あらすじ
第21話 禁断の愛!?
「家族の名において」公式サイトより
凌霄が好きだという高校の2学年下の後輩が自分だと知った李尖尖。凌霄は尖尖に結婚して正式な家族になりたいと告白する。アトリエに避難した尖尖は、杜鵑に実は燃にフラれてしまったことを報告。一方、賀子秋は燃から尖尖と別れた話を聞き、荘北に尖尖にアタックすると宣言、どう尖尖と接すればいいか相談する。その頃、凌和平に賀梅の居場所を調べてもらった李海潮は賀梅の経営する美容サロンを訪れるが…。
第22話 母の消息
賀子秋は李海潮に李尖尖が彼氏と別れたことを報告し、尖尖と結婚したいと告げる。その頃、尖尖は先に実家の屋上にいたが、凌霄も戻ってきており、凌霄との交際については考えてみると伝える。だが、凌霄と入れ替わりに戻ってきた子秋から告白され、尖尖の頭はパニックに。翌朝、海潮は子秋に、高3の夏に賀梅が借金を返しに麺館を訪れ、今は再婚して子供がおり、市内で美容サロンを経営していることを告げる。

ネタバレ感想
昨日と同じ服のまま起きて来た尖尖(ジェンジェン)。
食卓には、唐燦(タンファン)、凌霄(リンシャオ)、子秋(ズーチウ)。
ここで、前回ラストの唐燦の凌霄へのツッコミが入った訳だ。当の尖尖がいる前で。
だけど予想に反して、唐燦も子秋も、凌霄が好きな相手が尖尖だとは気付きません。
尖尖は居たたまれなくて、席を外しちゃうのに。
みんながいなくなったのを見計らって、そっとアトリエに向かおうとした尖尖は、多分、尖尖が動き出すのを待っていた凌霄に、エレベーターで捕まります。
酔っていて何も覚えていないと、分かり易く挙動不審な尖尖に、凌霄は、すまなかった、抑えきれなくてと謝りました。
でも、分かるよな?考えておいてくれ。
私達は兄妹よ、なんていう尖尖の感情的な言い分なんか、凌霄に勝てる筈もなく。
おまえと李父さんとは、法律に裏打ちされた家族関係を築きたい、結婚すれば本当の家族になれると言われてしまう。
燃(ラン)と別れろ、別れない、で、開いたエレベーターから逃げ出した尖尖でしたが。
アトリエでも仕事にならず、実家にいる月ちゃんに電話しても、つれなくされる。
そこに、ベッタベッタしながら帰ってくる、バカップル。
実は尖尖はもう燃と別れていたらしいよ。
あの公園で写生中にキスできなかった時点で、尖尖は燃に別れを告げられてました。
だけど、尖尖は悲しむのではなく、こんなに早く振られて恥ずかしいって感情らしい。
燃のほうは、凌霄に言われた、一時の恋愛のために、魂の友を失ってもいいのか?って言葉にものすごく共感してしまったみたいだ。
恋愛ではなく遊んでるだけ、交際は友達と楽しく遊ぶのとは違う。恋人とは一緒にいるだけで楽しいものだと燃に言われて、考えちゃう尖尖。ガキだなあ。

先輩の杜鵑(ドゥージュエン)は、恋愛するとこういう感じになるよ♪を話してくれますが。
このお子ちゃまには、もっと早いうちから、そういう教育しといてくれよっ(笑)だいたいは、学生時代に理解し終えてるもんじゃない?実際の交際経験の有無に関わらず、感情の成長は。
相手が側にいるだけで安心、心が満たされると聞いた尖尖は、兄妹でもそれはあり得ると。
先輩に、ただの接触じゃない、兄がキスする?と言われて固まる尖尖。
そこにバイトが来て、片寄涼太のドラマの話を持ち出したり。
血の繋がらない兄との恋愛話のヤツね。
この2人は、尖尖と血の繋がらない兄たちの関係も…みたいな予想はしてるんでしょう。
別れた話は、カフェに行った燃から子秋に知らされ、凌霄にも、早速報告が入ります。
ニヤリと笑う凌霄は、懲りずに誘いに来た馮希希(フォンシーシー)に、好きな相手に告白した、月ちゃんではない、返事はまだだけど相手は君も知ってる、アイスをあげてたと、やっと話して撃退完了。
だけど子秋のほうもまた、尖尖にどうやってアプローチしようかと、荘北(ジュアンベイ)に相談してました。荘北が一生懸命アドバイスするけど、それは既に凌霄が、先にやっちゃってます。
思えば高校時代から、この手のことで正常な成長を遂げてるのは、凌霄だけだったよなーと思い出すわよ。尖尖も子秋も、てんでダメダメだ。
唐燦⇒荘北⇒月ちゃんルートもねえ、まだまだ続きそうだよな。
