あらすじ
第23話 決別
「家族の名において」公式サイトより
賀子秋が仕事を終えると店には賀梅が来ていた。賀梅は老後の世話を子秋に頼むことはないと告げる。子秋は親子の縁は切れたと化粧鏡を賀梅に渡すのだった。一方、李尖尖はずっと連絡がつかずにいた斉明月を訪ねるが、尖尖が凌霄だけでなく子秋からも告白されたと聞いた斉明月は怒りが爆発し、結局ケンカ別れになってしまう。そんな中、尖尖の作品が海外のクライアントに評価され…。
第24話 トキメキの瞬間
賀子秋は、李尖尖が高3の時に階段から落ちたのは自分で転んだだけで、趙華光の仕業ではないことを知り動揺する。麺館を訪れた賀梅は、子秋のカフェの経営状況がよくないことを見抜いていて、李海潮に友人を紹介するので経営のアドバイスを受けるよう告げる。一方、唐燦は母親の誕生日にプレゼントを用意するが、母親の仕打ちに落ち込んでしまう。尖尖は唐燦に仕事を変えることを勧めるが…。

ネタバレ感想
唐燦(タンファン)はまた、荘北(ジュアンベイ)の母親たちと麻雀。
ご機嫌な荘北の母は、唐燦に便利屋なんて辞めて他の仕事を探せばと言うんだけど、唐燦は、これも訓練のひとつで本職は女優だと答えました。
帰り道、荘北が車で唐燦を迎えに来てくれます。
ここ、上手くいくといいんだけどねえ。
子秋(ズーチウ)が店を出ようとすると、閉店した客席には賀梅(ハーメイ)が。
趙華光(チャオホワグアン)は優しい?と聞く賀梅。
元夫に、子供の事を隠すくらい酷い男なんだろと子秋。
だけど賀梅は、跡取りが欲しい趙華光が海潮に息子を返す訳がない、逃げてきたのねって。
言いなりは御免だと子秋。あの人は最低だけどお金だけはあると賀梅。
金のためじゃない、アンタとは違う、そう言われた賀梅は話題を変えました。

子秋は、どうしても直接確認して、ケリをつけたいと言います。
私の中ではあなたの捨てた日に、ケリはついてると言われても、アンタはそうでも俺は違う、と。
深圳(しんせん)で落ち着いたら迎えに来ると言ってた。
でもなぜその後、手紙で、俺を捨てると書いてきたのか。
賀梅は、深圳を甘く見てたと答えます。学歴もない自分が働きに出ても、自分を養うのが精一杯だった。
子秋は、自分が足手纏いだったのか、それとも自分のために海潮に頼んだのかと尚も尋ねます。
理由が重要かと聞かれても、ただ事実が知りたい、と。
必死で涙を堪えて、でもなんか余裕も見せたいせいで、子秋、変な顔になっちゃってるよぅ。
賀梅の答えは、当時子供を世話する手立てもなかった、だから捨てた、考える資格も余裕もなく、本能で動いただけ。
だから俺を捨てた。互いのために。
答えを貰えた、ケリをつける。
そう言った子秋は、借金を返済したのも、息子のことも聞いた、俺たちは互いを必要としない、俺を捨てた人を将来面倒見る気はないと伝えます。
賀梅も、心配ない、私には息子がいる、と。
子秋は大切に持っていたコンパクトを、賀梅に返しました。
産んでくれて感謝している、今後は会っても他人だと言って立ち上がった子秋を呼び止めた賀梅は、育てられず申し訳なかった、困ったことがあれば私を頼っていいのよと。
必要ないと言って、子秋は店を出て行きます。
子秋としては、意地でも頼る気なんてサラサラないでしょうが。
店を覗きに来ていた賀梅のことだ、冷たいコト言っても、手助けしたいんじゃないかな。
海潮への態度だって、わざと悪ぶってるみたいにも見えたし、何より、振り向かないって自分に言い聞かせて歩いてたくらいだしね。
不貞腐れた顔で帰ってきた月ちゃんを、外に座り込んで尖尖が待ってました。
一時間しゃがんでたとかで、足がしびれて咄嗟に立てず、石に膝をぶつけて、月ちゃんに手当てして貰うっていうなー。どこまでも世話の焼ける尖尖。
