あらすじ
計画が漏れたことを知った唐泛は、囚われた隋州の元へと向かう。唐泛から伝言を預かった冬児は、皇帝のいる法源寺へと走り、汪植もまた皇帝の元へ向かうため、賈逵らの力を借りて動き出す。その頃、李子龍たちは寺の門前で攻め込む機会を狙っていた。だが、物乞いの子供たちが口にする詩を聞いた青歌が彼らのあとを追うと、そこに待っていたのは唐泛だった。無念の死を遂げた父の仇を取るという青歌に、唐泛は詩に込められた真の意味を告げる。
成化十四年~都に咲く秘密~ 公式サイトより
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ネタバレ感想
牢の中にいた隋州の元に、唐泛と薛凌がやって来て、計画が漏れたことを伝えました。
陛下の元には冬児が走ります。
万安に止められていた万貴妃のところには、皇太后!
かっこよかったですねぇ。万安との会話の中で私を見くびるなみたいなことも言ってましたけど、万安にも疑念を抱いていたのかな。陛下を頼んだわよって、素敵。例えこれ以降の関係は元に戻っちゃったとしても、この場面は忘れないわ。
李子龍達に包囲されていた、法源寺の門前には汪植キッズ。物乞いを始め、ある詩を口ずさみ始めました。冬児が頼んだのはこれだったんですね。唐泛の策。その詩に覚えのあった青歌が、キッズ達を追い払う役目を買って出ます。
牢から出た隋州は武安侯府に。一番最初の事件の人ね。武安侯は恨み言を言いますが、真っ直ぐな隋州は揺らぎません。だって間違っていないもの。
でも隋州がここに来たってことは、日本人の影部隊を借りたいってことかな?
東廠の牢内にいた汪植と賈逵の所に来たの、歓意楼の女将!?うっわ、まるで別人っ。
キッズ達を追った青歌、その先には唐泛がいました。
歌っていたのは、青歌のお父さんの詩でしたか。青歌の父、劉清は、景泰帝の重臣于謙の部下だったんですね。それで固安郡主同様、成化帝を恨んでたのか。でもその実は、万安に疎まれて左遷だったんですってよ。それを皇帝のせいだと思わされてたんだ。本人が父親の詩の解釈を間違えていたとは言え、そのベースには李子龍の摺り込みですよね。
劉清は状況を恨んではいなかったけど、仇と言えるのは万安なのに、今キミ、そいつに力貸してるんだよ?っていう唐泛の説明に、ががーんってなってる。
唐泛を助けたのは、お父さんがオーバーラップしていたんですねえ。
さてこちらは、汪植の「早まるな」の声が聞こえたのに、被ってしまった丁容。
目が潤んでる。やっぱり悲願だったのかなあ。若い汪植がいるから諦めていたものが、自分の手に転がり込んでくるというのは、どれだけ深い感慨だったんだろうか。
でも背後には賈逵も、女将もいましてね。一瞬でした。
丁容を使って、尚明を呼び出す汪植。2人を背中合わせに捕縛(^m^)
賈逵はウユン達も解放に向かいます。
錦衣衛の牢には隋州の代わりに薛凌がいたんですが、体型違い過ぎるでしょうよ。しかも官服茶色だよ?気づかないってどんだけだよ、万通。つらつらと何か言い募ってますが、勝手なコンプレックスと僻みじゃん。薛凌がつかつかと歩み寄って、多分一発ぼこって(笑)失神した万通を牢に残し、令牌を失敬して出て行きました。
着々と逆転しつつありますねっ♪これで3バカの邪魔は入らないぞ。
李子龍は法源寺の前で唐泛を待っていたのか。なんで?勝ったぞって笑うため?
そういう余計な感情を挟むと、計画は狂っていくんだよ。
しびれを切らして突入すると、そこにはゆったりと歩く陛下がいました。この表現の差よ。急いている李子龍と悠然と対峙する陛下ね。
剣を向けようとした李子龍に向けて飛んできた矢は青歌。おおう!
面と向かって、李子龍に弓矢を向ける青歌です。それでも射貫くことはできないんだねえ。目くらましを使って、陛下と共に逃げます。
唐泛や陛下、汪植が集まったのは皇城の門前かな?
