鎮魂 26話　猫族の蘇り　あらすじとネタバレ感想

あらすじ

夜尊（やそん）が力を増しているのを感じる沈巍（シェン･ウェイ）。功徳（くどく）筆の主、王向陽（ワン・シャンヤン）は新たな事件を起こそうとしていた。王向陽と親しかった郭長城（グオ･チャンチョン）は功徳筆を見せてもらったのを思い出す。王向陽は身重の妻の死に関与した者への復讐を誓っていた。その１人が朱豪（チュー・ハオ）だった。一方、夫に殺された猫族の大吉（ダージー）は何度も蘇っていた。彼女の顔に既視感を覚えた大慶（ダーチン）は…。

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ネタバレ感想

久々に自宅に戻ってみると、教授の部屋が荒らされていました。
海星鑑が荒らされた時と同一人物のよう。写真比べるくらいで分かるの？荒らし方が一緒？所長、コゲ臭いって言ってたけど、沙雅(シャーヤー)の能力ってそういうのなの？

研究所と教授の共通点は、周(ジョウ)教授繋がり。実験データがあるのではないかと思ったみたいですが、沈巍教授は何も関係してませんからね。
ここまで狙われる研究所、怪しまれるのは開発内容。

研究所で実験に使った注射器が紛失 ⇒ それを使われて孔鯨(コンジン)が多重人格者となる ⇒ 人格変貌が伝染する
所長パパ趙心慈(チャオシンツー)が急がせている研究所の開発は、かなり危険っぽい。そのことに林静は思い当たっている、という現状ですね。

鴉青(ヤーチン)と王向陽(ワンシャンヤン)は、東南(ドンナン)の亡くなった墓地にいました。
王向陽の特調所への思い、初めて聞いたな。と言っても、全員知り合いだよって話だけど。
同じ敵を持つ人物を見つけたけど、操れるかどうか様子見だって。次の刺客候補ねえ。

オカン教授が、キッチンでいそいそとオレンジを切って振り返ると、所長はソファで眠っていました。上着をかけてやって、ふと自分のペンダントに手をやり、ふっと笑う教授です。
このキャンディか琥珀かみたいな黄色いやつ、シルバーの飾りがプチトマトみたいで可愛いんですが、何か思い出の品なんでしょうね。

林静は沙雅と偶然会ってお茶してますが、つまらん話をして退屈されてます(^m^)まあ、偶然も装ったのでしょうが。
沙雅が化粧室に立った時、隣の席では不倫中の男女が男の妻が邪魔だのなんだのって話の真っ最中。こんなところでするかぁ？
戻ってきた沙雅は、林静と電話番号を交換し、自分のライブに誘って別れます。離籍してる間、林静に近付けなんて指示貰って来たんじゃないよね？

かなり裕福に見える家の中で、グラスのワインに何かを入れた男。さっきの不倫夫ね。いよいよ妻に薬を盛るのかよー。
帰宅した妻は、キャンドルを灯しテーブルの上に花びらを散らし、花束を抱えた夫の結婚記念日サプライズに大喜びです。で、勧められたワインを飲んで倒れてしまいました。

沙雅のライブ。
林静は祝紅を誘ったの？やだなあ、１人で行きなよー。

浮気夫、鄭大銭(ジョンダーチェン)は、預金が全て下ろされていたことに気付いて大慌てです。どうやら、殺したはずの妻が生きていたっぽい。
そこへ海星鑑の郭副部長が、半年前の金融詐欺事件に関して匿名の通報があったと、同行を促しに来ました。通報も奥さんでしょうか。不死身？地星人？功徳筆？

特調所では、林静がスライドで事件の説明をしていますが、誰も聞いてない(^m^)
鄭大銭は妻を殺したと証言しているのに、妻の大吉(ダージー)はその後、お金を引き出しています。彼女の身分証明書は偽造したものでした。
龍城ではこの10年の間に、2度も同様の事件が起きているようです。若い女性の遺体の失踪。時間が経過しているにも関わらず、全員年齢も一緒、容貌もそっくり。
教授は、おそらく功徳筆の主が関係していると言いますが、10年前から？