引っ越さないでと言われた月ちゃんは、彼のSNSをあなたが勝手に見たのか、それとも彼があなたに見せたのかと聞きます。
だよねえ、アレはないと私も思うもの。それに関しては、月ちゃんの怒りは当然だよ。
だけど、仲直りできるよう協力したのに、私に勘違いさせるだけさせてとか、2人して私をバカにしてたのか、なんてのは、ただの八つ当たり。
勝手に勘違いで暴走したのは、自分だから。尖尖もうわの空で、2学年下って言ったら、月ちゃんしかいないとか言っちゃったけど。
月ちゃんの勢いに尖尖も、私も昨日知ったばかりだ、兄さんが2人とも私を好きだなんてと、口走ってしまいます。
月ちゃん、更に頭の整理がつかなくなる(笑)
ひけらかしに来たの?私は高校時代は子秋が好きだったのに、て。
もうそんな黒歴史、忘れてくれ的な態度だったじゃないか(^m^)
でもま、これだけの大ゲンカができる友達って、ある意味、得難いものよね。
きっと2人は仲直りできると思うもの。
一方、仲良く帰って来た唐燦と荘北だけど、荘北は単に月ちゃんに会いたいだけだった。月ちゃんがいないと知ると、とっとと帰っていきます。
唐燦は、私を送りたかっただけね、なんて思ってるよ。うーん、唐燦といい月ちゃんといい、その手前勝手な考えが悲劇を生むんだよなー。
唐燦が部屋に戻ると、尖尖が号泣してる。慌てて凌霄を呼ぶ唐燦。
尖尖に肩に噛みつかれた凌霄は、尖尖を自分の家へ。
月ちゃんに会ったと聞き、斉明月(チーミンユエ)にもプライドはある、彼女が落ち着いたら、俺も謝ると凌霄。
噛まれた肩を凌霄が尖尖に揉ませていると、子秋が帰って来ます。
賀さんに会った。美容院を開いて2年、再婚して息子が4才、父さんが捜さなきゃ、俺に会う気もなかった。会ったのはケリをつけるため。これでそれぞれの人生を歩み、他人になる。
やせ我慢でそう言う子秋を見て、尖尖の大騒ぎもすっかり引っ込んだよね。
ベッドに潜り込んでる子秋に、尖尖はチョコレートを持って行きます。
布団から手だけ出す子秋。チョコを受け取ってもまだ手を出すから、尖尖はその手を握りました。
小さい頃、荘北だの豆豆だのが、お母さんがいない3人に向かって嫌がらせをし、賀子秋は連れ子だとはやし立てた時。ちび尖尖はチビ子秋のベッドで、同じことをしていました。飴だったけど。で、添い寝もしてあげてた。仲良くなってからは、本当に支え合ってたんだね。
だけど、ちび達、どっちが年上だか分からん(^m^)

子秋のベットの傍らに突っ伏す尖尖を見て、そっとドアを閉める凌霄が、やっぱりどこまでも長兄だった。子秋の気持ちを知ったら、こうはいかなかったでしょうけど。
アトリエでは先輩が電話で騒いでいました。
英語での商談なのに、通訳が来れなくなっちゃったらしい。子秋を思い出すバイトと先輩です。
尖尖が電話で頼むと、スーツにサングラスで、やたら張り切った子秋が現れた。
いや、かっこいいけどな、尖尖の役に立てるからって、張り切り過ぎだよ(笑)
商談は成功し、4人は昼間っから乾杯。
大喜びの先輩に乗じて、バイトの周淼(ジョウミャオ)がまた口を挟みます。
いいチャンスだから、大々的に宣伝しよう。
90年代生まれの前衛彫刻家、李尖尖。オランダの会社と契約し、国内外に作品を販売。
尖尖は嫌だよ、仰々しいと言うんだけど、先輩は彼氏の案だからさ、真っ当な意見よと言うのよ。
だけど周淼が名前を出した羽飛(ユーフェイ)というキュレーターも兼ねている人物は、尖尖と同じ、大学の名誉教授、彭玉林(ポンユーリン)先生の教え子で、尖尖の兄弟子でした。その先生は、いい人材だけ目をつけて育ててるらしい。尖尖はそんな高名な先生に選ばれてたんだ。
でも、周淼は変な顔してるね。有力な人物を自分が紹介できる的アドバンテージが、ぺしゃんこになったからか?
