2記事で終えようとしたけど無理だった3記事目。
100年前に滅びた「南胤」が徐々にクローズアップされていき、一品墳で見つけた金鴛盟から万聖道に渡ったあの箱が、とんでもなくメンドクサイものだってことが分かってきます。そしてここからは、箱の鍵、争奪戦。
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所感 ネタバレです
次に向かった先は、元宝山荘ってところ。事件5つ目です。
ここには、万病を癒やすといわれる泊藍人頭(はくらんじんとう)ってのがあるらしく、狙いはそれを借りて、笛飛声から入れられた方多病の罡気(こうき)を完全に抜くこと。
金持ち元宝山荘の荘主金満堂が、なぜか神医の募集をしてたので、潜り込むことに。
笛飛声に疑われ始めた角麗譙(かくれいしょう)のほうも、ちょいとネタバレしてました。
10年前から角麗譙は、万聖道(ばんせいどう)ってところと結託してた。一品墳から見つけたあの箱を渡した封磬(ほうけい)ってヤツのとこね。
多分そこ繋がりで提供された、雷火弾ってのを使って四顧門と、多分金鴛盟も、双方を攻撃した。
以前、笛飛声は雷火弾について、誰がやったか調べるみたいなことを言ってた気がする。
笛飛声は、ライバルとの神聖な勝負を汚したヤツらなど許すまじってだけじゃなく、あの件周辺には何かあると考えて動いてる。
そもそもこういう人だってこと、なんで長い間側にいて分からないんだろね。
考えたらこれも、中国ドラマあるあるの「よかれと思って」の罠。
角麗譙の場合は、相手のためによかれと思ってのテイで、根底にあるのは自分の欲望だけだから、相手の本質なんて二の次なんでしょうよ。味方を攻撃したのだって、自分が台頭するためでしょ?
ただこの私心のお陰で、笛飛声に直接魔の手が伸びてないってのもあるっちゃーあるんだけどねえ。
一品墳にあったあの箱は羅摩鼎(らまてい)っていって、4つの天氷って鍵で作動し、業火虫ってのが動き出すみたいです。どうせロクでもない虫だ。
天氷は、南胤が滅んだ当時、中原に潜んだ南胤人4家が隠し持ち、代々子孫に受け継がれているらしい。
ここで角麗譙は、黒いフードの男と密会。
手を組み始めてから10年の間、顔を隠したままの万聖道の主なんだってさ。
ああ、そうね、四顧門と金鴛盟が弱体化すれば、漁夫の利を得るのはって話か。
んで、天氷のひとつがあるのは、元宝山荘なんだってさ。
元宝山荘に行くと、既に公羊無門(こうようぶもん)、関河夢(かんかぼう)、簡凌瀟(かんりょうしょう)という医者がいました。
荘主の金満堂が医者を集めた理由は、脅迫状が送られてきて家僕が毒殺されたから。何かあっても、名高い名医を集めれば助かるかもってことらしい。
だけどそこに、監察司の指揮使、宗政明珠(そうせいめいしゅ)もやって来た。
コイツは崑崙玉城事件の時、城主夫人と一緒に捕まったはずだけど、宰相の息子だから元の仕事に戻ってるのね。け。金鴛盟と繋がってるので、角麗譙の駒ですな。頭は弱いのにメンドクサイ男です。
金満堂から、黒幕を見つけたら泊藍人頭を貸すとの約束を取り付けた李蓮花達は、侵入阻止の仕掛けを金満堂の部屋に施します。方多病の実家、天機山荘って仕掛けに特出してる門派なんだね。
だけど金満堂は、翌朝、隠し部屋であっさりと殺されて発見され、泊藍人頭は消えました。
金満堂は、お金で買った養女の芷楡(しゆ)に10年薬を食べさせて生きる薬剤にし、その生き血を薬と混ぜて泊藍人頭に入れて飲み、自分の樹人症を抑えてたんだわ。
樹人症って、このドラマの中では遺伝するらしい。金満堂の父親に隠し子がいっぱいいたせいで、金満堂の周囲には樹人症の人が複数。だから泊藍人頭が狙われたと。
簡凌瀟も、妻が血縁で、発症してしまった息子のために潜り込んでた人だった。
李蓮花達は宗政明珠に、方多病が正式な刑探ではないと経歴詐称で追い出されるけど、実は関河夢の名を騙っていた義妹の蘇小慵(そしょうよう)が、自分の正体を見破った李蓮花の味方になります。この子、万人冊の著者である博識家、蘇文才の孫だったらしい。
ちなみに今回も、陽昀春(よういんしゅん)が颯爽と現れてくれましたよ。万人冊の「御賜天龍」ってのは武芸の派閥名じゃなくて、自身の独立した称号だった。副使といってもそれを使えば、上司の宗政明珠も文句を言えないらしい。なんたって「御賜」だから。ふふっ。なのにとっても穏やかな人。
