今のところ日本の動画配信サービスで見られる作品のみの記事です

「鳳凰の飛翔」【5】公主の厄介さがマシマシになってきた。ソレどころじゃないというのにっ。

当ページのリンクには広告が含まれています。
鳳凰の飛翔
画像出典 百度百科

このままじゃ、めちゃくちゃ記事数が多くなりそうなので、頑張ってスピードアップとようと思ったのに、4話しか進まなかったー。
ただ、個人的には、蛇足と感じてしまった他国編は、おもいっきり端折るつもりでいます。
公開当時は70話80話も珍しくなかった時代なんでしょうが、こんなん入れなければ、少なくとも15話は短縮できたはず。

U-NEXT

「鳳凰の飛翔」視聴はこちらから U-NEXT(25.7.20現在)

目次

所感 ネタバレです

この間から「惜花芷」を見始めているんですが、早々に海一天(ハイイーティエン)氏が皇帝役でご登場されましてな(^m^)
こちらみたいに、老齢の皇帝がどっかり陣取っていれば、皇太子が多少トウが立ってても納得はするけど、やっぱりあの人は、自身が皇帝役のほうがしっくりくるなー(^m^)
ということで、23話から。

顧衍(グーイェン)が、うっすら笑みを浮かべて妻と息子の位牌の前で跪いてた頃。
橋の上で、珠茵(ジューイン)のために冥銭を燃やしていた魏知(ウェイジー)のところには寧弈(ニンイー)。にーっこり笑って首を傾げる、空気読まない作戦?あ、違うな、罪悪感を誤魔化してるんだ(^m^)
魏知は逃げようにもケガしてるし、更に行く手を寧弈の従者に塞がれるし。

それを見た寧弈は、はは、はははは、て、文字に書いたような、ハハハを繰り出す(笑)
魏知の醜態が滑稽だと、自分を楽しませてくれるのは魏知だけだと。
どうしてこの人は、こういう言い方しか出来ないんでしょ。本音を晒すのも見捨てられるのも、怖いんでしょうが。
一旦は自分を撃った理由だって分かってると言った魏知も、怪我は誰のせい、いつか倍返ししてやると憎まれ口。でもま、あれ半分は自分のせいだと思うよ。
そして寧弈も、安心した、見知らぬ他人になるよりいいと言う。やっぱりね。怖かったんだ。

第3皇子と珠茵、霍老三(フオラオサン)のためにお酒を撒く寧弈に、念願だった復讐を果たせて嬉しい?とか、無粋なことを聞く魏知。
寧弈は仮面のような笑顔のまま、とてつもなく嬉しいと答えるけど、だんだん目が潤んできた。
だけどこの期に及んでも、魏知は韶寧(シャオニン)公主の命乞いをするの。もーいいよ、この人の理屈は。イラつく。表情を消した寧弈は、君はまだ分かってないとだけ言い、話を変えました。

考えなしで感情的な地位のある女性は、一番駒として狙われ易い。だから無知は罪なんだよ。口先だけの言葉に騙されて陰謀の片棒を担ぐ話なんて、枚挙にいとまがない。そんな環境にどっぷりで生きてきた寧弈は百も承知だけど、未だ世間知らずの魏知は分かってない。
寧弈は、役人になった君もいずれ、私の言葉の意味を全て理解するだろうが、それでも、初心を忘れずにいられたら、私は嬉しく思うかもなって。大人が子供を見守るスタンス。

常海(チャンハイ)の処遇に関して、朝臣達も戸惑ってました。
助命嘆願をした人が減俸処分の上、跪かされてるし、姚丞相は断固として厳しい処分を求める派。助命の奏上を持って来た秋尚奇(チウシャンチー)は、慌ててそれを隠す(笑)
第2皇子についてる刑部尚書の彭沛(ポンペイ)は、秋尚奇を矢面に立たせようとしたけど、秋尚奇はするりと逃げました。

寧弈と辛子硯(シンズーイエン)も意見の相違。
今こそ有力な人物を味方につけようという辛子硯と、皇帝の信頼を得るには母親の冤罪の証明が必要、それに立ちはだかる常家を滅ぼすのが先という寧弈と。

皇帝はまた自分で常海の処分を決めず、寧弈に尋問するよう命じ、尚方宝剣を持たせました。
またかよー。寧川の時といいさー。

鳳凰の飛翔
画像出典 China Syndication Entertainment Co. Ltd.