だけど、どんどん先走る周淼とは裏腹に醒めていく尖尖の、実力を磨かずに、コネばっかり使う気になってる、みたいな意図を込めた言葉に、さすがの先輩も気付いたね。
それでも何も気付かず、自分の意見を引っ込めない周淼。
黙って聞いていた子秋は、君の意見は正しい、その考え方も悪くない、でも経営者毎に理念は異なる、実力者を頼りたいなら、ここではなく同じ理念のアトリエへ行けと言いました。
うおお、正論ー。
更に、俺だって他意はないとしつつ、子秋は続けます。
尖尖は努力家で、彫刻を始めてから手には切り傷が絶えず、指は豆ばかりだ。でも君の手は彫刻家らしくないな。君のためだ、残っても将来の妨げになる。
ふふっ。微妙な空気になるバカップル(^m^)
店の前で2人ずつに別れた後、子秋は、なぜあんな彼氏をって言うよ(笑)
ほんそれ。あからさまに不機嫌さを隠さないで歩いてったしねえ、若輩者。
尖尖は、先輩はゴミ箱を漁りたがるって、うわ、酷いな。正しくダメンズウォーカーなのね。
恋愛中は野生の馬と同じで、コントロール不能。でも恋愛脳以外は良い人。あれは数か月も持たないだろうけど、今は夢を見させるよって、尖尖、アンタ、人のことはそんなに分かるのにっ。
尖尖に、今日は見直したと言われた子秋も嬉しそうね。
異常なところはあっても(ゴメン)、伊達に苦労はしてないぞってか。
凌霄がノックの音に尖尖だと思ってドアを開けると、私と妹を捨てるのと笑う陳婷(チェンティン)が立っている、ってな悪夢を見ちゃった。うたた寝中だった。怖すぎる。
本当に聞こえるノックの音は、宅配業者だったんだけど、凌霄は陳婷の蜘蛛の糸に絡み付かれるような妄想の中。
そこに尖尖が帰って来て荷物を預かり、ドアを開けると、部屋では凌霄がうずくまっていました。
入ってきた尖尖に、縋るように抱き着く凌霄。思わず尖尖は、その頭を撫でます。
尖尖は凌霄をジョギングに誘い出し、できるだけ体を動かして、夜間に安眠させよう作戦。
心配する尖尖は、誤魔化さずにはっきり言って、なぜおばさんは兄さんを帰したのと聞きます。簡単に手放すような人じゃないのに。
凌霄は、実はパスポートを奪われたと言いました。
それを探していると、そんなに帰りたいのと言いながら、小橙子(シャオチョンズ)がパスポートを投げてよこしてくれた。
母さんが渡せと言ったと小橙子は言うけど、あり得ないだろと凌霄。
兄さんの心はここにない、嘘までつき始めた、もっと悪い息子になったら困るでしょ、て。
小橙子は、母さんなら任せて、兄さんは自由よ、好きに生きて、と。
おおお、大人になったなあ、この子も。高校生か。ならこれくらいの分別はつくわね。
そこに陳婷が帰ってきます。
本当に帰ってもいい、みたいな口ぶりを信じられない凌霄に、一生パスポートを奪ってはおけない、それに小橙子にも、いつまでも縛ってはおけないと言われた、と。
ただね、まだ24話なんですよ。
陳婷問題、これで終わるはずがないのよ。
部屋に戻った尖尖は、凌霄に膝の手当てをされてました。月ちゃんといた時の傷の上に、また転んだらしい。
そこに子秋も来て、大の大人の妹の膝に群がる、大の大人の兄2人。
考えたら、異様な図だよなー、これ。

唐燦に、最近星の巡りが悪いの?気をつけてと言われた尖尖は、たいしたことない、高1の時、学校の大階段から落ちたこともあると言います。
それを聞いて、子秋は気まずそうな顔。あれも趙華光(チャオホワグアン)の差し金だと思い、これ以上大事な人達に迷惑はかけられないと、子秋は留学を決めたんだけど。あの時、趙華光は子秋を脅しながら、その件についても、はっきり否定はしなかった。
だけど尖尖は、一度に4段降りられるか試して、調子に乗ったんだと言います。
父さんに叱られると思って、月ちゃんと一緒に、誰かに押されたと嘘をついたんだと。
はー。そんなくだらない嘘で、子秋は10年を棒に振ったのか。やりきれないなー。
尖尖にまで危害が及ぶのを恐れて、留学を決めたのかと凌霄に言われた子秋は、麺館を営業停止にまで追い込むヤツだから、やりかねないと思ったと言います。
尖尖は、当時の営業停止が趙華光の仕業だとは知りませんでした。凌霄は、教えたらお前が仕返しするから伏せていた、と。さすがの衝撃だわね。
尖尖は「秘密の預り所」というネット掲示板に、自分たちの事情を書き込み始めました。
さて、麺館では、諦めない銭さんが、また見合い相手を連れて来てた。
教師をしているという相手は、海潮の事情も全部聞いていて、けっこうグイグイ来ます。
銭さんに、賀梅は借金を返したんだと言っても、そんな訳ないじゃないって信じないよ。全く。
だけどそこに、賀梅が入って来ちゃった。うえええ?
