はい、のっけ、あの考えなしのバカ息子范玉(ファンルー)のせいで、顧九思(グージウスー)は黄龍飛(ホアンロンフェイ)から誤解され、ボコボコにされとる。可哀そうに。
バックに権力背負いやがってと思ってる相手だから、他に手はないと考えたんでしょうけどねえ。
ちょっと「大理寺日誌」を思い出したわ。明鏡堂が胡四(こし)にやってたっけ。あちらは笑えたけど、こちらは結構キツイ感じだわ。
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所感 ネタバレです
顧九思は、明日から楽な城門警備の仕事をしろと言われてしまいます。
范玉がその原因だったことも、靴を見て、やったのは黄龍飛かとも気付いたけど、顧九思は、これくらい自分の力で解決しないとと思ってる。
けど、そこは柳玉茹(リウルーユー)が夫には内緒で、木南(ムーナン)と共にしっかり報復。
うひうひ笑ってる2人が可愛かったなー。すぐに顧九思には見つかっちゃったけど(^m^)
それでも、黄龍飛を恨まず、仲間のために報復した気持ちに敬服するっていう顧九思なんだよ。
いやあ、最初の頃とは格段の差ですな、成長しております。

そしてこんなに仲良しになってる
異動した城門で顧九思は、趙の旦那の大量の荷物が運び出されるのを見ます。
趙の旦那ってのは、10年くらい前、頻発していた山賊を殲滅、でも息子の不祥事で軍籍は剥奪され、本人も脚の負傷で戦えなくなってる。その後、商売で財を成し、施しを続けてる人。現在残る山賊は、黒鋒寨(こくほうさい)ひとつだけ、らしい。
軽い薬剤なのに、馬車の轍が深かったのを不審に思った顧九思は、趙の旦那が柳玉茹の店にクレーム捏造したのを知っていて、仕返しのために、趙の旦那の倉庫に忍び込みます。
そしたら案の定、趙の旦那は州の兵糧の備蓄を横領、他州に横流しして富を得てた。
でも顧九思が忍び込んでたのがバレ、柳玉茹と印紅(インホン)が攫われて、黒鋒寨に連れてかれちゃった。趙の旦那は、秘密を知られた顧九思共々、配下にしていた黒鋒寨に始末させようとするんだけど。
黒鋒寨には、副寨主の沈明(シェンミン)って男がいましてな。
ふふっ「少年歌行」唐蓮だよー。いやあ、あっちのカタブツとは大違いだー(^m^)最初は、俺の嫁になれなれ、めんどくさかったけど、会話してくれるだけ、充分良心的な山賊ですわ。
寨主の鷹の旦那(雷千虎@少年歌行でした)とは違って、沈明の心は義侠でした。財産を寄付した柳玉茹を、姉御と慕ってるとか言うのよ、本人の前で(笑)
顧九思は虎子に周燁(ジョウイエ)へ連絡させ、単身黒鋒寨へ。
周燁も討伐軍を率いて、黒鋒寨へ向かいます。鷹の旦那は、そんな軍費はないはすだって言ってるけど、顧家が財産を寄付したのも沈明は知ってたのに、寨主は知らないのかねえ。
更に、顧九思と柳玉茹のハッタリで、寨主と趙の旦那の結託がバレ、怒って寝返った沈明に、あっさり寨主はやられてしまいましたとさ。あっけなー。
山賊壊滅の功で顧九思は知県になり、沈明や、大半は流民で無辜の民を殺していない山賊たちは、周燁の配下に。
酔っぱらって、ぐだぐだ話す沈明を、顧九思が扇子でバシッとしたのが可笑しかったな。
それですっかり仲良しだ。
職場でも、黒鋒寨に単身乗り込んだ英雄が新しい知県だって沸いてる中、やって来たのは顧九思。
びっくりして潔く辞職しようとした黄龍飛。でも彼を認めていた顧九思は、逆に昇進させます。
更に、あの日、殴ったのは自分だと白状する黄龍飛に、奇遇だな、翌日お前を殴ったのはうちの妻だって言う顧九思(大笑)
一件落着で団欒中の顧家に、都で有名な白玉京という菓子店が悠州にも支店を出し、顧九思ママに食べて欲しいと送って来たという。
実は白玉京は、顧九思ママの実家の店で、ママの弟、江河(ジャンハー)が重要な情報を運ぶ連絡網として機能してるんだって。お菓子が包まれていた手巾を濡らすと、義妹(梁王の妻)からの密書が。
「大業を成したら、家族で集まりましょう」
ママにとっては大事な義妹だけど、蜂起した梁王は超危険人物。
せっかく知県になったけど、現朝廷にとって顧家は謀反人の親族だ。一難去ってまた一難。