楚恕之(チューシュージー)と郭長城(グオチャンチョン)は、中秋節の夜のことを調べていました。道端の売り子のおばちゃんは、あの晩、白素霞(バイスーシア)が、朱豪(チューハオ)のタクシーとぶつかりそうになったところの写真を持ってました。その上、具合が悪くなった白素霞を、病院まで送り届けています。見上げたところに監視カメラ。映像残ってるかもね。

林静と大慶は、叢波(ツォンボー)の元で、いくつかの大吉(ダージー)の写真の検証です。結果は同一人物。その大吉は、現在も結婚相談所で相手を募集中とな。年下歓迎、猫系男子を求むというプロフィールに、大慶が会いに行くことに。

街コンで大吉に会っている大慶、大吉はかなり気に入ったみたい。外に出ると、大吉はちょっと不思議なことを言います。
大人の女はもうやめる、感情に素直に生きる、猫らしく。
やたら積極的で、その上、大ちゃん、私を忘れたの？と。
昔の知り合い？記憶のない大慶の、あ、これって、大吉も猫族の生き残りとか？

思い出せない大慶に怒った大吉は、思い出させてやるわと言って、大慶の首を絞めます。
おいおい、随分な荒療治だわよ、おねえさん。
猫のプライドは？飼い猫をバカにしていた癖に。
うん、確定だな。こりゃ、猫族の生き残りだ。大慶の昔の仲間だ。

そこへ所長と教授。所長、笑ってるよ、大慶が首絞められてんのに。
猫族は高貴な一族だ、暴力は辞めて一緒に来てくれと、教授。
それを聞いた所長が止めに入ると、大吉は今度は所長の首を絞めます。驚いた教授が力を使って引き離すと、飛ばされた大吉は、歩道の段差に頭をぶつけて亡くなってしまいました。

ちょっとびっくりな展開だけど、この人、というかこの猫族、死なないよね。
大慶はショックを受けてるし、教授は、ものすごくマズイ…って顔してるけど。

大吉は、特調所の実験室に保護された模様。
所長は、楚達が聞き込みをしたあのおばちゃんの店周辺の監視カメラの映像を、みんなに見せました。

ん？朱豪のタクシーに煽られて転んだ白素霞(バイスーシア)は、それでも朱豪のタクシーに乗ろうとしたの？でも朱豪自身の証言では、お母さんの具合が悪くて走り去ってたよね。
それが、監視カメラの映像では、朱豪のタクシーに乗ろうとした白素霞は、後から来た鄭大銭と愛人にタクシーを取られて、突き飛ばされたみたいに転び、お店のおばちゃんが駆け寄っています。
鄭大銭を通報したのは、大吉じゃなくて王向陽(ワンシャンヤン)？

もうひとつ、その晩の病院の監視カメラの映像では、廊下に置かれたベッドに横たわる白素霞と、忙しそうにしている医者や看護師に縋りつく王向陽が映っていました。
小郭には、それが王向陽だと分かっちゃたね。

老化事件で唯一亡くなった被害者の宅配業者、王群(ワンチュン)も、この時現場の光明路にいたらしい。そこで何があったのか。具合の悪かった白素霞が、すぐに病院に行けず亡くなってしまった件にどう関係していたんでしょう。

小郭は、映像の妊婦は、階下の果物屋、王向陽の奥さんであることを告げ、更に以前功徳筆を見ていると言いました。遅いよなあ、もしかしてを告げるのが。
多重人格の孔鯨(コンジン)は、あの晩、王向陽の店で騒ぎを起こしているんだそうな。それで白素霞の病院に付き添えなかったとか、そういうことかな。
所長の目が見えなくなって以降の事件は全て、功徳筆を使った王向陽の復讐。
特調所でパーティしてる時に海星鑑からの呼び出しがあって、燭九が逃げ出して夜尊の贄になったあの晩、王向陽はこれだけの数の人間を、一気に恨むことになった訳ね。病院も恨んでたんでしょう。

