鎮魂 16話　地君冊の行方　あらすじとネタバレ感想

2022-12-192023-12-22

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あらすじ

趙雲瀾（チャオ･ユンラン）の父で星督（せいとく）局長の趙心慈（チャオ･シンツー）が監査にやってくるが、趙雲瀾は「地君冊（ちくんさつ）」を捜すために沈巍（シェン・ウェイ）と地界に行った後だった。勝手に持ち場を離れた趙雲瀾に怒りをあらわにする趙局長。しかも龍城（ロンチョン）公園で事件が発生し、趙局長が臨時で指揮を執ることに。だが所員たちは横暴な趙局長に反発する。その頃、地界では趙雲瀾が危機に見舞われていた。
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ネタバレ感想

所長パパ、趙心慈(チャオシンツー)のことを知っているのは、大慶だけなのかな。
何も知らない林静(リンジン)は、機能説明をしながら、闇の力を感知する装置を星督局の局長趙心慈に向けてます。
ん？あれは反応アリってことだったんでしょうか？壊れたって笑って誤魔化してたけど。

何、所長パパったら、闇の力が混じってる人なの？おやあ！？

郭長城の身代わり作戦も即バレました。てか、当たり前でしょうよ。
でも所長パパ、一介の所員のこと、やたら詳しいよね。やっぱり小郭を特調所に突っ込んだのって、この人なんじゃない？
更に、特調所の前任所長だったそうじゃないか。じゃあ、あの銃も受け継いだってこと？

特調所のみなさん、妙にびくついてるけど、そこまで取り繕う必要があるのかっていう不思議。前触れもなく抜き打ちで来てるんだから、たまたま外出中ってこともあるんじゃない？と思うけど、ま、行ってるところが地界だからなー。
大慶が状況を説明し、趙心慈がアイツ指揮官としてなってないと怒ったところで、事件発生の電話です。林静が事件なんて起きませんよーと言ったからね。この人が何か言うと、だいたい物事が悪いほうに動くの。

ある意味「持っている人」変なもんを(^m^)

一方、黒袍使、摂政官と共に地君殿に入る所長。地君殿の仏像が気になっちゃいました。あれは地球の仏教の何かじゃなく、オリジナルの何かよね？
丁頓(ディンドゥン)の後任は規律に厳しい人の模様。黒袍使と摂政官以外は部外者、地君殿の奥には行けないと言われてしまいます。ピキッとなる黒兄さんを宥めて、所長は摂政官と共に地君冊を探しに外へ。

摂政官、地君冊を失くした時ここを通ったような…って、何、持ち歩いてて失くしたの？そしたら丁頓はやっぱり全く関係なかったんか。いい加減なおっさんだなあ。
と思ってましたけど、そもそも失くしたってことからウソなんじゃないの？
途中で絡んでる風、絡まれてる風を装って所長にサラッと見破られた３人組が出て来たけど、この人達、誰の差し金で誰を何のために罠にはめようとしたんだ？摂政官とグル？だとしたら、摂政官自身、いったい何がしたいのさ？

地上では、所長パパが臨時で特調所を率いることに。
前回、燭九と一緒にいた男性、包(バオ)は、事件の起きた公園の警備員でした。勝手に公園の木々が倒れたり折れたりしたみたい。
趙心慈は全員に分担して捜査の指示。大慶には近所の猫への聞き込み(笑)だったんだけど、今の大慶は猫語が分からないんですよね。でも趙心慈が所長だった時は使えてたんだって、猫語。その記憶すらも失くしてるみたいなんだよ、大慶。どうなってんの？

にゃんこさん達の言葉は、相変わらず分からない大慶。でも記憶が混濁してるのは自覚があるっぽい。何の影響なんだろう。

地界では、道案内すらできない摂政官に道を聞きに行かせた所長。ひとりになった途端、いきなりどこからか名前を呼ばれます。初めて来た地界なのに。行ってみると、鎖のかけられたオベリスクみたいなオブジェが語り掛けていました。