石水も、陽昀春が宗政明珠をやり込めたのを見て、笑ってたわ。

陽昀春くんには、なんっか頑張って欲しいのダ。
陽昀春くんが簡凌瀟に優しかったのを見ても、微笑んでたしなー、石水。
結局、陰で暗躍していたのは公羊無門でした。
李蓮花達の活躍で見つかった泊藍人頭も、陽昀春のお陰で、無事、百川院石水の手に渡ります。石水は方多病の刑探の腰牌も持って来てくれたよ。お、正式採用、良かったね♪
宗政明珠にこれ見よがしに見せて、うりゃうりゃ言ってるのも可笑しい(^m^)
だけどここで宗政明珠は、悔し紛れに万聖道の名前を出します。朝廷と親しいとか。バカだよねえ、自ら結託してることを明かしたようなモンじゃん。
方多病は石水から泊藍人頭を借りて、無事に罡気消し完了。
箱の中には南胤の文字の入った氷片も入ってて、それこそが、角麗譙の言ってた天氷のひとつ。でも、そんなことは知らない2人は箱に戻して返しちゃう。
そしてその晩、宗政明珠が泊藍人頭を奪いに来たのを、面紗をつけた李蓮花が阻止。それを方多病が目撃しちゃいました。その強さに興奮しちゃってる(^m^)
でもま、李蓮花とは結び付いてないけどねえ。

ただ、あの氷片だけが、箱から消えてたよ。
更に、金満堂は南胤人の子孫で、独特の神経麻痺みたいな効果のある香を使ってたんだけど、その香りは単孤刀が死んだ時、衣服についていた線香と同じだと李蓮花は気付きます。
金鴛盟の三王に突然襲撃されて単孤刀は殺されたことになってたけど、南胤の香が使われたのだとすれば、笛飛声の言う通り、そこには別の真相が隠されているかもしれない。
李蓮花は蘇小慵に、南胤文字の解読を頼みました。
相手は四顧門と金鴛盟を手玉に取ったヤツら。
方多病は巻き込めないと思った李蓮花は、わざと酷い言葉を投げて方多病を怒らせ、叔母の何暁鳳(かきょうほう)を呼び出して天機山荘に回収させます。
わざと暴言を吐いて遠ざけるのもあるあるだけど、方多病くんに限っては、このやり方しかないよね。理屈で説明しても聞きゃしないもん(笑)
ここで方多病は公羊無門から、母親は何暁蘭(かきょうらん)だと聞かされてしまう。
その上、百川院に護送しようとした公羊無門は、金鴛盟に奪われてしまう。
金鴛盟では、宗政明珠から角麗譙に天氷が渡されてました。
更に宗政明珠は、あの時戦った面紗の男が、李相夷の剣法を使ったことに気付いてた。やだ、ただのバカじゃなかったー(笑)
でもそれで李相夷の生存を疑った角麗譙は、公羊無門の毒を使って、李相夷をおびき出す策を考えちゃうんだよぅ。
ここで角麗譙が李相夷を憎む理由も語られますが。自分の身勝手な行動を李相夷に裁かれそうになり、笛飛声に助けて貰ったものの、以来笛飛声からも一線を引かれた恨み、だそうで。
…クズとしか。
さて次は、肖紫衿(しょうしきん)と喬婉娩(きょうわんべん)の結婚式。
何暁鳳から招待状を受け取っていた李蓮花は、単孤刀の死の真相を探るため、いよいよ四顧門へ。
方多病も自分の出自の疑惑を直接母の何暁恵(かきょうけい)に問い質し、真相を知ります。
江湖に飛び出した何暁蘭は、単孤刀を愛して身籠ったけど、単孤刀には野心しかなかった。傷心の上に深手を負って天機山荘に戻り、方多病を産んだ何暁蘭は、しばらくして亡くなってしまった。
真相を隠すことは何暁蘭の遺志。江湖や単孤刀を嫌い、方多病を遠ざけようとしたのは何暁恵の意志。
子供がいることを知った単孤刀が迎えに来たってのが、方多病も記憶にあるあの時だったのね。でも病弱だったから、すぐにいらねーと諦めたってことか。
何暁蘭の部屋で、母親の手帳を見ていた方多病は、そこにあの天氷の絵が描いてあるのを見つけます。何暁鳳に、何かの鍵ではと言われて、腑に落ちる方多病。
李蓮花への対抗心で、こちらも四顧門へ。
喬婉娩と面識のある蘇小慵も、肖紫衿と懇意にしている関河夢と共に現れます。
蘇小慵と一緒に喬婉娩に会った李蓮花は、お祝いに飴を渡しちゃうんだよね。
李相夷だった時に、婚礼の時は一番甘い飴をあげるって約束してたからって。しかも、李相夷の時と同じ複雑な紐の結び方で。
こんなの、気付いてくれって言ってるようなもん。喬婉娩の心が揺れるのなんて自明の理。
これも人間の弱さってことなのかなあ。知られたくないけど、その実、知って欲しいみたいな?
