今のところ日本の動画配信サービスで見られる作品のみの記事です

慶余年 第46話「影の人物」あらすじとネタバレ感想

当ページのリンクには広告が含まれています。
慶余年
画像出典 Tencent Pictures Culture Media Company Limited/New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.
目次

あらすじ

帰国の途についた范閑(ファン・シエン)たちを待ち伏せていた沈重(シェン・ジョン)。言氷雲(イエン・ビンユン)に襲いかかる沈重だが、妹がとっさに言氷雲をかばい剣を受けてしまう。思わず抱き起こす言氷雲。剣を捨てた沈重は内庫の不正に加担した人物の名を范閑に告げる。こうして禁軍に連行された沈重を上杉虎(シャンシャンフー)が待ち受けていた。その後、范閑と言氷雲にはある人物から手紙が届き…。

(c)Tencent Pictures Culture Media Company Limited/(c)New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.

「慶余年」視聴はこちらから(U-NEXT) 23.5.27現在のリンクですU-NEXT

U-NEXTU-NEXT

ネタバレ感想

范閑を待ち受けていた海棠朶朶(ハイタンドゥオドゥオ)は、荘墨韓(ジュアンモーハン)が逝ったと告げました。今朝、臨終時に呼ばれた海棠朶朶は、荘墨韓の目録を范閑に渡して欲しいと頼まれて来たらしい。
蔵書を全て范閑に託すと、馬車の中にはたっくさんの書物。
海棠朶朶は、つまりおまえに文壇を任せるってことだと言います。

二度会っただけだと范閑は言うけど、海棠朶朶は、文道とは心で継承されると。
先生は最期に、己の道を進めと范閑に言い残したらしい。
范閑は、昨夜会った時の荘墨韓の言葉をたくさん思い出してる。
楽しく愉快に生きろ、とかも言ってくれたのね、とってもいい笑顔で。

范閑は、馬車の蔵書に向かって、とても丁寧に頭を下げました。
さらばだなと言う海棠朶朶に、また会うことになると范閑。
海棠朶朶は、司理理も来てるって。え。
捜すな、ですって。隠れて見ているらしいよ。竹林の中に馬に乗った白い女性がいますな。

そこへ、早く逃げてと駆け込んできたのは、沈重(シェンジョン)の妹でした。
言氷雲(イェンビンユン)の馬車を叩き、兄が命を狙っている、早く逃げてと。
そこに現れた黒装束達。
逃げる馬車の上に、沈重も飛び乗り、馬車の車輪が壊れます。ええ!?
今までそんなこといっぱいあったでしょうに、馬車、そんなに弱いのー?

馬車の上の沈重は、国難だ、南慶人は皆殺しにと叫びます。
どうかしてると海棠朶朶。

ただそこには司理理も来ていたので、護衛の禁軍もいて、刺客達と戦い始めました。
更に范閑も海棠朶朶もいるので、まあ制圧は時間の問題ではあったんでしょうが、沈重も捨て身だからねえ。言氷雲は馬車から弾き出され、沈重と直接戦う羽目に。

それなりに戦えてはいたけど、まだまだ怪我人ですからね。飛ばされてしまったのを見て、急いで范閑が向かおうとするものの、間に合わず。
剣を向けて突進して行く沈重。
咄嗟に言氷雲の前に立ちはだかったのは、妹でした。
沈重の剣は、妹に刺さっていました。

驚きもせず剣を引き抜いた兄貴と、彼女を抱き留めて、大丈夫だ、私が助ける、死なせないと涙を流す言氷雲。それでも早く逃げてと口走る妹。
全くさあ、国のため国のためってのも分かるけど、兄貴よ…

慶余年
画像出典 Tencent Pictures Culture Media Company Limited/New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.