今、時間ある?と聞かれて、もちろんと、出てっちゃう海潮パパよっ(笑)
見合いが嫌だったのか、賀梅の話を聞きたかったのか(^m^)
賀梅は、子秋と趙華光の件を訪ねに来たらしい。
自分の知ってる趙華光なら、簡単に手放さないのに、子秋から詳細は聞いていないのか、と。
海潮は人がいいから汚い手を使う人間のことなんて理解できないし、子供の意思を尊重する余り、その辺りに関して、突っ込んで確かめようとはしてなかった。
だけど、趙華光の腹黒さを充分知っている賀梅は、何かおかしいと危惧してた、と。やっぱり心配なんじゃーん(^m^)
賀梅は、子秋のカフェは立地条件が悪いことも見抜いていました。
しかも客層も学生、半額キャンペーン中は払えるけど、終われば無理。更に高級品を使っているので、コストが高い。今は赤字のはずだと。
賀梅はカフェのチェーン店を管理する友人に助言を頼んだので、子秋に紹介してやってくれと言います。あなたの友人だということにして、と。
すげぃな、ママ、さくさく動く。こりゃこの人も、苦労してやってきた経営者脳だ。
海潮は、子秋を助けたいなら直接伝えればいいのにと言うけど、賀梅は、これは自分のお節介、あの子への埋め合わせだから、と。
言うだけ言って、スタコラ帰ろうとする賀梅。
海潮は、子供が食べやすいような、お魚のすり身団子を賀梅に持たせます。
その親切に、さすがの賀梅もちょっと打たれた顔になっておる。
カフェで人待ち顔の尖尖。そこに来たのは月ちゃんでした。
戸籍証明が必要だった月ちゃんの代わりに唐燦が取得して、渡す約束をしていたらしいけど、唐燦じゃなく尖尖が来た。
尖尖は引っ越すなら、渡さないって態度。仕方なく月ちゃんは、向かいに座ります。
好かれたのは私のせいかと尖尖。
そうは言っていない、私の問題だと月ちゃん。
良かった、もう理屈は分かってる。
でも、私は好かれないと納得しちゃってた。あーねえ、いるね、このタイプ。
尖尖は、月ちゃんが昔、男の見解に影響されて、自分を否定するなと言ってたことを持ち出します。月ちゃんが唐燦に言ったセリフらしいけど、今なら、好きな人に好かれない唐燦の気持ちが分かるって言う。
そんな自分が嫌だし、今一緒に住んでも、笑い者になるだけだと。
私達が笑い者にするとでも思うのかと尖尖は言うけど、この心理はなあ、今すぐに解消するのは難しいかもね。穴があったら入りたい恥ずかしさって、数年経っても時々襲ってくるしな(笑)
月ちゃんは、親友だからこそ敢えて距離を取った、お互いのためだと言います。
でも尖尖は、母親から逃げたいんだから、月ちゃんが落ち着くまで自分のほうが実家に戻るからと提案しました。
だけど、もう一度ぶつかったことで月ちゃんも、自分がダダを捏ねていることも、もうちゃんと諦めなくてはいけないことも、尖尖を責めるのは筋違いだってことも、すとんと肚落ちした模様。
それでも、今は2人に向き合えないから強要しないで欲しい、時間が欲しいと。
尖尖が仕方なく戸籍証明を渡すと、月ちゃんは、じゃあ、早く家に帰るのよって、お姉ちゃんみたいなことを言って去りました。
涙を堪えられない尖尖だけど、もう少し月ちゃんに時間をやってくれよ。そのうち、すっかり立ち直ってくれるから。
父親に頼まれ、荘北にも励まされてた唐燦は、プレゼントを持って、気乗りのしない母親の誕生パーティに出向くんだけど。
海外でスイーツを学んだ人に特別に作って貰ったってケーキは、母親のプライドを満足させたらしいけど、唐燦が自分で作った小葉紫檀のブレスレットは、喜びもせず、つけようともしてくれません。