ただ、気付いたら気付いたで、その上で覚悟を決めて忘れろと突きつけようと考えたのかもしれないんだけども。だとすれば、随分と冷徹な判断なんだけどね。
李相夷は、単孤刀の遺品のある部屋であの時の線香を見つけ、蘇文才に調べて貰うよう、蘇小慵に渡します。方多病がいちいちチャチを入れてくるけど、華麗にスルー(笑)
婚儀の日。外では腕比べが行われていて、方多病も参戦してるんだけど、李蓮花が小声でアシストしてんの。方多病は誰の声が聞こえてるのか気付いてないけど、揚州慢で繋がってると、そんなことができんのか?更に笛飛声がいることに気付いた李蓮花は、笛飛声が来ているから肖紫衿に伝えろと囁いて、笛飛声と共にその場を離れます。
笛飛声は百八十八牢がここにあると知り、閻王尋命を連れ出すために来てました。肖紫衿の命と引き換えに、李蓮花に案内させます。
だけどそこに敷かれた相思梨花陣ってのに笛飛声が捕らわれている隙に、逃げ出す李蓮花。
肖紫衿達も来たけど、全員でかかってっても、笛飛声には歯が立たないねえ。
舞い散る梨花の中の笛飛声、めっちゃカッコイイ(笑)見せ場でした(^m^)

だけどその間に、こちらも潜り込んでいた角麗譙。見つけてしまったのは蘇小慵。
助けに出て来た喬婉娩は、李相夷はまだ生きていると言われて動揺した隙に、毒の玉を口に投げ込まれちゃった。そしてご丁寧に、この毒は揚州慢でしか解毒できませんよの置手紙。
なんだかんだ理由をつけて人払いをし、李蓮花は揚州慢で喬婉娩の毒を抜きます。
目を開けた喬婉娩は、それが誰か気付いたけど、眠らされちったよ。
その場に血を吐いた李蓮花を、笛飛声がアシストしに来ました。喬婉娩を人質に取るふりで、解毒もするから、閻王尋命を解放させろっていうね。
全て上手くいったけど、倒れたまま目覚めない李蓮花。
方多病が関河夢を連れてきて診察させちゃった。関河夢はさすがに、この人ヤバイと気付きますが、李蓮花にちょいちょいされて、余命のことは誤魔化してくれます。
だけど喬婉娩も、自分の中に揚州慢があるのを知り、李相夷は生きていることを確信。飴の紐も決定打。
ようやく目覚めた李蓮花は、視力がおぼつかなくなっていることで、時間がないとちょっと焦る。
そこに蘇小慵が、あの迷香は南胤のものだったって情報と、角麗譙が南胤の言葉を話していたことを知らせに来ます。
あの香は無心槐(むしんかい)って素材で作る南胤の秘術で、快楽の幻覚に導き痛みも感じなくなるらしく、大量に吸えば、武芸者も腕が立たなくなるんですと。
更に、来たよ。喬婉娩が。
まだ私を恨んでいるのね攻撃には、イラッとしましたが(笑)
まあまあ、根はさほどのメンドクサ女子でもなく。ここできっぱりとケジメを付けさせられました。
彼女が去った後、李蓮花が床に落とした白檀みたいな数珠玉は、何か思い出の品だったのかね。意味ありげに映ったけど、その逸話はなかったよね。
次は閻王尋命を連れた笛飛声。
アナタ、そんな堂々と扉開けたら、人に気付かれるがな。
だけど李蓮花が立てなくなってるのを見て、内力を分けてやっちゃうんだぜ。もー(^m^)
でもここで、碧茶の毒は角麗譙が勝手にやったと言った笛飛声に、だろうな、昔から笛飛声は非情に人を殺すが、卑怯な真似はしないって李蓮花の言葉が、あー、これこれ!でしたね。一言で言い表してた。
非情だが卑怯ではない。
ここら辺の笛飛声の表情もいいのよ。気の置けない友達に向けるみたいな顔なんだよ。
閻王尋命を連れて来た理由は、敵だと恨む前にこちら側の話を聞け、と。
10年前、三王は単孤刀からの決闘状を受け取り、行ってみると既に単孤刀は死んでいた。
