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陳情令 はじめに知っておくといいこと、心構え

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陳情令

ハマりました。
Amazonプライムビデオでいったい何周したでしょうか。50話もあるのに。
てもねえ、日本のドラマの感覚だと、最初こそ50話だとぅ!?だったのですが、見入っていくうちに、え、もう終わっちゃうーとなるんですよ、これが。ハマると。
2022年9月に入り「30日以内にプライム会員特典ではなくなる作品」にリストアップされてしまうまで、いやあ、見た見た、たんまり見た。
あ、Amazonプライムからはなくなっても、楽天TVやU-NEXTではまだまだ見られますので、これからの方もご安心ください。

「陳情令」視聴はこちらから(U-NEXT) 23.4.1現在のリンクです

U-NEXT

https://tv.rakuten.co.jp/special/theuntamed/
楽天TVさんよりお借りしています。

2022年はテレビの情報番組でも取り上げられたり、
WOWOWで日本語吹き替え版が始まったり、
公式Youtubeがコツコツと日本語版のメイキングを出し続けていたり
日本でオーケストラコンサートが開催されたり(林海先生の劇中音楽も本当に素晴らしい)
2019年の本国放映から3年経っても、ファンのみならずあちこちが動いていていました。

主演のお二人、肖戦(シャオジャン)と王一博(ワンイーボー)がこの作品で飛躍的に有名になり、今や中国人気男性俳優ランキング揃って上位、なんてところも大きいでしょう。
ブロマンス時代劇ってことで、原作もBL小説ですし、それによって云々って部分もあるようですが、そこらへんのことについては言及は避けておきます。私も原作は読んでいますし、個人的に思うところはないのですが、いろいろと難しい世界のようですので、門外漢は語らずってことで。

2022年の10月31日と2023年の1月23日に、日本語吹き替え版や中国語字幕も原文に近い詳しさに書き換えた、総まとめのようなブルーレイのコンプリートBOXが発売されます。
しかもこの発売日はそれぞれ主人公の二人、魏無羨(ウェイウーシェン)と藍忘機(ランワンジー)の誕生日。こういう細かいところまでも、手を抜かない感のある公式のお仕事、さすがです。

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▼ サムネが設定されていないようで写真は出ませんが、ドラマ公式サイトです

「陳情令」ドラマ公式サイト
「陳情令」ドラマ公式サイト 中国ファンタジー時代劇ドラマ「陳情令」公式サイト。大人気小説「魔道祖師」待望の実写化。
目次

最初に納得しておくといいこと

すぐ飛ぶ、すぐ血を吐く = そういう世界

中国のこういった時代劇に慣れない方は、どうしてこの人たち、空飛んでるんだ?とか、なんでみんな、病気とかでなく、ちょいちょい血を吐くんだ?とか、きっと思うと思うんですよ。ですが、これはもうお約束。「そういうもんなんだ」で納得してください。

こういう世界、武侠と言うらしいんですが、日本人が分かりやすい感覚で言うと、仙人修行の世界かなと思います。陳情令では、仙門(門派)、仙師という名称を使っています。

このドラマには出てこないんですが、中国の文学用語の中に「江湖」という言葉があります。武侠小説用語のようなものらしく、他の中国時代劇でもよく出てくるんですけど、そういった武術を身に着ける団体、流派の人々が所属する、ある種特殊な社会、またはその地域、の呼称なんですね。

日本で言うと、伊賀、甲賀といえば、それがどういう場所か分かる、感覚としてはそれに近い感じだね。

他のドラマでも、江湖の女だから武芸に秀でているんだとか、湖から力のある策略家を呼ぶとか、そんな表現もありました。このドラマに江湖という言葉は出てきませんが、そういった雰囲気の世界のお話ってことで良いんじゃないかと思います。

ぷはっぷはったらったら血を吐くのは、強いてたとえるなら、私たちが何かこう顔面に衝撃を受けた時とか、ノボセなどで、ちょっと体調に影響しちゃった時に、うっかり出てしまった鼻血、くらいの認識でいいのかもしれません。
知らんけど…

この世界には金丹って概念があって、体内に気を巡らせて練り上げて仙術を使うための、彼らの仙力とか霊力とかのベース、核となっています。
そういう部分に何らかの影響が及ぼされる出来事があると、喀血という状態になるんだと思うんですけどね。とにかくまー、みなさん、よく吐きます。

飛ぶのは、みんな普通に屋根の上くらいまでは素で飛んでますよね。
中国の時代劇ファンタジーはみんな飛ぶというのは、かなり有名なお話です。
ただそれも、そういった修行をしている仙門の仙師達はできるけど、普通の一般人はできないんです。エリートなんですね、彼らは。
また、長い距離等は「御剣」という技で、剣に霊力を込め、その上に乗って移動しています。これは陳情令に限らず、中国のファンタジー小説では一般的な技のようです。

とはいえ、アメリカのスーパーマンだって空飛んでますしね。
ヒーローは飛ぶ。
ファンタジーのお約束なのかもしれません。
そういえば、日本のって子供向け以外にそういうのあるのかなあ。
忍者の世界もそこまで超人的ではない気がします。