寧弈は、常遠(チャンユエン)が黒幕だと言えば、常海の命は助けると持ち掛けます。皇帝も常家が邪魔だと思ってるから、この流れは正しいのかな。
気色ばんで立ち上がった常海を、寧弈は尚方宝剣でさくっと始末してしまいました。
怒ったテイで奥から出て来た皇帝。寧弈は、私の浅はかさを父上に確信させるため、常海を殺しました、安心なさったのでは?ですって。
寧川も常海も同じね。寧弈に任せれば、自分は閔海(びんかい)常家に言い訳が立つからね。

魏知に救われた公主は、秋尚奇に魏知のことを探ろうとしてきます。
ほぉら見ろ、厄介なことになり始めた。
秋尚奇は怒りに任せて魏知を訪問、すぐ辞職しろ、でないと母と弟を追い出す、全く、公主を誘惑するとは、と。
魏知には意味が分からない。母と弟のことしか頭にない。問題はそっちじゃないのに。
燕懐石(イエンホワイシー)に助言されて、嫌々ながら寧弈に頼みに行くけど、のらりくらりとやられて、怒って帰っちゃう。

常海のいた中都督の座が空き、先に皇帝と話し合いの済んでた魏知は、寧弈のアシストを経て、辺境にいる第7皇子、寧斉(ニンチー)を推挙しました。
これがまー後に、大きな波紋を呼ぶんだよ。なんでこの人、呼び戻す流れになったんだろう。
寧弈は魏知に発言させて責任を負わせ、後ろ盾が必要な状況に追い込む目的だったみたいだけど。

-スポンサーリンク-

皇帝は、思い出したように、第7皇子の母、王才人の元へ。
寧斉を産んで以降、寂れた宮に住み、未だ常貴妃からの嫌がらせに耐え続けているらしい王才人。
嫌がらせをする宦官とのやり取りを、皇帝は外で聞いてました。自分が手を出した後、20年放置した王才人に対して、少々負い目を感じたか。ひとまず居住場所だけは、変更してやる気になったみたい。

寧弈に、廃太子一派の汚点を調べて来いと言われた寧澄(ニンチョン)は、早速、秋尚奇の関与を調べ、それを燕懐石に渡します。寧弈からってのは伏せろって寧澄の態度は、めっちゃツンデレ(笑)燕懐石は、面と向かっては罵るが人知れず支える、主にそっくりな従者だって苦笑い。いやホント、燕懐石ってデキた人だよねえ。

渡された書類は、血浮屠を使って寧川が陥れた臣下の財産や屋敷を、次々に自分の配下のものにしてった時のひとつでした。皇帝が、寧川派が私腹を肥やしたと怒ってた件。秋尚奇もしっかり貰ってた。
それを持って、秋尚奇と交渉する魏知。これがあれば伯父はもう、魏知を脅せない。
でも本当の問題は違うんだって。秋尚奇もさあ、もっとはっきり言ってやりゃいいのに。

魏知が寧弈にお礼を言いながら、珍しく穏やかに歩いているところに、酔っぱらった公主だよ。
なぜ故意に私を避けるの、て。恥ずかしい詰め寄り方だなあ。
恥を知らない者が生き残り、恥を知る者は命を落とすとか、寧弈に向かって偉っそうにのたまうけど、いっちばん恥を知らなかったのは、あーたが盲目的に慕う寧川だったのよ。あなたも一味よ。
その上、寧弈の母親を侮辱したもんだから、寧弈は怒って公主を平手打ち。

更に公主は、突然魏知の屋敷に押し掛けて泣き落とし。
こんなに面倒くさい事態を招いたのは自分の態度だってこと、まぁだ魏知は気付かないんだな。あんな状況で体を張って助けたら、ぴよぴよ公主に摺り込みしちゃうのに、ここでもまた寄り添うような言葉をかけてるんだから、タチが悪い。
公主は、あなたに生かされた機会を復讐に使うと言いやがりましたよ。
慌てた魏知は、寧弈を足止めしようと、燕懐石を向かわせます。

公主は、魏府に出向く前に、ちゃちな果たし状を寧弈に送りつけてた。来なければ魏知を殺すってさ。なんて厄介なんだって、寧澄が怒ってる。ワカルよ、私もだよ(^m^)

公主は庭にトラバサミだの鎖の網だのトラップを置いたみたいだけど、南衣が見つけて解除したり、自分で網にかかっちゃって、黒装束と戦ったりしてるよ。
寧弈が黙って行ったと勘違いした寧澄も魏府に向かい、こちらも黒装束と戦いに。
公主が爆弾を縫い付けたマントを出したので、魏知は説得を諦め、味方のふりで隙をつく作戦に変更したつもりみたいだけど、公主は魏知を捕えて、人質として梁に吊るしましたよ。

