あらすじ
薛凌(せつりょう)が歓意楼の火攻めを命じられて困り果てていたところに唐泛が現れ、自ら賊の説得を買って出る。歓意楼の中へ入った唐泛は、隋州や汪植らと共に機転を利かせて賊たちを制圧するのだが、体内の毒が回った唐泛は、吐血して倒れてしまう。その籠城事件から1週間後、皇室の氷室を管理している孫達(そんたつ)が隋州を訪ねて来た。孫達から氷の盗難事件を捜査するよう依頼された隋州と唐泛は、現場検証を終え、闇市の売人を突き止めようとするが…。
成化十四年~都に咲く秘密~ 公式サイトより
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ネタバレ感想
結局火は使うんですね。歓意楼の前には、火の回り易い藁が運ばれてきました。
薛凌が頑張ってくれてますが、それを聞く万通ではありません。
建物の周りにぐるりと藁が敷き詰められた頃、ふらふらと唐泛がやって来て、説得に当たると申し出ました。聞く耳を持たない万通に変わって尚明が、唐殿は弁が立つと口を挟みます。これ、唐泛まで一気に片付けられるかも~♪じゃないでしょうね。
唐泛は岡持ちにお菓子を用意して貰い、薛凌から短剣をそっと貸して貰い、火が付く前に突入を頼んで、単身中に入って行きます。
外では火を放つ準備をしていると告げる唐泛に、汪植がいるのだからあり得んと李飛。うん、甘いな。中央の人間関係を知らないとはいえ、見込みが甘過ぎます。アナタ達が今相手をしているのは朝廷の魑魅魍魎、人の命なんてなんとも思ってない人達なんですよー。
朝廷が自分達をないがしろにしたって、歓意楼に侵入した時に李飛は言ってましたけど、アナタ達どころか、陛下の側近の命だって隙あらば奪おうとしてるんだもの、辺境の警備兵なんて視界にも入らない人達なんですよ。なんてこと夢にも思ってないのでしょうね。仕方ないとはいえ。
唐泛は説得を続けながら、みんなにお菓子を配り、隋州には薛凌からの短剣を渡しました。
その頃、裴淮がやりましたっ!解毒剤が2粒になってるーっ!
すごいすごい、さすが神医、裴淮先生っ。あとは唐泛が無事に戻るだけだよぅ。
歓意楼の外では、万通が点火しろと命令しますが誰も動きません。そりゃ、中に汪植がいるのに、ついでに隋州も唐泛もいるのに、火を点ける勇気ないよねえ。仕方なく万通は自分で松明に火を点け、歓意楼に向かおうとした時、丁容が、私がと松明を受け取りました。
歓意楼の正面で、丁容は松明を持ったまま振り返り、松明を掲げて手を放します。火のついた松明は、藁のない石畳の三和土の上に落ちました。
中では、外の様子を見た李游が、本当に火を点けようとしていると叫び、同時に唐泛が血を吐いてそれが李飛にかかり、驚いた李飛が唐泛に刀で切りかかろうとしたところに汪植の銃が命中し、汪植に飛び掛かる李游を隋州が殴り倒し、小弁子を捕まえた女将が簪で刺し、階段にいた仲間には賈逵の短剣が突き刺さり。
きっと全て一瞬の出来事。画面はスローが多用されていましたけど。
倒れた唐泛に隋州が駆け寄ったところで、丁容を先頭に、錦衣衛も西廠も、多分東廠もかな(どの官服だか分からないけど)、そして裴淮もやって来ました。
唐泛が目を覚まします。生きていることにふっとほほ笑んだ感じですねー。
すぐに、広川って隋州を呼びますが、返答がありません。
真っ先に隋州を呼ぶところが萌えポイントなのかもしれないんですが、私、普通にスルーしちゃってました。
あっ、今更ですけど、隋州の字は、隋広川、唐泛は、唐潤青。
屋敷の中も人気がありません。なんかこう一瞬、唐泛は亡くなっちゃってて、あの世で夢を見ているような錯覚に陥っちゃう。だって町中にも人、いないのよー。
でもいつものお店、東記を通り過ぎようとした時、中から物音が。
扉を開けると、みんなが東姐さんのところでご飯食べてましたっ。
起きたら誰もいなくて、めっちゃ心細かったところで安心したのでしょうけど、みんなに散々心配かけて起きた途端にこの罵詈雑言。この言葉は適当ではないかもしれないけど、でも今までもそうだったでしょ。唐泛のコレは、原作もそうなんでしょうか、それともドラマの脚本のせいなんでしょうか。これを「愛嬌」一言で終わらせるには無理がありませんか?私だけじゃないと思うんだけどなあ、この唐泛の脊髄反射の暴言を無ー理ー笑えなーいって思う人。聖人君子である必要なんかないのよ、でも過ぎると可愛げも吹っ飛ぶのよ。ぶつぶつ。
いつものコトだーで、落ち着いて対応してくれるみんなの心の広いコトよ。
そしてアナタ、7日も寝てたんかっ。
症状はずっと重かっただろうドゥルラが、3日よ?