イケメンのオンパレード

このドラマは特にそうなんですけど、名前のついている登場人物と、その他のモブ達との顔面偏差値の差が大きい。大き過ぎる。
最初、出てくる人出てくる人、背が高くスタイルが良く顔も美しいので、ちょっと待って、中国ってなんかすごくない!?とびっくりしていたのですが、モブの一般人達はみんな、ふつーでした。←ごめんね。
いや、ほっとしたんですよ、むしろ。ええ。

でもまあ、これだけ若くて見栄えが良くて実力もある人達を集められるってすごいよなと思います。これも中国人口14億の凄みというべきか。

ですから、アジアのファンミーティング動画を見た時、ステージ横一列に並んだ俳優陣の煌びやかさったらなかったです。
そりゃあ、受けますよねえ。
いろんな意味で、制作陣の戦略勝ちだったんだと思います。
勿論、作品に愛を込めて、一生懸命作ったんだろうなってことも、しっかりと伝わってくる部分も含めて。

タイプの違う若いイケメン達のカタログみたいな楽しみ方もアリ。真顔。

みんな名前が複数ある

初めて中国の古装ドラマを見る方が戸惑うのは、名前がたくさんあることではないでしょうか。
慣れると呼ばれ方を見て、なるほどこの人の呼び名はコレかと、するっと入れるのですが、慣れないうちは、ぬ?違う名前で呼ばれてる?また違う?みたいな戸惑いがあるかと。

古い時代の中国には、姓名(姓と諱 いみな)のほかに字(あざな)を持つ習慣がありました。
西洋が舞台のファンタジーでも、真名を知られると操られるとか、そんな設定があったりしますよね。
中国の考え方もそれに近く、姓と諱の本名を呼ぶのは、かなり親しい間柄でないとだめだとか、目上の人には失礼に当たるだとか、いろいろとあったようです。現代中国では字の公用は廃止されています。

「忌み名」というのはこの「諱」から転じたもので、「忌む」呼ぶことをはばかられるという意味です。本名はその人の霊格と結びついているため、敬って避けるという風習。

例えば主人公の魏無羨藍忘機
魏無羨は「うぇいうーしぇん」と発音しますが、彼は魏嬰「うぇいいん」が姓名で、無羨は字なんですよね。
藍忘機は「らんわんじー」が姓と字で、藍湛「らんじゃん」が姓名。
周囲の人たちは姓と字で二人を魏無羨、藍忘機と呼びますが、この二人はお互いを魏嬰、藍湛と姓名で呼び合います。

二人には他にも、藍忘機には含光君、魏無羨には夷陵老祖なんて呼び名もあります。
含光君なんて、光源氏ですかぃっ呼び名ですよね。含光君はハングォンジュンと聞こえますが、あってるかな。夷陵老祖はイーリンラォズゥーみたいに聞こえます。

名前については別記事でまとめて一覧にでもしようかと思いますが、まずは、呼び名がそれぞれ2つくらいずつあるよと、ややこしいけどすぐに覚えるから大丈夫、と、そう理解しておいてください。

字幕版の場合、中国語音声は吹き替えである

中国の特に古装ドラマは、ワイヤーアクションが多かったり、でっかい送風機で風を送って撮っていたりするためもあってか、役者さん達のセリフはほとんどが生の声ではなく吹き替えで、中国の声優さんが声をあてています。

広い中国ですから、方言もかなりかなり地方によって違うらしく、あっちとこっちでは全く言葉が通じない、なんてことも多いらしいんですよ。日本ですらありますもんよね。俳優さん達はいわゆる標準語の訓練を受けてはいるものの、やっぱりその上手い下手はあるそうで、強いなまりが抜けない方も多いらしいんです。更に中国政府もテレビ等全国の国民に伝えるものは標準語で統一、っていう方向性を打ち出したため。
もひとつ、中国のドラマは全て厳しい政府の審査を通さないとならないので、後からセリフを変えることも多いらしいんですね。それも全て完成してからでないと審査には出せないそうなので、台詞が変わった時、口の動きに合わせるのはプロの仕事かもしれません。

最近は役者さん当人の声のものも増えてきたとかって話もどこかで見かけましたが、陳情令もセリフの声は声優さんのもので、聶懐桑(ニエホワイサン)だけは、演者ご本人、紀李(ジーリー)くんが声を当てていた模様。
ただ主役の二人も声優さん達スゴイってどこかのインタビューで言ってたみたいですね。二人によくあった声だと私も思いました。
ご本人たちの生声は、こちらでどうぞ。

中国ドラマ『陳情令』公式Youtubeより
中国ドラマ『陳情令』公式Youtubeより
公式Youtubeはメイキングもたくさんあってオススメです。

最初の1、2話はとりあえず流そう

様々最初から理解しようと思わないほうがいいかもしれません。
初見だと、本当によく分からないんですよ。登場人物も多いですしね。それで挫折してしまう方も多いそうです。
3話から見始めでもいいくらいだという意見もあるくらいですが、それでも一応最初から見ておこうかと思う方は、ご参考までに次の記事をどうぞ。

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