鎮魂 12話　音波の威力　あらすじとネタバレ感想

あらすじ

山河錐（さんがすい）のことを調べていた祝紅（ジュー･ホン）と郭長城（グオ･チャンチョン）を祝紅の叔父が監禁してしまう。その頃、趙雲瀾（チャオ･ユンラン）は集団自殺の謎を追っていた。死んだ鄭（ジョン）所長の知人である沈巍（シェン･ウェイ）は、彼が自殺するはずはないと言い切る。一方、鄭所長の部下だった談嘯（タン･シャオ）は特調所から山河錐を盗もうとしていた。危ういところで阻止した趙雲瀾だったが、音波により気を失ってしまう。

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ネタバレ感想

やっぱり全ては祝紅のため、特調所に保管されている聖器が悪人に手に渡ればそれこそ危険、人間などに守り切れるものかってことですね。海星人と地星人の争いに亜獣族人は関係ない、それで生き残ってきたってのも分かるけど、惑星全体に波及すれば関係ないとも言ってられないよね。どっちにつく？って話に、絶対になる。

この族長にも教授にも感じる歯がゆさは同じかな。
大切だから守りたいっていう一心で、自分が思う危険と思しきものから相手を遠ざけようとするけど、相手にも正しく状況を知り情報を得て、自分の意志で進退を決める権利がある。その上、所長も祝紅も、何も知らされず庇護されて、はいそうですかと納得するタイプとは程遠い。余りにも隠されると、信頼されてないんだなって方向に思いは行くよね。

所長は疑いを全く隠そうともしないで教授を注視するから、悪戯が見つかったみたいな教授は、居心地が悪そーでとても可愛いです、ふふふのふ。
亡くなった鄭所長は、教授の大学の先輩。成功したぞって、電話で報告を受けるくらいには近しかったらしい。野心のある先輩が、成功したのに自殺はあり得ないと。

でも所長はその話をしに来たのではなく、疑ってるのは犯人なんじゃ？ってことでもなく。
真実を教えてくれって言ったのに、まだすっとぼけて音波の話をする教授。イラついた所長が特調所に電話をすると、電話の向こうで汪徴が音波の影響を受けて倒れてしまいます。

聖器の保管場所に談嘯(タンシャオ)が忍び込み、ガラスドームを壊していました。桑赞はフラ付きながらも聖器の元に向かい、倒れ込みながら何かの紐を引っぱります。
ああ、これか、桑赞が仕掛けた昔ながらの罠ね。汪徴はそんな時代じゃないんだから罠なんていらないって言ってたけど、いやいやどうして、充分役に立ったよ、偉いよ、桑赞～。

罠を避けようとした談嘯の手から吹っ飛んだ山河錐を、駆けつけた所長がナイスキャッチ。
でも握りしめたところ、フラッシュバックが起きて教授に助けられます。その場で談嘯に向け闇の力を使う教授。所長は都合よく、ほぼ気を失いつつあるというねー。これは音波のせいなの？聖器の影響なの？

所長と教授、意味深な視線で会話してますもんね、顔を2つ持てるとかさあ。
尚もトボける教授ですが、林静が操られないように脳波を測ろうと言い出し、何を思ったのか教授が自ら実験台に。脳波なんて測ったらきっと「違い」が分かっちゃうと思うんだけど。

一方、蛇族の長は柱に縛り付けた祝紅を前に、しみじみ語ってますが、祝紅だと思ったのは女装した郭長城でしたとさ。や、この子、かなり似合いますねえ、女装。
そこへ祝紅がやって来て、族長にあの酒を無理矢理飲ませます。祝紅、容赦ない(大笑)

脳波を測っていた林静は何も言いませんでしたが、やっぱり首をかしげてますね。
眠ってしまったのがすぐに起きなかった教授を、まじまじと観察する所長。
アナタ、それ、近い近い近いっ。

教授が帰った後で林静は、教授の脳波には少しも動きがなく、まるで死んでいるみたいだと。やっぱり測定させることで、自分が地星人だってことをそれとなく教えたのかなあと思ったのに、あれ、違うの？特調所の入り口で、彼に言うべきか、言えば危険にさらすかもって、教授、まだ言ってるよ。あの、キャンディか琥珀か、みたいな丸いペンダント握って。
所長は教授と黒袍使のイラスト描いて、ぐじゃぐしゃ中～(^m^)

燭九は鄭意(ジョンイー)を人質にとって、談嘯を使ったけど失敗、そこで談嘯と鄭意を２人とも働かせることにした模様。ああ、なるほど、話せない鄭意を治してやるって嘘ついて引き込んだんだ。談嘯はバイオリンを弾いていた自分の妹を亡くしていて、鄭意を本当の妹みたいに思ってるんですね。

特調所に急ぐ祝紅の前に談嘯と鄭意が現れ、音波の影響を受けてしまう祝紅。特調所も、祝紅の家の近くで能力が使われたことを察知。現場には楚が間に合いますが、既に祝紅は操られています。戦いとなった時、駆けつけた林静が鎮静剤を注射して終了。
様子を窺っていた談嘯と鄭意の背後から、所長が近付いていました。談嘯はキョロキョロしますが、燭九が助けに来るはずはないわよー。

その頃、燭九は別の場所で何か別の悪さをしてました。
ロッカー室のようなところで、周社長と呼んだスーツの男性に手伝わせて元気な若い男性のエネルギー?を集めているみたい。

病院の一室で、談嘯に話を聞く所長と大慶。そこで、鄭意が鄭所長に虐待されていたことを知ります。折に触れ、談嘯が鄭意と交流しつつ守っていたことを鄭所長も知っていて、解雇したみたい。談嘯の研究結果も横取りしてたのかな。
そこへ黒袍使が現れ、談嘯はそのまま連れていかれました。
悲しむ鄭意には、猫型大慶を置いて所長は特調所に戻ります。

未だ目覚めない祝紅を前に、林静との会話で違和感の正体に近づく所長。
談嘯は、能力者の地星人である鄭意を、自らの研究道具を使って身代わりとなり、庇っていた人間だと気付きます。だから闇の力の痕跡も残さず侵入できたし、ガラスドームも壊せたんだな。目覚めた祝紅の証言もあり、3人は病院に向かいますが、鄭意も大慶も病室から消えていました。

その頃、黒袍使に連れて行かれた談嘯は、広場で解放されてます。人間だからね、地界に収容はできないのよ。でもしばらく姿を隠しているようにと、失神させられました。

病院に向かった3人と入れ違いに、鄭意に操られた大慶は特調所へ。聖器を鄭意に渡してしまいます。燭九から騙されている鄭意は、聖器を奪って渡せば、談嘯に会わせると言われているみたい。燭九、おまえ、黒兄さんが隠した談嘯の居場所も知らないクセして。

さて、浴室事件の黄家御曹司と李家お嬢さまの結婚式。海星艦の高(ガオ)部長もいます。
そこに、カメラを隠して潜り込んでいるみたいな男が。ゴシップネタを集めている人っぽい。何者だ？でもここに談嘯が来るからと、騙された鄭意が来ちゃう訳でしょ？騒ぎを記録されてしまうんじゃ？

一方、洗脳から覚め切っていない大慶は、１階の果物屋さんを荒らしてしまいます。
「捨てるぞ」って言葉が、にゃんこのトリガーになるのかな。捨て猫、悲しいもんね。常々所長に脅されて摺り込まれてるんだろうか、可哀そうに。果物屋さんも充分可哀そうだけど。

　 　
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