雲夢江氏
江澄
姓・字
江澄(ジャンチョン)
姓・名
江晩吟(ジャンワンイン)
通り名(号)
三毒聖手(サンドゥーシェンショウ)
武器
三毒(サンドゥー)
紫電(ズーディアン)
汪卓成(ワンズオチェン)
1996.9.19 江西省九江市出身 撮影時 21才
雲夢江氏宗主、江楓眠(ジャンフォンミエン)の息子で次期宗主。
共に育った魏無羨を、義兄弟、師兄として慕ってはいるが、才能溢れる彼に対し密かにコンプレックスも抱いている。プライドの高い皮肉屋だが、芯は優しく真面目な常識人。亡くなった両親に代わり若くして宗主を次ぎ、努力して立て直しを図った。ただ感情的になるとコントロールができない性格。相手をとことん追い詰めるところまで憎まれ口を叩いてしまい、それをぶつけるのは根本に愛情がある相手であるという、なかなかにタチの悪いツンデレ。その矛先は主に過去では魏無羨に、現在では甥の金凌(ジンリン)に向いている。
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ここからはネタバレもありの勝手なキャラ語りですので、ご注意ください。
なんかこう、随分と損な性格の人です。素直じゃないから自業自得ではあるんですが。
苛烈な面があるのは母親似だから仕方ない、じゃなくって、激昂して感情のままに相手を傷つけるのは、訓練で自制できないこともないんです。
だって年齢を経たってこともあるかもしれませんけど、宗主として立っている現在、赤の他人にはそれなりに抑えられているんですから。
でも魏無羨と金陵にはぶつけまくる。
要するにそこにあるのは愛であり甘えなんでしょうね。
だからと言って遠慮なくぶつけられるほうはたまったもんじゃない。そういうヤツなんだと充分理解していても、辟易もしますわな。
だって遠慮がない間柄だと思っているのは江澄のほうだけだから…悲しいけど、そうなんだもん。金凌だって、思春期だからいろいろ言い返してるけど、可愛がってくれる大切な叔父でしょ。その性格ヤになるよって最後は言い放ってたけど。
だから江澄のいいところが伝わりにくいんですよね。惜しいことに。
口は悪いけどなんだかんだと優しいし、心配するし面倒見も悪くない。ただそれを素直に表現できない。バカたれ、心配したんだぞって言えずに食ってかかる。
まあ、魏無羨に対してはコンプレックスも抱え持っているので、親愛の情は間違いなくても複雑さも孕んではいるものの。まったくもーめんどくさいヤツめ。
あいつは死んでなんかないって、一番信じていつまでも探し続けていたのは江澄ですもんね。手段はどうあれ、さ。
魏無羨のせいで、せいで、せいでって、全ての原因を押し付けて恨んでいますが、そう思い続けなければ、一人でやってこれなかったのかもしれません。全ての責を魏無羨に求めて、それをバネにして、歯を食いしばって頑張ってきたのでしょう。
だってずっと一緒に育ってきたのです。バタフライエフェクトには違いないのかもしれないけど、本当に全ての責任が魏無羨にあるのか。そこに何らかの別の意図が隠されてはいなかったか。大人になった今でも、何一つ疑問に思ったことはないとは思えません。16年前の時点で、直接剣を突き刺せなかった江澄なんですもん。
それよりもまず自分を、江家をないがしろにした、「双傑」の約束したのに裏切ったって怒りのほうが先に立ってたんじゃないかなあ。それは実質無理になってしまったっていう、金丹の真実を知らないしね。でも魏無羨も、江澄がなぜ金丹を失うに至ったのか、自分を庇うためだったってことを多分この先もずっと知らないんだよね。本当に不器用な人よ。
そういえば、江澄は普段から誰も字で呼ばないんですよね。江公子から江宗主になっているので、江晩吟(ジャンワンイン)と呼ばれる機会もなかったのかな。江晩吟と言われたのは、多分あの崖で藍忘機から一度だけですよね。
江澄を演じた汪卓成くんも撮影当時21才。
だけどなんだかすごく出来上がった顔ですよねえ。ずっと眉間に皺寄せてる役だったけど、ご本人はとっても可愛い男の子なんだよね。
その上、これがデビュー作だったようで。デビュー作でこの大役かっ。
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