夜になってから、寧弈が魏府にやってくると、柱に寧澄の簪。寧澄が捕まってる。
庭の陰から第2皇子も見ているよ。上手くいけば公主のアシストする気で。
なんかもう、大事になったわね。

-スポンサーリンク-

寧澄は部下に任せて魏知を助けに行った寧弈は、数人の黒装束を撃退。でも上から爆弾マントが落ちて来て、火を持った公主が近付く。黒装束の刀で偶然縄が切れた魏知は、急いでマントを階下に投げます。短刀を持った公主がやみくもに襲ってくるけど、刺客だ、殿下を救えの声に慌てて逃げてく。

そんなドタバタの中。公主の短刀から寧弈を守った魏知、更に魏知を守った寧弈。
こんなコトになってましたよ。
直接的に何かする訳じゃないのに、すりすりっと頬寄せるだけで色気ダダ漏れの寧弈さん。

鳳凰の飛翔
画像出典 China Syndication Entertainment Co. Ltd.
下で戦ってる従者たちの気も知らないでっ(大笑)

寧弈暗殺に失敗した公主は、河原に魏知を呼び出してました。
まーだ、寧弈は寧川を陥れて悪人に仕立て上げたとか言ってる。誰も本当のことを教えてやってないの?聞く耳持ってないの?バカなの?
もう、放り出せ。おまえには心底失望した、私の敵か友か答えろと言われてるんだから。
でも答えは、敵でも友でもない、なんだよねえ。わかっちゃいたけど。
私には選びようがない、でも選べるなら、青溟書院の門は決してくぐらない。そう言われても公主は、私と知り合いたくなかったと?と縋り付く。だあーもう、めんどくさっ。
魏知は、自分の屋敷で寧弈や公主に何かあれば自分の罪になるからと、話をそっちに持ってった。公主に失礼なことは言えないとか思ってるんでしょうけど、そういうはっきりしない態度を取るから、この人、いつまでも纏わりついてくるのよ。

公主が去った後、南衣が口下手ながら、私がいれば辛くならないなんて魏知を励ましてる。カワイイ♪
丘の上から寧弈も見守ってました。頭の中にはあのシーンをフラッシュバックさせつつ(^m^)
願わくば、朝廷という伏魔殿でも笑顔でいて欲しい、なんて。性別を偽ってる時点で全うできるはずもない願いを呟くくらいには、想いを実感しつつ、同時に諦めてもいるみたいに見えるね。

-スポンサーリンク-

そうこうするうちに来てしまいました。辺境から、寧斉が。
最初は、都の様々を何も知らない田舎者だと自分も周囲も思っていて、上目遣いに様子を窺っているこの人が、気付けば膨れ上がってしまった野心に振り回されるモンスターになってくのは、もう少し先。
皇帝は、母親も控え目だし、辺境育ちだから都にいる皇子達みたいな権謀術数合戦を繰り広げるタイプじゃないだろうと思ってたみたいだけど。いやーどうして、だいぶ卑劣な男になってくよ。劣等感から出発してると、その歪みもヤらしく出るよねえ。

鳳凰の飛翔
画像出典 China Syndication Entertainment Co. Ltd.

この2人は、寧斉が魏知を捕まえて、早速推挙のお礼をしているのを見て、こんな顔。
父上のお気に入りに取り入ろうとしてる、侮れんと第2皇子。寧弈は、父上のお気に入りなら誰でも取り入ろうとするでしょ、二兄上以外は、なんて言ってますが。

十数年ぶりに、ようやく王才人と寧斉は対面が叶いました。
早々に常貴妃の侍女が贈り物を持って来て様子を窺ってる中、何事も控え目にと言い聞かせる母。これくらいの時はまだ良かったのにねえ。辺境から連れて来た嫁も、ただ夫を信じてついて来たいい人っぽかったのに。あ、常貴妃に母親がいじめられてたのは、寧斉も知ってたんだね。
寧斉は、なぜ自分が呼び戻されたのかを、魏知から探ろうとしてる。

