結婚したんだけど、これは姜家刺繍入りの雪蕙の手巾を、沈玠が雪寧のものと誤解したのに乗っかって近付いたから。沈玠の雪蕙への淡い想いを身代わりになって奪った。
これだって、姜家嫡女の立場を雪蕙に奪われたんだから、みたいなことが根底にあったのかどうか。

でも回帰後は、雪蕙も沈玠を想っていたことを知って、アンタにも居場所を返すと雪寧が後押しする。彼女は今後、皇后への道を歩んでいくんでしょうけど、終盤、ほぼいなくなってたよね?
まあ、回帰後終盤の雪寧と謝危にとっては、そちらはそちらでお幸せにってだけだったのかもしれませんが。

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家にまで乗り込んで助けた尤(ゆう)家の庶子、芳吟(ほうぎん)もそう。
過去では、悪辣皇后雪寧に最後まで忠実に仕えてくれていた人。
回帰後、尤家と聞いて芳吟を思い出した雪寧が会いに行くと、彼女は庶子として、使用人にまで虐げられて死にそうな目に遭ってた。これは過去でもそうだったんでしょうが、そんな子がどうやって生き延びて、皇后付きの侍女になれてたんだろうか。

過去、自分を見捨てないでいてくれた芳吟を、雪寧は回帰後、尤家の嫡女、尤月にケンカを売ってまで助けます。
お金を渡して投資をさせたら、芳吟は努力して商売の才を発揮し、流れで牢に入れられることになっても、雪寧への恩を忘れない真っ直ぐで健気な子でした。
牢って言っても謝危のお陰で待遇は良く、謝危の仲間の呂顕が探りを入れがてら商売を教えに来てくれたりして。意気投合した2人は結婚することに。
不遇女子が、雪寧に貰ったきっかけを生かして、頑張って掴み取った幸せだったのに。
しばらく出て来ないなーと思ったら、雪寧達を邪魔に思う黒幕に捕まって殺されちゃうとか。
助けたいと思った人達を全員救えるとは限らなくても、これはカワイソ過ぎたわ。
過去では謝危たちは、侍女だの宮女だのは歯向かって来なければ殺さなかったと思うもん、多分。

とまあ、挙げだしたらキリがなくなるので、この辺りでいっか。

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やっぱり、見ていて一番面白かったのは、黒リンホーでしたね。
今まで見て来た彼の役は、普通に様々恵まれた主役か、高貴な立場でも不遇な当て馬的二番手かのどちらかでした。
でもこのドラマでは、男主ではあるものの、だーいぶ捻りが入っています。

皇帝に信頼されて小師という立場で朝廷にいる謝危は、訳あって出自を隠している。
20年前、帝位争いに負けた先帝の弟、平南王が送り込んだ間者として朝廷に入り込んでるんだけど、本当は逆の立場。平南王と薛家に恨みを持ち、薛家と対立している燕家を守ろうとしてる人物。

燕家が薛家に陥れられることになった時、燕家の当主、燕牧は、謝危の正体に気付くんですよね。言葉にはしなくても。
謝危は20年前、平南王に殺されたはずの姉の息子、薛定非だと。
謝危は、薛家と燕家の血を引く薛家の嫡男で、実の父親や真っ黒な薛家を恨んでた訳です。

寧安如夢
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ママの思い出の木

20年前、平南王が蜂起した時、逃げ遅れた当時の皇太子で現皇帝の沈琅と当時の薛皇后。
平南王は皇太子を捜し、雪の中、周辺にいた子供達を300人も捕えた。
偶然、皇宮に遊びに来ていた薛家の嫡男、薛定非は、罪のない子供達と従兄弟の皇太子を守ろうとして、自分が皇太子だと名乗り出たのに、それを外から見ていた薛家の当主薛遠は、息子を見殺しにし、薛遠の対応のせいで、子供達も全員、殺されてしまった。
平南王の軍隊は、薛家と燕家によって退けられたけど、薛定非の母親はそれをきっかけに病に倒れ、燕家に戻って亡くなってしまい、以降、薛家と燕家は袂を分かっていた。

