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大理寺日誌~謎解く少卿には秘密がある~」【12】今回の4話分では2回も泣かされてしまったよ。ううう。

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大理寺日誌
画像出典 BEIJING IQIYI SCIENCE & TECHNOLOGY CO., LTD.

前回は邱慶之の表情から目が離せませんでしたが。今回はまた別のショック。

それにしても邱慶之の感情はダダモレに見えたのに、なんで李餅は気付いてくれないのよう。
劉宇寧(リウユーニン)のしょぼくれた子犬顔も、王一博(ワンイーボー)のヘタレ顔も好きと「長歌行」の時に書きましたが(素の顔がそうって訳ではなく、演技上のね)、そこにもう1人加わったわ。魏哲鳴(ウェイジャーミン)の呆然自失顔。あ、丁禹兮(ディンユーシー)は泣き顔が秀逸です(聞いてない?(笑)

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目次

所感 ネタバレです

2人の遺体を回収して大理寺に戻った李餅達。
李府の門を閉める時の表情は、ようやく父親暗殺の実行犯を見つけたと、必ず黒幕を暴いて罪を償わせて見せるって決意と、みたいな感じかしらん。

呉亦人(ごえきじん)と胡姫が殺され、邱慶之(きゅうけいし)は重傷。
犯人は、李稷(りしょく)暗殺と同一人物の可能性が高い。
3年前、大理寺は李稷により死罪を言い渡された脱獄囚を捕まえ、当時の刑部は恨みによる犯行だと結論付けた。でもそれは真犯人ではなかった。昨夜の賊は手練れで、思いつきで動く愚か者ではない。

呉亦人は李稷の命で牢に入り、杜子虚を調べていた。杜子虚の死後は、李稷を殺した犯人だと考えた一枝花を追跡していた。やがて胡姫が、下手人は、杜子虚や一枝花と同房だった黒羅刹という男だと気付いたために、陥れられて金吾衛に捕まり、果ては殺されてしまった。

大理寺卿殺しの犯人をでっち上げられるのは、それなりの地位にあり、杜子虚の不老不死の薬に執着する人物のはず。
李餅と明鏡堂、上官檎は、まず黒羅刹を先に見つけることに。
あ、ここで陳拾はしばし離脱です。大理寺の登用試験があるので。

亡骸の向きを変え、線香の灰で日付を書き、呉亦人の手に石を握らせたのも、黒羅刹。
でも、香料や石はどちらも、なんてことはない普通の香料と、なんの変哲もない普通の石でした。

李餅の元には、邱慶之の代理で金吾衛を率い始めた来仲書(らいちゅうしょ)が来て、大理寺が下手人を上げられない場合、テコ入れしないといけないから、金吾衛が引き継ぐとかほざいてる。
ほんっとに、ヤなヤツだな、コイツ。
李餅も、引き継ぐ必要も相談の必要もない、邱将軍も被害者だが、これは大理寺の未解決事件、異論があるなら陛下に申し出ろと言い返して追い返したよ。よしっ。

物証には行き詰るものの、六月七日という日付は凶日だと孫豹が呟きます。
2人の死んだ昨日も凶日だった。
暦で調べると、昨日は六月九日、辰年の呉亦人は、北の方角と虎の刻が凶。祭祀を忌むとある。
呉亦人の遺体は北向きに置かれ、殺された時刻は虎の刻。ややこしい。

そして六月七日ってのは、おそらく次の標的。
この日が良くないのは、申年の人。西と辰の刻が凶で、取り壊しを忌む。
辰の刻まであと四時。みんなは深夜に、大理寺に縁のある申年調べと、取り壊し予定の建物調べ。
4人の辰年が見つかるものの、朝になっても、取り壊し予定の建物も異常なし。

その時、李餅の耳に琴の音が聞こえます。
五石散秦紈(しんかん)の奴婢だった、蔲娘(こうじょう)でしたよ。
塔の手摺りに鎖で縛り付けられて、目隠しをさせられ、琴を弾かされてました。その指はもう血だらけ。
弾くのをやめたら、琴を壊すと言われたんだって。

大理寺日誌
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てか、李餅、気付いた途端走り出して、明鏡堂や上官檎の前で、垂直の壁を駆けあがったけど。
咄嗟に体が動いてしまったとはいえ。もう、それ見せてもいいのね?