それを打ち明けようと顧九思は周燁に相談するんだけど、周高郎(ジョウガオラン)将軍は猜疑心が強いし容赦ないから、今じゃないと止められてしまいます。うーん、難しいところだなあ。
范軒(ファンシュエン)が梁王討伐に向かおうとしてるのに、他州の節度使たちは知らんぷりらしく、将軍はいつにも増してカリカリしてるし。
軍議に顔を出させて貰った顧九思は、不足しそうな兵糧の調達を顧家に任せて欲しいと提案しました。

ここで頑張れば、親族問題はクリアできそう、かな。
でも、疑い深い将軍は、調達は柳玉茹一人に任せ、残る顧家は全員人質として悠州に残れ、だって。
期日までに30万石用意できなければ、顧家全員が罪に問われるって誓紙を書き、柳玉茹は兵糧調達の旅に。范軒と周高郎は勤王軍として出征、悠州は范玉と周燁、顧九思が守ることに。
周燁が残ることは范軒が決めたけど、将軍は息子が戦場に出ないことが面白くないみたい。でも周燁はもとより愛されてない親父にどう思われようと、范軒の命に従い、顧家を守ることも考えて、残ることにしてくれたっぽい。ほんっと、ええ人や。
柳玉茹は印紅と沈明と一緒に行くのね。沈明がいればちょっと安心。
月夫人の次女、柳玉照(リウユージャオ)だけは、性格が良くて信頼できるようで、見送りにも来てくれてます。月夫人と長女はダメだな。分かってたけど。
離れてる間の夫婦のお手紙ラブラブシーンは(主に夫)、笑っちゃったけどスルーするぞー。
柳玉茹は徉州の頃の番頭達に声をかけ、兵糧を集めます。あと5万石ってところまで、彼らの力で集まったっぽい。すげいな、元番頭さんたち。
残る5万石のために、柳玉茹は徉州行きを決断。徉州では王善泉(ワンシャンチュエン)と洛子商(ルオズーシャン)が決裂し、洛子商は去っているらしいので、王善泉だけなら怖くないと。
男装して徉州に入った柳玉茹は、葉世安(イエシーアン)が王善泉の元にいることを知ります。葉韻(イエユン)を人質にされて、あのまま配下に付かざるを得なかったんだわねえ。
葉世安は、徉州に入る時、助けてくれたわよ。なら完全に王節度使の味方ではない。当たり前か。
柳玉茹は今でも西鳳が店主の、蘭笑坊を宿に決めます。柳玉茹は西鳳を王節度使の配下だと思ってるけど、本当は洛子商の配下なんでね。洛子商に知らせは行きましたが、節度使は蚊帳の外でしょ。
てかさ、真正面から西鳳に会って、この程度の男装、バレないわーけがない。
連絡を受けた洛子商は、兵糧集めの手助けをしてやろう、なんて言ってるわ。
柳玉茹がそんなに大事なのか、梁王が邪魔なのか、徉州を引っ掻き回してくれればいいと思ってるのか。全部か?

柳玉茹とこっそり会った葉世安は、協力を申し出てくれました。
ここからがねえ、ちょっと上手く行き過ぎではあるけど、ま、このドラマはずっと夫婦無双なんでね。
王善泉の悪政で食糧が高騰しているのを逆手にとって、価格を乱高下させ、下落させたところで兵糧を買い上げました。葉世安は自分が管理している善記銭荘を潰してまで、協力してくれましたよ。同時に、柳玉茹は葉韻を救い出し、葉世安と共に徉州を出ようと画策。
ここで柳玉茹ママが生きていたこと判明。やっぱりか、中国ドラマ、崖落ちは死なない。キリリ。
葉世安が見つけて助けてくれてたらしい。てか、会わせるの、遅くない?ま、いいけど。
でもこれで、柳玉茹もあの時、何があったかを知ったぞー。わくわく←
さて、箱入り娘だった葉韻はなかなか絶望から抜け出せず、自分を助けようとする柳玉茹と兄の計画を知り、逆に王善泉を殺して自分が捕まって犠牲になろうとしてた。
だけどそれを助けてくれたのは、なんと西鳳でした。
か弱い女子が乱世でどこまで正しく歩めるのか、生き様を見せて、と。
この人も、洛子商に身請けされて手駒になってるけど、内心は思うところが多いんだわね。
徉州を出る柳玉茹たちの船を、洛子商が見送ってました。
助けてやろうなんて言ってたけど、この人、何かしてくれたっけ?邪魔しなかっただけだよね?価格操作に、裏からなんかしてたのかな。