しかも親戚の会話の中で、母親は唐燦が博物館に勤めていると嘘をついていることが判明。
親戚は、博物館の給料はいくらかだの、女優に戻れだの、勝手なことを言う。
母親は、あれだけ自慢しまくっていた唐燦が、女優として認められなかったとは言えず、大人になったら女優の仕事が嫌になって辞めた、大人は子供を無理強いできないとか、言うよ。
疲れ果てた唐燦に、親戚を送って戻って来た母親が、また酷い言葉を投げつけます。
この父親は、全く何の役にもたたんな…
リビングのソファには、毛布を被って座っている尖尖がいました。
何も言わず、その隣に座り込む唐燦。
唐燦は尖尖と一緒に、ビーズを切り出し、磨いてブレスレットを作り、子秋に教えて貰ってケーキも作って持って行ったんだね。娘の想い、水泡に帰す。
2人して、泣いちゃった瞼をスプーンで冷やしてる(笑)
尖尖も、金のネックレスより手作りのほうがいいって言っちゃってたんですと。
や、あの母の価値観を知らない尖尖がアドバイスしちゃダメだろう。李家なら喜ぶけど。
だけど話しているうちに、こちらも大ゲンカになる(^m^)
クッションで叩き合ってさ。ふふっ。だけどなんだか微笑ましいよ。
凌霄の部屋に逃げ込んだ尖尖は、唐燦に、私が見下してると言われた、芸術家とは釣り合わないと言われたと愚痴。
凌霄は笑って、事実じゃないだろ、友達同士なら真に受けるなって。おお、兄さん。
だけど、どうしても怒りが収まらない尖尖に、凌霄は言いました。
今、あることをすれば、怒りが吹っ飛ぶかも。
あり得ないと叫ぶ尖尖の頬を掴んで、試そうかと、凌霄がキスしちゃったよ。
こりゃ、途端に吹っ飛ぶわ(笑)
てか、兄さん、本当に尖尖の扱い方をよぉく分かってらっしゃる。しかも策略家。子秋に勝ち目はないよなあ、元々なかったけど。ごめん(笑)

ソファにうずくまる尖尖に、現実を直視して冷静になれ、シャワーを浴びたら、アイスを食いにって。
尖尖は自分ちに逃げてったけど、それを見て兄さん、微笑んでるわ。
レストランにいる斉家。
母親がオーダーするのを、父親は任せた、だけ、月ちゃんはスマホにかじりついてる。
自分の希望を言ったところでペシャンコにされる年月を過ごせば、そうなるのは当たり前。だけど母親は自分ばっかりメイドみたいだと、気に入らないらしい。人の意見を採用などしたこともない癖に。
案の定、あなたも注文しなさいと言われた月ちゃんが、ホタテや野菜の名前を言っても、即却下です。バカなのか、この母は。
逆らうこともすっかり諦めている父親は、好き嫌いも決めつけられているらしい。だけどそれを、一生自分に従ってくれる伴侶は最高だと言う母。
先日の見合い相手のSNSにも返信しないらしい月ちゃんに、好きな人を紹介する約束はどうしたと詰め寄り、どうせ嘘だと決めつけ、そんな小手先に騙されるものか、と、歪んだ醜い顔で言う。
今の月ちゃんにとっては、ザクザク突き刺さるナイフみたいな言葉だよね。
好かれてないのと呟くように月ちゃんが言うと、私でも好きにならないって、いやあ、酷すぎるな。
唐燦なんて、26にもなるのにフリーター、一緒にいると悪影響を受けるから、このまま実家にいて公務員試験を受けなさい、北京になど行かせない、だそうで。
さすがの月ちゃんも、顔が引き攣ってるけど、まぁだ戦わない気なのかなあ。
ちなみに、この母が報いを受けるのは、まだまだ先よ…ふぅ。
先に、子秋問題、凌霄問題の波状攻撃がやって来ます。
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