迷った挙句、凌霄に、その気持ちは誤解だと言いに行く尖尖だけど、何年も想いを熟成して来た凌霄には、当然、理屈でだって勝てやしない。
おまえは俺を拾った。俺は一生おまえのものだ。
尖尖、急いで敗走(笑)
閉店後の麵館には和平。
賀梅(ハーメイ)の消息はあっさり分かったんだって。とっくに戻っていて、2年前に美容室を開いてたんだとか。
以前子秋が外から眺めていたビルの灯りは、その美容室だったのね。
和平は海潮の携帯に住所を送ってくれました。母親だってのに、2年間、息子の状況も聞かず、どうなってると言いながら。
翌朝、尖尖の部屋のドアには、朝食は外で食べるとの張り紙。
凌霄と子秋は、2人で朝食を取りながら、互いの母親の話に。
断ち切るのに苦労している凌霄と、あちらが切ろうとしている絆をもう一度だけ繋いでみたい子秋と。
子秋はあのピンクバイクに乗って、賀梅の美容室近くの地下鉄の入り口かなあ、眺めてますね。
バイク、事故で大破したんじゃないの?修理したの?
諦めて走り出した頃、近くのバス停に、海潮が降り立ちました。
美容室で、賀梅と小さな男の子に会う海潮。
相変わらずの態度で、私に会いに来るなんて、息子は4才、とか話す賀梅。
海潮が一生懸命、子秋のわだかまりを解きたい、子秋に会って欲しいと伝えても、賀梅は頑な。
去ったのは自分のためで、戻ったのも自分のため、街で会っても、もう他人だと思ってと。

態度は冷たいけど、予想外の瞬間に、こんな顔する人なんだよねえ。
ただあの晩、タクシーを追いかけて来た子秋を、車内の賀梅は気付いていました。
急いで、運転手にスピードを上げさせた。
子秋のカフェも、実はこっそり外から覗いてた。
振り向かないで、決してと、自分に言い聞かせながら歩く賀梅。
やっぱり何か訳があるんだな、この人にも。
その子秋のカフェは、既に雲行きが怪しくなってました。コーヒー豆が足りない、電気代が引き落とせなくて、電気が消える、客はいない。
友達に戻った尖尖と燃は、ふっつーに客として来て、お互いあの交際はなかったことにしよう、なんて話してるけど。
厨房に顔を出した尖尖は、子秋が作っていたケーキのクリーム絞りを試してみることに。
尖尖の後ろから手を添える子秋よ。
凌霄は母親のことを何か言っていたかと聞く尖尖。
最初は反対したけど、突然許したと聞いて尖尖は、それはおかしい、陳婷(チェンティン)おばさんは必ず目的を遂げる人、兄さんはまだストレスをと心配します。
子秋が、凌霄に一番懐いてたお前が自分で聞けと言うと、尖尖は2人のことは平等に見てた、だって。いやあ、違うってー。凌霄のことが一番大好きだったよ。最初から。
子秋も、凌霄が胡桃をばら撒いても怒らなかったのに、俺の荷物はスーツケースに詰めて捨ててたって。ちゃーんと覚えてるんだ。や、忘れないわな、アレは。
だけど尖尖に、それは陳婷と違って賀梅が継母になりかけたからだと言われた子秋、考え込む。
夜、話があるから李家行くってのは、ソレかねえ。
夜、麺館で仲良く食事をしている尖尖と子秋を、遠くから銭(チェン)さんが眺めてました。
まぁた口出すよ、この人は(笑)
尖尖が席を外した隙に海潮を捕まえて、子秋は尖尖を溺愛してる、いっそ娘婿にしたら?て。
それは子秋の耳にも入ってる。
銭さんは、丼を持って子秋の席に座り、お母さんの居場所は?お父さんは?と。
居場所はしらない、父親からの連絡もないと子秋。
なら賀梅を忘れろと李父さんを説得してと、銭さんはまだ海潮に再婚させるのを諦めてなかった。すごいな、この人。
屋上で寝そべる尖尖のところには、凌霄。
尖尖は子秋だと思って声をかけるけど、違ってて大慌て。
凌霄に俺を避けてると言われても、返す言葉がないわな。
だけど凌霄は凌霄で、昔から俺より子秋が好きだろて、あらー、そんな勘違いをしてたか、こちらも。
いつも俺抜きだったって、それは同レベルで悪さをしてたからだよね(^m^)凌霄は2人の保護者みたいな立ち位置だったし。
麺館の閉店時間を待って、子秋は海潮に話があると切り出します。
尖尖が燃と別れたこと、子秋は尖尖が好きで結婚したいと思っていること、尖尖にはまだ伝えていないけど、先に父さんの同意を貰いたかったこと。

いやあ、昔の人ならいざ知らず、凌霄みたいに先に本人のほうだと思うんだけど。
子秋の境遇では違うのか?