薛遠は、嫡男ではなかったものの、燕牧の姉を娶ったことで燕家の支持を得、薛家の当主になれていたのに、すぐに後妻を貰って7か月で薛姝が出来たっていうね。
そりゃ、燕家にとっては、随分とバカにされた話な訳です。

死んだとされていた薛定非が生きていて自分が保護していると、平南王から手紙を貰った燕牧は、大事な姉の忘れ形見が生きているのかと、どうしても無視できず、逆賊平南王とやり取りをしてしまう。
それを盾に、薛遠に陥れられちゃうんだよなー。

実は生き残っていた薛定非は、平南王に対しても薛定非の身代わりを立てていて、自分はあくまでも謝危として平南王の間者を装ってた。4年前に都に出て来るまで、長年平南王の元で信頼を得てたってことだよ。臥薪嘗胆もいいところ。

でも、この人がどうやって生き延びたのか、平南王の元にいつ頃、どうやって謝危として近付いたのか、そこら辺、全く記憶に残っていません。見返そうとしても、回想は細切れなので、探すのヤんなっちゃったのよ。

20年前の雪の日の出来事のせいで、この人、寒さや雪で離魂病を発症してしまうんだよね。
4年前に、雪寧と共に都に向かう道中も、そのせいで不穏な言葉を吐いたのを、雪寧に聞かれてしまってた。だけど雪寧は、その時に自分の手首を切り、謝危に血を飲ませて、命を救ってた。

寧安如夢
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だから謝危にとって雪寧は、自分の本性や病を知られている危険人物であると同時に、命の恩人。
それまでは、田舎者の少し足りない娘と侮って放っていたけど、回帰後の雪寧が、盗みを働く使用人をやり込めたのを偶然目にしてしまい、こりゃ、思ってたんと違う、余計なことに気付かれるとまずいなと思うようになって、ロックオン。

あー、ややこしい。

だから、黒リンホーではあっても、悪人って訳じゃないのよね。
元々7才(だっけ?)で、無辜の命を救うために自分が身代わりになる決断が出来たくらいの子。
だからこそ、この20年の間に、燕家を守ることと薛遠と平南王への復讐を胸に、手段を選ばない冷酷さも身に着けてきた。
それでも、過去も現在も、危険視はしていても、命の恩人の雪寧を殺そうとしたことはなかったらしいんだよねえ。冒頭、皇后雪寧が自害した時、ちょっとショックを受けた顔してたし、死んでしまった雪寧は知らなかったけど、謝危はあの後、自分でも自害していたらしい。だよね、確か。
なら、悪辣な皇后になってしまった雪寧に、特別な想いも持ってたんですかね?
そこも分かり難かったのよなー。
そして殺す気はなかったってところを、雪寧はずーっと誤解してる訳だから、こちらもややこしい(笑)

あれ、どうしよう。結構面白かったと言ってる割に、文句ばっかになっちゃった。

それにしても、雪寧と結婚した謝危、息子に厳し過ぎですわよっ。
自身がちゃんとした父親像を知らずに育ったんでしょうけど、あんなん続けてたら、息子だけ、ヒネるぞ?(笑)なんたって、アナタと雪寧の息子だ、何しでかすコトやら~になりませんように(^m^)

あ、そうそう、前回見た「度華年」の時から気になっちゃってたんですけど、リンホーくん、唇のすぐ下のところに、不思議な皺が入るのよね。
これ、年齢を重ねてもっと目立つようになったら、更に悪役ちっくな表情も似合うんだろうなと思います。今回の謝危の、目がいっちゃってる芝居もそうだったけど、今後の役柄の幅がぐーんと広がったのではないでしょうかねえ。

ラストの小説家白鹿のところに来る若者リンホーは、実年齢より若めに見えるかわいらしさでございましたよ。それ見たら、ちょこっと肩の力が抜けました(笑)

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作品情報

  • 制作 2023年発表 38話 爱奇艺
  • 原題 「宁安如梦」
  • 原作 「坤宁」时镜
  • 監督 朱锐斌、蓝志伟、古志威
  • 脚本 任庄柳、闫沫伊

人物相関図

寧安如夢 人物相関図
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