沈重が2人に向けて、更に振りかぶろうとした時、范閑が飛ばした荷馬車が沈重に向かって飛んできます。
屋根の上で、范閑と海棠朶朶2人を相手にする沈重。ま、無理だろう。
他の刺客達も禁軍に制圧される中、屋根から落とされた沈重も膝をつきます。
天は我が斉国を見捨てるのかと叫んだ沈重は、剣を投げ捨てました。
東屋の中では、妹を抱いたまま、言氷雲がふるふると怒りと悲しみで震えとりま。

范閑に歩み寄ろうとした沈重。捕えようとした禁軍を海棠朶朶が止めます。
范閑も剣を投げ捨て、沈重の話を聞くことに。

内庫の店の不正は巨額で、私も注視していた。
だがその金も、南慶最大の一族、明家の手に渡った。
明家の主は、第二皇子と李雲睿(リーユンルイ)だ。

范閑は李雲睿は皇太子派だって言うんだけど、沈重に、騙されたなと言われてしまいます。
んー?長公主が従ってるのは第二皇子?
娘に、あなたにそこまでさせたのは誰って聞かれてたけど、えー?

沈重は教える代わりに妹を助けろと言いました。
本当はお前たちを殺したい、でも禁軍が来た時に腹を決めた、と。
妹を刺したのもわざとだ、でも急所は外した。
私を阻止してこそ、妹には活路がある。

だからあんなに平然としてたんかっ。
こうなったら、言氷雲を庇ってケガをしたってことで南慶で生き延びさせようってか。もう自分は斉国では罪人だしね。
妹を慶国へ連れていってくれと頼まれた范閑が、それを約束すると、沈重は跪いて礼をしました。
范閑は小声で、沈殿も一緒に来ないかと言います。
立ち上がった沈重は、我ら斉国の錦衣衛は敵に寝返った例はないと。

范閑もいろいろ考えてしまったねえ。やり方はアレだったけど、沈重の愛国心と妹への愛情の強さに打たれてしまった表情です。
その下に渦巻くのは、第二皇子と長公主への怒りでしょうが。

連行されていく沈重を見送って、海棠朶朶は理理が来てなければ、お前たちの半数は死んでいた、理理に感謝しろと言いました。ホントねー。
妹のことは見なかったことにすると言って、海棠朶朶は行きかけて振り返り、これでお別れだな、だがまた会うような気がするよってさ。シーズン2ー。海棠朶朶、中の人も続投よー♪

捕らわれて上京に入った沈重を待ち受けていたのは、上杉虎(シャンシャンフー)でした。
皆が沈重の再起を恐れている、だから今殺しても誰も惜しみはしない。
沈重も、皇太后さまもちょっと咎めるくらいだろうと言います。
上杉虎の配下を殺したのも肖恩を殺したのも、自分の指示だと認めた沈重。
雪の舞ってきた中、沈重は静かに上杉虎の槍を待ち、刺し貫かれました。

馬車の中で言氷雲に、沈さんは手当てしたがまだ眠っていると范閑が言うと、報告する必要はないと堅い表情の言氷雲。ずっと抱いておいて?って范閑(笑)ホントよ、いい加減認めろよっ。
彼女は北斉人だって言うけどさあ、そんなお堅いこと言わないでも、なんとかなるわよう?

范閑は、もう北斉人ではないと言い、愛を知り心に愛する者がいる人は、無情な者より強いと続けます。
言氷雲は、陥れたのは第二皇子だぞ、どうするつもりだと聞きました。
なぜ俺を陥れたかを聞く。
聞けば後戻りできないぞ。
知らないふりはできない。
皇子と戦って勝算が?

范閑が皇帝の息子だと公になれば、勝算は見えてくるんだけど、まだ言氷雲にも言えないよねえ。

勝算は考えない、やられたらやり返す。そのほうが愉快だ。
范閑の言葉は、荘墨韓の遺言がベースね(^m^)

范閑は、都に戻ったら協力するかと聞きます。
到着までに考えろ、俺につくか第二皇子につくか。
真相を知った以上、決断しないとな。

ここよね。言氷雲はどういう決断を下したのか。
ひとりになって、今まで自分が彼女にかけてきた言葉、それでも身を挺して庇ってくれたこと等々、言氷雲は思い出して考えてますわね。