でもこのやり方は、外堀から埋めようとしてるみたいで、やだな、私は。きっと先に尖尖に当たって砕ける勇気がなかったってことなんでしょうが。
海潮は、俺が反対したらどうするんだと聞きます。
賛成して貰えるまで、告白はしない。
尖尖が断ったら?
諦めない。好かれるようにもっと優しくする。
子秋を少しだけ不憫そうに見ていた海潮は、ふっと笑いました。
子供の頃、余り口数の多くなかった子秋は、親戚たちから冷淡な母親に似たんだとか、尖尖を連れて面倒を起こすから、尖尖が感化されただとか言われてたらしい。
だが、みんなは知らんと海潮。
3人の中で一番素直なのは子秋。尖尖が自分からトラブルを起こすから、子秋は心配してついて行ってただけ。尖尖から悪者にされ続けても、子秋は尖尖を庇っていた。凌霄だって尖尖に手を焼き、子秋に八つ当たりしてた。
海潮だけは、全部ちゃんと見てくれてたんだねえ。
みんな大人になったから、自分の手にはもう負えないと言いつつも、尖尖と子秋というのは、海潮にはなかなか感情が追い付かない様子。
上手くいかなかった時、一緒に鍋をつついたあの関係性に戻れるのかと、凌霄が燃に言ったみたいなことを言います。そして、兄であり続けてくれ、と。
これはさ、積極的に自分からOKなどとは言えないってのを含んだ、遠回しの拒絶では?
珍しいな、海潮にしては。
蚊に刺されて屋上から戻った尖尖と凌霄。凌霄に薬をつけて貰いつつ、俺の事を考えてみてくれと言われる尖尖。必死でいろいろと誤魔化すものの、凌霄のほうが頭がいいしね。どんどん逃げ場を塞いでくる。
知っての通り、俺は不眠症だ。考えると言われたのにまた避けられたりしたら、絶対眠れない。
自分の症状まで使ってさ(^m^)
凌霄が出て行った後、戻って来た子秋には、足にも虫刺されの薬を塗らせる尖尖。凌霄には足はやめさせたのに。んで、小兄さんのが楽だと言う。
それそれ、それが、意識していると意識していないの差なんだよ。いやーもう、中学生の恋愛見てるみたいだわ(^m^)
でもそこで、子秋が爆弾を落とします。
俺と一緒にいるのは楽なんだろ、だったら兄さんは嫌だ、彼氏になる。
途端に暴れ出す尖尖(笑)抑え込もうとする子秋。
他の男じゃ心配、俺以上に大切にするヤツはいない、俺が面倒見てやらないと、結婚すれば婿養子で家族のまま、生まれた子は俺が…
本人に何も言わないまま、どれだけ暴走するんだ、この子は。
イギリスから帰って来た時の、サプライズ暴走の二の舞だね。何も学んでいない。
父さんには話したと聞いた尖尖は、一瞬固まり、他に誰が知っているか聞きます。
海潮と荘北だけと知って、凌霄には絶対に言わないよう口止め。
んでまたここからが違う。尖尖の芸術家チックな、意味不明の言葉たちに、あっけに取られてる子秋を残して、尖尖は部屋に逃げ込みました。
ふ。この対応は凌霄には通用しないよねえ。子秋みたいに、びっくりしてフリーズなんぞしてくれないわ(笑)
さあ、困った尖尖。強制的にきちんと考えなくちゃいけない羽目になった。
でもこれくらいでないと、この子は自分を掘り下げることから逃げてただろうし、いい流れかもね。
翌朝、李家の朝食には、尖尖がいません。忙しいからと早朝出てったんですと。
パパ2人は視線を合わせ、子秋に打ち明けます。