人の世にいても人の心が理解できない
自分の行為が何のためかも分かっていない
その行いが正しいかどうかすら分からないはずだ

何これ。でも所長は何か思い当たるところがあるんだろうか。
本心をさらけ出さない人だし、「特調所の所長」役を演じてあの性格を作ってるフシは多々あるんだけど、こう言われるほど欠落傾向がある感じにも見えないけどなあ。

そこへさっきのよく分からん３人組。ただのゴロツキが、テキトーに時間稼ぎかなんかで摂政官に雇われでもしたのかな。
ただ彼らは、黒袍使は裏切り者だと言いました。既に地界の黒幕から洗脳済の、いわゆる兵隊みたいなもんってこと？

隙を見て逃げる所長。摂政官は未だ現れず。
というかさ、考えたら地界の重要資料の紛失に対して、なぜ地界に行ったこともない地上の所長に協力を仰ぐんだろう。鎮魂令主っていったって、存在も知らなかった地君冊を探す義務なんざないでしょ？地君殿にすら、中まで入れて貰えないのに。
摂政官に、上手いこと地界に連れ込まれたってこと？何のために？

逃げながら、所長は客が仮面をつけているバーに入り込みます。
ブタさんの仮面つけてた人がじっと見てるんだけど、この人あれじゃない？地星人だった執事、水を操る息子の父親、瞬間移動の呉天恩(ウーティエンエン)だ。

地上の特調所では、趙心慈が桑赞(サンザン)の管理する書庫で「古代秘聞録」を読んでメモしながらみんなの捜査報告を待っていました。書庫を出る時、サインを促した桑赞、本をメモしてた時は左手で文字を書いていた趙心慈が、咄嗟にしたサインは右手で書いたのを見てましたよ。そしてもっと言うと筆跡も違ってたよ。

学生時代の友人に器用に両手を使う子がいたけど、右手は文字、左手はイラスト、みたいな区別してたっけ。所長パパみたいに、短時間に同じペンで同じように文字を書く時に左右使い分けるって、あまりないんじゃない？

バーの中まで追って来た３人組に捕まりそうになったところで、やっぱりブタさん呉天恩が助けてくれました。今は黒袍使のお手伝いをしてるようです。
なるほど、摂政官は評判悪いのね。だろうよ、ビジュアルからしてそういう作りだよ(笑)
結局今回も自分が失くした「地君冊」を探すという名目で、ほとんど関係のない所長を地界に引きずり込んでる。「失くした」というのもウソで、黒袍使に見せろと言われて、何か問題があるから慌てて失くしたことにした可能性も高いよなあ。

そういえば、趙心慈も趙雲瀾も、事件に関すること、犯人とか捜査の結果とかを「獲物」と表現してました。あまり一般的じゃない気がするので、これが親子感ってとこかしらん。

特調所では、趙パパのやり方に反発する所員のみなさん。

あ？反発するほど極端に違うっけ？でしたけどね。今まで、所長のカリスマ的捜査に所員感服、みたいなの特になかったし。事件に対する勘がやたらと鋭いってくらいで。でもその勘に頼り切ってたら、所長が変わった時に困るのは自分達。反発してる場合じゃないんだけど、まあここはパパの敢えての行動なのでしゃーない。

趙パパは殊更に息子を批判して、所長の罷免をかけ、所員達ひとりひとりと面談することに。みんなを煽って煽って、思い通りのテスト面談に持ってったパパの計略勝ちです。
最後に郭長城が精神的なトラップを仕掛けられますが、基本ピュアな人なのでそういうのには負けないよね。結果、所長罷免に同意する所員は皆無。パパむしろホッとするの図。

そして、最後に出たよ。瞬間移動する黄色い目の趙パパ。
誰これ。別の人格？混在してんの？出たり入ったりしてんの？この人が林静の計測した闇の力を持つ人だよね。そして郭長城を特調所に引き入れた人物が、こっちの闇の力の人。
でも、郭長城に語り掛ける言葉と表情から、この黄色い目の人格が悪いものをベースにしているとはとても思えないから、この辺りの事情が明らかになるのが楽しみ♪

郭長城は、魔王の闇の力に対抗できる正しい力を持つ人物。
このもう１人の趙心慈が選んで特調所に入れた伏兵。