歴劫転生4回目は、22話の途中から24話の途中までと、非常に短いです。
問題となるのは李天王が紛れ込ませたヒントで、それを探るためだけの転生。でもあの人、天帝の秘密を盗み見しちゃって逃げ出してからのほんの少しの間に、これだけ調べて画策したんだとしたら、本当はすんごく有能だったんじゃないか?っていう。
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所感 ネタバレです
4回目は、男女入れ替わり。
私はまだ「両不疑」は見てないんですが、気付いたらU-NEXTにあったので、見てみなくては。
ともあれ、とにかく李天王の隠したヒントを探すために急いで向かったので、2人には記憶があります。
入れ替わってる?と気付いた後、ベッドの上で体起こして驚いてた中身祥雲の初空が、あわあわして仰向けに倒れるんだけど、その時の口がさー(笑)ぱくぱくしてんのっ(^m^)ふぁふぁふぁって。おもろかった。
今回の見どころは、丁禹兮(ディンユーシー)の中身祥雲のスットボケ演技かな(^m^)

中身祥雲の初空は、お腹を刺されてケガしてました。刺したのは、中身初空の祥雲。
そしてまた、陸牧、小牧がいたっ(笑)
どうやら、初空は将軍、祥雲は長公主で、2人は仲の悪い夫婦らしい。
皇帝に呼ばれた中身祥雲が行ってみると、祥雲を身籠らせたと不機嫌な皇帝は「逐浪(ちくろう)」と彫られた玉佩を下げてました。
そういえば、李天王が習得したと嘘ついてた技は「逐浪九峰」って名前だったっけ。
この世界での「逐浪九峰」は、建国神話みたいになってて、皇帝が持つ逐浪は、皇帝の軍を動かす権限を持つ玉佩で、皇太后の持つ九峰は、皇太后の一族、段氏10万の軍を動かせる玉佩なんですと。でも皇帝も、九峰の玉佩は見せて貰ったことがないんだって。
その間に、中身初空が部屋の中で手がかりを探すと、鏡台の下から、祥雲の遺書が。
将軍が連れ帰った馨然(けいぜん)という女性に毒を盛られて流産したことを恨み、その後体調不良が続いた祥雲は、心中を図ろうと初空を刺したらしい。
皇太后の実子は祥雲だけで、兄の皇帝は養子。皇太后は皇帝が小さい頃から政の実権を握っていて、大人になっても手放さず、祥雲に子供が出来たらともかく男児ってことにして、皇帝を挿げ替えるつもりでいるんだと、遺書を調べて知る中身初空。
で、将軍は皇帝に忠誠を誓ったから、長公主に冷たくして子供は作らないって約束してたらしいよ。
ってな世界の初期設定が分かった頃、仙界では、孫天王が青雪草を探してきてました。
孫天王って、怖いはずの天帝サマへの対応が時々おもろいんだよね。嬉しそうにご苦労だったって褒められたら、何言ってんスか、この程度、お安い御用っスよっ♪みたいなリアクションするんだよ(^m^)
早速、馨然を呼び出す夫婦。
実は馨然は衛国の間者で、それを疑った将軍が連れてきて、偽の軍事情報を流して泳がせてた。
それはいいけど、将軍サマよ。それで妻にまんまと毒盛られるって、どーなの?