子秋が高3の夏休み、賀梅が来て借金を返していった。でもおまえには伏せて欲しいと頼まれた。お前の母は善人ではないが悪人でもない。だからいつまでも根に持つな。
子秋は気にしてないよと返すけど、海潮は、子秋がコンパクトをいつまでも持っているから、和平に居場所を探って貰ったんだと言います。会いに行ってみた、と。
ただ、再婚していて1人子供もいた。そしてどうやら夫には、子秋のことを話していない。
恐らく、連絡しなかったのはおまえのためだ、わだかまりが深かったから。あとはお前次第。会いに行くかどうか自分で決めろ。
子秋は、自分が戻っているのを知っているのかと聞きます。
知っていると知り、じゃあ、会いたいと言ったのか、と。
固まる海潮。じゃあ、会ってなんになると子秋。
でも、黙って聞いていた凌霄は、会いに行けと言いました。
親の義務を果たす気がないなら、将来何があっても子供に頼るなと伝えろ、と。
凌霄の言葉には、めっちゃ重みがあった。みんな何も言えない。
悲しむことか?捨てられても生き延びた。自分の人生を掴み取れる。これ以上、底はない。
子秋の肩に手を置いて、凌霄は仕事に出て行きました。
強い言葉だけど、励ましだよねえ。現実から目を背けるな、自分のために対峙しろという。
バイクで街を走っていた子秋は、マクドナルドの看板の前で思い出していました。
最後に賀梅に会った日、賀梅はハンバーガーを買ってきてくれたこと。
仕事を見つけたら、迎えに来ると言って去ったこと。
あの頃の子秋にとって、生活に苦しくて追い詰められていたとはいえ、賀梅は結構いいママだったんだよね。大好きだった。だからこそ、捨てられたことが悲し過ぎた。切ない思い出だ。

何度見ても、チビ子秋が可愛すぎる。
賀梅の美容室に行く子秋だけど、賀梅は幼稚園の迎えで30分ほど留守にしていると。
子秋は、連絡先を渡して帰ります。
アトリエの尖尖。この間先輩たちの言っていたドラマ化されたマンガを大人買いしてました。
「兄に愛され過ぎて困ってます」だよね、これね。
そこに先輩が、海外進出の話が来たと飛び込んできます。
国際的な工芸品の会社から「屈託なき三者」の二次創作物の著作権を買いたいと打診があったらしい。
だけどさ、ここであのバイトの男が先輩に余計なことを囁くんだよ。
尖尖が有名になったら独立してしまうのでは?
先輩を思って言ってるって言うけど、離間策みたいなもんだよなー。
ぼーっとしながら仕事をしていた子秋は、ケーキに砂糖を入れ忘れるという、あり得ないミス。
せっかく少しいた客足も遠のくぞ?
お昼時、アトリエには凌霄が来ました。食事に行こうと。携帯が壊れているから、新しいのをついでに選んでくれと。
先輩を紹介しつつ、先輩だけど世話してるのは私よ、なんて尖尖の軽口は、あのバイトに囁かれた先輩には、小さな棘みたいにならないか?
携帯を新しくした凌霄。尖尖が設定してやってると、月ちゃんからメッセージが入ってました。
それを尖尖に確認しろと言う凌霄。いやあ、それは尖尖もイヤだろうなあ。
それでも仕方なく見てみると、キスしているのを見た、自分が勝手に誤解していただけ、数日で引っ越すから、発表はその後にして、だって。
次回は一旦、月ちゃんとぶつかるのねー。
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