決闘状の実物も持参してたけど、それは単孤刀の文字ではなかった。
やっぱりその死に疑問を持った笛飛声は、獅魂に検視をさせてた。
金鴛盟と四顧門を争わせ、壊滅に追い込んだ勢力がまだ暗躍している訳だ。
解くまでは死ねぬなって言う笛飛声は、目が生き生きしてるわよ(笑)
忘川花を服用して以前の実力で戦うなら、どんな謎解きでも付き合うぞってグイグイくる笛飛声に、李蓮花は金鴛盟と南胤との関係を聞きます。
笛飛声は、一品墳から入手したあの箱の存在は知らなかったみたいよ。だけど10年前、大量の雷火弾を買ったのも南胤だったことまでは調べてた。だからあの時、雷火弾で四顧門と金鴛盟を攻撃したのは、南胤人だったと。
李蓮花は角麗譙が南胤人であることを告げます。まずは身内の問題を片付けろ、と。
完全決別を突き付けられた喬婉娩だけど、まあ、揺れてるのは明らかなので、肖紫衿は不安で不安でたまらなくなってますわ。そんな中、四顧門再興の話を持ちかけられて、門主になることを決意してしまう。
えー、紀漢仏(きかんふつ)とか白絵鶉(はくこうじゅん)とか、いいのかそれで。この程度の門主で。っても他にいないんでしょうが。このおっちゃん2人は、人が良さそうだしなあ。
四顧門再興と掲示された告知に、たくさんの人が集まる中、雲吞の列に並んでいた李蓮花も方多病に引っ張って来られてしまう。
そこへ万聖道の封磬が偉そうに入ってきます。いつでも力を貸すぞと上から目線。
だけど方多病が余計なことを言ったせいで、口を開かなくちゃいけなくなった李蓮花の、李相夷と同じ癖に、肖紫衿も気付いてしまったわ。
喬婉娩自身は、ようやく吹っ切れたらしい会話を、李蓮花としてました。
なのに疑念を持った肖紫衿は、眠っている喬婉娩の脈から揚州慢を察知してしまうというなー。
だいたいさ、こういう劣等感と嫉妬心て、余計な疑念ばかり膨らませて、ロクなことにならないんだよねえ。
喬婉娩の名前を語って、李相夷のお墓に呼び出すとか。崖から飛び降りろだとか戦えだとか。ダダ捏ねてるガキかよー。そしてそれが喬婉娩にバレて、久しぶりに手合わせしただけだって李蓮花に庇われるとか。かっこわるっ。
だけど2人の別れの挨拶みたいな会話で、中の人の演技の癖なのか演出の指示なのか、喬婉娩が始終上目遣いなのが気になったわ。
やめてよ、そういう仕草、「長月輝伝」の妖怪女と被っちゃうのよぅ(大笑)
蓮花楼で、今の四顧門は李相夷の理念とは違うと憤慨する方多病を、李蓮花は友と認めます。
方多病も単孤刀が父親だったと打ち明け、母親の遺品にあった天氷の絵を見せました。
単孤刀の死には南胤が関わっていること、四顧門と金鴛盟の没落にも、今までの事件のいくつかにも南胤が関係していることを李蓮花も話します。あとは自分の正体と余命だけかな(^m^)
単孤刀の死の真相を調べるため、2人の次の行先は、単孤刀の側近だった四虎銀槍(しこぎんそう)って呼ばれる4人のうちのひとり、劉如京(りゅうじょけい)がいる馬家堡と決まりました。
金鴛盟のほうでも、喬婉娩に毒を盛ったことも、南胤皇族の子孫であることも、笛飛声にバレた角麗譙は焦ってます。雪公は、笛飛声のプライドを砕いて服従させろなんて物騒なことを言い出したよ。
そしてあの香を使われるようだよ。
笛飛声も、雷火弾を買った元手は、全て万聖道から出ていたことを無顔(ぶがん)から報告されます。
更に角麗譙の部下が、忘川花を探していることも。
笛飛声は、その目的を自ら探るつもりだったんだけど、既に無心槐の香が焚かれてるっ。