お食事会は隋州の錦衣衛復帰のお祝いでした。でも小旗からなので、薛凌と同じ茶色の官服です。そして町に人がいないのは、みんな歓意楼の青歌のお披露目を見に行ってるんだろうってさ。
そこへ、皇室の氷室担当、孫達が隋州に助けを求めてやって来ました。
氷室の出入りは厳重に管理され、搬出入も全て漏れなく記録されているにも関わらず、481個もの紛失があったと。完全密室盗難事件ですねえ。次の点検までに氷が見つからなければ、孫達は処罰されます。孫達には解毒剤の副作用の時に助けて貰っていますから、なんとか解決してやりたいですよね。
唐泛は盗まれた氷が市場に出ていると見て、逆から辿ってみることにします。
さて、ラスボス陛下(違)の元には、万通と汪植が謁見中。
万通は全て自分の手柄のように報告していますが、陛下「ほぅ、火攻めを命じた者がいたとか?」だってー。こりゃ全部知ってるわ。
おまえが命じたのかと言われ、しどろもどろの万通です。そこへ現れたのは万貴妃。汪植も話を合わせて万通を庇い、万貴妃が万通を連れて行きました。
お仕置きですな♪
調子に乗ってお姉ちゃんにまで嘘八百を並べ立てる万通を、万貴妃は平手打ち一発で黙らせます。あなたは汪植に救われたのよって。もー、もっと言ってやってくださいよ。あなたの弟はあなたが思うより、もっとずぅっとクズですよ。
全てを知っている陛下は、汪植の身を案じていました。でも汪植は自分の命より、李子龍が都にいることを不安視しています。汪植の言う通り、李子龍ならきっと都のどこかに紛れ込んでいて、次の機会を虎視眈々と狙ってるよね。決して逃げ出すようなタマじゃない。
回春堂の店主から、氷は歓意楼の女将から入手したと聞き、唐泛と隋州は歓意楼に向かいます。店は中も外も、一目青歌を見ようと人が溢れていました。
女将から、氷の取り引き相手は金三といい、やり取りは全て隠語の書簡であると聞き出す2人。今度氷を買い占める予定だという女将の取り引きに同行しようとすると、女将は転んでケガをしたふりです。それを一瞬で見抜く頭の回る唐泛なのにっ、なのにさあっ。
すみません。筆者は未だ脊髄反射の暴言唐泛から抜け出せていません
替え玉策を言い出したのは自分なんでね。恨むならご自分の策を恨みなさぁい♪
でもこれで女装を施してくれた青歌と面識ができましたし。名前が出てくる人は先に何か絡んでくる訳だし。隋州のおもろい顔も見られましたし。ふふふ。
うっかり想像してしまいました。ヒゲを剃った隋州の女装姿…うわぁあぁあ
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