ひとまず捕縛した馨然をわざと解放して後をつけると、夜も遅い時間なのに、町では子供達が不思議な歌を歌ってました。
牛飼いに冤家がなった 毎日牛を追うのは亥の刻だよ
牛は突進して倉を壊す 魚を取りに行くように改めて
水に潜ることを託し…
意味分からん(笑)
でも今回大事なのはこの童謡と、錦蓮錦蘿と紫輝の状況だけなんだよね。

こんな覗き方をするのは、中身祥雲(笑)
その頃、錦蓮の元には、錦蘿の消息が。
人間界にいるのなら、きっと女媧石も一緒のはずだと、錦蓮は自ら出向くことに。
今までみたいに、単に苛立って怒ってるんじゃない、微妙な心情が表情に現れてますよ。
だけどさあ、摩羅族の双子は互いを命で縛り合ってるみたいなもんなので、厄介よね。
兄は使命に頑なな支配者、妹は長い長い反抗期。双子なのに心の成長はチグハグ。
でも今回は錦蘿の勝ち。紫輝を隠し通し、自分も逃げ切った。
将軍は、衛国との戦で、皇帝から先鋒を言い渡されてました。皇太后の軍は後方なんだってさ。捨て石みたいな使われ方をされるんだけど、負ければ将軍も皇帝も危うい。
たださあ、中身祥雲のままで行こうとする無謀。バカなの?ごっこ遊びじゃないんだから。
一方、紫輝は結界で閉じ込められた庵から、何十回目かの脱走失敗。
それでも、錦蘿の体調が悪そうなのを見て、自分の霊力を玉にして与えようとするんだよねえ。自分を幽閉してる訳の分からん女なのに。錦蘿はその玉を紫輝の口に突っ込むけど、背を向けたその顔は嬉しそう。錦蘿は、兄から紫輝を守り、女媧石を犠牲にしないで滄海を復活させる手立てを探そうと思ってるみたいだけど。
だとしてもさあ、やり方。
いくら心から紫輝の心配してるったって、何も打ち明けずにただ幽閉って、ダメ過ぎる。
兄から強制しかされて来てないから、人を強制するしか手段を知らないのかね、全く。
自分がされて嫌なことは、他人にもしない方が平和なんだよ、お嬢ちゃん。
錦蓮のほうは、錦蘿に投げられた言葉に傷付いてたけどね。
自分が転生修行をしなければ、おまえの命だって危なかったんだと言ったら、自分のためでしょ?と。
ま、そうね、命連動双子設定のお陰で、そこの本音は図りにくいし、上から押さえつけるやり方しかしてないから相手に想いは伝わらない。この双子はやっぱり同じことしてるなー。
錦蓮は亡くなった父親から、摩羅族を滄海様をしっかり守れと言われてた。錦蘿の想いや女媧石への友情など、押し殺すしかないと思い込んでる訳だ。
入れ替わりを解消しなければ、国も祥雲も危ないと思った中身初空は、噂で聞いた高額な報酬を取る名医の元に行ってみることに。って、名医って、錦蘿かいな。
錦蘿の欲しがっていた紫輝のための人参と引き換えに、入れ替わりはなんなく解消。
更に、将軍の声を耳にして、あ、教主だ!と気付いちゃった紫輝が、聖凌教の手印で合図して、2人は紫輝に再会します。
逃げようとして阻まれた結界の前で、2人を庇って錦蘿の鞭を受けた紫輝は、それをきっかけにして、いろいろと思い出してしまいます。錦蘿はもう一度信じてとか言うけど、ここしばらく紫輝に取ってた態度のどこに、信じられる要素があるっていうのよぅ。
今までの不満や不信感、想いや心をないがしろにされた恨みを思いっきりぶつける紫輝を見て、錦蘿もやり方が間違っていたことを認め、ひとまず退散していきます。
紫輝も、錦蘿に命じている人物に目星がついたみたいだよ。
やりたいことがあるからと言って、2人とは同行せず、去って行きました。
紫輝だけは、ずっと継続して不老不死の女媧石紫輝の生なんだよね。だから、あの転生でのこのキャラだった自分、ではなく、名前が違うことはあってもずうっと紫輝。転生者と違って、割り切れない辛さとかも、ただただ蓄積してくんだよなあ。
その頃、仙界では天帝サマが李天王の消滅を公にしてました。勿論、嘘っこよ。
よく下界に遊びに行っていた李天王は、強力な魔物に出会ってしまい、共に消失した、と。
李天王が逐浪九峰って技を身につけたと言っていたのは、実はホラだったってのは、筋書きの件で一度李天王を締め上げた初空だけしか知らないんだよね。