でも、李餅が蔲娘を助けようとすると、誰かが背後の扉を開き、仕掛けられた矢が作動して蔲娘の喉に命中。落ちていく蔲娘を追って飛び降りた李餅が、蔲娘を抱いて途中の回廊に降り立った時、明鏡堂と上官檎もようやく上って来ました。

蔲娘を助けられなかったのもショックでしょうが、上官檎なんか思わず上見てるよね。あそこまで駆け上がって、あそこから飛び降りて、蔲娘の体を抱えて…と。
蔲娘の体からは紙片が落ち、雨の道路に。

蔲娘は、今朝取り調べのために連れ出され、そのまま戻らなかったらしい。
連れ出した人物は腰牌を下げ官服を着ていて、看守も顔は覚えていない。
落ちていた紙片には、子水、桑の木と書いてあったね。

そこに、胡四が駆け込んで来ます。咄嗟に上官檎に、付き纏うなって言われちゃって可哀そう。
でも胡四の後から入って来たのは、父親の上官璉(じょうかんれん)でした。兵部尚書ね。
上官璉は危険を察知して、大理寺から娘を引き離したいみたい。
李餅もそれに気付き、言われるままに上官檎を家に帰します。

だけど娘だって、何かあると気付くわな。
父親は、この事件がどれだけ厄介か分からないのか、おまえのためだと言う。
邱慶之といい上官璉といい。一般人にならそれも通用するでしょうが、李餅も上官檎も、大理寺少卿なんだよ。はいそうですかと退けないでしょうよ。

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さて、黒羅刹の次のターゲットは、港の酒場の主人。
次が趙如意の妻。
気付いて急行するのに、一歩届かず、殺されてしまう。

その頃、員外郎の妹を心配した王七と阿里巴巴が、そちらに向かってたんだけど、員外郎の妹も行方が分からなくなってました。
趙如意の妻と員外郎の妹は、同じ卯年だったのかな。だから明鏡堂は二手に分かれてたのね。でも、趙如意の妻をターゲットにしたのに、なぜ員外郎の妹まで消えたのか。

そこに試験が終わった陳拾が合流し、みんなで員外郎の妹捜し。
街に出ると、いつもの場所に袁不二(えんふじ)がいないことに陳拾が気付きます。員外郎の妹を連れて、何度も袁不二のところに来ていた陳拾。
それを聴いた李餅は慌てて袁不二の家へ。

袁不二は机の上で、坎(かん)の卦の竹板を持ったまま、亡くなっていました。
これって、困難を表す卦らしいよ…うわ~ん(涙)目付きは悪いけど(笑)人の良いおっちゃんだったのに。陳拾や員外郎の妹を可愛がってくれてたのに。

ふと、何かに気付いた李餅が軒下に出ると、大きな甕の中に、員外郎の妹は隠れていました。
多分、員外郎の妹は狙われて袁不二を頼り、彼女を守ったから、袁不二は犠牲になってしまったのか(涙)きっと、かくれんぼしようとか言って隠したんだね…
失敗した黒羅刹は、代わりに趙如意の妻を殺したと。

陳拾が員外郎の妹を大理寺に保護したのち、やって来た明鏡堂のみんな。
袁不二の家には、疑獄事件集や大理寺の登用試験集なんかがあり、崔倍は、袁不二が過去に大理寺を受験していた記録を見てました。
袁不二は、これから試験を受ける陳拾にも、いろいろとアドバイスしてくれてた。
ここで回想シーンが流れちゃって、もう。泣いちゃうじゃないのよぅ(泣)
明鏡堂のみんなも、ボロボロよぅ。

大理寺日誌
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「七時吉祥」で初めて拝見したけど、杨皓宇(ヤンハオユー)さん、すごく記憶に残る役者さんね。
「鳳凰の飛翔」にも、閔海(びんかい)編でちょっと出て来るみたいなので、楽しみです。

みんなはまだ黒羅刹が員外郎の妹を狙いにくるんじゃないかと、動き出します。
ここで一番に、袁先生の犠牲を無駄にしちゃいけないって言ったのが陳拾だったのが良かったね。