角麗譙が封磬と会い、金鴛盟を手に入れろと言われているところに来た笛飛声は、おまえの主は誰だと角麗譙の首に手をかけ、本気で殺そうとします。でもそこにフードの男が現れた。
あの香のせいで内力に異常がでちゃってるところ、フードの男からお腹を刺され無心槐を注入されちゃって、一旦逃げてく笛飛声。
死なない程度に注入したって話だけど、どうやら記憶も武芸の腕も失くす程度には入れられちゃったみたい。
ひとり河原で応急処置を施した笛飛声は、自分の手にそこら辺の石で何やら刻み、川の中に入って倒れ込みました。
この文字がさ、妙に胸熱なんだよ。
李蓮花を探せ。

我李蓮花と読めるけど、翻訳家の方、GJですよね。
肖順堯兄さん、この手のマメは何で出来たんだぃ?
んで、川に流れ着いた死体を回収する仕事をしていた人物が、笛飛声を引き上げます。
これが、これから捜しに行くはずの、劉如京だったというなー。劉如京は目が見えなくなっていました。
李蓮花達が劉如京を尋ねて行くと、息を吹き返した笛飛声が暴れてた(笑)死体だと思われて、冥婚の相手として売られるところだったので、赤い婚礼衣装を着てるのもなんか可笑しい。
様子がおかしいのに一目で気付いた李蓮花が、我々は友だ、親しかったと言うと、思い出そうとした笛飛声は、記憶障害で倒れちゃいます。
その手に、李蓮花を探せって書いてあるのを見た李蓮花は、何が起きたのか、だいたい予想できたんでしょうな。致命傷じゃないけど治療が遅れるとまずいと気付き、やっかいな奴に借りを作ってしまったと内心独り言ちつつ、劉如京にお金を払って引き取ります。
そういえば劉如京、元四顧門なんだけど、方多病が百川院を名乗ったら急に怒り出したぞ。
ともあれ、こっちは後回し。あ、お金払ったのは方多病ね(^m^)
笛飛声の体内に、無心槐があるのを確認した李蓮花。
しかも何やら自分で毒の巡りを変え、武芸の腕を残す代わりに記憶を失ってるみたいよ。笛飛声でなければ、そんな荒業はできないらしいよ。やっぱりスゴイんだな、この人。
ってな訳で、またもや3人旅となりましたよぅ。待ってた←
キャンキャンする方多病だったけど、今度は李蓮花もちゃんと説明したよ。単孤刀に手をかけたのは笛飛声ではない、2人共、同じ無心槐を使われた、金鴛盟内部に裏切者がいる、と。
笛飛声は再び阿飛となり、百川院の間者だと説明されましたとさー。うは、よりによって。
南海派に捨てられて鉄奴になってたのを買い取ったって、以前の設定もそのままに。
だけど記憶を失っていても、幼少期の悲惨な出来事は夢に見たりしてるんだねえ。
おかしいのは、李蓮花に私はおまえの主だと言われても、その単語だけがどうしても言えないっていうの。自分にとって大事な人物なんだろうってのは納得してるのに、主ってのだけは潜在意識が拒絶してるらしい(^m^)
記憶はないのに、方多病とは張り合うし、李蓮花の話は半信半疑ながら、おまえには生きて欲しいってのは真実だと言う。なんかスゴイな、潜在意識に残っている思いの強さ。
そしてこの食卓シーン、ずうっといい子で李蓮花の隣に座ってる狐狸精ちゃんよ~♪かわゆ。

さて、ちゃんと話を聞いてみれば劉如京は、李相夷がいなくなった後、誰も門派を守ろうとせず、自分の利益ばかり考える四顧門にも百川院にも幻滅し、袂を分かったと分かります。
自分にとっての門主は李相夷のみ。なのに当時、多くの者が李相夷を中傷し、肖紫衿もその1人だった。だから命ある限り門主とは認めない、と。
いやあ、方多病くん、めっちゃ気が合いそうな人、ここにいたっ(笑)
それにこの人、やっぱり当時の秘密を知ってました。