馬を走らせる赤い甲冑の兵達が何度か映るんだけど。
これはどこの兵なんだろう。

野営の途中で、突然王啓年が、誰かに見張られていると言い出しました。
大きな亀、玄武かな、の石像のある、廃虚の壁に囲まれたみたいなスペース。
じっとそちらを観察する范閑達の前に、歩いてきたのは、第二皇子の護衛、謝必安(シェビーアン)でした。早いな、もう来たかって感じよ。
それでも王啓年はあたりを見回しています。
要するに、包囲されているってことなんでしょう。さっきの兵がコレかい。

高達(ガオダー)に呼ばれて、馬車を出た言氷雲は、范閑の元へ。
なにやら手紙を持っていた范閑は、謝必安が来たと告げました。
范閑と言氷雲同時に開けろと、2通の手紙を渡されたみたいよ。

范閑への手紙は、うーん。都合のいい言い訳って感じかねえ。
確かに皇子達は権力争いに負ければ、残されているのは死だってのは分からないでもないんだけど。
范閑は上京で全てを掴むだろうからと、長公主との結託も認めて、降りかかった事件は自分が画策したと認めて、こちらの境遇を察して許してくれと。だけど范閑のことを非常に評価しているから、過去を忘れてくれたら、范閑を慶国一の権臣にすると誓う。

言氷雲が、どうするんだ?みたいな顔で見ていますが、キミの手紙にはなんて書いてあったのさ?

なんて書いてあったか聞かれた范閑は、あっさりと言氷雲に手紙を渡します。いろいろ認めてはいるが、出来事も名前も書いていない、証拠にはならないと。
別に出世なんて望んでいない、平穏に生きたいという范閑に、では応じろと言氷雲。
でも范閑は、俺もそうしたいが、死者が衣の裾を引っ張ると言います。彼らを鎮めて成仏させたい。

手を組まないと?と言氷雲。
この世は因果応報、過去だからと水に流すのは、納得がいかないと范閑。
言氷雲のほうは、私を諭してきたと。暴こうものなら全力で抵抗する。その時は慶国が乱れる。

だからどうしろと?と聞かれた言氷雲は、鑑査院の使命は慶国が揺らがぬこと、私の職責でもあると言いました。「だからどうしろと」には答えていないので、だから范閑を消せと書かれていたのではないかと予測…
そのために腐敗させるがままかと聞かれて、考えておくと答えた言氷雲。
きっと范閑も気付いてる気がする。

慶余年
画像出典 Tencent Pictures Culture Media Company Limited/New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.
こんな顔で言氷雲を見てるんだもの。

贈り物があるそうだ、一緒に見るかと范閑。
高達が謝必安を連れて来ました。王啓年はこの状況を隠すために、他の使節団と別の場所にいるそうで。
言氷雲は、使節団の状況を第二皇子はいつ知ったのかと聞きます。
北斉は遠いから、殿下も実際は御存じない、でも范殿を信じておられたから手紙を書いたと。
范閑が都を離れた日、范閑なら真相を突き止めると言ったんですってよ。

范閑は戻って伝えてくれと言いました。
誠意は信じているが、俺は器が小さいから許せない、と。
謝必安が、護衛が亡くなった件は償うそうですと言いながら見せた「贈り物」は、サンザシ飴でした。
ああ、滕梓荊(トンズージン)の息子を盾に取りやがったか…子供に充分な教育をさせるとか言ってるけどさ。
更に澹泊書店の印章のついた契約書。范思轍(ファンスージョー)にも手を出されています。きっと上手い儲け話を持ち掛けたのね。

范閑はそれを丸めてくしゃくしゃにし、俺は隠し子だが范思轍は嫡子、目障りなだけだと言うんだけど、范閑には捨て置けないと確信されてるよねえ。
謝必安は、殿下によれば、范殿は世を嘲るような変わり者に見えて、本質は情義を重んじる方である、自分の目は確かだと、と。
そして箱はもう一段。
ちびっこ范閑が費介(フェイジエ)にあげた、薄手の手袋でした。