とはいえ、この騒ぎのお陰で、王善泉を打ち取ったのは自分だと広めて、まんまと徉州を手に入れたしな。助けに感謝する、だってさ。漁夫の利。
無事に悠州に戻ったみなさん。
さあて、月夫人の断罪だよ。でも意外とあっさりだったかな。
柳玉茹ママは、子供達だけは助けて欲しいという月夫人の要望を受け入れます。でも柳玉茹は、悔いている次女と幼い長男だけは受け入れるけど、心根の違う長女は一番母親に似ている、商いを学んで独り立ちするか、よそへ嫁ぐか選べと。そしてもう縁を切るってさ。それが良いわ。
その頃、都では皇帝が崩御してました。出番少なかったねえ。
梁王の賊軍はもう東都を囲んでいて、悠州軍と睨み合ってるらしい。
他州は傍観。無能な皇太子は逃亡したんだとー。こっちも出番少なっ。
「少年歌行」皇帝サマと蘇暮雨でしたよー。
顧九思は葉世安に、自分の主簿の役職を貰って来たんだけど、葉家の名節云々言い出す葉世安。未だメンタルが浮上できない兄妹、似てんなー。
行動もせずに役にも立たない名節を守ってるだけじゃ、知識のあるただのでくの坊だと顧九思に言われてしまうよ。むしろ家族を守るために王善泉に屈したと聞いた時、初めて尊敬したって。
葉世安は身も心もひ弱な書生気質を反省し?自分も国を守る力を持とうと、弓の練習に励みます。
これで兄は浮上したけど、妹はまだまだ。あんな経験しちゃったとはいえ、なかなか手強い。
でも監視してるのが沈明なんでね。
葉韻が今まで出会ったこともないタイプなんではなかろうか。名節だなんて全く気にもしていない。そんなもんで腹が膨れるかくらいに思ってるでしょうよ(笑)王節度使を殺して逃げたと聞いても、さすが姉御の友達だと褒めちゃうしさ。
全く出てこない傷心のお嬢様の監視に、自分が飽き飽きしてたとはいえ、なんだかんだ、葉韻を部屋から出すのに成功してるしー。
顧九思たちも、王節度使を殺した手柄を奪って徉州を手にした洛子商の思惑を考えてましたが。
やっぱり玉座っぽいね。
10日前に梁王軍は前線で敗北との戦況を伝える文が届いたらしく。
浅はかな范玉は喜んでるけど、顧九思も周燁も、瞬時に難しい顔に。
兵糧も尽きてなく、主力も残り、他州とも戦っていない梁王軍がなぜ撤退するのか。
そら、手薄な悠州に向かってくるってことじゃんか。
と思ったら案の定。梁王軍10万が望都に接近中。
悠州に残る兵は1万ですってよ。他州からの援軍を頼みたくても、周囲はノラリクラリ。
周燁は援軍要請の文を持たせて范玉だけを逃がそうとしますが、顧九思は周燁も共に行かせたほうが説得力がある、と。ほんそれ。ハンタマなんかじゃダメだわ。
周燁は、東都に向けて発つ前、兵権を顧九思に渡すと宣言します。
よそ者なんかにと反発されるんだけどね。悠州に全財産を寄付したのは、そのよそ者、顧九思なんだぞ?を言うと、みんな掌返した。
さて、悠州防御戦が始まってしまいます。
梁王は、親族だからなんちゅー名目で顧九思を籠絡しようとしてきますが、当然決裂。
手厚く保護されながら、いつまでも名節を云々、人からなんて言われるか云々とグズグスしてた葉韻も、戦火の中、そんな甘ったれたことを言ってる自分がどんだけ足手纏いかに気付き、ようやく今できることをしようと思えるように。
顧九思は、このひょろそうな見た目で、結構強いのが良いですよね(^m^)や、褒め言葉。
それに、このドラマはほとんど原音みたいなんだけど、腹から声を出すと白敬亭(バイジンティン)、結構ちゃんと雄々しい声が出るんだなーと、変なところで感心してしまったよ。
顧九思同様、頭のキレる葉世安もいるし、悠州軍は夜間の奇襲なんかも使って、意外と善戦するんだけども。数の力にはねえ。
その頃、范軒と周高郎は状況的に、悠州への援軍を断念しようとしてました。
皇太子が梁王の策略で遺体で見つかり、皇宮には皇太后しか残っていない。全軍を東都に集めて、残党を一掃し、大栄の崩壊を防ぐしかない、と。
顧九思が梁王の親族だったことも、既にバレてるのね。それでも范軒は顧九思を信じようとし、周高郎は悠州を死守すれば許すけど、投降したら血祭りだと。
おっまえ、10万に対して1万だけでどうやって死守しろと?アンタでも無理だろう。