天盛は、隣国大悦(ダーユエ)の皇太子を密かに支えて、力を持った安王と争わせ、天盛に攻め込まないよう画策しているらしい。
辺境では、大悦の馬を使った馬市を開いているらしく、監督しているのは秋尚奇。
何も問題はない、国境は安全と報告した秋尚奇だけど、辺境から戻った寧斉は、馬市は問題だらけだと言いました。大悦が痩せた馬に高値をつけ、昼売った馬を夜には賊が奪いに来る。民は困って辺境を離れ、内地へ押し寄せている。貧しい辺境の民は馬市で潤うと期待したのに、潤ったのは大悦軍のみ。
慌てた秋尚奇は、寧斉の告げたのは些末なことで片付けようとするけど、これは些末じゃないな。

そこで、羊毛の香り袋を手にした魏知が解決策を奏上しました。
この香り袋、あの時、寧弈のを咄嗟に握っちゃったヤツだな(^m^)
馬市ではなく、羊市にしてはどうか。閔海(びんかい)の燕(イエン)家は長年海上貿易を営み、毛足の長い毛量の多い羊を持ち帰ったが、繁殖法が複雑で広まっていない。この羊を大悦に与え、羊毛を買い取る約束をすれば、大悦は利益を追って繁殖に励み辺境を襲う暇はなくなる。我々も労せずして羊を増やせる。羊は、燕家に献上させるよう自分が掛け合う。
燕家って、燕懐石の実家じゃーん。
皇帝は、燕家が協力してくれたら、皇族御用達にすると言いました。

そこに、閔国公、常遠(チャンユエン)からの使者がやって来ます。
この人、先の御前侍衛で、皇帝から常遠に仕えろと送り出されたのに、下僕でいるより使者になりたいと志願してここにいるんだって。常遠は、皇帝が贈った侍衛を下僕として使ってたってことだ。やばい。

燕懐石は案の定、拝跪して喜びます。100年も商売してきたけど、こんなに簡単に御用達になれるとは、どう恩返しすればいいか分からないと。
青溟書院の入学から始まって、こういうのもあったから、燕懐石はずうっと、鳳知微(フォンジーウェイ)の腹心の部下で居続けてくれたんだね。

寧弈の元には、姚丞相姚揚宇(ヤオヤンユー)と胡聖山(フーションシャン)が集ってました。常海極刑を奏上した2人ですな。すっかり寧弈のブレインみたいになってる。辛子硯(シンズーイエン)も来たよ。
想像以上の常遠の増長に、寧弈は誰かを閔海の役人として送り込んで、有力な証拠を掴む作戦を考えます。姚丞相が、閔海で録事参軍の任についている友人の林任奇(リンレンチー)に連絡することに。
更に朝廷では、御史台の地位が空いていて、前任者は閔国公を弾劾しようとして殺されているらしい。
御史台は、官吏の監察機関、綱紀粛正や弾劾をする組織なんだって。

ひとまず2人が帰った後、辛子硯は、あの羊毛の香り袋は殿下のですよねえ?って(笑)

鳳凰の飛翔
画像出典 China Syndication Entertainment Co. Ltd.
ほれ、言うてみぃ。 いやあ、話すほどのことでは~。

でもこの2人は、寧斉が元々野心を持って乗り込んで来たことを確信してるのね。
確かに、あの窺う目はちょっとナンだもんなー。

その頃、寧斉には第2皇子が近付いてました。
王才人が常貴妃にいじめられてるのを知っているのに、寧斉は常貴妃と第2皇子に遜り、恩人ですとか言いながら様子を見てる。
魏知に近付くため、動向を窺うため、寧斉と第2皇子は、一席設けて魏知を招待することに。
店のバルコニーにいた南衣を見て、寧斉は第2皇子を先に行かせ、南衣に近付きます。

だけどね、南衣は魏知以外には何言われても、けんもほろろだから。
魏知が誰に忠誠を尽くしているかとかさあ、ヤな質問だね。南衣は、陛下だと言います。
尚も引き下がらない寧斉が、第6皇子ではないのかと続けると、南衣は、醜いと一言。え、六兄上が醜い?初めて聞いたと続けた寧斉に、今度は南衣は、お前は煩わしい、だって(笑)
醜いのも煩わしいのも、そんな探りを入れて来るオマエだよなー。

魏知のほうは第2皇子に、燕家が後ろ盾だとはとかなんだとか、痛くもない腹を探られておる。
でもそれで、私腹を肥やしていると思われてるのか、それはいけない、陛下に潔白を訴えねばと慌てて立ち上がりかける魏知。これは怯えてるフリだなー(^m^)

何を聞かれたかを話す南衣に、そつがないなーなんて言う魏知。でも寧弈を醜いと言ったと聞いて、言葉を失ってると、オマエもな、と言われる。ふふっ。南衣くんってば。魏知が少なからず寧弈に惹かれてるのを、肌で感じてるもんねえ。カワイイ嫉妬ね(^m^)

常遠は皇帝に「呂氏春秋」という書物を送り、序文を書いて欲しいと言ってきたらしい。
魏知にどうするべきかと問うんだけど、魏知の考えは甘い。閔国公はきまりが悪いんだ、陛下に素直に謝れないんだとかさ。皇帝を笑わせはしたけどね。んな訳あるかあ!