寝かされている大吉の前には、大慶と教授がいました。
教授、私の罪だと大反省中です。大慶は、いいんだ、ボスを守るためだろって言う。

人のため、殺さず
天下のため、殺さざるを得ず

大慶の呟いた言葉は、昔黒袍使が言ってた言葉だったようです。
大慶の記憶が、随分と戻っている。

教授に捜査を続けることを促し、ひとりで傍らに座った大慶は、むくりと起き上がった大吉に延髄を殴られて気絶…ほんっと、手荒な猫さまだなあ。

大慶は急いで記憶を取り戻さないとと思ったんでしょうね、成(チョン)先生の元へ。
診察後、一緒に歩いていた大慶と先生のところに大吉が現れ、勝手に彼と話さないで、だと。殴って消えたクセして、どういう人かも知らない相手に一緒にいただけで嫉妬って、何？勝手な猫だな。

大吉は昔から大慶が好きだったんでしょうか。いい雰囲気の音楽流れてるけど、いくら猫だからって、この性格はナイわ。

大吉が大慶を連れて来たのは、昔、大吉が大慶を庇って車に轢かれてしまった場所でした。
大慶は大吉を川辺？に運んで置いてったのね。それもどーよとは思うけども。目覚めた大吉は、猫には命が9個あるって本当だったんだ！と喜び、寂しがり屋だから別の人を探したと。

ようやく愛し合える人に出会えたのに、ガス漏れ事故で２人して死亡。生き残った大吉は数年後、別の相手に出会うも、彼の目の前で殺された。生き返って戻ってみると、怖がられて追い出された。次が鄭大銭だったと。薬で殺され、生き返ったらまたやられた。
既に6回、生き返ってるんですね。今7つ目の命を使ってるってことか。

大吉、功徳筆の主を知ってるのね。
あ、この間言ってた、同じ恨みを持つ相手を見つけたってのがソレか。あの日、白素霞を突き飛ばした2人に殺されるかもしれないから云々、みたいなことで接触されたのかな。

特調所の前で話していた所長と大慶達ですが、そこにひょっこり李さんが顔を出すと、大吉は突然李さんに襲い掛かりました。慌てて止めた大慶を、また殴って失神させる大吉。ほんっとにヤだなあ。

理由も言わず、大吉は大慶を連れていってしまいます。
大吉は、大慶が記憶喪失になった理由を知っていました。
浮気夫と愛人に復讐した時に、王向陽(ワンシャンヤン)から教えて貰った情報がコレみたい。

当時ホームレスだった李さんに拾われた猫型大慶、世話をして貰っていたけど、そこで大慶が人型になってしまったことで、怖くなった李さんに殴られちゃったのね。それで記憶喪失？
10年前だったようですね。李さんはそれをずっと謝りたいと思いながら、自分のせいで記憶がなくなっちゃった大慶の大好きな小魚を釣ってきては炒ってあげてたのか。

棒を見つけて李さんに殴りかかった大吉、大慶は李さんを庇って殴られ、また失神。
そんなつもりじゃ…って、アンタねえ。バカ過ぎるでしょうよ。鄭大銭が、おまえは怖すぎるって言ってたけど、ホントだわな。
李さんが殴って記憶が飛んだのは、確かに罪だったかもしれないけど、この1話の間に、大吉だって3回も大慶を殴って失神させたぞ、も一回は李さんに止められて未遂だったけど、やろうとしたよね。人のコト言えるかいな。

気が付いた大慶、泣く大吉に笑ってますが、いやいや、あり得ない、笑えない。
でも、崑崙のことも思い出したね。なんかエエこと言われてました。

そして結局のところ、特調所のみんなとの交流は本物で、大慶はみんなが大好きなんだよ♪

大慶が特調所に入ったのはいつなんだろう。所長パパが特調所の所長だった頃から知ってるらしいから、李さんに拾われた時は既に所員だったのかもしれませんね。

　 　
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