単孤刀から、金鴛盟が南胤の復国を支持し、中原を害そうとしていると聞かされてた。
100年前に滅びた南胤から、4人の豪商が財貨と4つの宝を持ち出し、中には天を滅ぼす力を持つ物もあったが、結局何もせず、現在は三代目が継いでいる。私はそれを止めたい、と単孤刀は言ってた。
それを聞いた李蓮花は、一品墳の秘密に気付きます。
あの墓に埋葬されていたのは、南胤最後の公主。観音垂涙は笛飛声に墓を暴かせる餌で、本当に手に入れたかったのは、消えたあの箱だったと。それが「天を滅ぼす力を持つ物」ね。
そこら辺聞いても、何の反応もない笛飛声が可笑しいよ(^m^)
笛飛声を捜す角麗譙はまだ「あの方」って言ってるけど、自分のお膳立てがいらないなら、羅摩鼎を手にした自分が天下を取り、天下一の女子の男にするとか言い出してます。
肖紫衿もまた、李蓮花の言葉を信じられず、喬婉娩を信じられず、讒言を流布させようとしてます。
2人とも、ロクデナシ。
劉如京から貰った紙には、南胤4家の1人の名前が南胤文字で書いてありました。
そこに丁度良く、蘇小慵。
全く方多病は、男女問わず、李蓮花に近付く人間に突っかかるその癖、いい加減にしとけー。
祖父の蘇文才から李蓮花のために、南胤について少し学んで来たという蘇小慵は、その名前を易々と読みました。
金半山。元宝山荘、金満堂のじいちゃんか?
芷楡の案内で元宝山荘の半山居に向かうと、庭の真ん中にあった位牌の祭られた木に、どこかで見たことある南胤の邪心、燧弇(すいえん)の絵と文字。それもすらすらと読む蘇小慵。
燧弇は左手に無心槐、右手に修羅草を持ってるらしい。頭の上には火。
天地を滅ぼすのは、南胤三大秘術の筆頭、業火虫だと、分かっちゃった李蓮花です。
ねえ、その知識は一体ドコから?ま、いいか。
三大のうち、業火虫と無心槐は出て来た。じゃあ、これから修羅草も出て来るのかな。
蘇小慵が話についてけてるのは分かるけど、国子監で学んだらしい方多病も詳しいな。羅摩鼎って言葉を知っていた。
百川院に報告をと言う方多病を止める李蓮花。
一品墳でも元宝山荘でも、百川院に報告した後、問題が起きたから。きっと間者がいると。
芷楡から、金満堂が定期的に会っていたのは、玉楼春って人物だけと聞いたみなさんの次の行先は、これで決まりましたよ。
四顧門には、以前から肖紫衿を嫌っていた石水が、街に流れる噂の件で来てた。
李門主が副門主を死なせたって、これ広めたのは肖紫衿ですしね。きっと気付いてるんじゃない?
表向きは、百川院を代表して相談に来たって言ってるけど。
肖紫衿は、李相夷が開いていた私的な茶会、四顧茶会の名前を取って、自分もそれをすると言う。
すっかり乗っ取ったつもりだよねえ。石水は怒って帰ってったわ。
だけど、悪いことはできませんわよ。喬婉娩が、この噂を調べたら故意に流されたものだと分かったと、肖紫衿を睨みつけました。ふふっ。パイセン、怒られて呆れられるんじゃないのぅ?
いやー、ここまでで20話です。
南胤についての様々が出て来たから、元宝山荘事件、長かったな。
あと半分♪
作品情報
- 制作 2023年発表 全40話 爱奇艺
- 原題 「莲花楼」
- 原作 「吉祥纹莲花楼」藤萍
- 監督 郭虎(沈香の夢、美人骨、運命の桃花~宸汐縁~)、任海涛(沈香の夢、雲間の月は輝きて ~運命の恋人~、運命の桃花~宸汐縁~)
- 脚本 刘芳(琉璃~めぐり逢う2人、封じられた愛~、長安 賢后伝)、王威、李惠敏、程妤
人物相関図

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