そこに、姚丞相と彭沛が。
閔海に派遣した林任奇が、海賊の報復で一家皆殺しにされてしまったんだって。うわあ。
海賊は倒したけど、首領の陳紹(チェンシャオ)は取り逃がした。閔国公は林任奇の仇を討つ許可を求めている。
皇帝は怒ります。海賊が蔓延れば、明日は我が身だと思い知らせてやると。
魏知は皇帝に、そちの予測は外れたなと言われてしまう。この一件も含め、閔国公が何もしていない訳はない。魏知には後ろ盾がなく、皇帝にのみ尽くすから側に置いていることを忘れるな、陳紹の件は単純ではない、よく機を見て動けと釘を刺されましたわ。

-スポンサーリンク-

この事件の真相は、彭沛から第2皇子に報告されてました。
林任奇が常遠の罪状をまとめ上げていたのを知った常遠は、海賊を使って報復の名目で林府を襲撃させた。でも首領の陳紹は、林府にあった罪状の証拠を盗んで逃げた。
あー、そりゃあ、急いで人相書きを作って陳紹を消そうとするわね。

寧弈のところには姚丞相。林任奇に連絡したら、玉の蝉が届いたんだとか。
その意味は、連絡を貰う前にもう既に林任奇は、常遠の罪状証拠を集め終わってたってことらしい。きっと正義感の強い真面目ないいお役人だったんだわ、気の毒に。
ってことで、こちらも常派より先に、急いで陳紹探し。

陳紹の仲間達は既に都に入ってるっぽい。どうやら彼らも常遠を倒したいらしいよ。
彭沛が兵を連れて順平門に向かったため、寧澄たちは刑部に正体を知られないよう、刑部の捕まえた人物を生け捕る作戦。難しいな。頑張れ、寧澄。
早速、戦闘となっております。

その頃、姚丞相や戸部侍郎等々の屋敷に、陳紹からの投げ文が。
林任奇は口封じのため常遠に殺された。
今日、酉の初刻に赤い衣で免死詔書を持ち、西市の旗の下で待つ者に、証拠を渡さん。

彭沛は、陳紹を見つけたらすぐ消すと言ってるけど、話が大きくなったので、安易に手を出すと身の破滅だと第2皇子。慎重派なのね、この人は。
朝議で、寧弈は何か計画があるらしく、姚丞相と魏知に協力を頼み、朝堂へ。

姚丞相が、林任奇の死には裏があると思われる、陳紹に真相を聞くための詔書を出すよう要請すると、第2皇子は、投げ文を真に受けるなどと反論。
寧弈は、閔国公の名誉に関わることだからと調査に賛成。
慌てたポンが(めんどくさいのでポンにするわ 笑)、このような中傷は云々と意気込んで発言してしまいました。この人、さっきも第2に窘められたのに、ちっとも学んでないわね。
すかさず寧弈に、刑部尚書でありながら律法を顧みず調査もしないうちに中傷と申すとは、法律上、通報者に責任はないと、言われてしまいます。墓穴。

皇帝もまた、調査は必要、刑部尚書のポンを外せば常家に疑われる、でもポンだけに任せれば有耶無耶にされる、ではあと1人を誰にするかと思案してました。で、寧斉に意見を問う。
すごいヤバイって顔してたんだよね。これは余計なことを言っちゃいけない場面と思ったんでしょね。寧斉、下手な芝居をして、倒れました(大笑)びっくりだよ。
その後寧斉は、倒れたことを妻に話した宦官に、容赦なく罰を与えたりする。何を独り相撲してるんだか分からないけど、もう目に純朴さもなくなってる気がするのよ、この人。

結局、皇帝が選んだのは魏知。ポンと共に調査を任されてしまいました。
これも寧弈の計算通りなんでしょう。
散会後、ひとり残された姚丞相は、林任奇に関して知っている限りのことを話せと言われます。
話を聞いた皇帝は、御史台の人選を急がねばと呟きました。姚丞相は寧弈が適任だと思ったのかもしれないけど、御史台についた皇子は皇太子にはなれないんだって。ウラのウラまで知り過ぎちゃうし、容易に癒着も可能な仕事だからだろうか。