李子龍達が物陰に隠れて動きを待っていたところ、門が開き、皇城から出て来たのは万貴妃率いる娘子軍。それに気付いちゃった陛下、わっ、飛び出しちゃダメだようっ。
さあ、最終戦闘が始まりました。万貴妃、すんごい強いんですねえ。
それに比べて弟のテイタラク…
加勢したのは、ウユン達弓の名手4人です。
あんな中、よく狙えるもんだなあ。味方に当たりそうでヒヤヒヤする。
そこへ黒馬で現れたのは、高義将軍でした。いよっ、オシュ・テムルを成敗っ。
オイラトの兵達は将軍に膝をつきましたね。やっぱり慕われてたんだね、将軍。
遅れてやって来たのは、隋州と武安侯の影、サムライ達です。武安侯もいたかな。
ウユンの矢が李子龍の髷を射抜いたのを合図に、サムライ達が参戦。
そして、最後に立っていたのは李子龍だけとなりました。
李子龍は正面にいた陛下と万貴妃に向け小さな銃を構えますが、その背中には汪植の銃弾とウユンの矢が。ほんの指の震えだけで、あのボタンは押せたと思うのですがっ、李子龍はそのまま倒れました。
いくつから青歌は手元に置かれていたのか、李子龍にも青歌にも、互いにそれなりの情はあったみたいですねえ。
李子龍の周囲に倒れている黒装束のみなさんが、妙に姿勢良く転がってるのが変に面白かった。日本のドラマだったらきっと、もっとぐちゃぐちゃの体勢だと思うので。
それにしても、王茂蕾(ワンマオレイ)さん、素晴らしく嫌ーな役、熱演でございました~。
でもあのさなか、ほとんど退治済とはいっても、まだ李子龍はいたのに、陛下と万貴妃、完全に2人の世界だったのはどうしたもんかな。李子龍の最期など目にも入らなかったというのは、ある意味なかなかの皮肉だったんじゃないでしょうか。
李子龍を中心とした壮大な謀反騒ぎは全て解決。
高義将軍はオシュ・テムルを連れてオイラトに戻り、ボロナハルはエセンの策を継承して明との和平を選びました。3バカ達は死罪が妥当ですが、それぞれ大きな組織の長でしたからね。どんな罰を受けたかは、ぜひドラマでご確認ください。
1人だけ、万通は、お姉ちゃんにめっちゃ怒られてました(^m^)
情けなく目が点になる演技がこの方、陳威旭(チェンウェイシュ)さん、とってもお上手なんですけど、これまた突出した「目が点」演技でしたよ。
汪植は陛下に、もう1人罪人がって唐泛の名前を出しますが、陛下寛大、汪植笑顔。
陛下は軍功を上げたいと願っていた汪植に、河套での軍政長官の座を用意してくれました。
汪植の出立シーンで、唐泛はようやく汪植にお礼を言いましたね。今回のことだけじゃないんだよ。今までもいっぱい庇ってくれてたんだよー。
唐泛の言う、目下、陛下の最大の懸念はおまえだっていうの、わぁ、そっかぁ!でした。それでお互いのために都から出したのか。宦官が権力を持ち過ぎた過去の失敗は多いですしね。史実での汪直はまさにそのものでしたし。
けどここで汪植がかわいいのっ。二人に会いたくなったら?って。だよねえ、会いたくなっちゃうよねえ、これだけの苦楽を共にしたきた仲間なんだものー。唐泛のテレ隠しの顔が、ちょっ、おまぃ何言ってんだよぅって時の、ワンピースのチョッパーみたいだったね。
丁容を檻に入れて赴任先まで連れて行くって、なんか笑っちゃいましたよ。でも確かに汪植も情に脆くなりました。丁容に向かって、善良過ぎるって言ってた癖にね。けどそれを言った隋州だってそうです。これは唐泛の影響なんでしょうねえ。
それにしても、この後、どうなるんだろう、丁容。
みんな、そこ、知りたいですよね?知りたいですよね?知りたいですよねえ~!?
(どこかに向かって叫ぶ)
唐泛、隋州、冬児、ウユン、薛凌の5人で食卓を囲んだところに、裴淮が飛び込んできます。
西北の村で黒死病に似た奇病発生。病を利用した殺人かもしれない。
全員がとっとと席を立ち、荷造り。
わ~、西北の村の奇病事件、見たいですよね、見たいですよね、見たいですよねーっ。
ちなみに、汪植の赴任した「河套」というのは「黄河に包まれた場所」という意味がある地らしく、内陸部で南から北に向かって大きく蛇行している黄河に挟まれた所です。北京から見たら北西と言えなくもない。というか、そう、その周辺が北西の地なのよ、北西の地なのよおうっ。
最後がこんなに凛々しい良いお顔なんですから。
ぜひとも、シーズン2、お待ちしておりますっ。
コメント
コメント一覧 (2件)
コメント失礼します。
48話の 牢内にいた汪植と賈逵の所に来たのが誰だかわからなくて
探していたら Fun on Venus さんのサイトを見つけ スッキリしました(笑)
歓意楼で人質に取られたときに犯人をめった刺しにしていたのが伏線だったんですね!
一か月前から 初めて華流ドラマを見て
「名月記」の方逸伦 「龍の花嫁」の王润泽 にどっぷりはまり
6本目で「成化14年」に 到達しました。
他の作品とは毛色が違って 最高に良かったです!!
(でも テレビの見過ぎでもう目も頭もグシャグシャです(涙)
また おもしろい作品があったら教えてくださいね。
追伸;3人が歌う「夜阑珊」のメーキングビデオのラストが
ホントかわいくて大好きです(^^♪
遅れてきた 華fan
コメントありがとうございます。
そうなんですよ、え、コレ誰!?って思いますよね、いきなり女将メイクじゃなく出て来るんですものっ。
だけど、周辺の人達を思い浮かべても、汪植の駒としてあれだけ動ける女性って女将以外にいなくて、何度も確認して、お、女将、だよね?っていう。
人質事件の時、この人、何者?ってくらいの働きを見せてたのが伏線だったとは。てか忘れてましたよねぇ(^m^)
「成化14年」はブロマンス風味にはなってますが、そこ抜いても見どころの多い、楽しいドラマでした。
汪植役の劉耀元さんが、俳優業を引退されてしまったという話もチラッと目にしたのですが、本当なら残念です…
いい演技されてたし、続編があってもおかしくない作りだったのに。
私の場合、見る作品が偏っていて恋愛ドラマ系が少ないせいか、まだ、方逸伦さんも王润泽さんも拝見したことがなくて、ちょっと調べてみました。
U-NEXTメインで見てるので「名月記」はなかったんですが「龍の花嫁」はあったぞ。
後ほど、見てみたいと思います、楽しみ♪
とまあ、内容偏ってるブログですが、また何か参考になりそうでしたら、覗いてみてくださいねー♪