で、王七が員外郎の妹の服着て成りすます(笑)
いやあ…かわいくねー(^m^)

だけど黒羅刹が狙ったのは、員外郎の妹じゃなかった。
員外郎の妹は李府で陳拾と一緒に、かくれんぼして遊んでたんだけど。そこで連れて行かれてしまったのは、陳拾のほう。一緒にいた孫豹がトイレに行っている隙に。

李府には、あの襲撃の直前、李稷(りしょく)が碁盤に一石だけ置いた白石がそのままありました。
そこで当時李餅は、しばらく神都を離れろと言われてたんだけど。
ふと、碁盤のその場所が、書架の棚の位置だと気付く李餅。これも猫人間になった鋭さなんでしょか。そこにあった、街頭暴行致死事件という巻物を開いた李餅は、目を見張ります。下手人の似顔絵だね。
当時から李稷は、この人の存在に気付いていて、疑っていて、書架の位置を記してたんかい。
んもー、みんなっ、大事なことは言葉で、言葉で残しておくれよぅっ!

争った形跡はない、陳拾は無事だと言い、明鏡堂に員外郎の妹を保護させて、1人残った李餅。
猫パワー全開で、陳拾の追跡です。

その頃、自宅軟禁中の上官檎は、父親を怪しみ、書斎に忍び込んだんだけど。
そこに上官璉と、あろうことか黒羅刹が一緒に入ってきたわよ。
黒羅刹は、依頼はこなした、おまえもすべきことをしろと言う。以前の尚書府の下だと言う。
何かの巻物を置いて、黒羅刹は去ります。
上官檎がそれを見て驚いてるところに、上官璉が戻って来ちゃった。
真っ向から問い質す上官檎だけど、上官璉は自分も苦しいのだと言って、娘を部屋に閉じ込めます。

うーん。上官璉の立ち位置が分からない。
思いっきり黒い人って感じでもないしなあ。だけどやってることはなー。

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一方、1人でいなくなった李餅。明鏡堂の4人は、きっと巻き込みたくないんだろうとは分かっても、納得いかんよね。
そこに投げ文。石につけられていた文章を見て、以前上官檎とのやり取りを思い出した阿里巴巴は、これは上官檎からの文で尚書府と書いてあると解読。きっと黒羅刹の居場所ではないか。
こんな文を寄こすくらいだから、上官檎も普通の状況ではないと心配した阿里巴巴だけ別行動で、3人は呂尚書府に向かいます。

阿里巴巴は、賊のふりで胡四を脅し、上官檎の部屋の場所を聞こうとするんだけど。
胡四にはあっさりバレる。ま、そうでしょうよ(笑)
でもやっぱり胡四は、悪い人じゃないんだよなあ。
お嬢さまもおまえらも自分を信じないけど、自分だって大理寺の司直なんだぞって。
事情を知った胡四は、さっさと部屋の場所を教え、予定通り、賊に襲われたフリをするために、自分を縛れっていう。脅されて言ったんじゃなければ、自分も叱られちゃうしね。

大理寺日誌
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水到渠成にサポートされて、上官檎の部屋の窓に辿り着いた阿里巴巴。丁度窓を開けようとした上官檎。
まあ、外開きの窓に激突ってのはお約束ね(^m^)
上官檎が投げ文を送ったのは、黒羅刹が李餅に罠を仕掛けていて、それが呂尚書府だってことを知らせたかったから。
急いで一緒に抜け出そうとした時、胡四が見つかってしまったのね、上官璉がやって来た。早かったな。

上官璉は隠れていた阿里巴巴に刀を向けるんだけど、上官檎が身を挺して庇います。
更に胡四がねえ、本当にいい働きをしてくれました。
上官璉に縋り付いて、お嬢様は阿里巴巴に惹かれていて、明鏡堂に肩入れしているから、今は旦那様の気持ちが分からない、とな。
それに乗じて阿里巴巴も、上官少卿を心から愛している、私は胡人だから事件なんてどうでもいい、駆け落ちしたいだけと言い出しました(笑)