外に出た魏知は、第2とポンを呼び止め、陛下のご意向故、引き受けざるを得なかったが、これは閔国公に関わる話、殿下に従いますと伝えてました。

寧弈は寧弈で、なぜかちょっと荒れてたね。
辛子硯に反対されるのも重々承知の上で、自分が御史台になろうとしてました。
目指すは中原統一、そのために着手すべきは常氏一族のような害虫駆除。
だけどやっぱり辛子硯は、御史台には強く反対。
寧弈は辛子硯に、第2を瀾居に招いて欲しいと頼みました。

瀾居には第2だけじゃなく、なぜか偶然会ったという第7もいたよ。
そこに寧弈も現れます。
第2がやたらと外を気にしていると思ったら、瀾居って西市にあるのか。あの投げ文の時刻に近いんだね。街中にも、ポンの部下だの寧弈んちのみんなだの、いろいろと潜んでるみたい。
赤い衣の人物に接触した者は全員捕縛、抵抗されたら殺せ。赤い衣の者にも気付かれれば殺せとポンは命じてるけど。赤い衣、魏知なんですが。
あの時、魏知は第2に、囮になれと言われてました。陳紹を生かすにはそれしかないと嘘をつかれて。ポンもいたから、なんなら一緒に消してもいいってことだった訳だね。
寧弈は驚いて、飛び出して行きます。

魏知に接触しようとした陳紹は、事前に身代わりになると言ってきた部下が、周辺を歩いているのに気付きます。そして自分より先に、部下が魏知に接触。
その時、誰の手勢だったのか、多分ポンかな、弩で陳紹の部下を射殺。
弩の発射位置に向かった寧弈は、逃げ出した陳紹に出くわしたけど、逃げられたかな。
集まってきたポンや第2は、死んだのが陳紹ではないと気付き、肩を落としましたよ。

魏知は、騒ぎで倒れた時に腕にケガをしてたんだけど、陳紹の部下を殺した弩の矢の特徴的な模様の絵を描いてました。南衣が手当てしようとするけど、もうじき楚王殿下が来るから、今描かないと忘れてしまうからと。
やって来た寧弈は、話を聞くより手当てを優先してくれる。巻き添えにしてすまなかったと。
魏知は、実物はポンが持ち去ったがと、矢柄がとても特徴的だった、天盛のものではない気がすると、絵を見せます。
これで、衝動的な犯行でも軍のものでもなく、別の組織を使っているのが露呈してしまったね。

寧弈は魏知を呼び、なぜ朝堂に居続けるのかと聞きます。
青溟書院で、博学ながら家門のせいで仕官できぬ者がいた。朝堂には常家が選んだ役人が多くいるが、政に熱心ではない。いつになれば、派閥や貴賤の別が朝堂から消えるのか。
寧弈は、人の地位で対応を変えてはならぬ、さもなくば、天盛の国力を強め、侵略を免れることはできぬ、と。
魏知ってば、殿下の心の輝きを、今日初めて見ました!だってよ。
真顔でガン見する寧弈だ(大笑)
闇の中でしか現れぬ言葉や出来事もある、分かるな?と。
いやー、意味深だねっ、いろんな意味で。
でもそうなんだよ、真実は表層からは見えないことのほうが多い。第6皇子の言動はアレだけど、中身は信頼できるんだって、めっちゃ早い時期に珠茵(ジューイン)も言ってたじゃん。

その頃、逃げおおせた陳紹は、殺されてしまった仲間が隠した証拠の隠し場所を確認、復讐を誓っていました。

ようやく26話まで4話分。
次回は5話分に挑戦(笑)

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 テレビブログ 華流・アジアドラマ(韓国以外)へ

まとめ記事、各話記事のあるドラマ一覧はこちらから⇒作品概要と一覧
単発記事の中国ドラマはこちらから⇒華流その他
タイトルリストはこちらから⇒50音順リスト
複数記事のあるドラマ一覧は、カテゴリーから選択してください。

作品情報

  • 制作 2018年発表 全70話 爱奇艺
  • 原題 「天盛長歌」
  • 原作 「凰権」天下帰元
  • 監督 沈厳、劉海波
  • 脚本 路怡、邹越、蘆菁、王佩、邱永懿

人物相関図

鳳凰の飛翔 人物相関図
画像出典 チャンネル銀河
よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次