ただまあ、仁君の范軒に対して、自分は悪役に徹すると腹を括ってるからの言葉らしいが。
周燁と范玉が合流し、周燁は夜通し跪いて援軍を頼み、望都を捨てるのですかと叫ぶんだけども。
でもこれ、兵営の中で叫んだら、悠州の兵達、動揺する人もいるだろうね。
大局を見ろってのも分かるんだけど、周燁だって悠州の民30万と顧九思達を見殺しには出来ない。
自分を罵る父親に向かい、周燁は自分の配下の守備軍2万を連れて望都に戻ることを宣言。軍令に背いたと処分を受け、将軍職を辞することも覚悟の上で。
背中に父親の怒号を聞きながら、ふんっと鼻で笑ったのがカッコよかったわ。
周燁はもともと、父親から認められることや将軍として大成することなんかより、民の生活を守ることを上に立つ者としての第一義としてる。大局を見据えたところで、民を犠牲にして疲弊させれば、形は残ったとしても、結果国力は損なわれる。そもそも民あっての国だろうサイドの人だもの。
その頃、併州の秦統軍は、悠州からの援軍要請を無視しようとして、娘とモメてました。
この娘、秦婉之(チンワンジー)は、周燁との縁談を断った人だっ。
更にこの子は、葉家の大奥様、若い頃は勇敢な将軍だった梁青玉(リャンチンユー)の武勇伝を聞かされ、憧れて育ってたよ。最期は自ら刀を取って戦ったあの大奥様っ(涙)
秦婉之は政治的判断をする父親に、臆病者と捨て台詞を吐き、単身兵を率いて悠州へ。
秦婉之の中の人、どこかで見てると思ったら「ロング・ナイト」の呉愛可(ウーアイコー)でしたよ、江陽(ジャンヤン)の最初の恋人。容姿的にも、こっちの役のほうがお似合いですな。
牢から抜け出した趙の旦那は、梁王に悠州の状況を密告し、生き延びようとするけど、信義に背く人間は用いぬとあっさり捨てられます。でもお陰で悠州軍は1万しかいないことがバレてしまった。
梁王は、その状況なのに、余裕で対峙する顧九思を見事だと認めつつ、総攻撃に。
いやあ、戦場シーン、長かったねえ。それだけ大変だった訳ですが。
沈明は強いし、葉世安も弓の腕を上げ、かなりの戦力になったし、顧九思がここまで強いとはなー。
だけどあの黄龍飛が戦死してしまいました。守り抜けと言葉を残して。あああ。
顧九思と柳玉茹は死を覚悟して、最初に出来なかった夫婦の盃を交わしました。
必死で戦うものの、危うく落城かというところで、やっと来たよー。
周燁が自分の兵と爆薬を積んで、更に秦婉之もまた併州の兵を連れて。
てかさ、周燁。え、これがあの秦婉之?めっさ理想じゃんかっ!と思ったかな。
でもカタブツだしな…(笑)
一瞬で逆転してしまった戦況。
3人並んで向かってくる顧九思と周燁と秦婉之に、驚いて棒立ちだった梁王は、顧九思に討ち取られました。おおお、カッコいいぞ。

いやー、それにしてもこういう戦場シーンで毎回思うんだけど、このゴチャゴチャの中で、よく敵味方の見分けが出来るよねえ。梁王軍はどこか赤い色を身に着けてたみたいだけども。
梁王が成敗されたことで、皇太后は朝臣を率いて范軒を天子に迎え、国号は大夏に。
悠州にも日常が戻り、柳玉茹はまた復興のために寄付するんだって。さすがの周燁もびっくりだね。
しっかしホント将軍も見る目がないよ。周燁は軍を離れることになっちゃったらしいわ。
そして秦婉之のことは、余りにも戦場で気が合ったから、義兄弟になったって(大笑)
女子会のほうもその話で盛り上がってたけども。
柳玉茹と葉韻と秦婉之、こちらもいーい義姉妹トリオです。
この功績により、顧九思は戸部侍郎に、葉世安は正七品の右司諫に、沈明は従六品の殿前司、騎兵指揮使に、それぞれ封じられました。
だけど周燁は、雲騎尉という名ばかりの官位らしいんだよね。気の毒に。本人は軍令違反してるので、どうなっても異議はないと言ってますが。
さてさて、ようやく出て来たよ。天牢にいる叔父の江河(ジャンハー)さん。
牢屋の中なのに、めっさ優雅な暮らしをしてました。なんでや。
しかもあの菓子店、白玉京を通して、外部との連絡もばっちり取ってるよ。
そして厄介なのが、前朝の生き残り、皇太后と公主ね。