だから天帝もそのホラを信じて、逐浪九峰を使ったけど勝てなかったって話を作り、孫天王を目撃者に仕立て上げた。
この李天王のホラが大きな糸口になるんだ。ううう、李天王の役目、意外に大きかったー。
将軍府で、最後の夜を仲良く過ごした初空と祥雲。
祥雲は出陣する初空に、手巾を手渡して見送ります。
その間に、祥雲は母、皇太后と過ごしていました。
皇太后も、今までずっとママだった人だねえ。
初空の策で、馨然が送った偽情報のお陰で、初戦は初空が勝ったものの、衛国からは大量に援軍が送られ、今後の戦況は芳しくない予測。
ただ、祥雲は初空から策を授けられていました。皇太后と一緒に寺に祈願に行き、襲って来た馨然一味を、内緒で話を通していた皇帝と共に一掃。切羽詰まった馨然が皇太后を狙った暗器も、皇帝が身を挺して庇い、お陰で皇太后と皇帝の微妙な関係もすっかり解消。
皇太后は皇帝に九峰の玉佩も預け、2つの玉佩を合わせてみると、そこに浮かんだ文字は「童謡」でした。あの、暗号めいた子供達の歌だね。
後は初空が戻ってくるだけ。
心配する祥雲だけど、皇太后に、初空は斉国を支える男、あなたも長公主としての大義を考えてと言われます。
それを聞いた祥雲は、一国の将軍でさえこうなんだから、仙界の戦神ならば、どれほどのものを背負って戦ってきたのだろうかと、数万年の間、人の知らない苦労をどれだけしてきたのだろうかと、ようやくそこに思い至ります。
ならば滄海が蘇ると言われている今、初空の元神を傷つける訳にはいかない。
初空が戦場で、祥雲に貰った手巾で手と剣を結んだまま、力尽きそうになっていた頃、祥雲もまた、皇太后と皇帝に遺書を書き、毒杯をあおっていました。
割と、さらさらと進んでった4回目の転生がこれで終了。
そして大事なインターバル。
2人はほぼ同時に仙界に戻り、そのまま素直に抱き合います。2人の元神も、元のまま。
笑顔で抱き合うのを見て、これだけ費やしてようやくお互い素直になれたかーと、ちょっとホッとしちゃったのも確かよ(笑)

その頃、紫輝は摩羅族の元に単身、飛び込んでってましたよ。
錦蘿の黒幕は、錦蓮=千忍だと、もう気付いてたんだねえ。
だけどさっきも書いたように、紫輝だけは生が繋がっているので、転生組より、過去の記憶を今の自分と切り離して割り切るのが難しいんだよね。
錦蓮だって、聖凌教の経験は記憶として残ってるし、証のタトゥーだって残ってるものの、今の自分は摩羅族の悲願を叶えなくてはいけない護法な訳で。
紫輝を突き放すような言葉をぶつけながら、それでもあの20数年を、美しい思い出って言う。錦蓮も千忍であった時間を大切に思い、懐かしんでないと出てこない言葉だけどね。
全ては独りよがりだった、自分はお前たち兄妹にとって、ただの道具だったのだなと怒った紫輝が、私の心を返せと迫ると、錦蓮は、返して欲しいなら錦蘿を連れて来いって言うの。
摩羅族の双子設定を知らない紫輝にとっては、意外だったんでしょね。自分の知らないところで錦蘿が死んだら、訳も分からず自分も死んじゃうんだもんなあ、この双子。
仙界では、李天王の消滅が公になり、祥雲は哀しみに沈んでました。
慰めに行った初空は、祥雲の取り留めのない李天王の話に耳を傾けつつ、おや?と気付きます。
暗号が好きだった李天王。あの童謡の歌詞を、その解き方で読んでみると。
「神託は改められ、滄海は冤罪だ」となったわ。
えー、てか李天王、いつの間に気付いた?優秀過ぎるー。
でもこれで初空も、兄の天帝が関与しているかもしれないと気付いたかな。
丁度天帝に呼び出されて行ってみると、逐浪九峰を使った嘘話を天帝と孫天王がする訳だよ。
初空の疑念は、ぐんぐん膨らみましたわ。
祥雲のところには修茗が来たけど、望むならいつでも側にいるて。祥雲は望まないわ。
そそくさと去って行く祥雲を見送って、突然の転生で一緒に行けなかったが、天穹玉(てんきゅうぎょく)は無事だから、祥雲の元神も無事なはずと修茗は思ってる。
いやいや、もう元神のことは初空も分かってるので、あーたは不要よ?