上官璉は、娘が阿里巴巴と駆け落ちしたとしても、神都から離れるならそれもよしと考えたんだねえ。それほどに、この事件に関わらせれば危険なんだってことか。

上官檎と阿里巴巴は馬車に乗り、胡四がお供で神都を離れようとするんだけど。
馬車の中での上官檎の号泣。
このドラマで上官檎が一番可愛かったのは、ここだったな。今は泣かせてくれって、父は黒羅刹の一味だったって、取り繕うことなく子供みたいに、うわぁぁん(笑)

大慌ての阿里巴巴も可愛かったけどね。ハンカチくらい差し出せよっ。
ただ、阿里巴巴は王子なので。
既に神都に隠れ家を用意してました。その用意も、2人が馬車から抜け出すために、馬車の前でトラブルを起こすのも、水到渠成のお役目です(^m^)
という訳で、2人がこっそりと馬車から抜け出し、傍らの隠れ家に隠れた時。

阿里巴巴の仕込みではない、別の手勢が馬車を襲撃。
御者は殺され、お嬢様の馬車を守ろうと胡四も必死で戦うものの。
えー!胡四、胡四がーっ!結構強かったのにー。

そっか、今回いっぱい見せ場があったのは、こういうコトかい(泣)
急いで出て行こうとする上官檎を、必死で止める阿里巴巴。
やだもう、胡四の回想シーンまであった。辛い展開が続くなあ。
でも、胡四、あなたのお陰で、お嬢様は助かったからね。頑張ったね(涙)

阿里巴巴は暴れる上官檎を担ぎ上げて、避難させます。
今、出て行ったら、本当に胡四たちの死が無駄になると。上官璉が神都から出したかったのは、生きて欲しいからだと。

その頃、李餅は呂尚書府の地下に辿り着いていました。
血を辿った先に、背中から血を流している人物。
その後ろ姿に陳拾と声をかけた李餅だけど、表情は厳しい。別人なのを分かってたね。

呂尚書府の外には、明鏡堂の3人も到着してます。
こちらが地下室の存在に気付くのは、少し時間がかかりそうだな。

案の定、振り返った途端に攻撃してきたのは、陳拾のふりをした陳九、黒羅刹でした。
芝居はよせ、似てないぞって李餅。
李餅が見た書架の書類に書かれていた似顔絵は、ホントに、陳拾にそっくり。そら驚くよ。

2役の周奇(ジョウチー)くんも上手だね。この子も子役から芸能界入りしてたみたいで。2000年生まれですってよ。「長安二十四時」易烊千璽(イーヤンチェンシー)とか「ヒカルの碁」胡先煦(フーシエンシュウ)とかと同い年なんだね。そういえばこの3人共、子役からですな。

さて、呉亦人が握らさせていた石(シー)は陳拾(チェンシー)を表してたんですってさ。
そりゃアナタ、日本語音読み字幕じゃ分からんがな(笑)
あ、そうか。員外郎の妹にはどうだったか分からないけど、袁不二に接触したのは陳拾を装った陳九だったってコトか。でも袁先生は見抜いたはずだと李餅は言います。
そうだよねえ、もし見抜けてなかったらとしたら、辛過ぎるわ。
いや、分かるだろう、顔付きで。目で。だからこの2役はとっても上手だと思うもの。
陳拾にも出たあの卦を握っていたのが、もしかしたらダイイングメッセージだったのかな。

その頃、呂尚書府の庭にあった岩山の隙間で、崔倍が6月11日の紙を見つけてました。これが李餅のなのかな。乙木、巳火、覆灯火、とか書いてある。
そこは、中に入り込める入り口でした。
てかさあ。なんてーことない普通の屋敷の地下に、こんなものすんごい高さのある地下空間が広がってるとか。そこら辺の川がめっちゃ深いの同様、こういうところが中国ドラマだよねー(笑)
李餅なんか、ひょっこり入ってっちゃったけど、別の入り口があったんでしょか。