先生が捕まるかよと言う范閑に、謝必安は笑って、費殿は毒に精通する、当然無理だと言います。だが人ならば弱点がある。費殿の弱点は范殿です。

どうやら費介は、范閑が危険だとかナンだとか言われて、范閑がみれば一目で分かる手袋を出させ、費介だと人目につくから、私が代わりに助けよう、あいつを買っているから、みたいに持ち掛けられたと。

じっと様子を見ていた言氷雲も立ち上がり、それは脅しかと言いました。
謝必安は、殿下にとって范閑は友、友の縁者も世話する、だそうだよ。
今まで、会う度会う度、好戦的な態度を見せていたコイツが、近くにボスもいないのに、こんな丁寧に接してくること自体、ノリノリで脅迫してるってことなんか、分かり易いくらいよ。

脅しが効かなければと聞いた范閑に、謝必安は言いました。
殿下は上京での取り引きで私兵も雇っている、明日には到着し、使節団を都まで護送する。
何人いれば俺を殺せるかなと范閑。
謝必安は、殿下も尋ねたいそうだ、どれだけの命を失えば人は後悔するのかと言います。
明日また来る、どうか殿下に明確な答えを示してくれ。軍門に下れば、私が使節団を護衛するが、断るならその命は貰う。

さっきからずっと黙って聞いている言氷雲、結構ちょいちょい反応はしてるんだよね。

2人になって言氷雲は、時には退いてこそ、彼らの命を救え、輝かしい未来が待つと言います。今のおまえに選ぶ権利があるかと。
范閑は、試してみるさと言い、お前は?どんな決断を下す?と。

朝方。第二皇子の私兵が近付いてきてるみたい。
言氷雲も范閑も、目は閉じているけど、気配を感じ取ってるっぽい。
でも范閑が飛び起きた時、既に謝必安は来ていて、周囲も包囲されていました。

一晩考えて、答えはと言われ、言氷雲と背中合わせになって剣を抜いていた范閑は、剣を鞘に戻します。
范思轍は范家の嫡子、もし死ねば親父が黙っていない。
費介は三処の主務だ、死ねば鑑査院が黙っていない。
その2人は殺せない。

それでお前の選択はと聞かれた范閑は、俺じゃない、お前が選ぶんだと言いました。
1つ、使節団を皆殺しにする。戻れば全員反逆罪だ、一族に累が及ぶ。
流石の謝必安も兵達も、ちょいと動揺し始めてます。
2つ、俺が国に帰るのを見届けろ。送って来た品はひとつひとつ返す。滕梓荊の子に何かあれば命で償え。奴に聞け、子供ひとりのために大きな危険を冒す気か?おまえも考えてみろ、ここで俺の命を奪う自信はあるのか?

その時、持っていた剣を逆手に持ち替えた言氷雲が、後ろから范閑の腹を突き刺しました。
これが私の決断だ、と言って。

慶余年
画像出典 Tencent Pictures Culture Media Company Limited/New Classics Television Entertainment Investment Co., Ltd.

范閑は目をあけたまま倒れてるんだけど…
昨夜の言氷雲の、鑑査院の使命は慶国が揺らがぬこと、私の職責でもあるって言葉が流れてるんだけど。
沈重の妹も、あれだけざっくり腹刺されて、生きてるし、シーズン2もあるしっっっっ。

范閑は目を閉じ、空には流れ星がひとつ。

そして忘れかけていた(笑)これは小説の世界。
これが私の決断だというパソコン画面の文字が。

それを読んでた葉(イエ)教授と、覗き込む張慶(チャンチン)が映ります。
死んだの?と葉教授。張慶はパソコンをそそくさと仕舞っちゃう。
教授は、これで終わり?と聞くと、まさかと笑った張慶でしたっ。

いやはやいやはや。
シーズン2をお待ちしておりますーっ。
言氷雲の種明かしっ。シーズン2は肖戦じゃないんだけどさっ。
でもそこんとこ、どーしてもちゃんと知りたーいっ。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 テレビブログ 華流・アジアドラマ(韓国以外)へ

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次