初空は、3万年前の真実を隠している人物がいることに思い至ります。
修茗が頑なに滄海の冤罪を信じているのも思い出して、滄海は陥れられたのか?と。
というか、初空も修茗も、それが誰かなんてすぐ分かるでしょ。信じたくないんだわなー。
初空は、青い矢を作っていた修茗の元に行き、滄海が冤罪だという証があるのかと聞きます。
修茗は、勝者の麒麟族が記して来た歴史に、賊である敗者の冤罪の証などないが、自分の元神を賭けて、滄海はそういう人ではないと誓うと言います。祥雲が血に飢えた妖魔だと言われても、初空が信じないように。3万年前の滄海を知れば分かる。
初空は、当時何が起きたか、明らかにしてみせると言って去ったけど。修茗はそれも複雑なんだな。記憶を無くしている初空には知られたくないことが、そこにある。
李天王の残した言葉も、初空と祥雲の元神が同源だってことも、3万年前に真相が隠されていることを指し示している。李天王の死は兄が怪しい。
2人は文献を漁りまくるけど、修茗の言う通り、真相は残されてないよね。
ここで居眠りする祥雲の頭を支える初空が可愛かった。

上手にタイミングが合いました(^m^)
過去の出来事を覗ける玄天鏡(けんてんけい)って神器の存在を知るけど、天帝のいる長寧殿にあった玄天鏡は壊されていました。真実を知られたくない人物は、天帝ではないか疑惑濃厚。
李天王のために4000年物のお酒を酌み交わした2人は、時空が狂う1000年に一度の七星連珠の日に、3万年前に飛ぼうとします。間違いなく3万年前に行くには、摩羅族の持つ天機盤(てんきはん)という神器を使えば、できそうだと。
で、今度は初空が錦蓮の元に単身乗り込む。
ちょ、今度はオマエかよっ!だっただろうよ、錦蓮(^m^)
天機盤を借りに来たと言われて、怒った錦蓮が攻撃するけど、初空は涼しい顔で、錦蓮の攻撃を止めちゃってましたね。で、真相を明かしに行くために使うんだから、摩羅族の無実を証明したいなら私を信じろ、それしかないと言われちゃう。
初空は自分の元神を賭けて誓い、天機盤を借ります。
滄海を蘇らせるために紫輝を探し、他の者を犠牲にして蘇らせるのかと言われた錦蓮は、私はもうあの従順な千忍ではないって返すけど、初空は、聖凌教の時は世話になったと言って消えました。
聖凌教の時は、初めから錦蓮だと知っていた?と呟く錦蓮。
なのに初空は自分に教主の指輪を渡して、聖凌教を頼むって言ったんだよねえ。あの転生は、いろんな意味で無駄じゃなかったんだわなー。
転命星君や紅線翁の制止を振り切り、忘川の水を飲み、記憶はなくても、戻ってきたら思い出すまでだと紅塵井に飛び込む2人。初空は、自分が3万年前に記憶を無くした時に天機盤が現れて、それを動かせば戻れるように手を加えといたらしいよ。
ただ今回は、あらすじのある歴劫転生ではなく、過去の追体験になるんだよね。
初空は初空として存在しているのは確かだけど、祥雲がどうなのかは賭けなのよね。元神が同源なんだから、絶対に関係のあった人物だろうって予測の元に飛び込んだ訳だ。
知らせを聞いて、天帝から急ぎ送られた孫天王は、意味が分かっていないので、ただ2人の転生を見届けるだけでした。どこに行っちゃったか分からなくなって、天帝サマに怒られちゃったよー。
でも、戻って来たら聞きましょ♪って逃げてった孫天王に、行き場のない苛立ちを抱える天帝サマが可愛かったわ(^m^)
修茗が作っていた青い矢は、砕魂箭(さいこんせん)って矢らしい。どんな効果があるのか分からないけど。太古の元神が少しあれば、完成するんですと。ほう。2人が、持ち帰ってくる?
そして修茗の元にも、初空が摩羅族から天機盤を持っていったことが知らされます。
3万年前に飛んだのかと。知られたくないこと、知られちゃうねえ。ま、しょーがないんじゃない?
ということで、次はいろーんなことが明るみになる3万年前の追体験です。
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作品情報
- 制作 2023年発表 全38話 爱奇艺
- 原題 「七时吉祥」
- 原作 「一时冲动,七世不祥」九鹭非香
- 監督 李南、杜林
- 脚本 李丽莎、徐弘
人物相関図

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