自分のお陰で范軒は容易に皇位を得たと思ってるから、ごり押しゴリゴリが始まりそう。
仁義に篤い范軒皇帝、かなりメンタル削られそうな予感。
しかも、戸部尚書は前朝からのスライドで皇太后派だから、こりゃ、顧九思も苦労しそうです。
早速、戸部の縁者の商売を禁止しろとか、悪知恵を入れられてるよ、戸部尚書。
しかも、悠州を守り切ったら顧九思を認めるとか言ってた周将軍、必死で戦って悠州の民衆の支持を得た顧九思に、今度は分不相応な野望を持たないか心配だとか言う。
まーったくコイツはもー、めんどっくさい性格してるよ。范軒がほぼ100%の信頼を寄せてるからいいけどねえ。ただまあ、今抑え込むべきは、口先ばかりの老臣共だと意見は一致します。
ただね。一点だけ、范軒が危ういのは、あの息子な。息子のダメさを認められない。あのボンクラが、本当にアナタの後継になれると思ってんのかしら。2代目がクズだってのは、よくある話だけどさ。本当はファンユーだけど、ハンタマでいいよ、アイツはもう(笑)
でもそれについては、周将軍も正しい認識を持ってました。未だ一人前にもなれないハンタマはダメだろうなと感じてるよ。
だけど周将軍も、周燁に偏見を持ち過ぎだと突っ込まれてた。
軍令は破ったとしても、あの時、周燁が悠州を守りに行かなかったら、我らは今、これほど心安くいられたのかと。周将軍もぐうの音も出ない(^m^)
更に周燁の、悠州の兵達の気持ちや生活を思い遣って、1人息子から家に帰してくれるようにって提案に激怒するものの、自分の腹心が故郷を懐かしがって涙するのを見て、言葉を無くしてしまいます。ほんっと、視野が狭いのは息子じゃなくて自分だよって話。
周燁に会いに行ったら、周燁が兵達に慕われてるのを聞いちゃうし、兵達は周燁がまた怒られないように庇おうとするし。
さすがの頑固親父も、三男坊を認めざるを得なくなったらしい。将軍として復帰させましたよ。
ここでようやくこの親父も、自分に命を賭けてくれた兵達の家族を見捨てたことに気付き、甚く反省した模様。おまえは正しかった、心から悔いているとの言葉が出ました。
だけど息子がまた、とても出来た受け答えをします。本当に立派な子だ。ダメだと思ってた息子が、気付かないうちに、こんなに立派になってたかー…って親父の顔よ。
国に帰れることを喜ぶ兵達を目の前にして、お前は立派だとパパに認められて逆にびっくりしてるみたいな周燁を、遠くから秦婉之が見守ってましたよっ。

手放しで褒められても、は?何言ってんの?この人…みたいな顔が可笑しかった(^m^)
こっちは上手くいったんだけどねえ、顧九思のほうは前途多難。
黄河氾濫のための堤防建設が急務なんだけど、国庫には金がない。
顧九思は、財源不足を招いたのは前王朝の貪官であるとし、帳簿を調べることを提案するんだけども。
残ってるからね、前王朝の貪官親父たちが。何より、皇太后と繋がってる自分の上司がソレっぽい。
そして、父親の前で手柄を立てたいハンタマは、自分がやりたいと言い出すんだけど、皇帝はお前では経験が足りないからと顧九思を指名します。この時のハンタマの顔よ。嫉妬屈辱嫉妬。
だけどさあ、悠州の衙役(がえき)の件を考えても、本質を見極められないコイツじゃあ、ダメよね。
ただし、帳簿閲覧だけでも、陸(ルー)尚書や担当の劉春(リウチュン)から、分かり易ーい妨害を受けます。
単なる嫌がらせなのか、この2人が横領に関わってるのかは、まだ分からんが。
多分、関わってるんとちゃうか?
ってところで、今後は朝廷のお話になるので一旦ここまで。
悠州組のみんなには、是非とも頑張って欲しいっ。
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作品情報
- 制作 2023年発表 40話 爱奇艺
- 原題 「长风渡」
- 原作 「长风渡」墨书白
- 監督 尹涛
- 脚本 白锦锦、席如远、沈念青、孙霁雯
- 撮影期間 2022年6月15日 ~ 2022年11月7日

人物相関図





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