さて、その地下室では、傍らにあった大きな金属の置物の中から、陳拾の声が。
やっと兄さんを見つけたのに、黒羅刹だったなんて、大勢を殺してた、なんでこんなことに。

3年前、李稷を殺したのも、野辺送りの李餅を襲撃したのも、黒羅刹。
理由などなく、ただ依頼されたから、殺した。
兄弟の言い合いを聞きながら李餅は、怒りでしゅうんっと猫人間に。
黒羅刹は、あの暗器と、炎を纏わせた刀で襲ってきます。これがあの暦の「火」か。
黒羅刹は強いけど、それでも普通の人間だもんね。不老不死の薬を貰ってたかどうかしらんけど、この手の末端の手駒に、そこまでしないでしょ、黒幕たちは。

大理寺日誌
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李餅に投げ飛ばされて、酒壺の中身をたっぷり浴びた黒羅刹。
蝋燭の上を飛んだ拍子に裾に火が付き、自らの体が火に包まれてしまいましたよ。

そこにようやく明鏡堂も到着。壺の中の陳拾を助けます。
ていうかー、上官檎を避難させた後、追いついちゃってるのがスゴイな、阿里巴巴(笑)
燃える黒羅刹を見ながら、明鏡堂が来る前に、李餅は人に戻っていました。

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一応の一件落着で、兵部尚書の上官璉も、黒羅刹と結託していた罪に問われ投獄。
部下に黒羅刹の弟がいたことを皇帝に言及されるものの、李餅が身を挺して潔白を訴え、大理寺へのお咎めはなしとなりました。でも李餅はひとまず、休職扱いみたいな感じかな。
更に、姿を消した上官檎の後任に朝廷の老臣から、金吾衛の来仲書が推薦されてる、だそうで。
でも皇帝は、覚えておけ、物事は慎重に対処せよと、言ったよ。
まだ背後に何かあることを、皇帝も知ってるんでしょうね。

李餅は上官璉の牢へ。
一緒に来仲書がくっついて来てるのが腹立たしい。
その上、明らかに余計なことは言うなと、上官璉を牽制してるのもイラつく。
上官璉も重々承知の上で、いなしている感じではあるけど。これを見れば誰だって、来仲書も一味って感じると思うわ。今肝心なのは、己の命を守ることでは?なんて割と決定打を口走るんだもの。バカなの?李餅が、ん?と見たわよ?
上官璉は、全てを自分が被ると、どこぞと約束してるんだね。そうすれば命だけは助ける、みたいな?

4年前、呂尚書の老衰を、西域から来た杜子虚という法師が薬で治したが、その薬は人の血を必要とした。王質が呂尚書のために血を確保していることに気付いた上官璉は、呂尚書を脅して出世した。
そして秘密を守るため、杜子虚と王質を死刑囚の牢に入れた。
戦の後、杜子虚の処方の五石散が神都で広まり、その根絶に動いた李稷は杜子虚の存在に気付いた。
真相を暴かれては困る上官璉は、手駒の黒羅刹に暗殺させた。
杜子虚も李稷も、殺したのは黒羅刹。
でもその後も血が必要だった呂尚書は、上官璉と共に妖猫事件をでっち上げた。

そこまで話すと、来仲書が勝手に話を終了させようとします。
上官璉の横目よ。来仲書への感情があからさまね(笑)

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李餅が一枝花のことを聞くと上官璉は、一枝花など存在しない、黒羅刹の別名だと言うけど。
そうじゃないことは、両方に会ってる李餅が一番よく知ってる。だけど来仲書は、一枝花って名前も出して欲しくないみたいだな。
帰りがけの李餅を呼び止めた上官璉は、娘のことを宜しく頼むと拱手しました。

袁不二と蔲娘のお墓の前で、黒幕が分からないことを悔しがる王七と崔倍。
そうだよねえ。身近な人が亡くなったのに、自分達は事件を捜査する仕事をしているのに。
でもきっとこれで、さらに明鏡堂は頑張るよ。

一方、陳拾は落ち込んだまま。まあ、しゃーないやね。
心配して、包子を持ってきてくれた孫豹や阿里巴巴にも反応せず。
田舎で暮らしていた時の、動物にも優しかった陳九を思い出したりしてる。ただ、動物に優しかったというよりも、動物に優しい陳拾に優しかった感じもするな、これ。
しかも村の中っていうか、村の外の、木の上に家作って生活してるよね。
陳九が何を思って神都に行こうとしたのか。行ってからどんな状況で、ああなったのか。
だけどちょっと見ただけで、一般的じゃないくらい人が良過ぎて、将来のこともあまり考えず一人前になれない弟に、親代わりの責任を感じて、背負っちゃってた気もしますな。

