蘭陵金氏
金子軒
姓・字
金子軒(ジンズーシュエン)
姓・名
通り名(号)
武器
歳華(スイフア)
曹煜辰(ツァオユーチェン)
1993.3.15 甘粛省蘭州市出身 撮影時 25才
蘭陵金氏の宗主金光善(ジングアンシャン)の嫡男。
次期宗主として誇り高くあるよう育てられており、正義感も強く、育ちの良さから来る品の良さも併せ持つ。藍氏の座学時代は、周囲から優遇されることが当たり前の傲慢さが垣間見える坊ちゃんであったが、温氏訓学を力を合わせて乗り越えた経験や、婚約者であった江厭離(ジャンイエンリー)とのやり取りなどから角が取れ、結婚後は子煩悩の愛妻家へと変貌する。
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ここからはネタバレもありの勝手なキャラ語りですので、ご注意ください。
大金持ちの煌びやかな坊ちゃまなので、孔雀男なんて言われてもいました。
そして色白眉毛ね。
色が白い上、額の辰砂のポチのお陰で、眉毛が目立つんですものー。
さて、お金持ちのお坊ちゃんは、自身が特に何もしなくても、周囲が気を遣ってお膳立てした道を、何の疑問も持たないまま歩いていれば良かった。藍氏の座学に向かう道すがらの宿屋の件は、まんまそんな感じでした。江家のみんながどうしてバタバタしているのかに、ほとんど気づいてもいないような。事実は理解していたとしても、自分達がそうしたことで相手はどうなるのか、そこから他人を思い遣るというところまでは全く考えが及んでいません。
まあ、他人のことなどどうでも良かったのでしょう。若さもあってか、ノーブルさがそういう形で出ていたみたいな。江厭離(ジャンイエンリー)は婚約者だとはいえ、この時点ではまだ、母親が勝手に決めたことだ、くらいにしか思っていなかったようですしね。
この最初の宿屋事件を思った時、余り大きな変化ではないのですが、少しずつ金子軒も変わっているんですよね。
高慢さはあるものの、元々高潔で愛情深いところも持ち合わせていたのだと思います。江厭離を意識するようになって、より人間らしさが表に出てきた感じかな。かなぁりかなぁりヘタレでしたけどね。誤解で暴言吐いちゃった後、真実を知った時の視線ウロウロもちょっと面白かったし、再婚約は今できないと江厭離に断られちゃった時も、わくわく顔から一転が、かわいそ面白かったし、公開告白に至ってはもーうもーう。
考えたら、彼はお金持ちのお坊ちゃまですが、出自や身分で相手を貶めるようなことは言ってない人なんですよね。あのヒヒ親父の子とは思えない高潔さなんですよ。師姐のスープ事件だって、彼女がそんなことをする人間かという点をすっ飛ばして誤解してしまったとはいえ、身分が低くても高尚云々という言い方をしていますし、異母兄弟の金光瑤(ジングアンヤオ)に対しても、出自で特にトゲのある対応をするでもなく阿瑤と呼び、お前が嘘をつく時は目を伏せるって理解していたりします。
ま、理解されてたほうは、だとしても使用人同様に使われてるには違いないんだから、それくらいたいしたことじゃない、ちょっと痛い目みればいいって思っての行動みたいでしたけど。
ドラマでは、今更ひとつふたつ罪が増えたって一緒って言葉で、確か明確には表現されてなかったと思いますが、この時の首謀者は別の人単独なんですよね。
あと、中国の家族に対する思いの強さって点を鑑みたとしても、個人的には魏無羨の師姐の結婚に対する干渉は行き過ぎでないの?と思ってました。スープ誤解事件で怒るのは当然だとしても、それ以外に何度も上手くいきそうなところを邪魔してますよね。師姐自身が思いを寄せているのに、アイツなんかダメだの一点張りで、師姐の心を平気でないがしろにしてたよ?
僕のおねーちゃん取られちゃうー!にしちゃ、ちょっと行き過ぎ、子軒を恨み過ぎに思えちゃいました。過剰な恨みを理不尽にぶつけられる辛さを、充分知っている人なのにな。
できればも少し早く、少しでも長く、幸せな時間を作ってあげたかったよ…
演じた曹煜辰は、若手出演者の中ではキャリアがあって、既にドラマ出演数も多かった子のようです。なのでみんなから、先輩的な意味も含めて「姐夫」だか「姐婿」だかと呼ばれていた模様。
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