一覧にまとめていたもの、文字数が多くなり過ぎましたので、ばらします。
主役のもうひとり。
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姑蘇藍氏
藍忘機
姓・字
藍忘機(ランワンジー)
姓・名
藍湛(ランジャン)
通り名(号)
含光君(ハングァンジュァン)
武器
避塵(ビーチェン)
忘機琴(ワンジーチン)
王一博(ワンイーボー)
1997.8.5 河南省洛陽市出身 撮影時 20~21才
藍家の次男。兄の現宗主藍曦臣(ランシーチェン)と共に、藍氏双璧と呼ばれる。
規律戒律に厳しい姑蘇藍氏で生まれ育つが、父親にはほとんど会うこともなく、母親にも月1回しか会えない幼少期を過ごした。ほぼ叔父の藍啓仁(ランチーレン)と兄の藍曦臣が育てたようなもの。
冷静沈着で人にも自分にも厳しく、無口で無表情、ストイックで誇り高い麗しい鉄仮面。琴を使った姑蘇藍氏の秘術を操り、武芸の実力も抜きんでており、真面目で礼節を重んじる清廉潔白の士として名を馳せている。異常なほど酒に弱い。
ここからはネタバレもありの勝手なキャラ語りですので、ご注意ください。
最初は、実力は折り紙付きながら、とにかく堅物で杓子定規、クールで融通の利かないタイプとして描かれています。勿論ベースは非常に真面目な人ですが、魏無羨との関わりを通して徐々に変わっていきます。立場的にも環境的にも、雲深不知処の生活の中では、明確に誰かに対して腹を立てるなんてことも、過去そう経験のなかったことなのかもしれません。
本編中、多分5回くらいしか笑ってないんじゃないでしょうかね、口元がちまっとほころんだってのも含めて。それくらい笑わない、喋らない、表情崩さない、いっつもすんっとしたキャラです。そのうち「うぇいいん…」って呟きが、鳴き声みたいに聞こえるようになります(笑)
そんな弟を、お兄ちゃんの藍曦臣は少々心配していたようで、座学が始まった頃、弟に同世代の友達ができることを望んでいた様子。
「うぇいごんずーとかもいいよね(お友達候補)」みたいなことを言って、その時既に魏嬰の人との距離感のなさや傍若無人っぷりに腹を立てていた藍湛は「ふんっ」くらいの反応でしたが、それを見たお兄ちゃんはうっすらほくそ笑みます。
藍曦臣は、忘機翻訳機のような人で、本人も気づかない心の動きを読み取ってくれるんですが、怒りや反発といった感情も、心の動きには違いないですからね。忘機の心に一石を投じてくれたのは、あの不思議な魅力のある問題児だったかーなんて思ってたかもね。
藍忘機自身は、初日に剣を交えた時に勝負がつかなかった、まずはそのことで魏無羨という人物に対してアンテナが立っていると思うんですよね。結局お互いにそうだった訳だけど。いろいろ腹立つことも言うしやるんだけど、いわゆる好敵手ってレベルの同世代に初めて出会ったのではなかろうかと思うので。そりゃ気になりますよね。
聶懐桑(ニエホワイサン)の藍忘機への態度を見ると分かると思うのですが「藍氏双璧として既に有名な、清廉だけど真面目一徹で面白みのない強くて怖い次男」みたいな、畏敬からくる腫れもの扱いに近い接し方をされていたんじゃないかと思うんですね、それまで。藍曦臣の心配もそんなところにあったのかもしれませんが。
けれど魏無羨はそんなもの全く意に介さず、ぐいぐい距離を縮めてくる人。表情に出なくて分かりにくいですが、きっと内心すんごく振り回されて調子を狂わされ、じわじわ浸食されていたのだと思います。そりゃ、気になりますよねえ(2回目)
そして喪失の大きさ重さ、深過ぎる後悔を経て、再会後に爆走する執着とスパダリっぷりね。うん。魏嬰と一緒に何かしている時、江澄や温寧やほわいたんがやって来て一緒に行動しようなんてなると、後ろにいる藍湛の顔が面白いですよ。無表情なりに、面白くなさそーな顔になってる正直者。
あ、そうだ、特筆すべきはお酒の弱さ!
ドラマでは2回ですね、酔っぱらんじゃん。
めちゃめちゃ可愛く奇行に走るので、ぜひぜひ楽しんでください。
この藍湛を王一博が若干ハタチで演じていたと知った時は驚きました。若いだろうなとは思いましたが、ハタチですってぇ!?
台詞も少ないし、いつも真顔だし、目線をどうしようとか初めの頃はいろいろ悩んだようですね。撮影序盤に撮ったものは眠そうな顔とか言われちゃったらしく、イーボー自身も解釈の失敗だったとかインタビューで語ってましたが、終わってみれば素晴らしい出世作になったのではないかと思います。おばちゃんもすっかり王一博に落ちました。聞いてないね…
藍忘機役は書類選考で2回だか3回だか落ちたみたいですが、どうしてもやりたくて実際に足を運んでオーディションを受けたと。面接スタッフは彼が入ってきた途端、あ、藍忘機だと思ったとか。うん、分かるよ、分かる。
ちなみにいーぼくんは比較的お酒に強く、じゃんじゃんはあんまり強くないらしいデスよ。
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