さて、大理寺には新少卿、来仲書がやって来ますが。誰も迎え出てない(笑)
まず李餅の少卿印を持って来た評事の司直甲と司直乙の兄弟が、休暇を申し出ます。
次に、検視官の白さんも。こんなヤツの元では働けないよって、抗議だよねえ。
厨房でも騒ぎになっていて、蔡(さい)さんが追い出されてた。
金吾衛の真ん前で屋台を出していた来仲書の叔父が、厨房まで乗っ取ってました。

明鏡堂のみんなが李餅に報告に行くけど、黒羅刹の事件は朝廷を震撼させたから、自分に代わって宥める者が必要、少卿の印章も返したし、仕方ないと言われます。
李餅も大理寺から李府に居を移すんですって。
だけどみんなは、このままやるべきことをすればいいと。

旧宅に引っ込む前に、陳拾のところにきた李餅。未だ、申し訳ないとグズグズしている陳拾。気持ちは分かるけど。陳拾のせいじゃないのに。
でもどうしても分からない、なぜ兄がと泣き崩れる陳拾に、李餅は自分が神都に戻ったせいだって言う。陳拾は巻き込まれただけだと。
事件は未解決だって陳拾に、李餅はもう深入りするなと言います。
自分が来たせいで、被害が広がったと李餅は思ってるみたいだなあ。それも違うよ、陳拾が申し訳ないと思うのと一緒よ。

その頃、納得いかない明鏡堂の4人のところには、宿舎を明け渡せとの指示が。
いくら李餅が今まで通りにと言っても、相手がこれじゃあねえ。
4人は、以前胡四にしたみたいに、来仲書を殴っちゃえと(笑)
ああ、なんかもう懐かしい。でもさあ、胡四と来仲書は反応が違うとおもーぞ?

案の定、袋を被せて殴る蹴るしたはいいんだけど、4人は来仲書に捕まり、李餅の指示だろう、卑怯な真似はするなみたいに連れて来られちゃった。
そんなくだらない指示なんかするはずないけど、だとしても、そういうことだろうと持っていけば、李餅をもっと追い詰められるってことだよねえ。上手いこと使われてしまったな。

涙で語り合う李餅と陳拾のところに、4人を連れた来仲書だの叔父の包子屋だの包子屋の護衛だのが現れた。
胡姫が金吾衛の牢から逃げたこと、あの時、王七と孫豹が金吾衛の周辺にいて、来仲書の調書がなくなったこと。それらも胡姫の脱獄と関連づけられそうになってる。叔父だの護衛だのはその時の証人だってさー。へー。
来仲書のこれから調べることができると言う言い方は、関わってようがなかろうが、そんなものはどうとでもできるんだぞってことだ。

李餅は仕方なく4人を叱り飛ばし、解任を言い渡して腰牌を没収しました。
俯く李餅の顔が辛そうだよ。
4人とも、その場ではショックを隠せず、腰牌を叩きつけて去ったけども。きっと落ち着けば分かってくれるはず。

4人がいなくなった後、李餅は来仲書に、これでいいか?って。
納得して来仲書は帰っていきました。
驚く陳拾にも李餅は、明日から来るなっていう。みんなのためだ、おまえのためだ。

1人になってしまった李餅だけど。神都に来なければ、今でもひとりで調べていたんだって言葉通り、それでも諦めないぞって意志の見える表情です。

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でもね、明鏡堂を侮るなかれ、ですからね?
4人も陳拾も、李餅に遠ざけられても、自分のできることをしようと動き出しますよ。

ってな訳で、U-NEXT版38話、通常版29話までです。
袁不二といい胡四といい、今回の4話では2回も泣かされたー(涙)

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作品情報

  • 制作 2024年発表 全36話 爱奇艺 (U-NEXTでは48話)
  • 原題 「大理寺少卿游」
  • 原作 「大理寺日志」RC
  • 監督 王威(尚食)
  • 脚本 魏思远、黑玉、姜来

人物相関図

大理寺日誌
画像出典 公式サイト
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